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第15章 その力は偉大らしいですよ⁉︎
210話 偉大な力?
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謹慎を解かれたエンリルが、嬉しそうに土を吹き飛ばして進む後を、微精霊とシルウェストレがサクションで粉塵を吸い込んで行く。
この分だと、広大なナーサキの領土も一月もかからないうちに除染出来るかもしれない。流石は上位風精霊だと思う。ただ、アラヤ達を見る度にドヤ顔を見せるのは、ウザったく感じるけど。
「エアリエル様、ナーサキ領土内に、帝国民が居ないという確証はまだ有りません。これだけ派手に除染をしている訳ですから、何者かに見つかる可能性はあります。エアリエル様だけは姿を隠すべきだと思うのですが」
『いや、どうせなら情報収集に向かおうではないか。丁度、汚染範囲外に反応を見つけたぞ?』
感知能力は圧倒的にエアリエルが上なので、アラヤの魔導感知範囲外の反応を見つけたらしい。
「行くのは構いませんが、先ずは相手が精霊視認の技能を持っているかを確認するまでは隠れて下さいね?」
アラヤは、精霊力を抑える魔法陣が施されたローブと帽子を取り出して見せる。これは、エアリエル用に新たにアルディスとサナエが拵えた物だ。
『そうだな、他の大精霊に気付かれても面倒ではある。どれ、試着してみよう』
どうやらデザインが気に入ったらしい。普段着ている際どい精霊服の上から、ローブを羽織ると、モデルの様にクルリと回って見せた。
うん、綺麗だ。例え装いが変わろうとも、彼女の新たな美が分かるだけだ。
不変なるもの、或いはうつろわざる者…彼女達精霊はそうだと思っていた。
だがどうだろう?今の時季はまだ冬だから、大精霊でも薄着は寒いのかなって思ったけどそうじゃない。衣替えを楽しむサナエ達を見て、真似したくなったエアリエルは、ファッションに興味を持ったのだ。
興味という変化が、大精霊にもあると分かった。
『うむ、悪くない。次はドレスでも構わないと伝えておいてくれ』
ご機嫌なエアリエルは、ロシア帽と呼ばれるブルパカ毛製のウシャンカを被り、微精霊と変わらない程度まで霊力を抑えた。
「ではその反応があった真上まで、浮遊邸で向かいましょう」
除染作業はシルウェストレ達に任せて、アラヤ達は浮遊邸で移動を開始した。
クレーターがあった場所から半日程離れた辺りから、ポツポツと民家や屋敷跡が見えて来た。屋根が崩れた廃墟等もあるが、僅かに生活している民家もある様だ。
「この辺りは街だった様ですね。住んでいるのは帝国民でしょうか?ひょっとしたら占領される前のナーサキの民も居るかもしれませんね」
「その可能性もあるけど、見分けは難しいかもね。問題の魔法を使用した人物や、その当時の状況の記録、又は情報を手に入れるには、確かに当事者から聞くのが1番だけど」
言語理解持ちのハウンとアフティだけでなく、オードリーとファブリカンテは帝国語とムシハ連邦共通語を話せるらしいので、情報収集に参加してもらう。クララとカオリには浮遊邸に残ってもらい、念話での中継を頼んだ。
「美徳教団と大罪教団の教会が有るにはあるけど、機能しているかは分からない。ハウン達は注意して当たってくれ。俺達も、グラコ家の生き残りと思われると厄介だから、苗字は隠していた方が良いだろうね」
下に降りたアラヤ達は、各自バラバラに情報収集を開始した。
アラヤの肩には、スカルゴが乗っている。精霊視認の技能持ちが気付くか反応を見るのと、スカルゴが無属性精霊の加護持ちの人物を探す為である。
彼の行き先は、降りる時に帝国旗が目に着いた駐屯兵舎だ。
住民はやはり少ないみたいで、すれ違う住民は余所者であるアラヤ達を警戒してか、直ぐに家へと隠れて窓からこっそりと様子を伺っている。
「このまま話を聞くのは難しいかもなぁ」
アラヤは魔力制御で気配を消して、盗み聞きをする方法に切り替える事にした。
兵舎は見張りも少なく、侵入は簡単に出来た。反応を見る限り、兵の数は50人程度と少ない。汚染されたナーサキは、侵略の恐れも無い僻地扱いなのだろうか。
「おい、聞いたか?ラエテマに攻めてる軍の話」
