【完結】婚約者なんて眼中にありません

 あー、気が抜ける。
 婚約者とのお茶会なのにときめかない……

 私は若いお子様には興味ないんだってば。

 やだ、あの騎士団長様、素敵! 確か、お子さんはもう成人してるし、奥様が亡くなってからずっと、独り身だったような?
 
 大人の哀愁が滲み出ているわぁ。
 それに強くて守ってもらえそう。
 男はやっぱり包容力よね!
 私も守ってもらいたいわぁ!

 

 これは、そんな事を考えているおじ様好きの婚約者と、その婚約者を何とか振り向かせたい王子が奮闘する物語……





短めのお話です。
サクッと、読み終えてしまえます。
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