異世界の鍛冶屋さんⅡ～お店の裏は裏ダンジョン！？・開～

１章 裏の開門

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レイア「裏ダンジョンとは言わばその時代の思想が残った状態の世界。

歴史の教科書の中身がそこにそのままある様なものだ。」


加治屋「へぇ、それは少し興味があるな？」


レイア「そしてそこへ、ここの世界の者たちが侵略目的で向かって来たなら・・・、

確実に戦争になる。」


加治屋「・・・・・・・・・。」


レイア「だがそれは逆も然り。開かれた裏ダンジョンへの門は閉じられることは無いく開いたまま。

侵入も容易にしてしまう。まぁ、だからあの2人が未然に防ぐために行ったんだがな。」


加治屋「あの2人？」


レイア「あの夫婦だ。場所も告げずに旅に出ているのだろう？

現状この世界での最高戦力はあの夫婦。その者達が開かれた裏ダンジョンの拠点へ赴き釘を刺しに行っている。」


加治屋「どちらかと言ったら戦闘がしたそうに見えるけどな、あの嫁さんは特に。」


レイア「それも想定に入れてだ。もし実力を測る様な仕草を相手が見せれば元魔王は黙っちゃいないだろうし、

実力を示せるいい機会だ。」


加治屋「滅ぼさなければ良いけどな逆に・・・。」


そんな会話を2人呑気に行っている最中、その近くでまた別の何かが蠢き、

破壊された扉の中から這い出て来ようとしていた。


1章　裏の開門　終わり