18 / 21
第18話 Blissful Wizzard # 420
しおりを挟む
物音一つしない冷たく静まり返った通路に、コツコツと警備隊の靴音が迫って来る。隣の独居の前で靴音が止まると、狂ったように檻の中の囚人を叱責した。
「コラッガキーッ! 何テメー体動かしてんだ! 今は運動時間じゃねーだろが! 」
「ウッセンだよブタ野郎……! 」
「何だこのガキャー、ナメてんのかこの野郎! 運動止めねーと保護房へブチ込むぞテメーッ! 」
隣の独居からは息を切らせながら、「チッ……」と、舌打ちの音が聞こえて静まり返り、警備隊の靴音は遠ざかって行った。
川越少年刑務所へ移送されて早々、巴は刑務官に反抗したとして処遇棟へ連行される。
入所時、巴は手錠を掛けられロープで数珠繋ぎで少刑の門をくぐると、いきなり意味無く高圧的な威圧を繰り返す刑務官達に囚人服に着替えさせられ、自分の名前と称呼番号の書かれたバッチを胸に付けられる。そして私物が領地されると、一列に整列させられて点呼を取られた。
この時、余りにも芝居がかった軍隊みたく、バカみたいな大声で何度も点呼を取らされるのに呆気にとられた巴の表情が、目敏く刑務官に見付かり、巴は激しく叱責される。
「何だお前そのフザケた面は、ナメてんのかこのガキ! 指先を真っ直ぐ伸ばして両手を体側に付けろ! 気を付けー! ぶぅわぁんごぅぅぅう! 」
「420番……! 」
そう、俺に官が付けた囚人番号は420……、これなら俺も忘れる事がねーぜ!
しかしエゲツなく欲求不満なのか本気でイっちゃてるのか知れないが? ドでかくアホっぽい帽子を頭に乗せたゴリラなテンションのゾンビ達はどうしても、何が何でも俺を屈服させたい様子で、タバコのヤニくせー面を俺の顔ギリに近付け、マジでキスする寸前。ワザと唾を俺の顔に飛ばしまくっては鼻の穴をおっぴろげた。そして慣れない俺の動作の揚げ足を取っては、汚く罵り続ける。
何ていうか、こうゆう環境に俺って突入すると、妙にテンションが昔から上がってしまう悪い癖がある。売り言葉に買い言葉ってやつで、俺もゴリラとテンションを合わせてしまった。
「お前何だそのフザケた顔は! 」
「フザケてなんかいませんよ」
「フザケてるって顔に書いてあんだよ! 」
「さぁー、俺の顔のどこにそんな事が書いてあるんですか? 」
「テメーの面に書いてあんだよハッキリとよーっの野郎! 」
「へーっ、俺の顔のどこに何がハッキリと書いてあんのか、アンタちゃんと説明出来んだろーなー! 」
「何お前? 反抗……? 」
「えっ……? 」
突然警報ベルがけたたましく鳴り響くと、何処からともなく無数の靴音が迫って来る。
呆然と立ち尽くす巴は、あっという間に警備隊に囲まれて揉みくちゃにされると、ゾンビたち数人に力任せに手足を引っ張られ、抵抗するこ事のできない飛行機と呼ばれるマヌケな宙吊り状態にさせられると、そのまま死体が運ばれて行くように、暗く冷たい通路の先へ連れて行かれ、保護房へ放り込まれた。
手垢か血糊か赤茶色く汚れた壁が際立ち、その上に無機質に赤く点灯した監視カメラが巴を見据えている。薄明るい照明で窓は無く、耳障りな換気扇の音だけが虚ろな空間に響きわたっている。
それに、どうしたらこんなに汚せるのだろうという、衝立もない和式便器が据えられている。見た目の予想を裏切らない悪臭が、監房に染み付いていた。
