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外見をいじることの責任
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「社長が……社長が……」
通報を受け、警察車両がオフィスビルの前に停まった。
警部が、オフィス内に入るとそこには、顔の原型が見えないくらいの刺し傷で覆われ、倒れている女性と、周りで泣いている、三人の女性の姿があった。
警部は、三人が落ち着きを取り戻してきたころ、事情聴取を始めた。
「お名前と、現場発見時の様子についてお教えいただけますか?」
「はい、私は、高橋美紀といいます。私が外回りから、このオフィス内に戻ってきたとき、社長が亡くなっているのを見つけ、パニックになって叫び声をあげ、その声を聞いて、同僚の二人の、こちらの斎藤由美と、高橋美紀が駆けつけてきたというかたちです」
「なるほど……」
刑事が、警部のもとに駆け付けてきた。
「亡くなったのは、このオフィスビルで働いている社長、佐藤裕子さん。死因は、顔を複数回刺されたことによる出血死だそうです」
すると鑑識が、警部のもとに駆け付けてきた。
「警部! 自販機横のごみ箱から見つかった刃物から、佐藤裕子さんの血痕と、高橋美紀さんの指紋が検出されました!」
「どういうことか話してもらいましょうか? 高橋美紀さん?」
警部が詰め寄ると、観念したのか、美紀は話し出した。
「あいつに……社長に……馬鹿にされていたんです。見た目のことで……顔が汚いとか言われて……許せなかった……」
高橋美紀は逮捕された。
通報を受け、警察車両がオフィスビルの前に停まった。
警部が、オフィス内に入るとそこには、顔の原型が見えないくらいの刺し傷で覆われ、倒れている女性と、周りで泣いている、三人の女性の姿があった。
警部は、三人が落ち着きを取り戻してきたころ、事情聴取を始めた。
「お名前と、現場発見時の様子についてお教えいただけますか?」
「はい、私は、高橋美紀といいます。私が外回りから、このオフィス内に戻ってきたとき、社長が亡くなっているのを見つけ、パニックになって叫び声をあげ、その声を聞いて、同僚の二人の、こちらの斎藤由美と、高橋美紀が駆けつけてきたというかたちです」
「なるほど……」
刑事が、警部のもとに駆け付けてきた。
「亡くなったのは、このオフィスビルで働いている社長、佐藤裕子さん。死因は、顔を複数回刺されたことによる出血死だそうです」
すると鑑識が、警部のもとに駆け付けてきた。
「警部! 自販機横のごみ箱から見つかった刃物から、佐藤裕子さんの血痕と、高橋美紀さんの指紋が検出されました!」
「どういうことか話してもらいましょうか? 高橋美紀さん?」
警部が詰め寄ると、観念したのか、美紀は話し出した。
「あいつに……社長に……馬鹿にされていたんです。見た目のことで……顔が汚いとか言われて……許せなかった……」
高橋美紀は逮捕された。
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