錯乱錯綜

八話 ビーンの葛藤

　サジュンたちは訓練場へ来た。
　訓練場では、自分の技の腕を磨くことができる。
　近接であれば、よりダメージを与えれる武器の振り方の練習。
　弓であれば的を使った命中率を上げる練習。
　魔法であれば魔力消費を調整するなどの用途で使うことができる。
　ビーンは訓練場に来たものの何をしようか決めていなかった。
　そのため、近接武器の練習をすることにした。
　剣を振っても満足いかない。
　剣を振り続けているとその様子を見ていたサジュンがビーンのもとへと来た。
　サジュンはビーンにちょっとした剣の振り方のコツを教えた。
　ビーンは少し自分がイメージしていた剣の振り方に近づいた気がした。
　その後もビーンは教えてもらったコツを意識しながら剣を振り続けた。

　訓練を終えるとサジュンたちはギルドへと来た。
　サジュンたちは受付へ行った。
「緊急クエスト以外にもクエストを受けることって出来るんですか？」
　サジュンは受付に聞いた。
　受付へ聞いて、緊急クエストが行われている邦楽のクエストは現在挑戦不可になっているものの、緊急クエストと逆側の方角で行われているクエストを受けることはできるということが分かった。
　サジュンたちは挑戦して、資金と多少の魔物素材がもらえた。

　その後サジュンはみんなと解散した後、一人で鍛冶屋へと来た。
　サジュンは鍛冶屋の店長に頼み、剣の鋭さを上げてもらった。
　鍛冶屋では様々な武器の性能アップをすることができる。
　サジュンの剣の攻撃力が少し上がった。

　ビーンはその夜、布団の中で考え事をしている。
（もっと……もっと強くならないともっとたくさんたくさん練習して……もっと強く……）