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第六章 芽生えた感情

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彼はまだ熱の冷めない私の下肢の隙間に指を伸ばす。
溢れ出た蜜を中指の腹ですくい、陰唇をゆっくりとなぞるように指を滑らせる。

「あっ……アアン……!!」

先程絶頂を迎えたせいでその部分すべてが熱く熱を帯びて敏感になっている。
少しの刺激にすら耐えられず甘い嬌声を漏らす。
彼の指がぬぷりと私の中に差し込まれた瞬間、私は目をギュッとつぶり天を仰いで喘いだ。

「アッ……そこ、やぁ……!」

智哉さんの指先が膣の上壁を撫でる。彼はすぐに私の良い場所を探り当てて手首をスナップして優しくノックするように叩く。
ピチャピチャという水音がどんどん大きくなる。
それに伴い、湧き上がる絶頂感に私は我を忘れそうになる。

「実咲の中すごいよ。俺の指に絡みついてくる」
「アッッ、ソコ……気持ちいい……」

乱れている姿を愛する人に見られることへの羞恥心よりも、快感が勝る。
彼の言葉に官能を揺さぶられる。
彼も興奮しているのか、吐く息は熱っぽい。すると、智哉さんはなんの前触れもなく私の陰核に吸い付いた。
食まれながら舌の先端で陰核を転がされる。

「あっ……ぁあ」

指と舌の二点同時の攻めに頭の中が真っ白になってなにも考えられない。

「アッ、ああ……!!イクッ……ッああ!!」

私は押し寄せてくる快感の波にたまらず嬌声を漏らして絶頂を迎えた。
彼は息も絶え絶えな私の髪を撫でつけると、服を脱ぎソファの下に放り己に避妊具をかぶせた。
均整の取れた肉体に心臓がドクンッと跳ねる。
そして、ソファに深く腰掛け、私の手を引いて向かい合うように私を跨がらせる。

彼のアレは固く反り返っていた。
熱を帯びた屹立を押し当てられたかと思うと、彼は私の腰を掴んで前後に揺する。

「あっ……ああんっ」

溢れた蜜を潤滑油にするように互いの敏感な部分を擦り合う。
どんどん硬度を増す肉槍。焦らされ、蜜口から愛液が溢れる。
すると、彼は「もう限界だ。挿れるよ」と私の入り口に先端を導いた。
膣壁を押し広げるように大きな肉槍が入ってきて、艶めかしい吐息を漏らす。
彼自身をすっぽりと飲み込むと、彼はすぐに動かず私の体をギュッと抱きしめて耳元で「愛してる」と囁く。
熱く色っぽい声に欲情を掻き立てられる。

「アッ、智哉さん……。私も……愛してます」

彼への想いが溢れ出す。首に腕を回して彼の唇に自分から唇を重ね合わせる。
舌を絡め合っている間も私たちは繋がっていた。
動いていないのに、彼のアレは萎えることは一切なく私の中でずっと熱を帯び続けている。

しばらく熱い抱擁を交わした後、彼が私の腰を掴んで揺する。



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