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町に着き、ポルカさんが自営している花屋の前に馬車が停まる。
「ルナちゃん、店の奥に私達の家があるの。とりあえず家で、汚れを落として着替えもしなきゃいけないわね。
私の服で申し訳ないけど、いいかしら?」
ポルカさんがそう言ってくれる。
「もちろんです。お世話になります」
私は促されるまま、身体の汚れを洗い流し、ポルカさんが準備してくれた服に着替えた。
「まぁ! 綺麗な顔立ちだとは思ったけど、そんなにも綺麗だったのねぇ」
「お姉ちゃん、きれい! やっぱりお姫様だ! ずっとキラキラしてるもん」
と、2人が褒めてくれた。
緩やかなウェーブがかったアッシュ系プラチナブロンドの長い髪。
やや長身のスラリとした細身の体型。
翡翠色の瞳は、見ていると吸い込まれそうになる。
一目で、高貴な生まれだと分かるルナリアだったが、ポルカさんは何も聞かず、
「お腹すいてるかしら? 今から何か作るわね」
と、ご飯を作ってくれた。
その後、仕事から戻ってきたポルカさんの夫に紹介され、事情を説明した。
この国に知り合いも行く宛てとないルナリアを、放り出す訳にも行かないと、ポルカ親子で相談した結果、ポルカさんの店を手伝ってもらいながら、暫く面倒を見ようという事になった。
「やったぁ! お姉ちゃん、ここに居てくれるんだ! 嬉しい!」
アンナちゃんが、はしゃきながら喜んでくれる。
そして、大工をしているポルカさんの夫が、簡易だが人が住めるように改築してくれて、離れにある小屋を仮住まいとして貸してくれることになった。
私は、それからポルカさんの花屋を手伝う事となったが、ポルカさん達から、この髪色は平民では見ない色で、顔立ちも目立ち過ぎて、良からぬ者に目をつけられてしまうのではないか、と心配された。
そこで私は、顔にそばかすをかいて、伊達メガネをかけ、髪の色も平民によくいるような、こげ茶色に染めあげた。
長い髪は三つ編みにし、服はなるべく体型がわからないように、だぼっとした服を着るようにした。
別人のように変わった私を見て、ポルカ夫婦は驚いていたが、
「でもお姉ちゃん、キラキラしてるの変わらないよ」
と、アンナちゃんは笑顔だ。
不思議に思っていると、
『あの子、僕たちの事が少し見えてるのかも』
『小さな子供には、たまにいるよね』
『はっきりとは、見えてないみたいだけどね』
と、精霊たちが教えてくれた。
なるほど。
だから、最初からキラキラしてるって言ってたんだ。
私は、妙に納得してしまった。
それから1週間くらいたったある日、ポルカさんが言った。
「不思議だわ。最近、どの花もイキイキとしてて、全然枯れてこないの」
不思議そうに店の花を見ながら、ポルカさんは首を傾げている。
精霊たちは、それを聞いて
『それはそうだよね~。僕たちが枯れるの止めてるもん』
『ルナ~嬉しい?』
『私たち、ルナの役に立ちたいの~』
と、嬉しそうに話す。
え? そんな事出来るの!? 凄い!
……じゃなくて、駄目でしょう!
そんな不自然な事になってるのが、私が来てからだなんて、怪しさ満点じゃないの!
慌てた私は、精霊たちにその力を使うのをやめてもらったが、
『ちぇ~。駄目なのか~』
『せっかく綺麗だったのにね~』
『もっと驚くこと、したかったのになぁ』
と、精霊たちは、不服そうに話している。
いや、本当にやめて。
そんな事を思っている私に、
『じゃ、ルナに力をあげる~』
『それがいいね~。そうしよう』
『みんなで祝福しよう~』
店の中で、今すぐ祝福を授けようとする精霊たちを、私はまた慌てて止めた。
「ねぇ、祝福って、何?」
小屋に戻ってから私がそう聞くと、
『ん~とねぇ、僕たちの力を分けてあげるの』
『そうそう、力が使えるようになるよ~』
『私たちからのプレゼントなの~』
など、要領を得ない。
まぁ、悪いものではないのだろうと、あまり気にしなかった。
それよりも、これから先の事をじっくり考える。
異世界転生と聞くと、大抵、魔法とか、魔王とか、魔物とか、前世では有り得ないことを想像してしまうが、この世界には、魔法はない。
いや、ないわけではなく、昔はほとんどの人が使えたらしいのだが、いまでは、使える人はほとんどいないのだ。
もちろん、魔王も存在しない(多分)
魔物は、いるらしいが、私は見た事がない。あの魔物の森でも出くわさなかったのだから、存在を信じないのも無理は無いと思う。
「ねぇ、魔物っているの? あなた達と出会った森に魔物がいるって聞いたけど、全然見掛けなかったよね?」
そう精霊たちに聞くも、
『僕たちが守ってたから~』
『普通の人間は、森に入ると出られないよ~』
『森に人間は入っちゃ駄目なんだよ~』
『ルナはいいけどね~』
と、それぞれが言い、答えがズレてる気がする。
まぁ、きゅんラブは魔法とか魔物とか出て来ることのない、普通の恋愛シュミレーションゲームだったからなぁ。
ホント、何で精霊が私にだけ見えてるんだろう?
変なフラグを立てないように気をつけなきゃ!
そう思いながら、その日はこれ以上何も考えないと決めて寝ることにした。
「ルナちゃん、店の奥に私達の家があるの。とりあえず家で、汚れを落として着替えもしなきゃいけないわね。
私の服で申し訳ないけど、いいかしら?」
ポルカさんがそう言ってくれる。
「もちろんです。お世話になります」
私は促されるまま、身体の汚れを洗い流し、ポルカさんが準備してくれた服に着替えた。
「まぁ! 綺麗な顔立ちだとは思ったけど、そんなにも綺麗だったのねぇ」
「お姉ちゃん、きれい! やっぱりお姫様だ! ずっとキラキラしてるもん」
と、2人が褒めてくれた。
緩やかなウェーブがかったアッシュ系プラチナブロンドの長い髪。
やや長身のスラリとした細身の体型。
翡翠色の瞳は、見ていると吸い込まれそうになる。
一目で、高貴な生まれだと分かるルナリアだったが、ポルカさんは何も聞かず、
「お腹すいてるかしら? 今から何か作るわね」
と、ご飯を作ってくれた。
その後、仕事から戻ってきたポルカさんの夫に紹介され、事情を説明した。
この国に知り合いも行く宛てとないルナリアを、放り出す訳にも行かないと、ポルカ親子で相談した結果、ポルカさんの店を手伝ってもらいながら、暫く面倒を見ようという事になった。
「やったぁ! お姉ちゃん、ここに居てくれるんだ! 嬉しい!」
アンナちゃんが、はしゃきながら喜んでくれる。
そして、大工をしているポルカさんの夫が、簡易だが人が住めるように改築してくれて、離れにある小屋を仮住まいとして貸してくれることになった。
私は、それからポルカさんの花屋を手伝う事となったが、ポルカさん達から、この髪色は平民では見ない色で、顔立ちも目立ち過ぎて、良からぬ者に目をつけられてしまうのではないか、と心配された。
そこで私は、顔にそばかすをかいて、伊達メガネをかけ、髪の色も平民によくいるような、こげ茶色に染めあげた。
長い髪は三つ編みにし、服はなるべく体型がわからないように、だぼっとした服を着るようにした。
別人のように変わった私を見て、ポルカ夫婦は驚いていたが、
「でもお姉ちゃん、キラキラしてるの変わらないよ」
と、アンナちゃんは笑顔だ。
不思議に思っていると、
『あの子、僕たちの事が少し見えてるのかも』
『小さな子供には、たまにいるよね』
『はっきりとは、見えてないみたいだけどね』
と、精霊たちが教えてくれた。
なるほど。
だから、最初からキラキラしてるって言ってたんだ。
私は、妙に納得してしまった。
それから1週間くらいたったある日、ポルカさんが言った。
「不思議だわ。最近、どの花もイキイキとしてて、全然枯れてこないの」
不思議そうに店の花を見ながら、ポルカさんは首を傾げている。
精霊たちは、それを聞いて
『それはそうだよね~。僕たちが枯れるの止めてるもん』
『ルナ~嬉しい?』
『私たち、ルナの役に立ちたいの~』
と、嬉しそうに話す。
え? そんな事出来るの!? 凄い!
……じゃなくて、駄目でしょう!
そんな不自然な事になってるのが、私が来てからだなんて、怪しさ満点じゃないの!
慌てた私は、精霊たちにその力を使うのをやめてもらったが、
『ちぇ~。駄目なのか~』
『せっかく綺麗だったのにね~』
『もっと驚くこと、したかったのになぁ』
と、精霊たちは、不服そうに話している。
いや、本当にやめて。
そんな事を思っている私に、
『じゃ、ルナに力をあげる~』
『それがいいね~。そうしよう』
『みんなで祝福しよう~』
店の中で、今すぐ祝福を授けようとする精霊たちを、私はまた慌てて止めた。
「ねぇ、祝福って、何?」
小屋に戻ってから私がそう聞くと、
『ん~とねぇ、僕たちの力を分けてあげるの』
『そうそう、力が使えるようになるよ~』
『私たちからのプレゼントなの~』
など、要領を得ない。
まぁ、悪いものではないのだろうと、あまり気にしなかった。
それよりも、これから先の事をじっくり考える。
異世界転生と聞くと、大抵、魔法とか、魔王とか、魔物とか、前世では有り得ないことを想像してしまうが、この世界には、魔法はない。
いや、ないわけではなく、昔はほとんどの人が使えたらしいのだが、いまでは、使える人はほとんどいないのだ。
もちろん、魔王も存在しない(多分)
魔物は、いるらしいが、私は見た事がない。あの魔物の森でも出くわさなかったのだから、存在を信じないのも無理は無いと思う。
「ねぇ、魔物っているの? あなた達と出会った森に魔物がいるって聞いたけど、全然見掛けなかったよね?」
そう精霊たちに聞くも、
『僕たちが守ってたから~』
『普通の人間は、森に入ると出られないよ~』
『森に人間は入っちゃ駄目なんだよ~』
『ルナはいいけどね~』
と、それぞれが言い、答えがズレてる気がする。
まぁ、きゅんラブは魔法とか魔物とか出て来ることのない、普通の恋愛シュミレーションゲームだったからなぁ。
ホント、何で精霊が私にだけ見えてるんだろう?
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