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第17章 追う者、追われる者、どっちか分からないよ⁉︎
246話 制裁
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素材分けが終わり、アラヤは汚れを落とそうとアスピダ達と風呂に向かう事にした。
ところが、突如、浮遊邸の空気が張り詰めた様に一変する。
『敵襲!なんだな!辺り一面に、お化けが一杯なんだな!』
無属性精霊のスカルゴの声が響き渡り、アラヤは直ぐに近くの塔の上に上がる。
いつの間にか辺りには暗雲が立ち込め、スカルドラゴンやワイバーンゾンビといった大型アンデッドが浮遊邸を囲んでいた。
「やはり神殿に来たゾンビ達は、コウサカの軍だったか。執拗な奴に狙われてしまったな」
『暴食魔王及び色欲魔王!その辺に居るのだろう⁉︎直ちに、我等が女王を返すのだ‼︎さもなくば、姿は見えずとも辺り一面に無差別の息吹攻撃を開始する!』
少しボロボロ姿のリッチが、スカルドラゴンの頭に乗って勧告する。どうやら、ちゃんとした浮遊邸の位置はまだ把握してはいない様だ。
「女王を返すだって?コウサカが浮遊邸に入れるわけないのに、何言ってるんだ?ねぇ、皆んな?」
『『『…』』』
契約精霊達に問いかけるも、返事が返ってこない。
「…え?まさか来てるの?どういう事?」
アラヤは浮遊邸全土に魔導感知を広げる。だが、コウサカの反応は無い。それどころか、アヤコ、サナエ、カオリの3名も反応が無い事に気付いた。
『暴食魔王、聞いていないのか⁉︎もう一度言う!我等が女王を…』
『ちょっと待ってろ!今、会談中だ!邪魔するなら纏めて浄化するぞ⁉︎』
アラヤは1人姿を表すと、居るかどうか分かっていないのに、居る体で納得させる事にした。
『ぐぬぬ…』
アラヤは再び浮遊邸に戻ると、アヤコ達を探し始める。痕跡視認を頼りに後を辿っていると、チャコが駆け寄ってきた。
「アラヤ兄ちゃん、あのね、飛竜や馬達が騒いでるの。来賓館の裏から、異臭がするんだって」
「…!分かった、来賓館だね?」
アヤコ達の痕跡も、確かに来賓館へと続いている。しかし、入ると直ぐにアルディスが現れて道を塞ぐ。
「何で君が邪魔するの?」
「止めるつもりはありませんが、彼女達をあまり叱らないでほしいのです。彼女達は、貴方の過去の復讐をしなければ、後の計画に納得できないからと言っていました。つまりは、貴方を思うが為に、あの魔王を簡単に許せないと」
深々と頭を下げる彼女に、アラヤは仕方なく頷いた。
だが、やり過ぎていたら話は別だ。俺が受けたイジメは、俺自身にも少なからず責任はあっただろう。
ただ、今の状況はコウサカを皆んながイジメているのと変わらないよね?
「ここです」
アルディスが隠し扉の場所を教える。
「いつの間にこんな場所…まぁ、いいか」
アラヤは扉を開けて中に入ると、ジャミングが解かれコウサカの呻き声が聞こえた。
「…くっ、殺しなさいよ!いつまでいたぶれば気が済むのよ⁉︎」
「みんな、馬鹿な事は止めるんだ!」
アヤコ達3人に囲まれているコウサカに駆け寄ると、その状況にアラヤは目を丸くする。
「…何してるの?」
手足を拘束されているコウサカは、服はノースリーブにされて靴を脱がされていた。
そしてアヤコ達の手には羅刹鳥の羽根が握られている。
「アラヤ君、これは制裁です。彼女が貴方にしてきた事に対して、私達流のやり方による制裁です」
アヤコはそう言って、羽を使いコウサカの脇を擽る。
「くっ、はぁっ、だ、ダメだったら!ちょっ、やめなさいよ!ああっ⁉︎」
身をよじらせて必死に逃げようとするが、逆から攻めるサナエと、両足をしっかりと固定して絶妙な力加減で攻めるカオリが加わり、ヒィヒィと涙を流している。
「良い機会です。アラヤ君もどうですか?」
羅刹鳥の羽根を、包み挟む用に作られたペンチで挟み加熱すると、少し硬めの羽根が膨らみ毛先が綿状になった。
うん、せっかくだし、ちょっとくらいなら良いかな?
