323 / 418
第22章 世界崩壊はわりと身近にあるらしいですよ⁉︎
319話 護衛の選別
しおりを挟む
「ミネルバ、突然何を言い出すんだ。意味を分かって言っているのか?」
親善大使に立候補したミネルバ王女は、自信満々に答える。
「もちろんですラヘル兄様。私は決して、冗談を申し上げている訳ではございません。先ず、私が何故、親善大使に名乗り出たのかという点をお答えします。1つ、相手国の王が警戒しない脆弱な者であり、尚且つ王家の者であるということ。2つ、私は国王とその奥方とは面識があり、友好的な関係を既に築いていること」
王家の血筋を差し出す事は、相手との信頼性を高めるには効果的だ。
ミネルバは、継母であるジョアンヌ王妃の唯一の子だ。継母の反対はあるだろうが、俺としては父上から引き離せて助かるな。
だが、自ら人質ともなり得る行動に出れる程、相手と仲が良いというのか?
「…友好関係に自信があるのは良いが、お前が国から出る事を、父上も母上も良しとしないだろう。それをどう説得すると言うのだ?」
「彼が所属していたのはバルグ商会。商会の中では稀に見る帰結主義の商会です。彼等との出会いは、単なる遊具に私が興味を持った事から始まりました。王城に招き、軽い座談会をした際に、母上のお茶会に参加した事もあります。それだけでなく、厄災の悪魔から逃げ遅れた私と母上は、彼自らの手で助けられましたから、母上は快く承諾してくださると思いますわ」
「む…。そうか」
救助された際の話をされると、ラヘルは罪悪感で居た堪れなくなった。
災厄の悪魔出現の日、ラヘルは国王と妹2人を避難させることで精一杯だった。
籠城戦ならまだしも、城下街と城内で突然起きた悪魔襲撃に対策を打てる筈もなく、僅かな近衛兵達と即座に王都から脱出する手段しかできなかった。
それに、王宮の1部崩壊により通路の断裂した為に、王妃とミネルバの詳細を判断できなかった。決して故意に、王妃とミネルバを見捨てた訳では無かったのだ。
「では説得してみせろ。お前がそれを望むなら、私は邪魔はしない。私の見立てでも、アラヤならお前を無下には扱わないだろうからな」
「兄様、ありがとうございます」
「フン、本来ならトーマスに依頼する予定だった案件だ。仕事を横取りした埋め合わせをお前からしておけよ?」
「え?俺は別に…」
「もちろんです」
戸惑うトーマスの裾を引っ張り、ミネルバ達は軍議室から退室した。
「ごめんなさい、トーマス。貴方を利用するような形になった」
「利用も何も、アラヤに親善大使を選んで送れって、初めから俺には決められなかったさ。俺も、ミネルバ様が1番角が立たない人選だと思うぜ?」
「ありがとう。そうと決まれば、父上と母上を説得しに行かなきゃね。あ、後、付き人を1人は考えなきゃ。流石に単身で行くのは許されないだろうし」
「ギルドから1人選ぼうか?」
「それは私が嫌よ。でも、マーレットは侍女長だから無理よね…。まぁ、先ずは説得が先ね!」
ミネルバは、王族らしさの気品など気にしないとばかりに颯爽と走っていった。
「軽い気持ちでああは言ったが…責任重大だな」
「ギルドマスター、どうされたんですか?」
翌日、忙しいギルドの日常に戻ってきたトーマスは、ラヘル王子からの護衛推薦枠を1人選べと依頼されていた。
ミネルバ王女は、国王と王妃の説得には成功したようだが、世話係と護衛を1人ずつ同行させることを条件とされたようだ。
世話係には、マーレットが後輩のマイナという娘を推薦し、既に確定している。
そして、護衛枠の候補となるのが、近衛兵、各将軍の部隊長、貴族出身の次男以降。
その中から、最適人の者を選べと依頼されたわけだ。
ギルドマスターとして、それなりに人を見る目はあると自負していたトーマスも、最終的に残された候補者達に頭を抱えていた。
「選ばれたのは、騎士団でも長所短所が目立つ奴ばかりだ。不躾、酒癖、不敬、粗暴、無学はもっての外、いくら護衛としてのステータスを持ち合わせていても、最適な奴がいないんだ」
戦闘経験者達はまだ良い。最低条件の護衛ができるから。
だが一方の貴族出身者は教養はあれど戦闘経験は皆無な上に傲慢な者が多い。そもそも、嫡男は1人としていない。
まぁ、王家との繋がりだけ見て選ばれた末っ子がほとんどだな。
「やはり護衛もできて、教養があるのは近衛兵達か…。ん?コイツは見た事あるな…」
トーマスの調査報告書を捲る手が止まる。
「確か…ミネルバ王女の護衛していた奴だな。王女に会う前にアラヤがどんな人物かを疑っていた。王女の警護を普段からしているなら、コイツが適任か?」
だが何故、現在護衛任務に着いているにも関わらず、この男は誰からも推薦されていないのだ?
