えじぷと守護神!

葉っぱちゃん

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神様

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カチッ

電気が明るくなる。
和風の部屋で6人揃って……
輪になるよう座っていた

「「「「「「……」」」」」」

全員が無言だった。
そして、
ひとりが声を上げた

「俺たち兄弟ですよね!昨日までの賑やかさどこいったんですか!」

そういったのはメガネをつけている青年。

「気づいたんだ。」

と耳がとんがった男が言うとみんな一斉にその男を向いた

「俺たち、エジプトなんだなって」

「……は?」

そう声を出したのは髪が長く、お団子にした男。
何言ってんだこいつって顔をしている。

「いやいや、ビス……それは違う。俺たちは守護神だ。わかるか?守護神」

と説明を付け足すと

「しゅごしん?」

ビスと言われる男が首を傾げる。

「守る神様だよ!!」

ビスと言われる男にツッコミをかます。
そして、

「自己紹介します」

「いや、唐突だな!」

ツッコミが止まらない

「今この小説を見ているみんなに自己紹介だ」

とビスが言うと

「フフ、今見ているなんて、かなり私たちに興味のある人間なんですね」

と片方目が隠れた男性

「みんなみてる?」

そしてセンター分けした男性に

「にゃはは!!見て!俺見てにゃ!」

と猫で元気な男性だ。
そして、ビスは正座をした。

「おはようございます」

「はじめましてな。」

ツッコミがとまらない

「はじめまして。俺はアヌビスといいます。……長男です。仲良くしないと冥界送りにします。えと、コンビニで働いてます。よろしくお願いします」

と犬耳だったらしく、その犬耳を立たせて真面目にお辞儀した。尻尾は垂れている

「怖いな!!……あー、俺は……セト。あー自己紹介なんてだる。……ニート。それ以外はない。はい次」

とお団子頭の男。目に隈が見える。大丈夫なんだろうか。

「私、オシリスと申します。本当はこんな所1秒たりとも居たくないのですぐ終わりますね。植物好きです。お花屋さんの店長してます」

と片目隠れの男。服は学ランなのに店長……?

「俺はトト、IT企業で働いてて、みんなの食事担当してます。オシリスとよくしてます」

とメガネをつけた男

「俺ホルス。…………」

と前髪わけをしたマスクの男が無言になると

「ホルス兄は大学生!で、俺は高校生!ようやくなったばかりにゃん!……バステトにゃんです!」

と元気いっぱいのどこかでみたことあるような顔が見える。……もしかしたらブレイヴ組織の門番役の彪ノを知っているかもしれない。

バステトがホルスのことを話し、自分のも話した。
2人はどうやら学生らしい。
ホルスはそっぽを向いた。
セトはホルスをみた。
すると、アヌビスは改めて言った

「6人兄弟をよろしくお願いします」

と挨拶とともにみんなお辞儀をし、ホルスはそれをみて遅くなりながらもお辞儀した。

この家族、何かがおかしい。

そして自己紹介を終えるとアヌビスは立ち上がる
バステトは声をかけた

「アヌビス兄ちゃんどうしたんだにゃ?」

「…………」

アヌビスは無言で、歩こうとする。
それに気付き、バステトが足を掴んで離さないようにした。

「どこ行くんだにゃん?」

「……大事な用事」

「え?急すぎんかにゃ?」

と大事な用事で立ち上がるアヌビスに疑問に思った。すると

「……散歩」

「それ大事かにゃ!?」

セトではなくバステトが言う。

「歩く事は大事だ。」

そしてあることに気付きバステトが止めに入る

「待つにゃ!」

「どうしたテト」

ビックリしたのかアヌビスはビクッとなる。
そしてバステトがじっとアヌビスを見た

「その服で行くのかにゃ?」

…………

「っ……ハハハハ!家なら良いがこれで外出かよ!」

「フフ、馬鹿ですね」

「馬鹿じゃない」

セトは大爆笑。
オシリスは馬鹿にし、それにアヌビスは反論した。

「あの、それどこにあったんですか?」

「えと……わからない」

「いや、『エジプト文明』って……。それにズボンは短パンで……これで行くんですか?」

「……ダメか?」

アヌビスはこの服装が好きみたいで何度か出ているのか慣れているようだった。
それなら普段着の方がなんぼか良い。

「ビス兄は普段着の方が似合うよ。」

「ホルス……!」

アヌビスはホルスを見ては抱きしめた。
そして結局着替える事にした。

「行ってきます」

アヌビスはいつも好きな物食べて育ってきた
家族と食事は楽しいが、
アヌビスは美味しさを味わうこととなる

「芋、芋……」

芋が殆どのこの国。
アヌビスは飽きていた
が、生きるためには食べなければいけない
死なないけど

「……」

気づいたら滅多に来ない場所まで来ていた。
今日は確か雨と聞いている。
雲が来ている。
傘忘れたな

……芋が毎日の生活なら、たまには良いかな
どうせ誰も。

その時だった

「……!」

横にアヌビスより背の高い男が横切った。
何故か知らないはずなのに振り返ってみてしまう。

が、既にいなかった。

俺たち守護神は、神様であり、人間が下につかれる存在。
それはもうアヌビスにはウンザリしていたのかもしれない。
兄弟と毎日過したこの生活は……きっと楽しくないだろう。
なにか好きなものが欲しかった。

アヌビスが上を見ると、ポタッと雫が垂れた。
雨だ
帰らなきゃいけないのに足が進まない。
俺は何故かその場に座り込んでしまった











「アヌビス発見しました。……様子が変です」

『引き続き調査しろ。』

「はい」

守護神の会議は行われていた。
メジェドはアヌビスの横を通ったが、
違和感を覚えた。

何を思っているのか、わからない。

『……!メジェド!アヌビスの子孫が居る!』

「……いえ、気配が違い……。あれ?」

その男は右目付近に傷を持つ男だ。
何故、アヌビス子孫がいると守護神は思った?
……気配が、違う

「何か違います。これは……」

感じたことのある。
メジェドは思った
もしかしたら予想があっているなら

「子孫の事で。草薙一家の子供と同じ感じがします」

『……草薙一家の子供と言えば、草薙無鹿か……』

メジェドは変だと思った。2人の意見が食い違う。
草薙無鹿の時もたしか……

『彼はアバドンだな』

「はい。ですけど……違う感じがします」

……覚えている。
何故か違った。
全書を見るともちろん相手があっていたが、何故か俺だけは違う感じがした。





「草薙一家に聞く必要があるみたいですね」

『……そうだな。メジェド、よろしく頼む。』

そして、通信をつけてかけてみるよう頼んだ
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