「く、倉戸っ⁉︎やめなさいよ?や、やめっ、いやぁぁぁぁっ⁉︎」
少し調子に乗ってしまった。コウサカはぐったりとしている。ただの屍の様だ…って、アンデッドだったね。
「もう皆んな満足した?そろそろ彼女を解放しないと、彼女の部下達が外で騒いでいるんだ」
「満足はしましたが、解放は待ってもらえませんか?肝心の話をまだしていないのです」
「肝心の話?」
「アヤ、それなら部屋を変えよう?ここは香の香りが強過ぎるわ」
確かに室内にはお香が炊かれていた。自白剤を使用する際に兼用する幻覚作用があるお香だ。
どうやら、擽りの刑の前に尋問をしていた様だね。
アラヤ達は彼女を連れて、来賓館の本来の応接間に移動した。
「…貴方達、覚えてなさいよ」
コウサカは強がっているが、足はまだプルプルと震えている。どうやら痛覚、味覚、嗅覚、温感覚は無いけど、触感は正常の様で、麻痺や痒みは感じるみたいだ。
「では、今後の関係性についての会談を始めましょうか」
「今後って何?」
「魔王としての今後です」
いまいち意図が見えない。アラヤが首を傾げると、アヤコが念写で魔王達の顔を出した。
「今回、コウサカさんがオモカツタに来たのは、ベヒモスの奪還が目的であり、アラヤ君との遭遇は偶然でした。当然、この時点では、アラヤ君が暴食魔王とは知らなかった。魔王会議では変装していましたからね」
「ああ、そうだよね」
「私はカオリさんに頼み、コウサカさんに挑発してもらいました。(ベヒモスへの注意を引き寄せる為)」
コウサカはフンと外方を向いてむくれる。その挑発に乗った結果、ここにいる訳だし。
「でも何故か、アラヤ君を暴食魔王だと知り、尚かつ、本来なら知り得る筈の無い私達の居場所を知ることができた。その理由は、ベルフェル司教が私達の情報を提供したからなんです」
「そういう事か。…少しは信用してたんだけどな…」
「そりゃあ、お互い様でしょ。あの司教、一色さんがが魔王って知らなかったって言ってたわよ?」
「確かに、話していないからね。大罪教の中に、美徳教に情報流している裏切り者が居て、カオリさんは過去に命を狙われているから、表向きは死んでる事にしてたんだよ」
今になって思えば、情報を流していたのはダクネラ=トランスポートだったかもしれない。
「あの司教は私に、倉戸の情報を渡す代わりに、ベヒモスを諦めろと言ってきたわ。ベヒモスを諦める気は無いけど、先に倉戸を攻略しちゃおうと考えたわ」
「ベルフェル司教も、にいやの戦力を低く見ていたようね」
「いいえ、正確には、コウサカさんが持つ特殊技能に期待していたんです」
「へぇ、どんな技能なの?」
「話す訳無いでしょう?それに、期待してた技能は本来、分別の勇者の特殊技能よ。私が以前奪った技能で、繋がりを分別できる技能なの」
「繋がりを⁉︎」
正にユニークな技能だな。しかも、とても恐ろしい。
「司教は、その技能を使い、カオリさんとの繋がりを断つように仕向けたんです」
「ほんと、ふざけてるわよね!魔王が2人集まっている危険性を考えたからだとしても、結婚している夫婦の繋がりを断つだなんて、婚葬を扱っている大罪教がやっちゃいけない所業でしょう⁉︎」
アヤコを入れれば、実際は3人魔王が居るわけだけど、それを話すと余計に混乱するだろうからやめておく。
「だけど、その特殊技能、いつのまにか消えてるのよね。技能が消えるなんて事、普通なら有り得ない。だけど、私ができる様に、一色さんも奪えるという事かしら?」
コウサカはカオリが奪ったと考えているようだが、技能コピーのカオリさんではなく、間違いなくアヤコさんだろう。
現に奪った快楽で、アヤコの表情は少し恍惚としている。
まぁ、その微妙な表情の変化を気付けるのは俺だけだけど。
『その技能は俺に渡してね?コピーも無しだよ』
『ええっ、どうしてですか?』
