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第19章 選択権は弱者には無いそうですよ⁉︎
277話 水先案内人
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エアリエルと1センチのアラヤは、エンリルを連れて浮遊邸から出発した。
小さ過ぎて風が吹けば飛ぶようなアラヤは、エアリエルに風を乗るコツを教わり、自身が放った風に乗り飛べるようになった。
向かい風の場合は風のトンネルを作ることで抵抗なく飛べた。
大きさ的に、虫と変わらない速度で飛べるが、エンリルにちょっかいを出される度にかなり吹き飛ばされる。
『止めんか、馬鹿者!アラヤ、やはり移動中は我に掴まるが良い』
エアリエルに優しく風で手繰り寄せられ、胸元に着地した。
『そこに入っておれ』
「えっ⁉︎で、で、で、でもっ⁉︎」
アラヤは流石にマズイですと躊躇うも、彼女に指でスポッと谷間に押し込められた。
(え、エアリエル様の谷間⁉︎や、柔らかいけど弾力があって、気を抜けば潰される⁉︎)
押し潰されまいと、なんとかよじ登り顔を出してみると、凄い速さで雲の上を飛んでいた。翼竜であるエンリルが付いてくるのがやっとだ。
それでも楽しそうにエアリエルは飛んでいる。風の大精霊の本気の移動速度は、まだまだこんなものじゃないのかもしれない。
このぶんなら、帝国に到着するのもあっという間だろう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
浮遊邸からカハピウラの街へと降りたハウンは、人犬の姿で旅支度をしていた。
アヤコから窒息耐性等の技能を、水の大精霊との謁見には必要かもしれないと授与されたのだが、まだまだ他にも必要な物がある。そのほとんどが、アラヤの食事に必要な品ばかりだ。
何しろ、今回はアラヤ自身が分かれての行動だ。
その1人1人に必要な調理器具は渡し、それ以外の毎日減る食材と調味料は、各自が現地で調達するべきだと判断したのだ。
「アラヤ様、他に御入用な物がありますか?」
買ったばかりの魚醤等の調味料を手提げ鞄内の亜空間へと収納したハウンは、肩に乗る10センチのアラヤに小声で尋ねる。
「一通り、ご飯関連はこれで大丈夫だね。ハウンは自分に必要な物は揃えてある?」
「私は大丈夫です。全て(亜空間収納に)入れて来ましたから」
「そう?なら、そろそろゲーブ様に会いに向かおうか」
「はい」
街を出たアラヤ達は、アラヤのテレポートでゲーブの寝床に飛ぶ。
魔力消費は、自然に早く回復するアラヤが担当することに決めていた。
『ゲーブ様、いらっしゃいますか?』
しばらくすると、眷族竜であるアダモスが地面から顔を出した。
『やはり御主か。また奇妙な姿だな。直ぐには分からなかったぞ』
どうやらハウンしか見えず、少し警戒していたらしい。
『待っていろ、今道を開く』
アダモスが頭を沈めると、地下への階段が迫り上がってきた。
寝床に初めて入るハウンは、緊張しながら降りていくと、巨大なモニタールームへと出て更に驚く。
パガヤ王国の様々な場所が映し出されていて、竜人姿の土の大精霊ゲーブが中央に座している。
『おお、目覚めたらしいな!良かった、良かったって…ん?かなり縮んだようだが…?』
気配に気付いたゲーブが近寄って、ちょこんとハウンの両手の平に乗るアラヤを見て目を丸くする。
「俺は分体、つまり本体から分かれた分身です」
『サタンの分体と似ておるな…。新たに得た技能というわけか』
「はい。憑依はできませんけど」
『して、何故分身の方が我に会いに来たのだ?』
本体は?と少し不満気な態度を見せるゲーブ。まぁ、そうなるよね。光の大精霊ミフルに会いに向かったアラヤも、同じく不快に思われなければ良いけど。
「本体の方は、次の遺跡を見つける為にムシハ連邦国に向かいました」
『…そうか。まぁ、この国にはまだサタンとバンドウが居るが、奴等に構っている時間が無いのも確かだろうからな。奴等は我が監視している。其方達は好きに行動しても構わんさ』
「実はそこで、今日はゲーブ様にお願いがありまして…」
『ん、何だ?』
「この分身のように、この分離分身には体積が減るというデメリットがあります。そこで、体積を自在に操れるという水の大精霊アーパス様をご紹介して欲しいのです。エアリエル様が、ゲーブ様なら居場所を知っていると教えて下さいましたので」
