イレンシ~壱~

ホージー

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case1 公園の少年

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鹿神「よし!それじゃあそこに行くよ竹田君、翔太君!」


竹田「えぇ!?さっき戻ってきたばっかりなのに!?」


鹿神「それでは田山さん!一応依頼はこれにて完了です。後は僕達だけで大丈夫なので、

依頼料を指定の口座へ振り込んでおいて下さい!」


田山「はい・・・あの、それでいくら振り込めば?」


鹿神「それは、田山さんの気持ち次第ですよ!」


田山「は・・・はぁ?」


鹿神はそれだけ言うと竹田を連れ公園の外に出て行った。


田山「・・・・・・・・・。」


その2人の姿を田山はその様子を黙って見つめていた。


・・・・・・・・・・・・


それから数時間後


???「・・・誰も・・・いないな?」


再び本来の静けさを取り戻した公園に今、何者かの姿があった。


???「本当に信じて良かったんだろうか・・・?

全く・・・、得体の知れない者達に頼るのはもう止そう・・・。」


その"男"の手には何故かスコップを手にしていた。


???「まぁとにかく・・・これで"アレ"が私の手に・・・。」


長きに渡り何かを待ち続けた様な・・・そんな感情を抱きながら男は砂場に近付き。


???「よ・・・よし!やるぞ!」


男が決意と共にスコップを砂場に突き刺した瞬間。


・・・・・・そう簡単に事が運ぶと思うなよ?


???「・・・・・・・・・え・・・何だ?今・・・頭の中から声が・・・?」


男は突然どこからか聞こえて来た声に全身を硬直させた。


???「だ・・・誰だ?!どこにいる!?」


・・・何だ・・・俺の声を忘れたのか?この・・・卑怯者が。


???「ど・・・どこにいる?で・・・出てこい!」


・・・出て来ていいのか?お前の・・・目の前に?


???「隠れてないで・・・す・・・姿を現せ!」


田山がどこから聞こえているかわからない声に警戒していると。




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