『ダメなものはダメ!約束しないと、俺も、流石に怒るよ?』
『…分かりました』
彼女が持っていると、更に危険に思える技能だと、アラヤは技能譲渡を必ずするように取り決めたのだった。
ところが、突如、浮遊邸の空気が張り詰めた様に一変する。
『敵襲!なんだな!辺り一面に、お化けが一杯なんだな!』
無属性精霊のスカルゴの声が響き渡り、アラヤは直ぐに近くの塔の上に上がる。
いつの間にか辺りには暗雲が立ち込め、スカルドラゴンやワイバーンゾンビといった大型アンデッドが浮遊邸を囲んでいた。
「やはり神殿に来たゾンビ達は、コウサカの軍だったか。執拗な奴に狙われてしまったな」
『暴食魔王及び色欲魔王!その辺に居るのだろう⁉︎直ちに、我等が女王を返すのだ‼︎さもなくば、姿は見えずとも辺り一面に無差別の息吹攻撃を開始する!』
少しボロボロ姿のリッチが、スカルドラゴンの頭に乗って勧告する。どうやら、ちゃんとした浮遊邸の位置はまだ把握してはいない様だ。
「女王を返すだって?コウサカが浮遊邸に入れるわけないのに、何言ってるんだ?ねぇ、皆んな?」
『『『…』』』
契約精霊達に問いかけるも、返事が返ってこない。
「…え?まさか来てるの?どういう事?」
アラヤは浮遊邸全土に魔導感知を広げる。だが、コウサカの反応は無い。それどころか、アヤコ、サナエ、カオリの3名も反応が無い事に気付いた。
『暴食魔王、聞いていないのか⁉︎もう一度言う!我等が女王を…』
『ちょっと待ってろ!今、会談中だ!邪魔するなら纏めて浄化するぞ⁉︎』
アラヤは1人姿を表すと、居るかどうか分かっていないのに、居る体で納得させる事にした。
『ぐぬぬ…』
アラヤは再び浮遊邸に戻ると、アヤコ達を探し始める。痕跡視認を頼りに後を辿っていると、チャコが駆け寄ってきた。
「アラヤ兄ちゃん、あのね、飛竜や馬達が騒いでるの。来賓館の裏から、異臭がするんだって」
「…!分かった、来賓館だね?」
アヤコ達の痕跡も、確かに来賓館へと続いている。しかし、入ると直ぐにアルディスが現れて道を塞ぐ。
「何で君が邪魔するの?」
「止めるつもりはありませんが、彼女達をあまり叱らないでほしいのです。彼女達は、貴方の過去の復讐をしなければ、後の計画に納得できないからと言っていました。つまりは、貴方を思うが為に、あの魔王を簡単に許せないと」
深々と頭を下げる彼女に、アラヤは仕方なく頷いた。
だが、やり過ぎていたら話は別だ。俺が受けたイジメは、俺自身にも少なからず責任はあっただろう。
ただ、今の状況はコウサカを皆んながイジメているのと変わらないよね?
「ここです」
アルディスが隠し扉の場所を教える。
「いつの間にこんな場所…まぁ、いいか」
アラヤは扉を開けて中に入ると、ジャミングが解かれコウサカの呻き声が聞こえた。
「…くっ、殺しなさいよ!いつまでいたぶれば気が済むのよ⁉︎」
「みんな、馬鹿な事は止めるんだ!」
アヤコ達3人に囲まれているコウサカに駆け寄ると、その状況にアラヤは目を丸くする。
「…何してるの?」
手足を拘束されているコウサカは、服はノースリーブにされて靴を脱がされていた。
そしてアヤコ達の手には羅刹鳥の羽根が握られている。
「アラヤ君、これは制裁です。彼女が貴方にしてきた事に対して、私達流のやり方による制裁です」
アヤコはそう言って、羽を使いコウサカの脇を擽る。
「くっ、はぁっ、だ、ダメだったら!ちょっ、やめなさいよ!ああっ⁉︎」
身をよじらせて必死に逃げようとするが、逆から攻めるサナエと、両足をしっかりと固定して絶妙な力加減で攻めるカオリが加わり、ヒィヒィと涙を流している。
「良い機会です。アラヤ君もどうですか?」
羅刹鳥の羽根を、包み挟む用に作られたペンチで挟み加熱すると、少し硬めの羽根が膨らみ毛先が綿状になった。
うん、せっかくだし、ちょっとくらいなら良いかな?
