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浴衣デートの後で

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 アパートのカギを開けて、ドアを開けると、むわっと、部屋にこもった熱気の攻撃に遭う。

あっつ

「『暑い』と言ったところで何も変わらないのに、なぜ人は『暑い』と言うのか」

 俺の後ろではるが言う。俺は笑う。

「冬も言うよね、晴。――『寒い』って言っても何にもなんないのに、『寒い』って何で言うんだ?って」

 玄関に入って、下駄げたを脱ぐ。爪先つまさき、ドアの方に向けて、すみっこに置き直す。そして、エアコンをつけに行く!

 玄関で晴が、ドアを閉めてカギを締める音、下駄を脱ぐ、からんって音が聞こえる。
 俺は電気つけて、テーブルの上のエアコンのリモコン取り上げて、ONにして、げ。温風が出て来た。リモコンの表示が「冷房」になっているのを確認して、下げれるだけ設定温度を下げて、テーブルに置く。


 俺は晴を振り返る。


 あぁんんん。見飽きねえ。
 花火のがら浴衣ゆかた
 編み込みの黒髪、後ろでまとめ髪にして、白い花をしてる。
 口紅なんか付けてなくても、あかい唇。


 衣装だけど、俺の中では、浴衣デートなんで!!
 歩いたのが、テレビ局の廊下で、手もつなげなかったとしても。


 手をつなげないのは、男同士だから…ってゆ~んじゃなく、晴がツンデレなせいである。
 ツンデレの反射神経は、さわられたら、振り払うようにできている。


 晴はガン見する俺を無視して、エアコンの風を受けてすずむ。

「涼しくない…」
 エアコンの風は、なかなか冷えなくて、ゼンッゼン、涼めてない。


 花火の柄の浴衣の後ろ姿。金魚の尾びれみたいに結んだ帯。
 白い細いうなじのおくが、エアコンのぬるい風に、微かになびく。


「晴」

 俺は名前を呼んで、晴を背中から抱き締めて、この腕の中に、ちっちゃい細い体を包み込む。
 晴の首筋に浮く汗を、俺は舌を出して舐め上げる。
 

 晴は――声を上げない。


 ツンデレの唇は、「かっ、感じてないんだからねッ!」って、いつも声をガマンするようにできている。


 うきゅう。浴衣のえり、開くのってエロいぃぃぃ。

 しにした晴の細い肩にしゃぶりつく。
 舌で感じる、晴の骨。


 晴の指が、俺の頭を撫でる。
 わんことか、にゃんことか、撫でられて気持ちよさそうにしてる気持ちが、めっちゃわかる。


 俺は、晴の浴衣の開いたえりを掴んで引き下げ、背中へ舌を這わせる。
 えぐれた肩甲骨けんこうこつを噛む。――甘噛みだよ。


 透けるほど白い肌に、赤黒い噛みあとや、くちづけの痕を残さないように、噛み噛み、ちゅっちゅっ。
 俺たち、アイドルなんで~。


 晴の肌に、一瞬、あかんで浮く俺のしるしが、儚く消えてゆくのを見るのが好き。って言ったら、ヘンタイですか~?


 浴衣の合わせ目から手を入れて、おパンツの上から触れた晴のおちんちん、熱い、硬い。
 おパンツ、下げちゃえ~。

「ちょっと、お前っ」

 俺を振り返る晴のあかい唇を、ぱくんと食べる。
 唇を、舌を、口の中を、もぐもぐ。
 上で、もぐもぐしながらも、下も、ぎゅむぎゅむ。


 俺の手の中で、晴が、もっと熱く、硬くなって、先っちょからろけ始めてる…


 晴がキレイな顔をそむけた。


「お前、今日っ、発情しすぎっ」

「晴がキレイすぎるから」

「俺が女のカッコしてるからコーフンしてんだろ」


 ぐるんぐるん、頭が360度、回転しちゃう勢いで、俺は首を横に振った。


「キレイな晴が大好き」

 編み込みの黒髪に咲く白い花。白い細いうなじに俺はキスする。


 俺は、晴の浴衣のすそを開いて、たくし上げちゃう。
 細い腰を左腕で抱えて、右手で俺は自分の浴衣のすそ開いて、すでにガチガチでビンビンの俺様ちんぽを、晴の細い脚と脚の間に挿入そ~にゅ~~~!

想太そうたっ


 俺、ガンガン、腰振って、晴の脚と脚の間から突き出す俺様おちんぽで、晴の玉裏タマうらを、すりすり~


 ガクガクしてんのに、必死に足と足を合わせて締めてくれてる晴が、萌え。


 身長165センチ(自称)の晴に、身長181センチの俺が、こんなことしちゃうと、膝を決して伸ばしてはいけないスクワットやってるようなもんで

挿入れて、いいよ」
 晴が決して声は上げずに、はふはふ、あえぎながら言う。







 いやいやいや、俺ごときのおちんぽは、素股でイケます!
 晴のおちりの穴になんて入れらんないって。


挿入はいらない……晴の、ちっちゃいから」

「『ちっちゃい』、言う、なっ」

 汗と汁で濡れ濡れの、晴の細い脚の間が、ぢゅぼぢゅぼ、この世のものとも思われない、えっろい音を立てて、俺のちんぽを、ぎゅうぎゅう、締め付ける。


 激しく揺さぶられて、白い花が、はらはら、散り落ちて、甘い匂いに満ちる。


「は、ぁっ、っ…」
 晴が決して声を上げずに、息だけを吐いて、背をらして、イく。


 白い花が散るみたいに、晴の精液が飛び散るのを、俺は、見た…


 と同時に、ギュッ!って、晴の細い脚と脚に締め上げられて、俺もイく。

「あぁあっ!あっ!っあ!」
 もちろん!おっきな声を上げて。
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