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その結果──






「うわっ──やべぇっ…マジで興奮するっ…」

縛られたままの俺の顔の上で晶さんは色っぽく喘ぐ。
目の前に寛げられた赤い果肉──

甘そうな蜜をたっぷりと溢れさせながら晶さんは自分の指先で粒の先端をゆっくりと転がして魅せた。

めちゃめちゃ吸い付きたいっ

淫靡な香りと
蜜を絡めて晶さんが切なく声を漏らす。

「ああっやだキモチイイっ」

「──…っ…」

仰け反る晶さんに生唾が溢れては何度も音を立てて飲み込む。

晶さんに顔を跨がれ淫らなオナニー姿に翻弄されるヘビの生殺し状態の俺。


勃起しまくった下半身がすげー痛いっ

舌が届きそうで届かない微妙な距離に結局焦らされまくる。

細い指先に揺すぶられ、晶さんの粒の先端が少しずつ尖って突きだしてくる様子に釘付けになる。

晶さんの太ももを伝い落ちる溢れた蜜。

俺は唯一許されたそこに舌を這わせた。

「ああっ…」

キスをしなが歯を立てる。

晶さんの秘部に思いきりむしゃぶり付く代わりに、晶さんの太ももをそれに見立てて俺は粒を転がすように舌を尖らせながら小さなホクロを吸った。

「ああっ…んっ…イキそ…」

頭上で晶さんの声が聞こえる。

オナニーでイク晶さんを目に焼き付けようかと俺は顔を向けて蕩けた秘部と仰け反る晶さんを交互に見つめた──




「あ、この色いいっ!」

シャンパンゴールドとかいう色の新機種を手にして、あたしは声をあげた。

“メール読んで着信に出れば連絡取り合ってるのと同じだよ?──”


確かにそうだ…

あたしは夏希ちゃんに言われた言葉を思い出しながらケータイショップの見本機種を見て回る。

高槻はなに言っても俺様なヤツだから完全拒否しなきゃ振り切れない──

夏希ちゃんに言われた通り、あたしはケータイを買い換えに朝一でショップを訪れていた。

「このお色で宜しいでしょうか?──」

「はい」

一発で気に入った機種の在庫を調べてもらえば店員からそんな返事が返ってくる。
携帯買い換えるまで見張るという、ほんとに着いてきそうな勢いの夏希ちゃんを追い返し、新しい携帯に買い替えて、あたしは直ぐに夏希ちゃんにメールを送っていた。

散々約束ごとを破っても背徳の行為ありき元彼に心が揺れたとしても──

夏希ちゃんは一生懸命あたしを束縛してくれる。


何をしても

“離さない──”

そう言ってくれるからあたしは少しずつ自信を持ち直していく──

一度目の恋を失った時の傷が深すぎたから…

中々、本気になりきれなかったあたしだったけど

夏希ちゃんの一途な束縛にあたしは少しずつ本気で向き合うということに前向きになれていた。
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