異世界の鍛治屋さん～お店の裏は裏ダンジョン！？～

7章 鍛冶屋と武具を狙いしモノ

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騎士団長「共和国軍はあと数日でこの町まで到着するはずだ。別の町に身を隠すなり方法はあるぞ。」


徳井「なら俺の家に隠れるか？意外と見つからないかもしれないぞ？」


加治屋「お前嘘下手だろ。もし踏み入れられて聴取されたら直ぐバレる。」


徳井「ならどうするんだよ？」


加治屋「俺しか知らない隠し場所がある。その気になればそこに隠れる事も出来るしな。」


騎士団長「深くは詮索はしないが、それなら早く行動した方が良い。」


加治屋「わかってる。そうだな・・・、仕事を一旦中断しないとな・・・。」


徳井「客はほとんど町の連中なんだろ？だったら俺が言っといてやるよ！」


加治屋「お前本当に徳井か？」


その後、騎士団長は店の周辺を警戒しつつ外へと出て行った。


徳井「あいつの事、本当に信用して良かったのか？」


加治屋「まぁ少なくとも・・・、共和国軍の奴等よりは信じられるかもしれないと思った。それだけだ。」


徳井「共和国軍よりも？」


加治屋「あいつの言う通り、共和国軍は前世の日本そのものだ。俺は自由に生活していく事を信条としている。

だからここで店をやっているのもあるんだが。」


徳井「何か・・・、毛嫌いしてるようにも思えるな？」


加治屋「まぁ、ロクな人生では無かったからな、前世では・・・。」


その事を聞こうとした徳井だったが、今はその時では無いと思い、喉まで出かかっていた言葉を押しと止めた。


徳井「いやまぁ、あるよなそれぞれ・・・。」


加治屋「さぁ、そうと決まれば準備を始めないとな。それと、悪いがお前にも場所は教えられない。」