「まぁ、他に妥協できる人材は見当たらない。コイツで出すか」
トーマスは、能力的な点では問題が無いリッセンを護衛候補者として推薦することに決めた。そこで、彼の人間性を確認することを怠ってしまったのだった。
ハ…クシュン!
「…誰か噂しているな?まさか、ミネルバ様か?」
外壁の瓦礫撤去中だったリッセンは、舞い上がった埃で盛大なクシャミをした後に、おそらくミネルバが居るであろう王城を見上げた。
「何だあれは⁉︎」
欠けた王城の屋根の向こうから、巨大な影が広がってくる。
他の兵士達も見上げ、その大きさに騒ぎ始めた。
「し、島が浮いているのか⁉︎」
下から見上げれば、見えるのは剥き出しの土塊でしかないので、想像し易いのはやはり空飛ぶ島だろう。
リッセンは、迷う事なく瓦礫を放り捨てミネルバ王女を探しに駆け出した。
「ら、ラヘル王子、早速来訪した様です!」
「おいおい、早過ぎるだろ。同盟検討の打診を出したのは昨日だぞ⁉︎グルケニア帝国領内から、僅か1日で来たというのか…⁉︎」
朝、羅針盤通信機による会話では、こちら側からは数日中に来訪してもらい、同盟を結ぶに当たっての会議を行うと要請したばかりだった。
現在はグルケニア帝国に居ると、その時に聞いていたのだ。
「しかし、今更準備がまだだと追い返す訳にもいきません」
「先ずは父上達に連絡をする!大臣と宰相は至急、同盟条約の書類を仕上げろ!」
「「「ハッ‼︎」」」
ラヘル王子は、急ぎ国王の寝室に向かった。国王は既に体を起こし、侍女達により正装へと着替えている最中だった。
それを心配そうに、第一、第二王女の妹達が何も出来ずにあたふたとしている。
「父上、予定よりも急な謁見となり、誠に申し訳ございません」
「本当ですよ、兄様!父上様の体調が優れない事を知った上での対応なら、相手国の者達を許してはなりませんわ!」
ラヘルが黙れとひと睨みすると、妹達は竦み上がり大人しくなった。
「…もうよい。体調も、今は調子が良いからな。それに、ミネルバが言うに、彼等は規格外の者達ばかり。我々の常識で測ってはいかんらしい。何より、彼等はこの王都を救った一員じゃからな」
最後に愛用のマントを羽織ると威厳まで羽織ったかの如く、弱っていた姿が嘘に思えた。
「ラヘル、客人を待たせる訳にはいかぬ。出迎えを頼んだぞ」
「ハッ、直ちに!」
ラヘルは護衛と侍女達に後を頼むと、直ぐに控えていた宰相と移動しながら打ち合わせを始める。
「向こうからの通信はあったか?」
「はい先程。先ずは入国の許可を頂きたいと」
「上空で待っているということか。分かった、許可せよ」
「はい」
入国の許可だと?
