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第12章 御教示願うは筋違いらしいですよ⁈
176話 エルフの村長
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『これは一体、どういう事?』
迎えにやって来たモースは、出迎えたアラヤ達を見て、思わずそう驚きを漏らした。
『どうって、簡単な事よ~?私達も中位精霊になったって事~』
事実、昨夜、アラヤが精霊達の体の一部を取り込んだ事により、精霊達は中位精霊へと進化していた。大きさもチャコと変わらないくらいになった。
火精霊は、前は頭部だけだった炎が、今や上半身を覆っている。
水精霊は、水の髪が腰辺りまで伸びて、より人魚感が増した。
風精霊は、羽が大きく広くなり、角度で七色に変化する。
土精霊は1番謎だが、何故か長かった髭が無くなり、ダンディーな無精髭のオジサンに若返った。
光精霊は、背に翼が生えて、もはや天使の子供と化した。
闇精霊は、下半身の蛇肌に赤の斑点模様が加わり、髪が闇霧となり陰湿な雰囲気が増した。
全体の特徴として、髪に属性が強調され、姿が大きくなったと分かる。だが変わったのは精霊達だけでは無い。そもそも、精霊達に変化が出たのはパートナーであるアラヤに変化が出た後だった。
「アラヤ君⁉︎」
ビクンと体が跳ね上がると、髪がゾワゾワと伸び出した。白髪部分が赤・青・茶・緑と様々に色が変化し、最終的には紫黒色で定着した。
『髪色は、私達、契約精霊の色に染まるのよ。若干、闇が強いわね~』
髪の変化が終わった後、アラヤは激しい倦怠感に襲われた。全身が酔っている様な不快感もある。
『精霊種を捕食した事により、5種族以上の捕食吸収を達成しました。これにより、暴食王がLV4に昇華しました。特殊技能の【生命変換】を獲得しました。精霊種と同化現象が起きた事により、種族が半霊人(イレギュラー)となりました。精霊達の加護により、成長が止まり不老となりました』
「なっ⁉︎せ、せ、成長が止まっ…⁉︎」
いろいろと衝撃的な脳内アナウンスが流れた。まだ、背が伸びる可能性があった筈なのに…。新特殊技能や不老の問題よりも、成長が止まったという事がなによりも嫌だった。この後、アラヤはショックでしばらく落ち込んでいた。
「とにかく、案内してくれるんだよね?準備は出来てるから行こうよ」
思い出すだけでまた落ち込みそうなので、気持ちを切り替えたいアラヤはモースを急かす。
『わ、分かったわよ。じゃあ、暴れないでね』
モースはアラヤ達を風で高く浮かせると、森の中へと移動を始めた。
まるでジェットコースターの様に、木々を避けながら滑空して進む。女性陣は割と楽しんでいるが、アラヤは操作されてる感があってどうにも落ち着かない。
『さぁ、着いたわよ』
確かにこの辺りは、昨日の狩で来た場所の近くだ。だが、辺りには木々以外には特に何も無い場所だ。
アラヤ達はゆっくりと下されると、魔導感知で辺りを調べた。反応は無い。…ただ、何かしらの違和感は感じる。
辺りをじっくり見渡すと、巨木の枝の影に隠れる風精霊が見えた。
『私よ。客人を連れて来たわ』
モースが巨木に手を触れると、透明な隔壁に穴が開いて、中へと入る入り口となった。なるほど、これが風精霊結界の隠蔽効果という訳だな。
中に入ると、大歓迎とまではいかないが、エルフ達が数人出迎えてくれた。
『ようこそ、おいでくださいました!』
どのエルフも顔立ちが整った若々しい美男美女で、笑顔を見せてくれる。人との接触を嫌うイメージとは、ちょっと違うなぁ。イシルウェが言ったように、人間との交流があるのは分かった。でもまぁ、その笑顔が演技だとは分かるけどね。
『おお、中位精霊を6属性も従えているぞ⁉︎』
『意外だわ、土精霊の中位精霊はむさく無いのね』
『これは期待できるのでは無いか?』
離れた場所から、こちらを伺うエルフ達の熱視線は、シルフィー達に向けられている。
精霊達もまんざらでも無い様で、やや調子に乗ってポーズを見せたりしている。
