90 / 312
第二章 闘技会編
19話 ロイドの苦悶
しおりを挟む──…っ…💧これは…
‥‥‥‥やばいっ///💦
昨夜、スタンレー家に泊まったロイドは朝ごはんの支度に取り掛かっている子供達に頼まれて、部屋までアルを起こしにきていた‥
.。o○.。o○.。o○.。o○
『ねぇロイド、アタシ達朝ごはん作るからアルを起こして来てほしいの。
アルって朝弱いから中々、自分で起きれないのよね』
『俺が起こすのか!?』
『そうよ!だってロイドしか手が空いてないんだもの‥‥お願いねっ』
S女ユリアはキッチンで小さめの腰掛けをお立ち台がわりにし、タマゴをボールに割りながらロイドにお願いした
そして、うろたえるロイドを尻目に口端でひそかにほくそ笑む‥
そう、ユリアはアルがいつもどんな姿で寝ているか知っていたのだ💧
‥寝ている女の子を起こすなんて──っ…しかも、自分が惚れてる相手‥
やっぱりやばいだろっ…///…!?
ロイドはそう思い、ティム達に助けを求め視線を流したが──
『オイラ達も手が放せないからロイ兄ちゃん頼む!
中々、起きない時はタックルするといいぞっ!』
無情な答えが返ってきた💧
かくしてロイドはアルの部屋で窮地に立たされる事になったのである💧
・
──‥っ‥///💧
俺はどうすりゃいいんだ!?…っ…
ロイドはアルの部屋で拳を握りしめ、耐えていた‥
アルのことを想うロイドにとって、あまりにも今、目の前にある光景は刺激的過ぎる💧
そう‥
アルの寝乱れ姿はとても
エッチだった・・・
掛け布団を両足で抱き枕のように挟みこみ、えらく丈の短いショートパンツからは形のいいむっちりとした白いおみ足がすらりと伸びて、時折ベットシーツの感触を味わうかのように蠢く‥
その上、太ももの方に視線をやればはっきり言って半ケツ状態だった💧
―――‥フゥーーッ…っ…
‥‥‥‥よしっ///💧
ロイドは自分に落ち着けっと言わんばかりに息を吐き、アルの傍に近寄った
「アル‥朝だぞ…💧」
ロイドは白いタンクトップから露になったアルの細い肩を揺する‥が、眠りの深いアルには通用しない💧
アルはぅ~~ん と悩ましい声を発し寝返りを打つと仰向けになった…
―――なッ‥//
ちょ…ちょっと待てっ!?
・
ロイドはとっさにベットの脇にしゃがみ込むっ!
ロイドの下半身を痺れるような衝撃が走った!
そう。寝返りを打ち、仰向けになったアルの白いタンクトップからはロイドがずっとアルに求めて求めてやまなかった、乳房が薄く透けて見えていたのだ
なんちゅー
過酷な耐久レースなんだ…っ…!?
ロイドはそう思った…
ゴールまでの道のりは激しく険しい…
俺は辿り着けるんだろうか💧
アルの寝起きを見る!
それがこの耐久レースのゴール地点‥
駄目だ‥💧このままじゃ起こす事もままならないっ…
このままじゃ猛獣がっ💧──
ロイドの下半身は痛いくらいにビンビンだった💧
‥っ‥‥ちょっと💧
トイレに行こう💧‥
ロイドは一時休憩を取ることにした💧
(男だからしょうがない💧ロイドファンのみんな許してちょ《著》)
数分後・・・心なしかロイドはすっきり顔でアルの部屋に戻ってきた💧
あ、また寝返りうってやがる💧‥
アルは布団を抱き抱え壁側を向いていた。
相変わらず白いあんよは見えているが、それよりもロイドの目にとまったのは
アルの左上腕にある大きな傷跡だった…
・
肉がそげた感じでケロイド状態になっている。
ロイドはその傷をそっと撫で、そして唇を落とす‥
全然醜いなんて思わない‥
ロイドはその傷の美しさに目を細めた…
自分の命にかえても子供達を守り貫いた証‥
ロイドはアルが必死で守ったものを自分も守りたいと思った…
‥クスッ‥しかし、よく眠ってんな💧こんなんじゃ襲われたって文句言えねぇーぞ?
ロイドはアルの耳元に息を吹きかけ囁く
「眠り姫‥
早く起きないと‥
キスするぞ…」
反応のないアルにロイドは顔を近づけると微かに声が聞こえる
「ん?…」
「‥ァ‥レン…」
……………・・・
「──‥!ッ‥」
…やっぱりっ‥
──アレンかよッ!?
さっきまでの幸せな気持ちで弾んでた想いがみるまに打ち砕かれ、ロイドの瞳に嫉妬の渦が巻き起こる
アルを愛しいと想う気持ちが焼きつき
嫉妬という怒りで息苦しくなる
ロイドは身体中から血の気が引き全身が総毛立つような感覚に襲われた!
腹立たしさで胸が熱いっ
あんなに激しいキスをしてもまだ俺は入り込めないのか!?
・
「‥‥アレ‥ン‥イクノ…
ハヤイヨ‥ぅ‥‥ん…」
堪らずアルに覆いかぶさろうとするロイドに、アルは耳を疑いたくなるような言葉を再び呟いた
「……っ…」
‥なっ‥んの夢見てんだよっ──
「アルッ!! 起きろっ!!」
ロイドはアルの腕を掴み強引に引っ張り起こした!
「んぁ‥‥‥zzz‥」
「…っ…💧寝るなっ!」
ロイドはアルの肩を揺さ振り怒鳴った💧
「‥‥‥いま‥何時?」
アルは重い瞼を開けようとしきりに眉の筋肉を動かす
「8時20分だっ」
「8…時・・・20分──!?」
アルは一気に目が覚めた!
「なんで、もっと早く起こしてくれないの!?」
「え、あ…いゃ、俺も色々と事情が💧‥」
ロイドの弁明を聞く余裕もなくアルはタンクトップをいきなり脱いだ!
‥だが目の前のロイドに気づき、すぐに着た💧
「なんでロイドが起こしにくるの!?‥//」
「///…それはっ…ユリアが起こしてきてくれって……」
まぁたユリア!?…//
…っとに、もうっ!
「‥とにかく部屋から出てっ!
着替えるんだからっ//」
あ〰〰んっ9時には来いって言われたのに初日から遅刻じゃんっ!
0
お気に入りに追加
728
あなたにおすすめの小説
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
目が覚めたら男女比がおかしくなっていた
いつき
恋愛
主人公である宮坂葵は、ある日階段から落ちて暫く昏睡状態になってしまう。
一週間後、葵が目を覚ますとそこは男女比が約50:1の世界に!?自分の父も何故かイケメンになっていて、不安の中高校へ進学するも、わがままな女性だらけのこの世界では葵のような優しい女性は珍しく、沢山のイケメン達から迫られる事に!?
「私はただ普通の高校生活を送りたいんです!!」
#####
r15は保険です。
2024年12月12日
私生活に余裕が出たため、投稿再開します。
それにあたって一部を再編集します。
設定や話の流れに変更はありません。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる