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第六章
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しおりを挟む「くっ……」
艶めかしい声を漏らす彼にあてられ、私はたまらず彼を深く咥え込んだ。
彼のモノは大きくて、すべてを口の中に収めることはできなかった。
それでも彼を悦ばせたい一心で、できるだけ深く咥え込み、舌全体を使って丹念に愛撫する。
唾液が唇の端から溢れ出て、彼の屹立を淫らに濡らす。
くわえながら吸い上げると、じゅぷじゅぷと淫靡な音が響く。
「はぁっ……」
彼の息遣いが荒くなり、熱が混じる。
私は無我夢中で彼に刺激を与え続ける。それを悦ぶように、肉槍の硬度が増す。
こんなにも大きくて勇ましいモノが私の胎内に侵入してくることを想い浮かべるだけで、子宮の奥がきゅんきゅんと蠢いて、触れられてもいないのに新たな蜜を滴らせる。
「……っ、結乃……もう……いいからっ」
彼の腹筋に力がこもった。剛直が小刻みに脈打ち、口の中で張り詰めていく。
余裕ない声を上げて彼が腰を引き、唇が彼から離れる。
「もういいの?」
「……っはぁ……充分だよ。ありがとう」
いまだに荒い呼吸を繰り返しながら、「おいで」と彼は私の身体を自身の膝の上に跨るように促した。
「んっ……」
首筋に唇を押し当てられて、くすぐったさに身をよじる。
「今度は俺が結乃を気持ち良くするから」
耳元で官能的に囁かれて、鼓動が高まる。
彼はあっという間に私のブラウスのボタンを外し、開けた肌に舌先を這わせた。
鎖骨から首筋までチロチロと舐められ、優しく吸い上げられる。甘美な刺激にピクッと体が震える。彼の手が胸に触れた。ブラジャーの上から揉みしだかれた「あっ」と声を上げる。
瞬間、彼がはぁと熱い息を吐きだした。
「ヤバい、興奮する」
早急にブラウスを脱がされブラジャーのホックを外される。さらに履いていたロングスカートとショーツを脱がされ、一糸まとわぬ姿になる。
「んんっ……」
私たちはきつく抱き締め合いながら、唇を重ね合う。
「っ……もう少し口開けて」
差し込まれた舌を伝って、彼の甘い唾液が滴り落ちてくる。
ねっとりと絡む熱い舌。向かい合い抱き合ったままキスを重ねると、甘い雰囲気に酔って頭の中が蕩けていく。
「今日の結乃、エロすぎ」
熱烈なキスのあと唇を離すと、互いの口の間に銀糸が引いた。私がどれほど夢中で彼の唇を吸っていたのか思い知らされる。
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