話し声が聞こえ、アラヤは咄嗟に通路の天井に魔力粘糸でくっ付いた。
アラヤの下を兵士達が通り過ぎて行く。どの兵士も大した強さでは無いな。アラヤはそのまま後を尾ける。
兵士達は休憩室らしき部屋に入ると、椅子や仮眠用のベッドに腰を下ろした。
「ハハッ、あの勇者が裏切るなんてあり得ないだろ?デマだよ、デマ。こんな場所まで情報が来ないからって、揶揄われてるんだよ」
「だよなぁ。大体、我ら帝国には奥の手がある。勇者がどう動こうと、彼の方がこのナーサキを一瞬で浄化したように、いつでもラエテマの王都をその偉大な力で消せるからな」
浄化だって?国一つを滅亡させた力を、そんな美化した言い方にするなんておかしいだろ。
「彼の方の偉大な力を、見た事あるか?」
アラヤは、声色を兵士の1人に似せて質問してみた。
「あの時は後方部隊だったからなぁ。間近で見た訳じゃ無いが、見えていた軍隊や王城はおろか、辺り一面の建物や山を塵に変えたあんな魔法、天地創造の対になる偉大な力、いや、正に神の御業だったよ」
「実際、目の当たりにしたムシハ連邦も、このナーサキをあっさり捨てて、不利な停戦条約を結んだ訳だからな」
「ほんと、ブナイア様が味方で良かったよな。勇者はともかく、教団の人間は国や軍に関わらないと思っていたから」
ブナイア…。確か、元強欲魔王の子孫で、何故か美徳教団に入った背信者だよね?
まさか、そんな凄い魔術士だったとはね。
「もう、現地入りされているだろうから、帝国の勝利は決まった様なもの。だからデマも増えるのさ」
それからしばらく聞いていたが、それ以上の情報は出てこなかった。一度兵舎から出て皆と合流する事にした。
「なるほど…ブナイア司教ですか。魔王の血族として授かった技能や魔力量の多さがあれば、その偉大な力と呼ばれる魔法を使用できたのも頷けますね」
アラヤの話を聞いたハウンは、司教が合成魔法を使用した可能性が高いと考えている様だ。だが、国一つを範囲内する魔法だ。桁違いに魔力を消費した筈。有能な魔術士とはいえ、本当に可能な魔力量を持っていただろうか?
「ん~、でも、やはり1人じゃ無理じゃないかな?」
「私もそう思うわ。最低でも私クラスの魔力量持ちが5人は必要だと思う」
やはりカオリも1人では賄えない消費魔力量だと考えていたらしい。
『考えられとしたら、やはり大精霊の存在か?』
振り返ると、エアリエルが来ていた。アラヤからの連絡を待ちきれなかったみたいだ。
「その可能性が高いと思います」
確かに大精霊が協力していたのなら、技能をブナイア司教本人が持っていれば可能な筈だ。
『問題は、協力していた大精霊が誰かという一点だな。ゲーブは流石に無いとして、アーパス(水の大精霊)も…無いか。ムルキベル(火の大精霊)、プルートー(闇の大精霊)、…ミフル(光の大精霊)は微妙だな。シルウェストレは彼等の属性は無いと言っていたからな。とすると、残るは…無の大精霊という事になるな』
皆の視線が、アラヤの肩に居るスカルゴに向けられる。
『え?え?皆の視線、ちょっと怖いんだな!ぼ、僕は大精霊じゃ無いんだな!』
スカルゴは、堪らず殻の中に頭を引っ込める。その殻にエアリエルは優しく触れた。
『そんな事は分かっている。我は聞きたいのだ。未だ微精霊である御主でも、大精霊の存在は分かるであろう?』
『そ、それは産まれた時から感じているんだな。それと、未だ微精霊って余計なお世話なんだな。アラヤが協力しないのが悪いんだな』
いや、別に嫌ってる訳じゃないよ?
微精霊を中位精霊に昇華させるには、体の一部、もしくは体液をアラヤが吸収しなければならない。それが嫌って事じゃない。忙しかっただけ。決して、一口食べたらエスカルゴ料理だって、スカルゴ自身を丸呑みしちゃうかもって心配してる訳じゃ…。
『何故、今喉を鳴らすんだな?』
「んもう、そのくだりは後で良いから、早く大精霊の事を教えて⁉︎」
『し、しょうがないんだな。名前はケイオス様。会った事は無いけど、同胞からは人間の姿をしていないって聞いたんだな。居場所は、…全く感知できないんだな』
大精霊の感知は、やはり微精霊では限界があるのかもしれない。中位精霊化…今度、腹を括ってチャレンジしてみるかな。
確か、焼いて食べるんだっけ?それとも煮るんだったかな?