監視カメラに巴は手を振ると、冷たい床の中央で結跏趺坐を組み、噎せ返る悪臭に遠くアジアのスラムを思いだす。あのゲットーに比べればまだマシかと、巴は失笑して目を閉じる。
分厚い鉄の扉の鍵穴がガチャガチャと大きな音を立てて扉が開き、巴は取り調べ室へ連行された。
例の頭に乗せたアホっぽい帽子に金線がグルリと1本入って、よりいっそうアホっぽさが増した残念な不能顔のメガネのオッサンに取り調べを受ける。
「何故反抗した? 」
「反抗したつもりではありません。自分の顔にフザケてるとハッキリ書いてあると言われましたので、それでは自分の顔の何処にそんなフザケたことが書いてあるのかと聞き返しただけです。そう申しますのも、自分の顔にフザケてるなどとハッキリ書いてあっては、これからの獄中生活に多大な支障を来たしますゆえ、恐れながら自分の顔のどのあたりにフザケているとハッキリと書かれているのかを、是非ともお教え願いたいと、心から……」
「もういい! 」
ロウの仮面を被ったかのような無表情の金線に、巴は話を止められる。
「分かった、お前の顔には何も書いてない。以上! 」
取り調べは呆気なく終わり、巴はそのまま処遇棟3階の独居房へ入れられ、その日はそこで一夜を明かす。
畳3畳程の独房には鉄格子の嵌った小さな窓は有ったが、窓の外には斜めにパネルのブラインドが貼られていて、外の景色を楽しむことは出来なかった。異様にカビ臭い湿った煎餅布団に、黒く垢がコベリ付いたカスカスの枕。便器はいちよう洋式だが、悪臭と汚れ具合は保護房とたいして変わらない。それでも私物を置く小さな棚と小机とペラペラの座布団が有り、小さな洗面台も付いていた。建物が古いせいかまるで戦前の牢獄にでもブチ込まれたようで、東南アジアで戦勝国に捕まった哀れな日本兵の気分で就寝する。
次の日、起床、点呼、朝食を済ませて暫くすると突然扉が開けられ、「出房! 」と言う号令が通路に響き渡る。
サンダルを履いて廊下に出ると、今朝警備隊に食って掛かった隣の房の男と初めて顔を合わせた。
檻の中で鍛え上げたらしい引き締まった体の胸に付けられたバッチには、黒須と名前が書いてある。
軽く会釈して隣に並ぶと、黒須はふてぶてしくもカミソリのような鋭い眼光で、黙って目配せをした。
「気を付け! 左向け左! 前へ進め! 」
号令の合図で通路を中央階段の方へ進むと、同じ囚人が7人整列していた。警備隊は相変わらず高圧的に後ろへ並べと命令し、点呼を取られる。
隊列を組んで1階まで降りると、外にある高いコンクリートの壁で放射状に仕切られた狭い運動場へ、3人ずつ押し込められる。
巴は隣の房の黒須と、なぜか聖書を手に持つことを許可されているらしい、イオと書かれたバッチを胸に付けた背の高いスレンダーな黒人と檻の中へ入れられ、すぐに黒須が声を掛けてきた。
「ブタどもに反抗したのか? 」
「フザケてるって顔に書いてあるって言われてね」
「それウケんなー、まぁブタに反抗すっとブチ込まれっからなコッチへ、でも1週間で戻されるよ」
「戻されるって、何処へ? 」
「何処って教訓だよ、まだ教育訓練受けてねーんだろ? 」
「教育訓練……? 」
「そう教訓。ほら、聞こえるだろ! 」
鋭い目付きで黒須が自分の耳を指で指す。裏返る程の大声で自分の囚人番号を叫びながら、軍隊の行進の練習を繰り返す囚人たちの声が、堀に囲まれた少刑の空へと虚しく響き渡っていた。
何故に、軍隊の行進の練習が必要なのだろうか……?
