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7章 鍛冶屋と武具を狙いしモノ

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・・・・・・・・・・・・


所変わって、町の外の鍛冶屋。

そこの店主である加治屋はいつもの様に店内で武具の手入れをしていた。


加治屋「・・・今日は、やけに外が騒がしいな?」


徳井「なんでも、共和国軍の騎士団長があの町に来てるらしいな?」


加治屋「その騒ぎがこっちまで届いてるのか?どんな熱量だよ?」


徳井「まぁ、前日にかなり大掛かりな準備をしてたみたいだからな。

あの町にとっちゃ重大行事なんだろうよ。」


加治屋「始まりの町・・・。コレと言って特徴のない町ではあるが、有名人が来るだけで大事なんだろうな。」


徳井「・・・って言うかよ。何で騎士団長がこんな所に来てるんだ?」


加治屋「近況報告なんじゃないのか?最近は更に勢力が拮抗しているらしいからな。

始まりの町と言えど注意喚起は必要だと判断した為だろ?」


徳井「何だそれ?って事はもしかしたらこっちにも被害が及ぶって事なのか?!」


加治屋「さぁな、まぁ俺は準備は怠ってないがな?」


徳井「お前・・・、本当にあれ毎日やってんのか?」


加治屋「時間があればな。それに主も定期的に動かないと勘が鈍るみたいだからな。」


徳井「何か・・・鈍っていても俺は良いと思うんだが?」


そんな他愛のない会話が永遠と続くかと思われた矢先、店の扉が勢いよく、または乱暴に開かれた。


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