おっといかん、想像していたらヨダレが…。
この分だと、広大なナーサキの領土も一月もかからないうちに除染出来るかもしれない。流石は上位風精霊だと思う。ただ、アラヤ達を見る度にドヤ顔を見せるのは、ウザったく感じるけど。
「エアリエル様、ナーサキ領土内に、帝国民が居ないという確証はまだ有りません。これだけ派手に除染をしている訳ですから、何者かに見つかる可能性はあります。エアリエル様だけは姿を隠すべきだと思うのですが」
『いや、どうせなら情報収集に向かおうではないか。丁度、汚染範囲外に反応を見つけたぞ?』
感知能力は圧倒的にエアリエルが上なので、アラヤの魔導感知範囲外の反応を見つけたらしい。
「行くのは構いませんが、先ずは相手が精霊視認の技能を持っているかを確認するまでは隠れて下さいね?」
アラヤは、精霊力を抑える魔法陣が施されたローブと帽子を取り出して見せる。これは、エアリエル用に新たにアルディスとサナエが拵えた物だ。
『そうだな、他の大精霊に気付かれても面倒ではある。どれ、試着してみよう』
どうやらデザインが気に入ったらしい。普段着ている際どい精霊服の上から、ローブを羽織ると、モデルの様にクルリと回って見せた。
うん、綺麗だ。例え装いが変わろうとも、彼女の新たな美が分かるだけだ。
不変なるもの、或いはうつろわざる者…彼女達精霊はそうだと思っていた。
だがどうだろう?今の時季はまだ冬だから、大精霊でも薄着は寒いのかなって思ったけどそうじゃない。衣替えを楽しむサナエ達を見て、真似したくなったエアリエルは、ファッションに興味を持ったのだ。
興味という変化が、大精霊にもあると分かった。
『うむ、悪くない。次はドレスでも構わないと伝えておいてくれ』
ご機嫌なエアリエルは、ロシア帽と呼ばれるブルパカ毛製のウシャンカを被り、微精霊と変わらない程度まで霊力を抑えた。
「ではその反応があった真上まで、浮遊邸で向かいましょう」
除染作業はシルウェストレ達に任せて、アラヤ達は浮遊邸で移動を開始した。
クレーターがあった場所から半日程離れた辺りから、ポツポツと民家や屋敷跡が見えて来た。屋根が崩れた廃墟等もあるが、僅かに生活している民家もある様だ。
「この辺りは街だった様ですね。住んでいるのは帝国民でしょうか?ひょっとしたら占領される前のナーサキの民も居るかもしれませんね」
「その可能性もあるけど、見分けは難しいかもね。問題の魔法を使用した人物や、その当時の状況の記録、又は情報を手に入れるには、確かに当事者から聞くのが1番だけど」
言語理解持ちのハウンとアフティだけでなく、オードリーとファブリカンテは帝国語とムシハ連邦共通語を話せるらしいので、情報収集に参加してもらう。クララとカオリには浮遊邸に残ってもらい、念話での中継を頼んだ。
「美徳教団と大罪教団の教会が有るにはあるけど、機能しているかは分からない。ハウン達は注意して当たってくれ。俺達も、グラコ家の生き残りと思われると厄介だから、苗字は隠していた方が良いだろうね」
下に降りたアラヤ達は、各自バラバラに情報収集を開始した。
アラヤの肩には、スカルゴが乗っている。精霊視認の技能持ちが気付くか反応を見るのと、スカルゴが無属性精霊の加護持ちの人物を探す為である。
彼の行き先は、降りる時に帝国旗が目に着いた駐屯兵舎だ。
住民はやはり少ないみたいで、すれ違う住民は余所者であるアラヤ達を警戒してか、直ぐに家へと隠れて窓からこっそりと様子を伺っている。
「このまま話を聞くのは難しいかもなぁ」
アラヤは魔力制御で気配を消して、盗み聞きをする方法に切り替える事にした。
兵舎は見張りも少なく、侵入は簡単に出来た。反応を見る限り、兵の数は50人程度と少ない。汚染されたナーサキは、侵略の恐れも無い僻地扱いなのだろうか。
「おい、聞いたか?ラエテマに攻めてる軍の話」
話し声が聞こえ、アラヤは咄嗟に通路の天井に魔力粘糸でくっ付いた。
アラヤの下を兵士達が通り過ぎて行く。どの兵士も大した強さでは無いな。アラヤはそのまま後を尾ける。
兵士達は休憩室らしき部屋に入ると、椅子や仮眠用のベッドに腰を下ろした。