奴等は既にラエテマ王国内に居るし、魔法や飛竜により、この王城にもいつでも入れるだろうに。
「城門前にゴンドラ?を下ろすとの事です」
「分かった。出迎えは私が行く。お前達は残された準備を終わらせろ」
「ハッ!」
ラヘルは外廊下へと出て、その光景を見た瞬間に、何故、空中公国側が入国と言ったのかその意味を理解した。
「衛兵!直ちに開門せよ!今から御座す方々は、我がラエテマ王国の客人である!」
ラヘル王子の一声に、空を見上げて呆けている者、急ぎ砲台の準備に取り掛かろうとしていた者達が、直ちに身を正して通路に整列を始めた。
既に王都都民全てが目撃しているその空を飛ぶ島は、見る者達の思考を鈍らせていた。
異様で、奇怪で、恐怖と奇跡の事象を目の当たりにしている。
それは正に、この国では無い別の存在。その存在を見せる事で、国民にそうアピールしているのだ。
やがて、島から1つの箱らしき物が降りてくるのが見えた。
その箱は、近付くにつれて部屋の様な乗り物だと分かった。
箱の四隅は糸状な物が繋がっており、この箱が島から降りる為にあるのだと理解した。
「見ろ、誰か出て来たぞ⁉︎」
箱の扉が開くと、背の低い青年と恐ろしく綺麗な女性が初めに出て来た。
次に金髪の男女が続き、護衛らしき盾を持つ大男と同じく背の高い亜人のメイドが最後だった。
「急な来訪、誠に申し訳ない。ラヘル王子」
「いや、もとより呼んだのは我々だ。来て頂いた事、こちらこそ感謝する」
青年と握手を交わすラヘル王子を見た兵士達は、この時初めて、代表者がその背の低い青年だと気付いたのだった。
親善大使に立候補したミネルバ王女は、自信満々に答える。
「もちろんですラヘル兄様。私は決して、冗談を申し上げている訳ではございません。先ず、私が何故、親善大使に名乗り出たのかという点をお答えします。1つ、相手国の王が警戒しない脆弱な者であり、尚且つ王家の者であるということ。2つ、私は国王とその奥方とは面識があり、友好的な関係を既に築いていること」
王家の血筋を差し出す事は、相手との信頼性を高めるには効果的だ。
ミネルバは、継母であるジョアンヌ王妃の唯一の子だ。継母の反対はあるだろうが、俺としては父上から引き離せて助かるな。
だが、自ら人質ともなり得る行動に出れる程、相手と仲が良いというのか?
「…友好関係に自信があるのは良いが、お前が国から出る事を、父上も母上も良しとしないだろう。それをどう説得すると言うのだ?」
「彼が所属していたのはバルグ商会。商会の中では稀に見る帰結主義の商会です。彼等との出会いは、単なる遊具に私が興味を持った事から始まりました。王城に招き、軽い座談会をした際に、母上のお茶会に参加した事もあります。それだけでなく、厄災の悪魔から逃げ遅れた私と母上は、彼自らの手で助けられましたから、母上は快く承諾してくださると思いますわ」
「む…。そうか」
救助された際の話をされると、ラヘルは罪悪感で居た堪れなくなった。
災厄の悪魔出現の日、ラヘルは国王と妹2人を避難させることで精一杯だった。
籠城戦ならまだしも、城下街と城内で突然起きた悪魔襲撃に対策を打てる筈もなく、僅かな近衛兵達と即座に王都から脱出する手段しかできなかった。
