異世界探検記

情報収集 ～馬に乗った謎の魔物～

　ユンセルたちはアジトに戻った。
　受付の女性に、馬に乗った魔物のことについて聞くことにした。
「馬に乗った魔物……ですか。はい、確かにその魔物の発見報告はありますが、レベル二のクエストのしかもあの場所に現れることはそうそうないと思います。まず、あのクエスト場所から遠く離れた森の奥地にいるとされている魔物です。そんな魔物がレベル二のクエスト場所にいたとなると無視はできませんねその馬に乗った魔物のことでしたら私より、村長に聞くほうがベストでしょう。村長の家を教えますね」
　ユンセルたちは受付の女性に教えてもらった村長の家に向かった。
　村長に会い、事情を話すと中に入れてくれた。　
　そして村長は馬に乗った魔物について話してくれた。
「あの魔物とは、昔、戦ったことがある。戦ったというよりも出くわしてしまったというのが正しいだろうか。私は昔、冒険者として旅をしていた。そんなある日、私は、その魔物と出くわした。冒険仲間として一緒に旅をしていた仲間は、あっさりとそいつにやられてしまった。私はその場から何とか逃げ出すことができたが、もう戦う気力はなくなった。それから私は冒険者をやめた……あいつは強いどんな人数を相手にしても動じない……そんな奴がなぜ……」
　村長があまりに話すのが辛そうだったのでヒロトたちは村長に礼を言い、家を出た。
　情報収集の結果としては、その馬に乗った魔物はとても強く、その場所に魔物がいた理由はわからないといったところだろうか……