『む、アーパスをか?確かに我は知っているが…。それで分身の御主達が来たのか。合点がいった。…だが、本当に良いのか?』
「へ?」
『いや、まぁ良い。案内はしてやろう。ではアダモス、ここを頼む』
呼ばれて床からアダモスが浮き上がり現れた。
『分かりました。お気をつけて』
ゲーブはハウンの肩に手を回すと、一緒に沈み始めた。突然のことにハウンは固まってしまう。自分の足が沼に沈む感覚は、あまり好ましくない。
「ハウン、大丈夫?実際に土に沈むわけじゃないから心配いらないよ?」
安心させようとピトッと彼女の頬に手を触れると、ハウンは「ヒヤッ⁉︎」と顔を赤くしている。何故か、それからは無言で目を合わせなくなった。
『向かう先は、パガヤ王国の最北端にある港町だ。一気に向かうぞ』
ゲーブは地中をすり抜けるように突き進んでいく。そこに摩擦や障害物は関係無く、まるで空を飛んでいるようだ。
ただ、明かりは流石に無く、暗闇を突き進むので方向感覚が分からなくなる。
『この上だな』
3時間程進んだ後、ゲーブが進むのを止めて浮上を開始した。
「地上に、出た…?」
浮かび上がった場所は、辺り一面が波に削られゴツゴツとした岩の磯場だった。
「町から離れていますね」
町からは少し離れた地点に浮上したらしく、遠くに漁船が停泊している港が見えた。
『アーパスが居るのはこの先の海中だ。我は海中には入れぬ。よって案内はここまでだ。町で船を手に入れ、海上から呼び掛けるか潜るなりして、アーパスを引き寄せることだ』
「会っていかれないのですか?」
『…うむ、アーパスとは少し距離をおいているのだ』
「あの、アーパス様はどの様な方で?」
『…彼女は、掴みどころが無い…かな。まぁ、最悪は怒らせないことだ』
「…分かりました。努力します」
『うむ、気をつけてな』
ゲーブは軽く手を上げてから、再び地中へと沈んでいった。その表情は若干、ホッとしていた。
「ゲーブ様が避けるって、どうやら気難しい方みたいですね」
「うん、大丈夫かなぁ…。まぁ、今悩んでも始まらない。とにかく先ずは町で船を手に入れようか」
ハウンとアラヤは港町へと向かう。町は少し寂れているようで、入り口から町中を抜けるも、見かける人々には元気が無い。
漁港に出ると、漁を終えている時間だからか、こちらもあまり人がいない。
船を見渡しながら歩いていると、上げられた小型船の横で、網の手入れをしている鴎人を発見した。
「すみません、ちょっとよろしいでしょうか?」
「ん?何だ嬢ちゃん、見ない顔だな」
明らかに不審な目で見上げるも、作業する手は止めようとはしない。
「あの、私達、沖に出てくれる船を探していまして…」
「私達?嬢ちゃん1人じゃないか」
「あ、はい。そうです」
ハウンは、小さいアラヤは隠れていたのをうっかり喋ってしまった。
いくら亜人でも、こんな小さい亜人はそういないだろう。この先も黙っていた方が良さそうだ。
「嬢ちゃんが何の目的で沖に出たいんだ?魚が欲しいなら町に行けば買えるぞ?」
「…実は、わ、私は巫女なんです。先日、私に御告げがありまして、水の大精霊アーパス様に会わなければならないのです」
髪に隠れているアラヤが、ハウンに念話でそう言えば良いと伝えたのだが、ハウンも鴎人の漁師も、巫女という役職が分からなかったみたいだ。
「…祈祷師の類か?しかも水の大精霊だと?そんな大層な存在が、こんなへんぴな町に居るわけ無いだろ?」
「いえ、必ずおられます。御告げは、今まで外れたことはありませんから。もちろん御礼は払います。どなたか、船を出される方を知りませんか?」
お金をちらつかせたことで、鴎人の作業していた手が止まる。礼金に食い付いたようだ。
「船は俺が出せる。だが、今日はもう出港しない。少し前から白波が出てきたからな。明日の早朝、日が上がる前にここに来な?」
「分かりました。今日は宿を取り、明日来ます。えっと…」
「ドウアンだ」
「よろしくお願いします、ドウアンさん」
ハウンは、ドウアンに軽く頭を下げてから町へと引き返した。
「早々に船が手配できて良かったです」
「そうだね。後は宿屋を早く見つけてご飯にしよう。今日は早めに寝ないと、明日起きれないからね」
2人が船確保で一安心している頃、ドウアンは海を見ながら呟いた。