「ハハッ、あの勇者が裏切るなんてあり得ないだろ?デマだよ、デマ。こんな場所まで情報が来ないからって、揶揄われてるんだよ」
「だよなぁ。大体、我ら帝国には奥の手がある。勇者がどう動こうと、彼の方がこのナーサキを一瞬で浄化したように、いつでもラエテマの王都をその偉大な力で消せるからな」
浄化だって?国一つを滅亡させた力を、そんな美化した言い方にするなんておかしいだろ。
「彼の方の偉大な力を、見た事あるか?」
アラヤは、声色を兵士の1人に似せて質問してみた。
「あの時は後方部隊だったからなぁ。間近で見た訳じゃ無いが、見えていた軍隊や王城はおろか、辺り一面の建物や山を塵に変えたあんな魔法、天地創造の対になる偉大な力、いや、正に神の御業だったよ」
「実際、目の当たりにしたムシハ連邦も、このナーサキをあっさり捨てて、不利な停戦条約を結んだ訳だからな」
「ほんと、ブナイア様が味方で良かったよな。勇者はともかく、教団の人間は国や軍に関わらないと思っていたから」
ブナイア…。確か、元強欲魔王の子孫で、何故か美徳教団に入った背信者だよね?
まさか、そんな凄い魔術士だったとはね。
「もう、現地入りされているだろうから、帝国の勝利は決まった様なもの。だからデマも増えるのさ」
それからしばらく聞いていたが、それ以上の情報は出てこなかった。一度兵舎から出て皆と合流する事にした。
「なるほど…ブナイア司教ですか。魔王の血族として授かった技能や魔力量の多さがあれば、その偉大な力と呼ばれる魔法を使用できたのも頷けますね」
アラヤの話を聞いたハウンは、司教が合成魔法を使用した可能性が高いと考えている様だ。だが、国一つを範囲内する魔法だ。桁違いに魔力を消費した筈。有能な魔術士とはいえ、本当に可能な魔力量を持っていただろうか?
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「私もそう思うわ。最低でも私クラスの魔力量持ちが5人は必要だと思う」
やはりカオリも1人では賄えない消費魔力量だと考えていたらしい。
『考えられとしたら、やはり大精霊の存在か?』
振り返ると、エアリエルが来ていた。アラヤからの連絡を待ちきれなかったみたいだ。
「その可能性が高いと思います」
確かに大精霊が協力していたのなら、技能をブナイア司教本人が持っていれば可能な筈だ。
『問題は、協力していた大精霊が誰かという一点だな。ゲーブは流石に無いとして、アーパス(水の大精霊)も…無いか。ムルキベル(火の大精霊)、プルートー(闇の大精霊)、…ミフル(光の大精霊)は微妙だな。シルウェストレは彼等の属性は無いと言っていたからな。とすると、残るは…無の大精霊という事になるな』
皆の視線が、アラヤの肩に居るスカルゴに向けられる。
『え?え?皆の視線、ちょっと怖いんだな!ぼ、僕は大精霊じゃ無いんだな!』
スカルゴは、堪らず殻の中に頭を引っ込める。その殻にエアリエルは優しく触れた。
『そんな事は分かっている。我は聞きたいのだ。未だ微精霊である御主でも、大精霊の存在は分かるであろう?』
『そ、それは産まれた時から感じているんだな。それと、未だ微精霊って余計なお世話なんだな。アラヤが協力しないのが悪いんだな』
いや、別に嫌ってる訳じゃないよ?
微精霊を中位精霊に昇華させるには、体の一部、もしくは体液をアラヤが吸収しなければならない。それが嫌って事じゃない。忙しかっただけ。決して、一口食べたらエスカルゴ料理だって、スカルゴ自身を丸呑みしちゃうかもって心配してる訳じゃ…。
『何故、今喉を鳴らすんだな?』
「んもう、そのくだりは後で良いから、早く大精霊の事を教えて⁉︎」
『し、しょうがないんだな。名前はケイオス様。会った事は無いけど、同胞からは人間の姿をしていないって聞いたんだな。居場所は、…全く感知できないんだな』
大精霊の感知は、やはり微精霊では限界があるのかもしれない。中位精霊化…今度、腹を括ってチャレンジしてみるかな。
確か、焼いて食べるんだっけ?それとも煮るんだったかな?
おっといかん、想像していたらヨダレが…。
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