『こっちよ、村長が待ってる』
モースに案内されて村の奥へと進む。村の住居は、多くが巨木に鳥小屋の様に突き出ていて、打ち付けられた板が階段となって各家へと繋がっている。
アラヤ達が来たのは、辺りで1番の巨木の家で、階段を登って行く途中でモースが先に知らせに飛んで行った。
「イシルウェが悪魔って呼んでるのは、おそらく村長さんの事だよね?」
「はい、モースのパートナーらしいので、そうだと思います」
彼があんなにも拒絶するなんて、どんな人物なんだろうと用心しながら玄関の扉をノックする。
「よくぞ、おいで下さった、精霊に愛される強き人間の皆様」
扉を開けてくれたのは女性のエルフで、思わず女神を連想してしまう程の美女だった。
「どうぞ、お入り下さい」
中へ入ると、先に来たモースが客間のソファに腰掛けている。部屋は綺麗に整理整頓されていて、とても几帳面な性格だと見受けられる。
「どうぞ、ゆっくりとしてくださいませ」
アラヤ達がソファに座ると、ハーブティーと焼き菓子を運んで来た。鑑定したが毒は入って無いな。
「私の名はアルディス。この村の村長を任されています。この度は、村の辺りを荒らす魔物を討伐してくださり、ありがとうございました」
丁寧にお礼を述べる村長。アラヤは彼女を鑑定してみた。
アルディス
種族 半霊人 (風精霊) 女 age 125
体力 512/512
戦闘力 211/211
耐久力 123/123
精神力 198/198
魔力 312/312
俊敏 173/173
魅力 81/100
運 31
職種 精霊術師 LV3
技能 精霊視認LV3 精霊言語LV2 気配感知LV2 精霊術LV3 風属性魔法LV3 弓技LV3
この強さなら、モースも居ればアラヤが狩った魔物達に遅れを取る様な事は無いと思うけどな。
「いえ、たまたま遭遇したので、討伐したに過ぎませんよ。お礼を言われる様な事は何もしてません」
「いえいえ、私は村から出られない身の為、村の住民だけでは討伐が出来ずに困っていたのです。ですから、大変助かったのは本当なのです」
「出られないのですか?」
『代々伝わる掟なんだよ。村長は如何なる時も村から出る事を禁ずってね』
古いしきたりでしょ?と、モースが不満そうな態度で言う。
「食料確保等で、村人達は外に出る事が許されていますが、私は結界が破れた事態に備えて、村から離れる訳にはいかないのです」
という事は、本当に魔物討伐に感謝しているという事みたいだね。
「ところで…」
急にアルディスの声のトーンが変わった。しかし、表情に変化は無い。
「貴方様のお連れの方々の中に、私の…私達の村の出身のエルフが居ると、モースから伺ったのですが…」
「…ええ、居ますよ。今回は連れて来てませんが…」
「そうですか、良かった!」
イシルウェが居ると分かっただけで満面の笑みを浮かべて喜んでいる。印象的に、そこまで悪い人物では無い気がするんだけど。
「彼は私の弟でして、ある日突然、村を飛び出したきり、連絡が取れなかったんです。姉として心配な私は、後を追いたかったのですが、掟を破るわけにもいかず、モースに毎日森の探索をお願いするしか無かったのです」
「そうだったんですか…。心配いりません、彼は元気にしてますよ。今や、養子を貰って立派なパパですからね」
「養子…?モースが見たという人間の子供…ですか?」
彼女から笑みが一瞬にして消えて、しまった!とアラヤは口を慌て塞ぐ。
「それは…結婚した相手の子…という事かしら?」
「いえ、結婚してはいませんし、その子は孤児ですから」
「…そうですか。…私の大事な弟の愛情を、その子が独り占めしているのですね…?」
ニタリと怖い笑みを浮かべるアルディスに、イシルウェが彼女を恐れる理由がなんとなく分かった。彼女の異常過ぎる愛情に、彼は耐えられなかったのだろう。
「是非とも、会いたいものですねぇ…?」
アルディスはモースに目配せした。それを見たモースは姿を消す。行き先はきっとイシルウェの下だろう。