それに、王宮の1部崩壊により通路の断裂した為に、王妃とミネルバの詳細を判断できなかった。決して故意に、王妃とミネルバを見捨てた訳では無かったのだ。
「では説得してみせろ。お前がそれを望むなら、私は邪魔はしない。私の見立てでも、アラヤならお前を無下には扱わないだろうからな」
「兄様、ありがとうございます」
「フン、本来ならトーマスに依頼する予定だった案件だ。仕事を横取りした埋め合わせをお前からしておけよ?」
「え?俺は別に…」
「もちろんです」
戸惑うトーマスの裾を引っ張り、ミネルバ達は軍議室から退室した。
「ごめんなさい、トーマス。貴方を利用するような形になった」
「利用も何も、アラヤに親善大使を選んで送れって、初めから俺には決められなかったさ。俺も、ミネルバ様が1番角が立たない人選だと思うぜ?」
「ありがとう。そうと決まれば、父上と母上を説得しに行かなきゃね。あ、後、付き人を1人は考えなきゃ。流石に単身で行くのは許されないだろうし」
「ギルドから1人選ぼうか?」
「それは私が嫌よ。でも、マーレットは侍女長だから無理よね…。まぁ、先ずは説得が先ね!」
ミネルバは、王族らしさの気品など気にしないとばかりに颯爽と走っていった。
「軽い気持ちでああは言ったが…責任重大だな」
「ギルドマスター、どうされたんですか?」
翌日、忙しいギルドの日常に戻ってきたトーマスは、ラヘル王子からの護衛推薦枠を1人選べと依頼されていた。
ミネルバ王女は、国王と王妃の説得には成功したようだが、世話係と護衛を1人ずつ同行させることを条件とされたようだ。
世話係には、マーレットが後輩のマイナという娘を推薦し、既に確定している。
そして、護衛枠の候補となるのが、近衛兵、各将軍の部隊長、貴族出身の次男以降。
その中から、最適人の者を選べと依頼されたわけだ。
ギルドマスターとして、それなりに人を見る目はあると自負していたトーマスも、最終的に残された候補者達に頭を抱えていた。
「選ばれたのは、騎士団でも長所短所が目立つ奴ばかりだ。不躾、酒癖、不敬、粗暴、無学はもっての外、いくら護衛としてのステータスを持ち合わせていても、最適な奴がいないんだ」
戦闘経験者達はまだ良い。最低条件の護衛ができるから。
だが一方の貴族出身者は教養はあれど戦闘経験は皆無な上に傲慢な者が多い。そもそも、嫡男は1人としていない。
まぁ、王家との繋がりだけ見て選ばれた末っ子がほとんどだな。
「やはり護衛もできて、教養があるのは近衛兵達か…。ん?コイツは見た事あるな…」
トーマスの調査報告書を捲る手が止まる。
「確か…ミネルバ王女の護衛していた奴だな。王女に会う前にアラヤがどんな人物かを疑っていた。王女の警護を普段からしているなら、コイツが適任か?」
だが何故、現在護衛任務に着いているにも関わらず、この男は誰からも推薦されていないのだ?
「まぁ、他に妥協できる人材は見当たらない。コイツで出すか」
トーマスは、能力的な点では問題が無いリッセンを護衛候補者として推薦することに決めた。そこで、彼の人間性を確認することを怠ってしまったのだった。
ハ…クシュン!
