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第3章「海と大地の箱庭」
幕間 受け継がれし刀剣
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「シュノー、レノ。あなたたちには強くなってもらわなければなりません」
小さな氷の刀使い──シュノー・ソメイユの記憶は、とある一人の女性の言葉から始まる。幼い自分たちを預かった女神だ。
神の箱庭・キャッセリアでは、基本的に生まれた神は既に生まれている年上の神──「世話神」の元に預けられる。神には人間のように両親が存在しないからだ。
自分、そして妹のレノを預かった女神の名は、エルザ・ソレイユ。異国風の装束を身にまとう、藤納戸の長い髪とミントブルーの瞳を持っていた。そして、腰の両側にそれぞれ青と桃の刀を携えていた。
「これから先、魔物と互角に対峙できる神の数は減っていくでしょう。あなたたちを始めとしたこれからの神には、よりいっそう強くなってもらわなければならないのです」
そう言いながら、エルザは自分の刀を二人に受け継がせた。氷と炎の刀は、シュノーとレノの手に余るくらい長く、重い気さえした。
それからは戦闘訓練の連続だった。エルザは、魔物討伐のエキスパートの一人として抜擢されるレベルの戦闘力を有していた。それゆえ、彼女の辞書には手加減という単語は存在しなかった。
エルザは自分の武器を二人に渡したので、量産型の刀を二本携え戦っていた。少なくとも百年以上使い、慣れ親しんできた武器を手放しておきながら、戦闘力はほとんど衰えなかった。
「うぅ~、エルー! もう疲れたのだー! シュノーと遊ぶのだー!!」
「立ちなさい、レノ。シュノーもまだやれますね?」
「……ん。レノ、頑張ろう」
「嫌なのだー!! エルのバカああぁ!!」
シュノーは黙々とエルザから出される課題をこなしていた。その反面、レノは厳しい訓練が大の苦手で、すぐに疲れて逃げようとした。
レノにとって、シュノーは愛しい人であり恐ろしい姉だった。滅多に自分の感情を表に出さず、ほとんど笑わない。特に、エルザと刀を交える時のシュノーは、まるで目の前の敵を殺すために動く人形のようだった。
シュノーもまた、自分が妹に密かに恐れられていることを知っていた。それでも、自分の強さを求めた。
ある程度強くなったら、今度は本物の魔物を討伐するようにもなった。理性など持ち合わせない異形は、本能のままに生命を襲い、喰らおうとする。
「そこっ! 遅いですよ、レノ! シュノーも魔物に背を見せない!」
二人はエルザの指導の下、ひたすらに刀を振るった。必死だった。
その日の訓練が終わる頃には、小さく華奢な身体が黒い体液まみれになっていた。
二人はエルザの住んでいる屋敷で一緒に暮らしていた。訓練以外の用事でエルザがいないとき、留守番がてら一緒に遊ぶことがほとんどだった。
シュノーは絵を描くことが、レノは外で遊ぶことが大好きだった。正反対でありながら、二人はお互いのやりたいことに付き合って遊んでいる。不満も退屈もなかった。
そんなある日のこと。シュノーとレノが絵を描いて遊んでいたとき、エルザが帰ってきた。
「ただいま、シュノー、レノ。友人からケーキとプリンをいただいたのですが、いかがですか?」
「……うん。ケーキ食べる」
「わーい! レノはプリンを食べるのだー!」
「もちろんですよ。今から用意しますね」
エルザは、魔物に関する話題や訓練の際は厳しい人だった。刀を持つ彼女は、武の道に生きてきた麗人という印象が強い。しかし、普通の家族のように一緒に過ごす時だけは優しい女の人だった。ほんの少し料理が苦手で不器用な、それでもいたって普通の女性だった。
これが母親というものなのだろうか、とシュノーは考えていた。
おやつを食べ終え、レノはテーブルの上でうとうとしていた。エルザが肩に布をかけ、空っぽになった皿をさげる。
「レノはお疲れみたいですね。シュノーは平気ですか?」
「うん。エルザは疲れてないの?」
「私は……疲れていません。一線を退いたとはいえ、休んでいる暇はありませんからね」
「……なら、シュノーはもう少し戦う。その方がいいんでしょ?」
腰に差した刀の鞘を撫で、持ち手を握る。
シュノーの意志とは反し、エルザは黙って首を横に振った。優しい微笑みがそこにはあった。
「シュノー。確かに私は、あなたたちに強くなってほしいと言いました。ですがそれ以上に、あなたたちには幸せになってほしい」
幸せ。
神にとっての幸せとは何なのだろう、と首を傾げる。そんなものはエルザも、誰も教えてくれなかった。
きっと答えは自分で見つけるものなのだろうと、聡明な彼女は考える。
「シュノー。レノは好きですか?」
「好きだよ。どうして?」
「人間であれ神であれ、支え合いは大切です。二人で助け合って生きてください。そして、いずれあなたに友人と呼べる存在ができたら……その子を助けなさい」
厳格で強い、尊き神。それがシュノーから見たエルザだった。
三人で過ごす日々は、魔物と隣り合わせでありながら尊いものだった。
シュノーとレノが生まれて十年ほどが経過した頃。エルザは、突然この世を去った。
原因は病気だった。神は人間よりも身体が強く、ほとんど病気を発症することはない。それなのに、魔物を倒し続けてきたエルザは病で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまった。
泣くに泣けなかったシュノーの代わりとなるように、レノは何日もの間泣き喚いた。訓練の時はあれだけ嫌がっていたのに────不思議だった。
育て親に等しい「世話神」を失った二人は、まもなくとある施設に入れられた。そこは人間でいう孤児院と学校が融合したような場所──グレイスガーデン。
周辺の同い年の幼い神たちに比べ、二人は魔物と接する機会が多かった。グレイスガーデンに入っても、最初から浮いているのは変わらない。それでも友達と呼べる存在ができたのは本当に幸運であった。
刀を手放すことなく、二人は生き続けていた。それなのに────再び悲劇が襲いかかった。
ある日、外で遊んでいたレノが魔物に襲われ、意識を失ったまま起き上がらなくなった。
シュノーは一人、レノを抱えて大通りへ走った。最高神の住まう「白の宮殿」付近に、一つ白い建物が存在する。そこは、神が運営する神の診療所だった。
診察結果を聞いた際、シュノーは現実を直視したくないと強く思った。
「お前さんの妹は、ある病気を発症した。それも、お前さんの亡き世話神……エルザの死因と同じだ」
診察所を担当する神から告げられた、残酷な真実。
黒幽病────神が唯一患い、未だに明確な治療法のない謎の病。それがレノを昏睡状態に陥らせた原因だった。
レノは魔物に襲われたことでこうなった。つまり、エルザが死んだのもレノが意識を失ったのも、すべて魔物に原因があるとシュノーは考えた。
(こんなことになってしまったのは……シュノーが……弱かったせいだ……)
魔物を滅ぼせば、すべての生命が救われる。レノは目覚めると信じていた。エルザがいない今、自分しか魔物を圧倒できる者はいないと思い込むようになった。
「シュノー、少し大きくなったのだ?」
「そうかもね。仕方ないよ、三十年も経ったもん」
何度も何度も目覚めぬ妹の元に通っては、命じられるままに魔物を倒す。そんな苦痛な日々は、レノの目覚めとともに終わった。
それまで、シュノーはほとんど一人で魔物を倒し続けていた。孤独でい続けていた。当たり前のように妹と遊んでいたのが夢だと思えるくらいに。
「そういえば、アルとノンはどうしてるのだ?」
「レノが眠ってる間に、二人とも大人の神になったよ。今から会いに行く?」
「行くのだ! レノ、みんなと遊びたいのだ!」
悲劇の前と変わらぬ無邪気さを見て、思わず笑みをこぼした。
もう、独りで苦しむ必要はない。シュノーはそう確信しきっていた。
なのに────そんな二人を、さらなる悲劇が襲った。