念のためにハウン達を置いてきて良かった。シェルターも、入り口を塞いでいるから大丈夫だろう。多分…。
アラヤは何故か、一抹の不安が残るのだった。
迎えにやって来たモースは、出迎えたアラヤ達を見て、思わずそう驚きを漏らした。
『どうって、簡単な事よ~?私達も中位精霊になったって事~』
事実、昨夜、アラヤが精霊達の体の一部を取り込んだ事により、精霊達は中位精霊へと進化していた。大きさもチャコと変わらないくらいになった。
火精霊は、前は頭部だけだった炎が、今や上半身を覆っている。
水精霊は、水の髪が腰辺りまで伸びて、より人魚感が増した。
風精霊は、羽が大きく広くなり、角度で七色に変化する。
土精霊は1番謎だが、何故か長かった髭が無くなり、ダンディーな無精髭のオジサンに若返った。
光精霊は、背に翼が生えて、もはや天使の子供と化した。
闇精霊は、下半身の蛇肌に赤の斑点模様が加わり、髪が闇霧となり陰湿な雰囲気が増した。
全体の特徴として、髪に属性が強調され、姿が大きくなったと分かる。だが変わったのは精霊達だけでは無い。そもそも、精霊達に変化が出たのはパートナーであるアラヤに変化が出た後だった。
「アラヤ君⁉︎」
ビクンと体が跳ね上がると、髪がゾワゾワと伸び出した。白髪部分が赤・青・茶・緑と様々に色が変化し、最終的には紫黒色で定着した。
『髪色は、私達、契約精霊の色に染まるのよ。若干、闇が強いわね~』
髪の変化が終わった後、アラヤは激しい倦怠感に襲われた。全身が酔っている様な不快感もある。
『精霊種を捕食した事により、5種族以上の捕食吸収を達成しました。これにより、暴食王がLV4に昇華しました。特殊技能の【生命変換】を獲得しました。精霊種と同化現象が起きた事により、種族が半霊人(イレギュラー)となりました。精霊達の加護により、成長が止まり不老となりました』
「なっ⁉︎せ、せ、成長が止まっ…⁉︎」
いろいろと衝撃的な脳内アナウンスが流れた。まだ、背が伸びる可能性があった筈なのに…。新特殊技能や不老の問題よりも、成長が止まったという事がなによりも嫌だった。この後、アラヤはショックでしばらく落ち込んでいた。
「とにかく、案内してくれるんだよね?準備は出来てるから行こうよ」
思い出すだけでまた落ち込みそうなので、気持ちを切り替えたいアラヤはモースを急かす。
『わ、分かったわよ。じゃあ、暴れないでね』
モースはアラヤ達を風で高く浮かせると、森の中へと移動を始めた。
まるでジェットコースターの様に、木々を避けながら滑空して進む。女性陣は割と楽しんでいるが、アラヤは操作されてる感があってどうにも落ち着かない。
『さぁ、着いたわよ』
確かにこの辺りは、昨日の狩で来た場所の近くだ。だが、辺りには木々以外には特に何も無い場所だ。
アラヤ達はゆっくりと下されると、魔導感知で辺りを調べた。反応は無い。…ただ、何かしらの違和感は感じる。
辺りをじっくり見渡すと、巨木の枝の影に隠れる風精霊が見えた。
『私よ。客人を連れて来たわ』
モースが巨木に手を触れると、透明な隔壁に穴が開いて、中へと入る入り口となった。なるほど、これが風精霊結界の隠蔽効果という訳だな。
中に入ると、大歓迎とまではいかないが、エルフ達が数人出迎えてくれた。
『ようこそ、おいでくださいました!』
どのエルフも顔立ちが整った若々しい美男美女で、笑顔を見せてくれる。人との接触を嫌うイメージとは、ちょっと違うなぁ。イシルウェが言ったように、人間との交流があるのは分かった。でもまぁ、その笑顔が演技だとは分かるけどね。
『おお、中位精霊を6属性も従えているぞ⁉︎』
『意外だわ、土精霊の中位精霊はむさく無いのね』
『これは期待できるのでは無いか?』
離れた場所から、こちらを伺うエルフ達の熱視線は、シルフィー達に向けられている。
精霊達もまんざらでも無い様で、やや調子に乗ってポーズを見せたりしている。
『こっちよ、村長が待ってる』
モースに案内されて村の奥へと進む。村の住居は、多くが巨木に鳥小屋の様に突き出ていて、打ち付けられた板が階段となって各家へと繋がっている。