壁に寄り掛かって爪を切っていた黒人のイオは、頭上に張り巡らされたキャットウォークから監視する警備隊に、しゃがんで爪を切れとジェスチャーされるのをシカトして、立ったまま爪を切っていた。巴はイオが脇に抱えた聖書が気に掛かると、警備隊の叱責が飛ぶ。
「オイお前! 壁に寄り掛かって爪切ってんじゃねーよ! しゃがんでやれ! 」
ゆっくりとした動作で足を折り曲げ、イオは地べたにしゃがみ込んで言う。
「OK! Slave Driver ……! 」
「お前英語でもの言ってんじゃねーよ! 日本語分かってるくせによー、どうせ悪口だろこの野郎! 」
警備隊はそう吐き捨てると、苦笑いを浮かべて歩いて行った。
巴は頭の中で、別に悪口じゃない、的を得た真実だ。Slave Driver、奴らにピッタリじゃねーか。巴はイオを見据えると、思わずイオにギリで聞こえるぐらいの声で Wailers の歌詞を歌う。
「Slave Driver The Table is turned Catch Fire ……」
爪を切る手を止めたイオは、大きく広げた目で巴を見据える。そして Peter Tosh のコーラスのような綺麗なファルセットで、歌詞の続きを歌った。
「Catch a Fire So you can` t Get Burned ……」
すると警備隊がすっ飛んで来て、厚い金網で出来た檻の入口の扉を蹴り上げて怒鳴り散らしす。
「なにうた歌ってんだこ野郎! ここはカラオケスBOXじゃねんだぞ! ふざけてんじゃねーぞお前ら! 」
黒須が扉を蹴り上げた警備隊を鋭い目で睨み付けて、食ってかかる。
「ウッセンだよこのブタ野郎……! 」
「何だとテメー、もっぺん言ってみろこのヤロー! 」
「なんべんでも言ってやるよこのブタがぁ! 」
イオは警備隊と黒須の言い争いも意に介さず、ゆっくりと立ち上がって巴に近付くと、脇に抱えた聖書を掲げて言う。
「救世主は現われない、 バイブルの中ではBlack Jewsは消されている……」
「コラッガキーッ! 何テメー体動かしてんだ! 今は運動時間じゃねーだろが! 」
「ウッセンだよブタ野郎……! 」
「何だこのガキャー、ナメてんのかこの野郎! 運動止めねーと保護房へブチ込むぞテメーッ! 」
隣の独居からは息を切らせながら、「チッ……」と、舌打ちの音が聞こえて静まり返り、警備隊の靴音は遠ざかって行った。
川越少年刑務所へ移送されて早々、巴は刑務官に反抗したとして処遇棟へ連行される。
入所時、巴は手錠を掛けられロープで数珠繋ぎで少刑の門をくぐると、いきなり意味無く高圧的な威圧を繰り返す刑務官達に囚人服に着替えさせられ、自分の名前と称呼番号の書かれたバッチを胸に付けられる。そして私物が領地されると、一列に整列させられて点呼を取られた。
この時、余りにも芝居がかった軍隊みたく、バカみたいな大声で何度も点呼を取らされるのに呆気にとられた巴の表情が、目敏く刑務官に見付かり、巴は激しく叱責される。
「何だお前そのフザケた面は、ナメてんのかこのガキ! 指先を真っ直ぐ伸ばして両手を体側に付けろ! 気を付けー! ぶぅわぁんごぅぅぅう! 」
「420番……! 」
そう、俺に官が付けた囚人番号は420……、これなら俺も忘れる事がねーぜ!