「見つけたぜ。強そうな神」
全身が黒くて背の高い、黒い鎌を持つ男だ。
ああ、自分たちには安寧が訪れることなどないのか────シュノーは半ば、絶望していた。
小さな氷の刀使い──シュノー・ソメイユの記憶は、とある一人の女性の言葉から始まる。幼い自分たちを預かった女神だ。
神の箱庭・キャッセリアでは、基本的に生まれた神は既に生まれている年上の神──「世話神」の元に預けられる。神には人間のように両親が存在しないからだ。
自分、そして妹のレノを預かった女神の名は、エルザ・ソレイユ。異国風の装束を身にまとう、藤納戸の長い髪とミントブルーの瞳を持っていた。そして、腰の両側にそれぞれ青と桃の刀を携えていた。
「これから先、魔物と互角に対峙できる神の数は減っていくでしょう。あなたたちを始めとしたこれからの神には、よりいっそう強くなってもらわなければならないのです」
そう言いながら、エルザは自分の刀を二人に受け継がせた。氷と炎の刀は、シュノーとレノの手に余るくらい長く、重い気さえした。
それからは戦闘訓練の連続だった。エルザは、魔物討伐のエキスパートの一人として抜擢されるレベルの戦闘力を有していた。それゆえ、彼女の辞書には手加減という単語は存在しなかった。
エルザは自分の武器を二人に渡したので、量産型の刀を二本携え戦っていた。少なくとも百年以上使い、慣れ親しんできた武器を手放しておきながら、戦闘力はほとんど衰えなかった。
「うぅ~、エルー! もう疲れたのだー! シュノーと遊ぶのだー!!」
「立ちなさい、レノ。シュノーもまだやれますね?」
「……ん。レノ、頑張ろう」
「嫌なのだー!! エルのバカああぁ!!」
シュノーは黙々とエルザから出される課題をこなしていた。その反面、レノは厳しい訓練が大の苦手で、すぐに疲れて逃げようとした。
レノにとって、シュノーは愛しい人であり恐ろしい姉だった。滅多に自分の感情を表に出さず、ほとんど笑わない。特に、エルザと刀を交える時のシュノーは、まるで目の前の敵を殺すために動く人形のようだった。
シュノーもまた、自分が妹に密かに恐れられていることを知っていた。それでも、自分の強さを求めた。
ある程度強くなったら、今度は本物の魔物を討伐するようにもなった。理性など持ち合わせない異形は、本能のままに生命を襲い、喰らおうとする。
「そこっ! 遅いですよ、レノ! シュノーも魔物に背を見せない!」
二人はエルザの指導の下、ひたすらに刀を振るった。必死だった。
その日の訓練が終わる頃には、小さく華奢な身体が黒い体液まみれになっていた。
二人はエルザの住んでいる屋敷で一緒に暮らしていた。訓練以外の用事でエルザがいないとき、留守番がてら一緒に遊ぶことがほとんどだった。
シュノーは絵を描くことが、レノは外で遊ぶことが大好きだった。正反対でありながら、二人はお互いのやりたいことに付き合って遊んでいる。不満も退屈もなかった。
そんなある日のこと。シュノーとレノが絵を描いて遊んでいたとき、エルザが帰ってきた。
「ただいま、シュノー、レノ。友人からケーキとプリンをいただいたのですが、いかがですか?」
「……うん。ケーキ食べる」
「わーい! レノはプリンを食べるのだー!」
「もちろんですよ。今から用意しますね」
エルザは、魔物に関する話題や訓練の際は厳しい人だった。刀を持つ彼女は、武の道に生きてきた麗人という印象が強い。しかし、普通の家族のように一緒に過ごす時だけは優しい女の人だった。ほんの少し料理が苦手で不器用な、それでもいたって普通の女性だった。
これが母親というものなのだろうか、とシュノーは考えていた。
おやつを食べ終え、レノはテーブルの上でうとうとしていた。エルザが肩に布をかけ、空っぽになった皿をさげる。
「レノはお疲れみたいですね。シュノーは平気ですか?」
「うん。エルザは疲れてないの?」
「私は……疲れていません。一線を退いたとはいえ、休んでいる暇はありませんからね」
「……なら、シュノーはもう少し戦う。その方がいいんでしょ?」
腰に差した刀の鞘を撫で、持ち手を握る。
シュノーの意志とは反し、エルザは黙って首を横に振った。優しい微笑みがそこにはあった。
「シュノー。確かに私は、あなたたちに強くなってほしいと言いました。ですがそれ以上に、あなたたちには幸せになってほしい」
幸せ。
神にとっての幸せとは何なのだろう、と首を傾げる。そんなものはエルザも、誰も教えてくれなかった。
きっと答えは自分で見つけるものなのだろうと、聡明な彼女は考える。
「シュノー。レノは好きですか?」
「好きだよ。どうして?」
「人間であれ神であれ、支え合いは大切です。二人で助け合って生きてください。そして、いずれあなたに友人と呼べる存在ができたら……その子を助けなさい」
厳格で強い、尊き神。それがシュノーから見たエルザだった。
三人で過ごす日々は、魔物と隣り合わせでありながら尊いものだった。
シュノーとレノが生まれて十年ほどが経過した頃。エルザは、突然この世を去った。
原因は病気だった。神は人間よりも身体が強く、ほとんど病気を発症することはない。それなのに、魔物を倒し続けてきたエルザは病で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまった。
泣くに泣けなかったシュノーの代わりとなるように、レノは何日もの間泣き喚いた。訓練の時はあれだけ嫌がっていたのに────不思議だった。
育て親に等しい「世話神」を失った二人は、まもなくとある施設に入れられた。そこは人間でいう孤児院と学校が融合したような場所──グレイスガーデン。
周辺の同い年の幼い神たちに比べ、二人は魔物と接する機会が多かった。グレイスガーデンに入っても、最初から浮いているのは変わらない。それでも友達と呼べる存在ができたのは本当に幸運であった。
刀を手放すことなく、二人は生き続けていた。それなのに────再び悲劇が襲いかかった。
ある日、外で遊んでいたレノが魔物に襲われ、意識を失ったまま起き上がらなくなった。
シュノーは一人、レノを抱えて大通りへ走った。最高神の住まう「白の宮殿」付近に、一つ白い建物が存在する。そこは、神が運営する神の診療所だった。
診察結果を聞いた際、シュノーは現実を直視したくないと強く思った。
「お前さんの妹は、ある病気を発症した。それも、お前さんの亡き世話神……エルザの死因と同じだ」
診察所を担当する神から告げられた、残酷な真実。
黒幽病────神が唯一患い、未だに明確な治療法のない謎の病。それがレノを昏睡状態に陥らせた原因だった。
レノは魔物に襲われたことでこうなった。つまり、エルザが死んだのもレノが意識を失ったのも、すべて魔物に原因があるとシュノーは考えた。
(こんなことになってしまったのは……シュノーが……弱かったせいだ……)
魔物を滅ぼせば、すべての生命が救われる。レノは目覚めると信じていた。エルザがいない今、自分しか魔物を圧倒できる者はいないと思い込むようになった。
「シュノー、少し大きくなったのだ?」
「そうかもね。仕方ないよ、三十年も経ったもん」
何度も何度も目覚めぬ妹の元に通っては、命じられるままに魔物を倒す。そんな苦痛な日々は、レノの目覚めとともに終わった。
それまで、シュノーはほとんど一人で魔物を倒し続けていた。孤独でい続けていた。当たり前のように妹と遊んでいたのが夢だと思えるくらいに。
「そういえば、アルとノンはどうしてるのだ?」
「レノが眠ってる間に、二人とも大人の神になったよ。今から会いに行く?」
「行くのだ! レノ、みんなと遊びたいのだ!」
悲劇の前と変わらぬ無邪気さを見て、思わず笑みをこぼした。
もう、独りで苦しむ必要はない。シュノーはそう確信しきっていた。
なのに────そんな二人を、さらなる悲劇が襲った。
「見つけたぜ。強そうな神」
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