「大精霊だって?もし本当に居るってんなら、その時は…」
ドウアンは自身の船に綱を積み込むと、沖に向かってクチバシを擦り鳴らす(歯軋り)のだった。
小さ過ぎて風が吹けば飛ぶようなアラヤは、エアリエルに風を乗るコツを教わり、自身が放った風に乗り飛べるようになった。
向かい風の場合は風のトンネルを作ることで抵抗なく飛べた。
大きさ的に、虫と変わらない速度で飛べるが、エンリルにちょっかいを出される度にかなり吹き飛ばされる。
『止めんか、馬鹿者!アラヤ、やはり移動中は我に掴まるが良い』
エアリエルに優しく風で手繰り寄せられ、胸元に着地した。
『そこに入っておれ』
「えっ⁉︎で、で、で、でもっ⁉︎」
アラヤは流石にマズイですと躊躇うも、彼女に指でスポッと谷間に押し込められた。
(え、エアリエル様の谷間⁉︎や、柔らかいけど弾力があって、気を抜けば潰される⁉︎)
押し潰されまいと、なんとかよじ登り顔を出してみると、凄い速さで雲の上を飛んでいた。翼竜であるエンリルが付いてくるのがやっとだ。
それでも楽しそうにエアリエルは飛んでいる。風の大精霊の本気の移動速度は、まだまだこんなものじゃないのかもしれない。
このぶんなら、帝国に到着するのもあっという間だろう。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
浮遊邸からカハピウラの街へと降りたハウンは、人犬の姿で旅支度をしていた。
アヤコから窒息耐性等の技能を、水の大精霊との謁見には必要かもしれないと授与されたのだが、まだまだ他にも必要な物がある。そのほとんどが、アラヤの食事に必要な品ばかりだ。
何しろ、今回はアラヤ自身が分かれての行動だ。
その1人1人に必要な調理器具は渡し、それ以外の毎日減る食材と調味料は、各自が現地で調達するべきだと判断したのだ。
「アラヤ様、他に御入用な物がありますか?」
買ったばかりの魚醤等の調味料を手提げ鞄内の亜空間へと収納したハウンは、肩に乗る10センチのアラヤに小声で尋ねる。
「一通り、ご飯関連はこれで大丈夫だね。ハウンは自分に必要な物は揃えてある?」
「私は大丈夫です。全て(亜空間収納に)入れて来ましたから」
「そう?なら、そろそろゲーブ様に会いに向かおうか」
「はい」
街を出たアラヤ達は、アラヤのテレポートでゲーブの寝床に飛ぶ。
魔力消費は、自然に早く回復するアラヤが担当することに決めていた。
『ゲーブ様、いらっしゃいますか?』
しばらくすると、眷族竜であるアダモスが地面から顔を出した。
『やはり御主か。また奇妙な姿だな。直ぐには分からなかったぞ』
どうやらハウンしか見えず、少し警戒していたらしい。
『待っていろ、今道を開く』
アダモスが頭を沈めると、地下への階段が迫り上がってきた。
寝床に初めて入るハウンは、緊張しながら降りていくと、巨大なモニタールームへと出て更に驚く。
パガヤ王国の様々な場所が映し出されていて、竜人姿の土の大精霊ゲーブが中央に座している。
『おお、目覚めたらしいな!良かった、良かったって…ん?かなり縮んだようだが…?』
気配に気付いたゲーブが近寄って、ちょこんとハウンの両手の平に乗るアラヤを見て目を丸くする。
「俺は分体、つまり本体から分かれた分身です」
『サタンの分体と似ておるな…。新たに得た技能というわけか』
「はい。憑依はできませんけど」
『して、何故分身の方が我に会いに来たのだ?』
本体は?と少し不満気な態度を見せるゲーブ。まぁ、そうなるよね。光の大精霊ミフルに会いに向かったアラヤも、同じく不快に思われなければ良いけど。
「本体の方は、次の遺跡を見つける為にムシハ連邦国に向かいました」
『…そうか。まぁ、この国にはまだサタンとバンドウが居るが、奴等に構っている時間が無いのも確かだろうからな。奴等は我が監視している。其方達は好きに行動しても構わんさ』
「実はそこで、今日はゲーブ様にお願いがありまして…」
『ん、何だ?』
「この分身のように、この分離分身には体積が減るというデメリットがあります。そこで、体積を自在に操れるという水の大精霊アーパス様をご紹介して欲しいのです。エアリエル様が、ゲーブ様なら居場所を知っていると教えて下さいましたので」
『む、アーパスをか?確かに我は知っているが…。それで分身の御主達が来たのか。合点がいった。…だが、本当に良いのか?』
「へ?」
『いや、まぁ良い。案内はしてやろう。ではアダモス、ここを頼む』
呼ばれて床からアダモスが浮き上がり現れた。
『分かりました。お気をつけて』
ゲーブはハウンの肩に手を回すと、一緒に沈み始めた。突然のことにハウンは固まってしまう。自分の足が沼に沈む感覚は、あまり好ましくない。
「ハウン、大丈夫?実際に土に沈むわけじゃないから心配いらないよ?」
安心させようとピトッと彼女の頬に手を触れると、ハウンは「ヒヤッ⁉︎」と顔を赤くしている。何故か、それからは無言で目を合わせなくなった。
『向かう先は、パガヤ王国の最北端にある港町だ。一気に向かうぞ』
ゲーブは地中をすり抜けるように突き進んでいく。そこに摩擦や障害物は関係無く、まるで空を飛んでいるようだ。
ただ、明かりは流石に無く、暗闇を突き進むので方向感覚が分からなくなる。
『この上だな』
3時間程進んだ後、ゲーブが進むのを止めて浮上を開始した。
「地上に、出た…?」
浮かび上がった場所は、辺り一面が波に削られゴツゴツとした岩の磯場だった。
「町から離れていますね」
町からは少し離れた地点に浮上したらしく、遠くに漁船が停泊している港が見えた。
『アーパスが居るのはこの先の海中だ。我は海中には入れぬ。よって案内はここまでだ。町で船を手に入れ、海上から呼び掛けるか潜るなりして、アーパスを引き寄せることだ』
「会っていかれないのですか?」
『…うむ、アーパスとは少し距離をおいているのだ』
「あの、アーパス様はどの様な方で?」
『…彼女は、掴みどころが無い…かな。まぁ、最悪は怒らせないことだ』
「…分かりました。努力します」
『うむ、気をつけてな』
ゲーブは軽く手を上げてから、再び地中へと沈んでいった。その表情は若干、ホッとしていた。
「ゲーブ様が避けるって、どうやら気難しい方みたいですね」
「うん、大丈夫かなぁ…。まぁ、今悩んでも始まらない。とにかく先ずは町で船を手に入れようか」
ハウンとアラヤは港町へと向かう。町は少し寂れているようで、入り口から町中を抜けるも、見かける人々には元気が無い。
漁港に出ると、漁を終えている時間だからか、こちらもあまり人がいない。
船を見渡しながら歩いていると、上げられた小型船の横で、網の手入れをしている鴎人を発見した。
「すみません、ちょっとよろしいでしょうか?」
「ん?何だ嬢ちゃん、見ない顔だな」
明らかに不審な目で見上げるも、作業する手は止めようとはしない。
「あの、私達、沖に出てくれる船を探していまして…」
「私達?嬢ちゃん1人じゃないか」
「あ、はい。そうです」
ハウンは、小さいアラヤは隠れていたのをうっかり喋ってしまった。
いくら亜人でも、こんな小さい亜人はそういないだろう。この先も黙っていた方が良さそうだ。
「嬢ちゃんが何の目的で沖に出たいんだ?魚が欲しいなら町に行けば買えるぞ?」
「…実は、わ、私は巫女なんです。先日、私に御告げがありまして、水の大精霊アーパス様に会わなければならないのです」
髪に隠れているアラヤが、ハウンに念話でそう言えば良いと伝えたのだが、ハウンも鴎人の漁師も、巫女という役職が分からなかったみたいだ。
「…祈祷師の類か?しかも水の大精霊だと?そんな大層な存在が、こんなへんぴな町に居るわけ無いだろ?」
「いえ、必ずおられます。御告げは、今まで外れたことはありませんから。もちろん御礼は払います。どなたか、船を出される方を知りませんか?」
お金をちらつかせたことで、鴎人の作業していた手が止まる。礼金に食い付いたようだ。
「船は俺が出せる。だが、今日はもう出港しない。少し前から白波が出てきたからな。明日の早朝、日が上がる前にここに来な?」
「分かりました。今日は宿を取り、明日来ます。えっと…」
「ドウアンだ」
「よろしくお願いします、ドウアンさん」
ハウンは、ドウアンに軽く頭を下げてから町へと引き返した。
「早々に船が手配できて良かったです」
「そうだね。後は宿屋を早く見つけてご飯にしよう。今日は早めに寝ないと、明日起きれないからね」
2人が船確保で一安心している頃、ドウアンは海を見ながら呟いた。
「大精霊だって?もし本当に居るってんなら、その時は…」
ドウアンは自身の船に綱を積み込むと、沖に向かってクチバシを擦り鳴らす(歯軋り)のだった。
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