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第二章 闘技会編
14話 パラダイスに行こう!【R18】
しおりを挟む「あぁ~飲んだなぁ久しぶりにっ!!」
「あぁ、たまにはやっぱ夜も出なきゃな…」
「ロイは堅物過ぎるんだよ!!
体鍛えるだけが男じゃない。やっぱ、レディーを喜ばせてやるのがほんとの男だろ?」
「なんだそりゃ、お前の哲学か?」
ロイドは呆れたが、それでもルイスが居てくれて助かった‥
今日は心底そう思えたのだ…
ネオンの一際輝く通り
グランド・ナイト・ストリートに足を踏み入れる…
目指すはその奥深く…
きらびやかな看板や照明に彩られた紳士の聖地‥
白い扉が開かれ待ち侘びた上客を迎え入れる
.。o○.。o○.。o○.。o○
ナイト・パラダイスへ
ようこそ
.。o○.。o○.。o○.。o○
「これはこれは──ルイス様、ロイド様もお久しぶりでございます」
チョビ髭オーナーが揉み手をしながら愛想をふりまいた
「やぁ、マリーは?」
「えぇ今、支度しているところでございます
先にお部屋へご案内を‥」
オーナーはボーイを呼び付けルイスを部屋へと勧めた
「ロイ。俺は2、3日 ゆっくりするからお前は先に帰ってもいいぜ!」
・
ルイスは軽く手を振り奥の間へ消えていった‥
「では、ロイド様はまだ、パートナーを指名されておりませんが‥この娘はどうでしょう?」
オーナーはメンバーファイルと書かれた物を開いて見せる。
端に沢山付いた付箋には探し出しやすいように
スレンダー 豊満 美乳 微乳
巨乳 熟女 人妻っぽい?
と書き込まれていた💧
…人妻っぽい?💧
ほんとの人妻じゃないってことか?💧
沢山在籍して居るが、好みのはっきりしていないロイドには!ぴんっとくる娘がいない‥💧
ロイドはパラパラ作戦を試みた!
説明しよう──
* パラパラ作戦とは皆もカラオケ 等でよく使う。歌いたい歌が決まらない時に本の頁をパラパラっと泳がせストップの合図とともに、指差した箇所の曲を唄えなくても唄わせられると言うあれだ・・・・
だが時代は流れ、世にはデンモクなるものが普及し始めた・・・*
―カチャ!
「オーナー、タオルはどこにしまいましょう?」
ファイルを掴み、パラパラ作戦を実行仕掛けたロイドの目がとまった
カウンター奥のスタッフルームから現れた娘が洗濯したてのキレイに たたまれたタオルを抱えオーナーに尋ねる
・
「あ、それは向こうの部屋の棚へお願いします」
さすが高級唱婦館のオーナーだけあって下っ端のスタッフにも言葉使いが丁寧だ
ロイドはその娘を目で追いながら聞いた
「あの娘は? 世話役か?」
「いぇ。一応、パートナー役として雇いました・・
入ったばかりで、まだ身なりがあれですから……
一通り作法と躾をしてからではないと、お客様にお目通し出来ませんので💧
まあ、女性は磨けば磨くだけ変貌するのは私もこの業界で熟知しております‥
まだ若いから気長にと思い採用しました。…フォフォフォ‥」
「若い?いくつだ?」
「16になったばかりだそうで‥」
「──決めた。あの娘をパートナーにする」
「えぇ!?それは‥💧」
「ダメなのか?」
「申しわけ御座いませんっ……まったくの生娘でしてっ…まだ、お客様の相手は全然‥当店も高級と言われる以上、やはりお客様を喜ばす技術を身につけてからでなければっ…
それからでよろしければ最初にロイド様におつけ出来ますが…💧」
「‥無理ならいい、
帰るから・・・」
ロイドは玄関に踵を返した
・
「ちょ…っ…ちょ、ちょ、わかりましたっ!
すぐに用意させますっ──
アリスっこっちに来なさいっ!」
オーナーは娘をアリスと呼んだ
「アリス、光栄に思いなさい。ロイド様がお前をパートナーに選んで下さった。幸先がいいぞ!
ルイス様と並んで上客のお方だ、くれぐれも粗相のないように頼みますよ」
「はぃっ‥///」
娘はロイドの顔を見るなり頬を赤らめ、うつ向く
…すごくっカッコイイっ…
そう感じたのが見てとれる
「では、ロイド様。アリスは支度をさせますので先にお部屋へご案内します」
「わかった‥オーナー、
化粧もドレスも着飾らなくていいからな」
「かしこまりました💧
では、湯浴みだけで向かわせます💧」
部屋へ案内されたロイドの背中を見送るとオーナーはアリスに言った
「いきなりいいお客様がついたな!
ロイド様なら初めてでも心配ない。なあに優しくして下さる方だ!お前は運がいい!!──誰もがパートナーになりたがるお方だからな、失礼のないようにするんだぞっ」
「はぃ‥//」
オーナーは浮き足だった──
足の遠退いていた上客がこれでまた通って来てくれる!人の好みとはわからんものだ‥
・
アリスを雇った自分の目に狂いがなかったとオーナーは確信していた。
― コンコンッ!
「ロイド様…アリスです‥準備が整いました」
「あぁ、入っておいで‥」
ロイドは部屋で湯浴みを済ませ白いローブを着ていた
ドアがカチャッ!と開きピンクのシルクのローブに身を包んだアリスが入ってくる‥
アリスは入って来たドアの傍でどうしていいか解らず立ちすくんでいた
シルクの柔らかい素材が若いアリスの身体のラインにそって部屋のランプの明かりを反射している‥
そして気恥ずかしさで俯くアリスの方にロイドは歩みより言った。
「部屋はもう少し暗くした方がいいか?」
「‥ロイド様のお好みで‥///」
ロイドは頬を染めながらいうアリスに近づきローブに包まれた身体を眺めた
ツンッと尖った小ぶりな乳房がピンクのローブを控え目に押し上げている…
ロイドがローブに手をかけるとアリスは少しだけ身体を強張らせ、ロイドはその手を離した。
「アリス‥君の希望を聞いてる‥もう少し、明かりを落とすか?」
「‥っはぃ、もう少しだけ暗くしてください…//」
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