「く、倉戸っ⁉︎やめなさいよ?や、やめっ、いやぁぁぁぁっ⁉︎」
少し調子に乗ってしまった。コウサカはぐったりとしている。ただの屍の様だ…って、アンデッドだったね。
「もう皆んな満足した?そろそろ彼女を解放しないと、彼女の部下達が外で騒いでいるんだ」
「満足はしましたが、解放は待ってもらえませんか?肝心の話をまだしていないのです」
「肝心の話?」
「アヤ、それなら部屋を変えよう?ここは香の香りが強過ぎるわ」
確かに室内にはお香が炊かれていた。自白剤を使用する際に兼用する幻覚作用があるお香だ。
どうやら、擽りの刑の前に尋問をしていた様だね。
アラヤ達は彼女を連れて、来賓館の本来の応接間に移動した。
「…貴方達、覚えてなさいよ」
コウサカは強がっているが、足はまだプルプルと震えている。どうやら痛覚、味覚、嗅覚、温感覚は無いけど、触感は正常の様で、麻痺や痒みは感じるみたいだ。
「では、今後の関係性についての会談を始めましょうか」
「今後って何?」
「魔王としての今後です」
いまいち意図が見えない。アラヤが首を傾げると、アヤコが念写で魔王達の顔を出した。
「今回、コウサカさんがオモカツタに来たのは、ベヒモスの奪還が目的であり、アラヤ君との遭遇は偶然でした。当然、この時点では、アラヤ君が暴食魔王とは知らなかった。魔王会議では変装していましたからね」
「ああ、そうだよね」
「私はカオリさんに頼み、コウサカさんに挑発してもらいました。(ベヒモスへの注意を引き寄せる為)」
コウサカはフンと外方を向いてむくれる。その挑発に乗った結果、ここにいる訳だし。
「でも何故か、アラヤ君を暴食魔王だと知り、尚かつ、本来なら知り得る筈の無い私達の居場所を知ることができた。その理由は、ベルフェル司教が私達の情報を提供したからなんです」
「そういう事か。…少しは信用してたんだけどな…」
「そりゃあ、お互い様でしょ。あの司教、一色さんがが魔王って知らなかったって言ってたわよ?」
「確かに、話していないからね。大罪教の中に、美徳教に情報流している裏切り者が居て、カオリさんは過去に命を狙われているから、表向きは死んでる事にしてたんだよ」
今になって思えば、情報を流していたのはダクネラ=トランスポートだったかもしれない。
「あの司教は私に、倉戸の情報を渡す代わりに、ベヒモスを諦めろと言ってきたわ。ベヒモスを諦める気は無いけど、先に倉戸を攻略しちゃおうと考えたわ」
「ベルフェル司教も、にいやの戦力を低く見ていたようね」
「いいえ、正確には、コウサカさんが持つ特殊技能に期待していたんです」
「へぇ、どんな技能なの?」
「話す訳無いでしょう?それに、期待してた技能は本来、分別の勇者の特殊技能よ。私が以前奪った技能で、繋がりを分別できる技能なの」
「繋がりを⁉︎」
正にユニークな技能だな。しかも、とても恐ろしい。
「司教は、その技能を使い、カオリさんとの繋がりを断つように仕向けたんです」
「ほんと、ふざけてるわよね!魔王が2人集まっている危険性を考えたからだとしても、結婚している夫婦の繋がりを断つだなんて、婚葬を扱っている大罪教がやっちゃいけない所業でしょう⁉︎」
アヤコを入れれば、実際は3人魔王が居るわけだけど、それを話すと余計に混乱するだろうからやめておく。
「だけど、その特殊技能、いつのまにか消えてるのよね。技能が消えるなんて事、普通なら有り得ない。だけど、私ができる様に、一色さんも奪えるという事かしら?」
コウサカはカオリが奪ったと考えているようだが、技能コピーのカオリさんではなく、間違いなくアヤコさんだろう。
現に奪った快楽で、アヤコの表情は少し恍惚としている。
まぁ、その微妙な表情の変化を気付けるのは俺だけだけど。
『その技能は俺に渡してね?コピーも無しだよ』
『ええっ、どうしてですか?』
『ダメなものはダメ!約束しないと、俺も、流石に怒るよ?』
『…分かりました』
彼女が持っていると、更に危険に思える技能だと、アラヤは技能譲渡を必ずするように取り決めたのだった。
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