上 下
292 / 403

19

しおりを挟む

「晶さん、また濡れてきたね…」

「……うん」

片手で猛りを擦りながら晶さんの頬を撫でると赤い顔で素直に頷いた。

「俺のオナニーで興奮した?」

「した……夏希ちゃんすごくイヤラシイ…」

「そうだよ、俺イヤラシイよ? 晶さん好きじゃんイヤラシイの」

俺の問いに少しだけ口を尖らせる。でもすぐに満更でもない表情を見せてくすりと笑った。

晶さんは俺の首に腕を絡める。

「うん…イヤラシイ夏希ちゃんて色っぽくて好き…見てるだけで濡れちゃう」


「……っ──…」

やばいっ

キそうっ……


一瞬だけ猛りがグンッと上を向く。


気を抜くと逆に晶さんの言葉責めにヤられそうになる。

小さな亀裂から溢れる粘液を晶さんは指で掬うと猛りの幹をシゴく俺の動きに合わせて先端を一緒に擦り始めた。

「……一緒にシテあげる」

「そんなヤられたらすぐイッちゃうけど俺?」

「うん、早くイッて、早くここにちょうだい…」

「───っ…」

出た──

俺を翻弄する悪魔の囁きがっ…

ピクピクと立て続けに反りを増した猛りに追い討ちをかけるように、晶さんは俺の先端をまさぐりながら目の前で自分のクリを弄り始めた。

魅せ合うようにしてイヤらしく動く晶さんの指先に、クリの頭が揺すぶられている。


思わず晶さんの指先のリズムを追うように、俺の息が上がり猛りへの律動を早めていった。

「ああっ…んっ…やばっ…」

晶さんが目の前で唇を噛んで悩ましく仰け反る。眉間を寄せた苦悩の表情に俺の呼吸が詰まりそうだった。

「はあっ……」

俺のほうがヤバイッて──


切なく虚なとろけた視線。

晶さんの快楽に溺れた仕草にぎゅんぎゅんに猛りが張りを増す。

晶さんの指に捏ね捲られながらピンッと弾けるように起き上がる小さな粒。

チェリーの真っ赤な種見たいなそれは意地でも張るように、なんど押し潰されても隆起して俺の目を釘付けにした。

「ああもうっ…」

逆じゃんっ…


魅せる筈が魅せられて…

毎度お馴染みの展開に悔しさが募る。


でも──

それ以上に興奮が止まらない。

二人の動きは重なるように加速する──

「ヤバイッまじ射くっ…」

早くも晶さんのただれた潤むそこに入りたくて俺は本能のままに猛りの果てを誘導した。

晶さんは粒を揺らす手を止めて俺の射き顔を熱っぽく見つめてくる。

俺は眉根を寄せて歯を食い縛った──

硬い猛りの先端から恥ずかしいくらいに多量の体液が弾け、床を濡らす──

「やべえ…っ…なんかすごい気持ちいいっ…」


オナニーなのに、晶さんの中で出したような錯覚に捕らわれて俺は吐息を漏らした。

しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

処理中です...