【完結】ハイスぺ副社長になった初恋相手と再会したら、一途な愛を心と身体に刻み込まれました

第一章

２２

「ああああっ！」

ゆるゆると優しく舐めまわされて、嬌声を上げながら腰を揺らす。
垂れた愛液を掬うように陰唇全体を舐め上げたかと思えば、指を使ってくぱっと媚肉を開いて、ぷっくりと膨らんだ突起を食む。
体中を甘い刺激が駆け抜けて、じっとしていられない。
続けざまに私にさらなる快感を植え付けるように、尖らせた舌先で花芯を転がす。

「あっ、それっ……だめっ……！」

かつてない強烈な愉悦に我を忘れて喘ぐ。
羞恥心をはるかに凌駕するほどの強烈な気持ち良さだった。
じゅるじゅると淫靡な音を立てて陰部にむしゃぶりつく彼の姿に、私は言いようのない興奮に包まれる。

「すごい、どんどん溢れてくる」

男性に抱きしめられるのもキスをするのも、今日が初めてだった。
もちろんアソコを舐められる経験なんて一度もない。
ましてや相手はあの陽介くんだ。濡れないはずがなかった。

愛情をぶつけるみたいな執拗な愛撫に、止めどなく蜜が溢れる。
彼の唾液と愛液が混ざりあい、私のアソコはビショビショにぬかるむ。

「あっ、ああっ」

唾液をたっぷり纏わせたやわらかな舌先で強弱をつけて巧みに陰核を舐られ、口の中で転がして吸われる。
脳内が快感で満たされる。
刻み込まれるような刺激に理性が溶かされ、身体が小刻みに痙攣し始める。

「気持ちいい？」
「やあっ……っ、あぁっ……あんっ……」

すでにまともな受け答えすらできなくなっていた。
絶え間なく襲いかかってくる快感の波に身体を震わせることしかできない。
たっぷり時間をかけて舐め回し、彼がようやく私の秘部から唇を離した。
呆然とした私は荒い呼吸を繰り返す。

セックスが何か漠然と知ってはいた。
女性同士の間でも、ときどき話題に上がる。
そういう話が出た時に何も知らないのでは大人として恥ずかしいと、スマホでアダルトビデオのサンプルを見たことがある。画面の中の可愛くスタイル抜群の女優は顔をわずかに歪めて甲高い喘ぎ声を上げていた。
雰囲気を盛り上げる為に多少の演技が必要だと聞いたこともある。
けれど、私に演技をする余裕は一切なかった。
経験がない私でも彼が上手いと肌で感じた。私の反応を常にうかがい、私のペースに合わせてくれているのが伝わってくる。
今の私は、快感を得るだけではない。
心と身体のどちらも満たされ、彼からの愛を丸ごと感じられる。