アラヤ達が来たのは、辺りで1番の巨木の家で、階段を登って行く途中でモースが先に知らせに飛んで行った。
「イシルウェが悪魔って呼んでるのは、おそらく村長さんの事だよね?」
「はい、モースのパートナーらしいので、そうだと思います」
彼があんなにも拒絶するなんて、どんな人物なんだろうと用心しながら玄関の扉をノックする。
「よくぞ、おいで下さった、精霊に愛される強き人間の皆様」
扉を開けてくれたのは女性のエルフで、思わず女神を連想してしまう程の美女だった。
「どうぞ、お入り下さい」
中へ入ると、先に来たモースが客間のソファに腰掛けている。部屋は綺麗に整理整頓されていて、とても几帳面な性格だと見受けられる。
「どうぞ、ゆっくりとしてくださいませ」
アラヤ達がソファに座ると、ハーブティーと焼き菓子を運んで来た。鑑定したが毒は入って無いな。
「私の名はアルディス。この村の村長を任されています。この度は、村の辺りを荒らす魔物を討伐してくださり、ありがとうございました」
丁寧にお礼を述べる村長。アラヤは彼女を鑑定してみた。
アルディス
種族 半霊人 (風精霊) 女 age 125
体力 512/512
戦闘力 211/211
耐久力 123/123
精神力 198/198
魔力 312/312
俊敏 173/173
魅力 81/100
運 31
職種 精霊術師 LV3
技能 精霊視認LV3 精霊言語LV2 気配感知LV2 精霊術LV3 風属性魔法LV3 弓技LV3
この強さなら、モースも居ればアラヤが狩った魔物達に遅れを取る様な事は無いと思うけどな。
「いえ、たまたま遭遇したので、討伐したに過ぎませんよ。お礼を言われる様な事は何もしてません」
「いえいえ、私は村から出られない身の為、村の住民だけでは討伐が出来ずに困っていたのです。ですから、大変助かったのは本当なのです」
「出られないのですか?」
『代々伝わる掟なんだよ。村長は如何なる時も村から出る事を禁ずってね』
古いしきたりでしょ?と、モースが不満そうな態度で言う。
「食料確保等で、村人達は外に出る事が許されていますが、私は結界が破れた事態に備えて、村から離れる訳にはいかないのです」
という事は、本当に魔物討伐に感謝しているという事みたいだね。
「ところで…」
急にアルディスの声のトーンが変わった。しかし、表情に変化は無い。
「貴方様のお連れの方々の中に、私の…私達の村の出身のエルフが居ると、モースから伺ったのですが…」
「…ええ、居ますよ。今回は連れて来てませんが…」
「そうですか、良かった!」
イシルウェが居ると分かっただけで満面の笑みを浮かべて喜んでいる。印象的に、そこまで悪い人物では無い気がするんだけど。
「彼は私の弟でして、ある日突然、村を飛び出したきり、連絡が取れなかったんです。姉として心配な私は、後を追いたかったのですが、掟を破るわけにもいかず、モースに毎日森の探索をお願いするしか無かったのです」
「そうだったんですか…。心配いりません、彼は元気にしてますよ。今や、養子を貰って立派なパパですからね」
「養子…?モースが見たという人間の子供…ですか?」
彼女から笑みが一瞬にして消えて、しまった!とアラヤは口を慌て塞ぐ。
「それは…結婚した相手の子…という事かしら?」
「いえ、結婚してはいませんし、その子は孤児ですから」
「…そうですか。…私の大事な弟の愛情を、その子が独り占めしているのですね…?」
ニタリと怖い笑みを浮かべるアルディスに、イシルウェが彼女を恐れる理由がなんとなく分かった。彼女の異常過ぎる愛情に、彼は耐えられなかったのだろう。
「是非とも、会いたいものですねぇ…?」
アルディスはモースに目配せした。それを見たモースは姿を消す。行き先はきっとイシルウェの下だろう。
念のためにハウン達を置いてきて良かった。シェルターも、入り口を塞いでいるから大丈夫だろう。多分…。
アラヤは何故か、一抹の不安が残るのだった。
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