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レズビアン・・・

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しばし呆然と、床に転がる大根を見つめていると玄関の鍵を開ける音が聞こえてきた。

私は慌てて、乱れた余韻を残す大根を手にして立ち上がる。

「──っ!」

その途端、腫れた肉芽がすれてズキズキとまた甘い痺れが躰を包み私ははぁ、と切なく息を吐いた。

またイキそう…っ


敏感になりすぎたソコは誰かにずっといじられ続けている錯覚さえおこさせる。
帰ってきた主人は家の中でぎこちない動きをする私を不思議そうに見ていた…

「足でも捻ったのか?」

「…っ…なんでも…なっ…もうっ今日は先に寝るからっ…」

上がる息を無理に整えて私は一気に話し、そそくさと寝室に向かった。


はあっ…

だめっ…

布団に潜って直ぐに私の手はショーツの中に伸びていくっ

触れれば触れるほど、治まるどころかソコは熱を蓄えてしまい、私はとうとう眠れぬまま夜を過ごした。



…っどう、しよう…っ…

日が明けて主人を仕事に送り出すと、フラフラとしながら必死で家事を済ませ私はソファに倒れ込むようにもたれ掛った。


目の前の硝子テーブルに置いた会員証。

犯されたような躰の熱で、ぼんやりとしながらそれを見つめる…



“愛美さんだけ特別よ。モニターになってくれたお礼。好きな時にいらっしゃい…”


そう言ってサロンを出る時に私の手に握らせたエステのゴールドカード…


疼く躰で私はそれに、手を伸ばした。


ほんとに好きな時に…行っても?…


彼女のしなやかな指を思い出す。

魅惑的な躰のライン

茶色くて薄めのアンダーヘア

二十六の私よりも一回りも上だなんて到底思えない完璧なプロポーションだった…

思わず重ねられた時の彼女の肌の感触を思い出し、躰の奥がジュッと熱い何かを溢れさせる。

はぁっ…図々しく思われないかしら…

そんなことを考えながら、彼女のボリュームのある乳房に吸い付いた自分の映像が蘇り、また躰の芯が燃えてくる


あんな高級サロンのエステなんて…っ

戸惑いながらも私の躰には抑えようのない火が燃え盛っていた…


◇◇◇

「愛美さん!? いらしゃい!!」

スタッフに呼ばれ、奥の部屋から彼女が顔を出し、私を嬉しそうに出迎えてくれていた。

良かった…迷惑そうじゃない……

私は彼女の様子にほっと胸を撫で下ろす。

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