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4章 鍛冶屋とパーティー

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冒険者「もしかしてこの事態・・・俺が・・・引き起こしちまってたのか?」


加治屋「あぁそうなる、これが原因でお前等のパーティーが何度行っても、

同じ森林に同じ魔物が現れていたって事だ。そりゃそうだギルドからの依頼を受けちまってたんだからな?」


魔術師「・・・でもそれって・・・、討伐できなかったらこのまま討伐依頼は継続したままなのでしょうか?

期限とかは無いんでしょうか・・・?」


加治屋「いや、この依頼は期限は設けられてない様だ。だが心配するな。

この依頼書のもう片方の円、これに受諾した奴が触れれば討伐依頼は解除される。」


格闘家「そ・・・そうか、意外と簡単なんだな?・・・でもよ。」


格闘家は何かを言いかけたが、途中で発するのを躊躇した。その思いが他の2人と同じだと確証が無かったからだ。


加治屋「・・・どうした?これを解除する事でもうあの森に魔獣は出て来ないんだぞ?

簡単に森を抜ける事が出来る。」


冒険家「いや、そうなんだけどな・・・、でも・・・何かそれじゃあ・・・、

俺達がこのまま負けを認めたように感じがして・・・。」


魔術師「・・・そうですね・・・。この先あれ以上の魔物は幾らでも出て来るはず・・・。

その度に逃げるような事をするのは・・・。」


加治屋「なら・・・そうだなぁ・・・、じゃあ、倒そうじゃねぇか!そいつを!」


冒険家「倒すって・・・でもよ、あんたがパーティーに加わったからと言って、勝てるかどうかなんて・・・。」


加治屋「だからさっき言っただろ?俺はあくまで援護だ、サポートに徹すると。」


格闘家「それじゃあ・・・、基本的には俺達だけで何とかしないといけないのか・・・。」


加治屋「おいおい、何か勘違いして無いか?俺は援護するって言ったんだ。

俺の援護はお前達に戦い方・・・その魔物の倒し方を教える事だ。」


冒険家「戦い方・・・魔物の倒し方って・・・?」


加治屋「この依頼に書かれている魔物は・・・ゴーレムか。

ゴーレムは確か、あの森の先にある山岳地帯に多く生息している魔物だ。依頼書によるとその山岳地帯から、

一体だけその森に迷い込んでしまって、森を荒らしかねないから討伐して欲しいって奴だな。」


魔術師「あの魔物がその先に何体も・・・。しかも近くの山岳地帯にいる魔物だったなんて・・・。」


加治屋「だが安心しろ。お前等はそのゴーレムの倒し方を知らないだけだ。つまりまだ倒す余地がある訳だ。

そこで、俺がゴーレムの戦い方とそれに適した装備をくれてやる!」


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