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本編
2 エピローグ
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卒業パーティーでの婚約破棄から一年後、晴れやかな空の下、メルヴィンとオフィーリアは結婚式を迎えた。
真っ白なドレスに身を包み、白いベールをかけるオフィーリアはベールで顔を隠しているにも関わらず、立ち姿から美しさがにじみ出ている。その横に立つのは白い衣装に身を包み、王の品格を溢れ出させているメルヴィン。列席者は二人の神々しいまでの美しさに言葉が出ない。
教会の厳かな空気の中、二人は司祭の前に立つ。司祭が祝福を述べる。そして、二人は誓約し、指輪を交換する。
「それでは誓いの口づけを」
メルヴィンがオフィーリアのベールを上げる。オフィーリアと目があったメルヴィンは蕩けるような目をした。嬉しそうに微笑んで、メルヴィンを見つめ返すオフィーリア。二人はそっと口づけた。
その後、二人は婚礼用に装飾された馬車に乗り込み王都をパレードする。元々、国民からの人気の高い二人の結婚式と言う事で、大通りにはこの日の二人を見ようと人々が押し寄せる。集まった人々に手を振りながら、メルヴィンがオフィーリアにささやく。
「これから困難な事が起こり、あなたに辛い思いをさせてしまう事があるかもしれない。だがオフィーリア、あなたを必ず守り、生涯愛し続けると誓おう」
「ありがとうございます。陛下とならどんな困難なことでも乗り越えていけると思いますわ。陛下、私も陛下の事、愛していますわ」
オフィーリアはメルヴィンを見つめて、花がほころぶようにふわりと微笑んだ。
メルヴィンはオフィーリアの可愛さにたまらず、オフィーリアの頬にそっと口づける。普段貴族のたしなみとして、人前で表情を出すことのほとんどないオフィーリアだが、あまりの恥ずかしさに堪らず、顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
それを見た人々から歓声が上がる。人々は二人の仲の良さにこの国の行く末がよいものになることを確信したのだった。
のちに、二人はフロナディア王国史に王国を更に発展させた賢王とそれを支えた賢妃として名を残すことになる。
END
真っ白なドレスに身を包み、白いベールをかけるオフィーリアはベールで顔を隠しているにも関わらず、立ち姿から美しさがにじみ出ている。その横に立つのは白い衣装に身を包み、王の品格を溢れ出させているメルヴィン。列席者は二人の神々しいまでの美しさに言葉が出ない。
教会の厳かな空気の中、二人は司祭の前に立つ。司祭が祝福を述べる。そして、二人は誓約し、指輪を交換する。
「それでは誓いの口づけを」
メルヴィンがオフィーリアのベールを上げる。オフィーリアと目があったメルヴィンは蕩けるような目をした。嬉しそうに微笑んで、メルヴィンを見つめ返すオフィーリア。二人はそっと口づけた。
その後、二人は婚礼用に装飾された馬車に乗り込み王都をパレードする。元々、国民からの人気の高い二人の結婚式と言う事で、大通りにはこの日の二人を見ようと人々が押し寄せる。集まった人々に手を振りながら、メルヴィンがオフィーリアにささやく。
「これから困難な事が起こり、あなたに辛い思いをさせてしまう事があるかもしれない。だがオフィーリア、あなたを必ず守り、生涯愛し続けると誓おう」
「ありがとうございます。陛下とならどんな困難なことでも乗り越えていけると思いますわ。陛下、私も陛下の事、愛していますわ」
オフィーリアはメルヴィンを見つめて、花がほころぶようにふわりと微笑んだ。
メルヴィンはオフィーリアの可愛さにたまらず、オフィーリアの頬にそっと口づける。普段貴族のたしなみとして、人前で表情を出すことのほとんどないオフィーリアだが、あまりの恥ずかしさに堪らず、顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
それを見た人々から歓声が上がる。人々は二人の仲の良さにこの国の行く末がよいものになることを確信したのだった。
のちに、二人はフロナディア王国史に王国を更に発展させた賢王とそれを支えた賢妃として名を残すことになる。
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