上 下
23 / 24
1章 写ろうとする者

1章 写ろうとする者(23)

しおりを挟む



アナウンス:いよいよ次が最後の演目となります!




そのアナウンスと共に最後の花火が高々と

空にまっすぐな線を描いた




勇也:・・・・・・あ!




勇也が声を発した瞬間

最後の大玉花火が

夜空に大きな花を咲かせた




母:・・・あなたも・・・どこかで

見てくれてるなかな・・・?


・・・康平・・・




・・・・・・・・・・・・




康平:・・・・・・・・・




???:本当にあんな言葉で

よかったのか?




康平(コーヘイ):あぁ、

ありがとう




康平は謎の男性と共に

勇也の近くで花火を見ていた




男性:しかし・・・


本当に生き返るとはなあの子




康平:あたりまえだろ!


俺があいつを死なせる

訳にはいかないだろ!




男性:・・・まぁ良かったじゃないか




康平:みんなあんたのお陰だ


最初ここに来た時

何もわからなかった俺に

色々教えてくれたんだから


勇也の事だって・・・




男性:あれは稀な例だったからな


意識不明の状態で魂だけがこっちに来て

肝心の記憶が肉体に残ったままなんてな




康平:それで俺の事も覚えて

無かったんだからな


最初は驚いたよ



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

パイナップル番長 あるある川柳大全(中年童貞の世界)

パイナップル番長研究所
キャラ文芸
進学するように、時期がくれば、ある程度の努力で、自然とパートナーと巡り合えて初体験して結婚できると思っていたら、現実は甘くないのですね。 我が研究所は、20年以上にわたって、特殊生物パイナップル番長を研究してきました。 パイナップル番長とは、ずばり中年童貞を具現化した姿そのものです。 今回は、パイナップル番長を吐いた川柳の収集及び研究の成果を公表したいと思います。 中年童貞ならではの切なさや滑稽さを感じていただけましたら幸いです。

【ショートショート】恋愛系 笑顔

樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
◆こちらは声劇用台本になりますが普通に読んで頂いても癒される作品になっています。 声劇用だと1分半〜5分ほど、黙読だと1分〜3分ほどで読みきれる作品です。 ⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠ ・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します) ・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。 その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

心霊写真

アキヅキナツキ
エッセイ・ノンフィクション
昔、写してしまったものの紹介してます。明日からは、不可思議関連になりそうです。面白かったら、また来てね。表紙はいつも通り、再録ですので、内容とは一切関係ありません。

彼女とあたしとシックス・センス

黒巻雷鳴
キャラ文芸
何も知らない2人の女子高校生たちは、謎多き《超科学研究部》に呼び出される。そこで待っていたのは──。 ※無断転載禁止。

処理中です...