しかしエゲツなく欲求不満なのか本気でイっちゃてるのか知れないが? ドでかくアホっぽい帽子を頭に乗せたゴリラなテンションのゾンビ達はどうしても、何が何でも俺を屈服させたい様子で、タバコのヤニくせー面を俺の顔ギリに近付け、マジでキスする寸前。ワザと唾を俺の顔に飛ばしまくっては鼻の穴をおっぴろげた。そして慣れない俺の動作の揚げ足を取っては、汚く罵り続ける。
何ていうか、こうゆう環境に俺って突入すると、妙にテンションが昔から上がってしまう悪い癖がある。売り言葉に買い言葉ってやつで、俺もゴリラとテンションを合わせてしまった。
「お前何だそのフザケた顔は! 」
「フザケてなんかいませんよ」
「フザケてるって顔に書いてあんだよ! 」
「さぁー、俺の顔のどこにそんな事が書いてあるんですか? 」
「テメーの面に書いてあんだよハッキリとよーっの野郎! 」
「へーっ、俺の顔のどこに何がハッキリと書いてあんのか、アンタちゃんと説明出来んだろーなー! 」
「何お前? 反抗……? 」
「えっ……? 」
突然警報ベルがけたたましく鳴り響くと、何処からともなく無数の靴音が迫って来る。
呆然と立ち尽くす巴は、あっという間に警備隊に囲まれて揉みくちゃにされると、ゾンビたち数人に力任せに手足を引っ張られ、抵抗するこ事のできない飛行機と呼ばれるマヌケな宙吊り状態にさせられると、そのまま死体が運ばれて行くように、暗く冷たい通路の先へ連れて行かれ、保護房へ放り込まれた。
手垢か血糊か赤茶色く汚れた壁が際立ち、その上に無機質に赤く点灯した監視カメラが巴を見据えている。薄明るい照明で窓は無く、耳障りな換気扇の音だけが虚ろな空間に響きわたっている。
それに、どうしたらこんなに汚せるのだろうという、衝立もない和式便器が据えられている。見た目の予想を裏切らない悪臭が、監房に染み付いていた。
監視カメラに巴は手を振ると、冷たい床の中央で結跏趺坐を組み、噎せ返る悪臭に遠くアジアのスラムを思いだす。あのゲットーに比べればまだマシかと、巴は失笑して目を閉じる。
分厚い鉄の扉の鍵穴がガチャガチャと大きな音を立てて扉が開き、巴は取り調べ室へ連行された。
例の頭に乗せたアホっぽい帽子に金線がグルリと1本入って、よりいっそうアホっぽさが増した残念な不能顔のメガネのオッサンに取り調べを受ける。
「何故反抗した? 」
「反抗したつもりではありません。自分の顔にフザケてるとハッキリ書いてあると言われましたので、それでは自分の顔の何処にそんなフザケたことが書いてあるのかと聞き返しただけです。そう申しますのも、自分の顔にフザケてるなどとハッキリ書いてあっては、これからの獄中生活に多大な支障を来たしますゆえ、恐れながら自分の顔のどのあたりにフザケているとハッキリと書かれているのかを、是非ともお教え願いたいと、心から……」
「もういい! 」
ロウの仮面を被ったかのような無表情の金線に、巴は話を止められる。
「分かった、お前の顔には何も書いてない。以上! 」
取り調べは呆気なく終わり、巴はそのまま処遇棟3階の独居房へ入れられ、その日はそこで一夜を明かす。
畳3畳程の独房には鉄格子の嵌った小さな窓は有ったが、窓の外には斜めにパネルのブラインドが貼られていて、外の景色を楽しむことは出来なかった。異様にカビ臭い湿った煎餅布団に、黒く垢がコベリ付いたカスカスの枕。便器はいちよう洋式だが、悪臭と汚れ具合は保護房とたいして変わらない。それでも私物を置く小さな棚と小机とペラペラの座布団が有り、小さな洗面台も付いていた。建物が古いせいかまるで戦前の牢獄にでもブチ込まれたようで、東南アジアで戦勝国に捕まった哀れな日本兵の気分で就寝する。
次の日、起床、点呼、朝食を済ませて暫くすると突然扉が開けられ、「出房! 」と言う号令が通路に響き渡る。
サンダルを履いて廊下に出ると、今朝警備隊に食って掛かった隣の房の男と初めて顔を合わせた。
檻の中で鍛え上げたらしい引き締まった体の胸に付けられたバッチには、黒須と名前が書いてある。
軽く会釈して隣に並ぶと、黒須はふてぶてしくもカミソリのような鋭い眼光で、黙って目配せをした。
「気を付け! 左向け左! 前へ進め! 」
号令の合図で通路を中央階段の方へ進むと、同じ囚人が7人整列していた。警備隊は相変わらず高圧的に後ろへ並べと命令し、点呼を取られる。
隊列を組んで1階まで降りると、外にある高いコンクリートの壁で放射状に仕切られた狭い運動場へ、3人ずつ押し込められる。
巴は隣の房の黒須と、なぜか聖書を手に持つことを許可されているらしい、イオと書かれたバッチを胸に付けた背の高いスレンダーな黒人と檻の中へ入れられ、すぐに黒須が声を掛けてきた。
「ブタどもに反抗したのか? 」
「フザケてるって顔に書いてあるって言われてね」
「それウケんなー、まぁブタに反抗すっとブチ込まれっからなコッチへ、でも1週間で戻されるよ」
「戻されるって、何処へ? 」
「何処って教訓だよ、まだ教育訓練受けてねーんだろ? 」
「教育訓練……? 」
「そう教訓。ほら、聞こえるだろ! 」
鋭い目付きで黒須が自分の耳を指で指す。裏返る程の大声で自分の囚人番号を叫びながら、軍隊の行進の練習を繰り返す囚人たちの声が、堀に囲まれた少刑の空へと虚しく響き渡っていた。
何故に、軍隊の行進の練習が必要なのだろうか……?