「…誰か噂しているな?まさか、ミネルバ様か?」
外壁の瓦礫撤去中だったリッセンは、舞い上がった埃で盛大なクシャミをした後に、おそらくミネルバが居るであろう王城を見上げた。
「何だあれは⁉︎」
欠けた王城の屋根の向こうから、巨大な影が広がってくる。
他の兵士達も見上げ、その大きさに騒ぎ始めた。
「し、島が浮いているのか⁉︎」
下から見上げれば、見えるのは剥き出しの土塊でしかないので、想像し易いのはやはり空飛ぶ島だろう。
リッセンは、迷う事なく瓦礫を放り捨てミネルバ王女を探しに駆け出した。
「ら、ラヘル王子、早速来訪した様です!」
「おいおい、早過ぎるだろ。同盟検討の打診を出したのは昨日だぞ⁉︎グルケニア帝国領内から、僅か1日で来たというのか…⁉︎」
朝、羅針盤通信機による会話では、こちら側からは数日中に来訪してもらい、同盟を結ぶに当たっての会議を行うと要請したばかりだった。
現在はグルケニア帝国に居ると、その時に聞いていたのだ。
「しかし、今更準備がまだだと追い返す訳にもいきません」
「先ずは父上達に連絡をする!大臣と宰相は至急、同盟条約の書類を仕上げろ!」
「「「ハッ‼︎」」」
ラヘル王子は、急ぎ国王の寝室に向かった。国王は既に体を起こし、侍女達により正装へと着替えている最中だった。
それを心配そうに、第一、第二王女の妹達が何も出来ずにあたふたとしている。
「父上、予定よりも急な謁見となり、誠に申し訳ございません」
「本当ですよ、兄様!父上様の体調が優れない事を知った上での対応なら、相手国の者達を許してはなりませんわ!」
ラヘルが黙れとひと睨みすると、妹達は竦み上がり大人しくなった。
「…もうよい。体調も、今は調子が良いからな。それに、ミネルバが言うに、彼等は規格外の者達ばかり。我々の常識で測ってはいかんらしい。何より、彼等はこの王都を救った一員じゃからな」
最後に愛用のマントを羽織ると威厳まで羽織ったかの如く、弱っていた姿が嘘に思えた。
「ラヘル、客人を待たせる訳にはいかぬ。出迎えを頼んだぞ」
「ハッ、直ちに!」
ラヘルは護衛と侍女達に後を頼むと、直ぐに控えていた宰相と移動しながら打ち合わせを始める。
「向こうからの通信はあったか?」
「はい先程。先ずは入国の許可を頂きたいと」
「上空で待っているということか。分かった、許可せよ」
「はい」
入国の許可だと?
奴等は既にラエテマ王国内に居るし、魔法や飛竜により、この王城にもいつでも入れるだろうに。
「城門前にゴンドラ?を下ろすとの事です」
「分かった。出迎えは私が行く。お前達は残された準備を終わらせろ」
「ハッ!」
ラヘルは外廊下へと出て、その光景を見た瞬間に、何故、空中公国側が入国と言ったのかその意味を理解した。
「衛兵!直ちに開門せよ!今から御座す方々は、我がラエテマ王国の客人である!」
ラヘル王子の一声に、空を見上げて呆けている者、急ぎ砲台の準備に取り掛かろうとしていた者達が、直ちに身を正して通路に整列を始めた。
既に王都都民全てが目撃しているその空を飛ぶ島は、見る者達の思考を鈍らせていた。
異様で、奇怪で、恐怖と奇跡の事象を目の当たりにしている。
それは正に、この国では無い別の存在。その存在を見せる事で、国民にそうアピールしているのだ。
やがて、島から1つの箱らしき物が降りてくるのが見えた。
その箱は、近付くにつれて部屋の様な乗り物だと分かった。
箱の四隅は糸状な物が繋がっており、この箱が島から降りる為にあるのだと理解した。
「見ろ、誰か出て来たぞ⁉︎」
箱の扉が開くと、背の低い青年と恐ろしく綺麗な女性が初めに出て来た。
次に金髪の男女が続き、護衛らしき盾を持つ大男と同じく背の高い亜人のメイドが最後だった。
「急な来訪、誠に申し訳ない。ラヘル王子」
「いや、もとより呼んだのは我々だ。来て頂いた事、こちらこそ感謝する」
青年と握手を交わすラヘル王子を見た兵士達は、この時初めて、代表者がその背の低い青年だと気付いたのだった。
0
お気に入りに追加
2,699
あなたにおすすめの小説
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。~ラッキー~
暁 とと
ファンタジー
スキル運のおかげでドロップ率や宝箱のアイテムに対する運が良く、確率の低いアイテムをドロップしたり、激レアな武器を宝箱から出したりすることが出来る佐藤はギルドを辞めさられた。
しかし、佐藤の庭にダンジョンが出来たので億を稼ぐことが出来ます。
もう、戻ってきてと言われても無駄です。こっちは、億稼いでいるので。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる