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2章 裏への訪問

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・・・・・・・・・・・・


加治屋「・・・ちょっと薄暗いな・・・、ここは洞窟なのか?」


中へ入った加治屋は若干の薄暗さを覚え少し不安も感じていた。


レイア「もう少し進んでみろ、薄っすらとでも何か見えてくるだろ。」


レイアに促され加治屋は目を凝らしながらその先を見てみる。


加治屋「・・・見えた・・・が、本当にこのまま出ても良いんだな?」


レイア「大丈夫だ、それにお前ならすぐにわかるはずだ。」


加治屋「いや、何がわかるんだよ?」


問いかけに答えないレイアに加治屋はより不安に感じながらも、歩を進める他なかった。


そしてその数歩の後・・・。


加治屋「・・・あれ?ここもう外・・・なのか?」


気付かぬ内に加治屋はどうやら既に外、レイアがいた世界の入り口に足を踏み入れていた。


加治屋「・・・森の中・・・か?」


レイア「あまりその周辺から動かない方が良い。私のフィールド内からはな。」


加治屋「・・・フィールド、何だそりゃ?」


レイア「私が本来の姿の時に居座っていた空間の事だ。しばらくここに居た為か私の力が残っている。

だからここには何者も近付けない。」


加治屋「お前がさっきエリアって言っていた場所がここか、っていうか初めて見た気がしないんだが?」


初めて来たはずの場所、なのだが加治屋にはそこがどうも違って見えていた。まるでさっきまでいた場所の様な。

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