壁に寄り掛かって爪を切っていた黒人のイオは、頭上に張り巡らされたキャットウォークから監視する警備隊に、しゃがんで爪を切れとジェスチャーされるのをシカトして、立ったまま爪を切っていた。巴はイオが脇に抱えた聖書が気に掛かると、警備隊の叱責が飛ぶ。
「オイお前! 壁に寄り掛かって爪切ってんじゃねーよ! しゃがんでやれ! 」
ゆっくりとした動作で足を折り曲げ、イオは地べたにしゃがみ込んで言う。
「OK! Slave Driver ……! 」
「お前英語でもの言ってんじゃねーよ! 日本語分かってるくせによー、どうせ悪口だろこの野郎! 」
警備隊はそう吐き捨てると、苦笑いを浮かべて歩いて行った。
巴は頭の中で、別に悪口じゃない、的を得た真実だ。Slave Driver、奴らにピッタリじゃねーか。巴はイオを見据えると、思わずイオにギリで聞こえるぐらいの声で Wailers の歌詞を歌う。
「Slave Driver The Table is turned Catch Fire ……」
爪を切る手を止めたイオは、大きく広げた目で巴を見据える。そして Peter Tosh のコーラスのような綺麗なファルセットで、歌詞の続きを歌った。
「Catch a Fire So you can` t Get Burned ……」
すると警備隊がすっ飛んで来て、厚い金網で出来た檻の入口の扉を蹴り上げて怒鳴り散らしす。
「なにうた歌ってんだこ野郎! ここはカラオケスBOXじゃねんだぞ! ふざけてんじゃねーぞお前ら! 」
黒須が扉を蹴り上げた警備隊を鋭い目で睨み付けて、食ってかかる。
「ウッセンだよこのブタ野郎……! 」
「何だとテメー、もっぺん言ってみろこのヤロー! 」
「なんべんでも言ってやるよこのブタがぁ! 」
イオは警備隊と黒須の言い争いも意に介さず、ゆっくりと立ち上がって巴に近付くと、脇に抱えた聖書を掲げて言う。
「救世主は現われない、 バイブルの中ではBlack Jewsは消されている……」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【完結】雨上がり、後悔を抱く
私雨
ライト文芸
夏休みの最終週、海外から日本へ帰国した田仲雄己(たなか ゆうき)。彼は雨之島(あまのじま)という離島に住んでいる。
雄己を真っ先に出迎えてくれたのは彼の幼馴染、山口夏海(やまぐち なつみ)だった。彼女が確実におかしくなっていることに、誰も気づいていない。
雨之島では、とある迷信が昔から吹聴されている。それは、雨に濡れたら狂ってしまうということ。
『信じる』彼と『信じない』彼女――
果たして、誰が正しいのだろうか……?
これは、『しなかったこと』を後悔する人たちの切ない物語。
ある家族と戦争のニュース
寸陳ハウスのオカア・ハン
現代文学
2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始した。
これはそのニュースが報道されてから数日後の、日本のある家族の一日を描く物語である。
*一部、実際の情勢とは違う形で話が展開しますが、これは作者が想定する最悪のシナリオを反映させたためになります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる