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第12章 御教示願うは筋違いらしいですよ⁈
165話 蝸牛
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飛竜が棲むとされる山頂は、思った以上に切りだった崖が多くて足場が悪い。上級登山者も、万全の準備とコンディションで挑み、かなりの神経を張り詰めて登る程だろう。
それも、本来ならばではあるが。彼等にはそれは当てはまらない。
『わしの道はどうじゃ?馬も登りやすかろう?』
『うん、助かるよ。ありがとうノーム』
土精霊が自信ありげに作り出した道は、元が険しい道だとは到底思えない程の遊歩道だった。
こんな登りやすい道がせっかくあるので馬で登る事にしたのだけれど、狙いはアヤコとチャコに飛竜に興味を持たせようという考えだ。
「この上が飛竜の縄張りだ。奴等を従わせるには、力を示すのが通常だけど。君達はやり過ぎない様に注意した方が良いかもしれないな」
イシルウェは、飛竜をせっかく従えさせても、損傷が酷くなる心配をしている様だ。
「心配いらないよ。ねぇ、サナエさん?」
「ええ、任せて」
イシルウェの不安をよそに、サナエは1人先行して単独で飛竜が集まる棲家に乗り込んだ。
そこに居た飛竜達は、ゆうに身長が6mはある大きさばかりで、翼を広げれば10mを越す始祖鳥に似た姿の恐竜である。ただ、始祖鳥のように羽毛は無く、羽毛に似た緑色の羽鱗が体を覆っている。
「ピギャァーッ‼︎」
突如として現れた棲家へと繋がる道と、そこを走って現れた侵入者に、飛竜達は威嚇の声を上げる。
「そうよ、私に注目しなさい。そして私の虜となれ!魅惑の艶舞!」
注目加護の技能の効果で、通常よりも効果が強い魅了に、飛竜達は動きを止めて翼を畳んで身を屈めた。
全ての飛竜が、自分を選んでくれと背中を差し出しているのだ。
「さぁみんな、今のうちに調教しちゃおう」
調教の技能持ちのアラヤ達は、気に入った飛竜を選んで乗り込み主従の契約を済ます。
6頭の飛竜が従獣となり、他の飛竜の魅了が切れる前に飛竜の棲家から離れた。
中腹まで戻ったアラヤ達は、連れてきた飛竜達を並ばせる。その迫力はちょっとした壮観だな。
「この背中なら、一頭に3人は乗れそうだね?」
「ああ。轡・手綱・鞍を付けたら、運搬飛竜の完成だな」
「どうだチャコ、この飛竜に乗って空を飛んでみないか?」
イシルウェは、チャコが気に入ったかなと探りを入れると、チャコは彼の背中に隠れてしまった。
「チャコ、ちょっと怖いから乗りたくないかも…」
「う…。そうか、怖いかぁ…」
イシルウェの期待虚しく、チャコはやはり留守番をすると決めた様だ。
飛竜達をその場に待機させて、街に戻ったアラヤ達は急いで人数分の鞍等を製作した。
「それじゃあ、ナーサキに向かうルートで先ず初めに向かうのはバラキイ国だ。オードリーの故郷のウラスガミ村にテレポートが届く距離は、このバエマシの街から北東にあるマヌオウ村だね。そこに着いたら、テレポートでアヤコさん達を迎えに来るから」
「分かりました。充分に、気をつけていってらっしゃい」
留守番班には、アヤコ・チャコ・アスピダを残し、馬達と待機してもらう。
移動班は、アヤコが不在なので、代わりにイシルウェに一頭の操縦を頼む事になった。
「うう、緊張します…」
新たに調教技能を得たばかりのアフティは、羅刹鳥やスライムとは大きさも難易度も違う飛竜に、上手く操縦できるかとても緊張している。
その彼女の後方で、イシルウェはアフティとは違った形で心を乱していた。
「うう、チャコ…」
娘と一時の間離れないといけないという事実と向き合えてない彼に、アラヤはチャコに擬態した羅刹鳥を同乗させる事にした。本人じゃないけれど、姿形は見分けがつかない程に似てるからね。
おかげで、頭では理解してるのだろうけれど、イシルウェは少しだけ落ち着いた。
しかし、飛び立って間もない頃、ゆっくりとした飛行でマヌオウ村に向かっていると、イシルウェが飛竜の速度を上げようとしだした。
「まぁ、明日には着く予定だから、気長に待っててもらおうよ」
「いいや、できれば今日中に着こうではないか」
どうやら偽チャコの効果も薄れた様だ。まぁ、喋れないから仕方ないよね。
飛竜の速度は決して遅い訳では無い。地上を馬で走るよりかは、比べ物にならないくらいに早い。ただ、馬達と同様に、休憩は取らないといけないのは同じだ。
「流石に一日中、飛び続けるのはダメだよ?」
「ああ、分かっている。だから、風精霊達の力を借りようではないか」
「なるほど。『風精霊、お願い出来るかな?』」
『了~解、任っせて~っ!さぁ、追い風起こすよー!飛竜ちゃん達、上手く乗ってねー?』
途端に巻き起こる追い風で、飛竜達は更に高く昇り、翼を広げるだけで速さが増した。
当初の予定では、明日の昼頃に到着を考えていたのだが、その日の夕方に、大した休憩を挟まずに到着してしまったのだった。
「さぁ、アラヤ殿。迎えに向かっていただきたい」
「分かったよ。じゃあ代わりに、ハウン、村に泊まれるか確認しててね」
「分かりました」
イシルウェに急かされ、アラヤ達は直ぐにバエマシの街にテレポートで帰った。流石に、アヤコさん達も驚いていたよ。
そりゃあ、早過ぎだと思うよね。子離れできない父の願いは、飛竜に初乗りした感動を味わう余裕すら与えてくれなかった。
こうして、初日でマヌオウ村まで着いたアラヤ達は、2日目はオードリーの記憶を元にウラスガミ村にテレポート。
その後は同様にして飛竜で移動。テレポートで迎えに戻るを繰り返して、3日目にしてバラキイ国の北西にある街、ミヤウツの街へと辿り着いた。
「後は明日、アカモリ国のファブリカンテの故郷の村にテレポートしたら、ナーサキまで飛竜で2日ってとこだね」
バタバタした移動法で、正直皆んな疲れていた。せめてゆっくり休もうと、手配した宿屋に向かうと、入り口で闇精霊が奇妙な殻のカタツムリを見つけて遊んでいた。
『カタツムリを見るのは初めて?』
『私は普段、明るい場所苦手だから…』
基本的に洞窟内の暗がりにしか現れていなかった様で、外の虫や動物を見るのは新鮮らしい。
『俺は先に部屋に入っているからね?』
『うん、後から行く…』
欠伸をしながら、借りた自室の扉を開けると、アラヤは入らずに無言で扉を閉めた。
「……疲れてるのかな?」
再び扉をゆっくりと開ける。すると、先程目を疑った光景が再び見える。
パタンと閉めて、もう一度開ける。また同じ。それを数度繰り返したところで、部屋内から声が掛かる。
「騒々しいな、倉戸。人様の部屋の扉を何度も開け閉めするな」
「伊藤…先生…?」
何度も目を疑ったのは、彼の姿が見えたから。前世界の学校の教師、伊藤大吾。そして今の肩書きは怠惰魔王ダイゴ=イトウだ。
その会いたくも無かった男が、室内で飲み物を片手に、のんびりと読書をしているのだ。
「あの、ここは宿屋の個室な筈ですけど…?」
「ん…?ああ、そういう事か。勝手に繋がったのだな。しばらくすれば、元に戻るだろう。別室に向かうと良い」
何も気にしていない態度で、読書の続きを読み始める彼に、アラヤはついイラッとして口を開いた。
「他に言う事は無いんですか?」
「ん?…特に何も。邪魔さえしなければ、気にもしない」
「あの時、教室に居た大半が死にました。先生はその事をどう思いましたか?」
「くどいな。何も思わないと言っただろ?」
「それでも貴方は先生か⁉︎」
思わずズカズカと室内に入ると、アラヤと同じ様にしてアヤコ・サナエ・カオリの3名も入って来た。彼女達の扉もまた、この部屋と繋がっていた様だ。
「「「え⁈」」」
「お前達、揃いも揃って同意見とは、随分と仲が良くなったな?」
イトウは持っていた本を置き、ようやくまともに向き合った。あの転移から半年以上の月日が経ったというのに、この男は何も変わっていない様だ。
「仕方ない。押しかけた客だろうと、一応もてなしてやるのがマナーってものだな」
イトウがそう言って手を叩くと、奥の扉が開いて男が2人机と椅子を運んで来た。その後に別の者が来てお茶の準備を始める。どうやらイトウに付けられた配下の者達の様だ。
「では…、少々億劫だが…世間話といこうか?」
見るからにやる気の無い目の前の元教師に、アラヤ達の苛立ちは蓄積されていくのだった。
それも、本来ならばではあるが。彼等にはそれは当てはまらない。
『わしの道はどうじゃ?馬も登りやすかろう?』
『うん、助かるよ。ありがとうノーム』
土精霊が自信ありげに作り出した道は、元が険しい道だとは到底思えない程の遊歩道だった。
こんな登りやすい道がせっかくあるので馬で登る事にしたのだけれど、狙いはアヤコとチャコに飛竜に興味を持たせようという考えだ。
「この上が飛竜の縄張りだ。奴等を従わせるには、力を示すのが通常だけど。君達はやり過ぎない様に注意した方が良いかもしれないな」
イシルウェは、飛竜をせっかく従えさせても、損傷が酷くなる心配をしている様だ。
「心配いらないよ。ねぇ、サナエさん?」
「ええ、任せて」
イシルウェの不安をよそに、サナエは1人先行して単独で飛竜が集まる棲家に乗り込んだ。
そこに居た飛竜達は、ゆうに身長が6mはある大きさばかりで、翼を広げれば10mを越す始祖鳥に似た姿の恐竜である。ただ、始祖鳥のように羽毛は無く、羽毛に似た緑色の羽鱗が体を覆っている。
「ピギャァーッ‼︎」
突如として現れた棲家へと繋がる道と、そこを走って現れた侵入者に、飛竜達は威嚇の声を上げる。
「そうよ、私に注目しなさい。そして私の虜となれ!魅惑の艶舞!」
注目加護の技能の効果で、通常よりも効果が強い魅了に、飛竜達は動きを止めて翼を畳んで身を屈めた。
全ての飛竜が、自分を選んでくれと背中を差し出しているのだ。
「さぁみんな、今のうちに調教しちゃおう」
調教の技能持ちのアラヤ達は、気に入った飛竜を選んで乗り込み主従の契約を済ます。
6頭の飛竜が従獣となり、他の飛竜の魅了が切れる前に飛竜の棲家から離れた。
中腹まで戻ったアラヤ達は、連れてきた飛竜達を並ばせる。その迫力はちょっとした壮観だな。
「この背中なら、一頭に3人は乗れそうだね?」
「ああ。轡・手綱・鞍を付けたら、運搬飛竜の完成だな」
「どうだチャコ、この飛竜に乗って空を飛んでみないか?」
イシルウェは、チャコが気に入ったかなと探りを入れると、チャコは彼の背中に隠れてしまった。
「チャコ、ちょっと怖いから乗りたくないかも…」
「う…。そうか、怖いかぁ…」
イシルウェの期待虚しく、チャコはやはり留守番をすると決めた様だ。
飛竜達をその場に待機させて、街に戻ったアラヤ達は急いで人数分の鞍等を製作した。
「それじゃあ、ナーサキに向かうルートで先ず初めに向かうのはバラキイ国だ。オードリーの故郷のウラスガミ村にテレポートが届く距離は、このバエマシの街から北東にあるマヌオウ村だね。そこに着いたら、テレポートでアヤコさん達を迎えに来るから」
「分かりました。充分に、気をつけていってらっしゃい」
留守番班には、アヤコ・チャコ・アスピダを残し、馬達と待機してもらう。
移動班は、アヤコが不在なので、代わりにイシルウェに一頭の操縦を頼む事になった。
「うう、緊張します…」
新たに調教技能を得たばかりのアフティは、羅刹鳥やスライムとは大きさも難易度も違う飛竜に、上手く操縦できるかとても緊張している。
その彼女の後方で、イシルウェはアフティとは違った形で心を乱していた。
「うう、チャコ…」
娘と一時の間離れないといけないという事実と向き合えてない彼に、アラヤはチャコに擬態した羅刹鳥を同乗させる事にした。本人じゃないけれど、姿形は見分けがつかない程に似てるからね。
おかげで、頭では理解してるのだろうけれど、イシルウェは少しだけ落ち着いた。
しかし、飛び立って間もない頃、ゆっくりとした飛行でマヌオウ村に向かっていると、イシルウェが飛竜の速度を上げようとしだした。
「まぁ、明日には着く予定だから、気長に待っててもらおうよ」
「いいや、できれば今日中に着こうではないか」
どうやら偽チャコの効果も薄れた様だ。まぁ、喋れないから仕方ないよね。
飛竜の速度は決して遅い訳では無い。地上を馬で走るよりかは、比べ物にならないくらいに早い。ただ、馬達と同様に、休憩は取らないといけないのは同じだ。
「流石に一日中、飛び続けるのはダメだよ?」
「ああ、分かっている。だから、風精霊達の力を借りようではないか」
「なるほど。『風精霊、お願い出来るかな?』」
『了~解、任っせて~っ!さぁ、追い風起こすよー!飛竜ちゃん達、上手く乗ってねー?』
途端に巻き起こる追い風で、飛竜達は更に高く昇り、翼を広げるだけで速さが増した。
当初の予定では、明日の昼頃に到着を考えていたのだが、その日の夕方に、大した休憩を挟まずに到着してしまったのだった。
「さぁ、アラヤ殿。迎えに向かっていただきたい」
「分かったよ。じゃあ代わりに、ハウン、村に泊まれるか確認しててね」
「分かりました」
イシルウェに急かされ、アラヤ達は直ぐにバエマシの街にテレポートで帰った。流石に、アヤコさん達も驚いていたよ。
そりゃあ、早過ぎだと思うよね。子離れできない父の願いは、飛竜に初乗りした感動を味わう余裕すら与えてくれなかった。
こうして、初日でマヌオウ村まで着いたアラヤ達は、2日目はオードリーの記憶を元にウラスガミ村にテレポート。
その後は同様にして飛竜で移動。テレポートで迎えに戻るを繰り返して、3日目にしてバラキイ国の北西にある街、ミヤウツの街へと辿り着いた。
「後は明日、アカモリ国のファブリカンテの故郷の村にテレポートしたら、ナーサキまで飛竜で2日ってとこだね」
バタバタした移動法で、正直皆んな疲れていた。せめてゆっくり休もうと、手配した宿屋に向かうと、入り口で闇精霊が奇妙な殻のカタツムリを見つけて遊んでいた。
『カタツムリを見るのは初めて?』
『私は普段、明るい場所苦手だから…』
基本的に洞窟内の暗がりにしか現れていなかった様で、外の虫や動物を見るのは新鮮らしい。
『俺は先に部屋に入っているからね?』
『うん、後から行く…』
欠伸をしながら、借りた自室の扉を開けると、アラヤは入らずに無言で扉を閉めた。
「……疲れてるのかな?」
再び扉をゆっくりと開ける。すると、先程目を疑った光景が再び見える。
パタンと閉めて、もう一度開ける。また同じ。それを数度繰り返したところで、部屋内から声が掛かる。
「騒々しいな、倉戸。人様の部屋の扉を何度も開け閉めするな」
「伊藤…先生…?」
何度も目を疑ったのは、彼の姿が見えたから。前世界の学校の教師、伊藤大吾。そして今の肩書きは怠惰魔王ダイゴ=イトウだ。
その会いたくも無かった男が、室内で飲み物を片手に、のんびりと読書をしているのだ。
「あの、ここは宿屋の個室な筈ですけど…?」
「ん…?ああ、そういう事か。勝手に繋がったのだな。しばらくすれば、元に戻るだろう。別室に向かうと良い」
何も気にしていない態度で、読書の続きを読み始める彼に、アラヤはついイラッとして口を開いた。
「他に言う事は無いんですか?」
「ん?…特に何も。邪魔さえしなければ、気にもしない」
「あの時、教室に居た大半が死にました。先生はその事をどう思いましたか?」
「くどいな。何も思わないと言っただろ?」
「それでも貴方は先生か⁉︎」
思わずズカズカと室内に入ると、アラヤと同じ様にしてアヤコ・サナエ・カオリの3名も入って来た。彼女達の扉もまた、この部屋と繋がっていた様だ。
「「「え⁈」」」
「お前達、揃いも揃って同意見とは、随分と仲が良くなったな?」
イトウは持っていた本を置き、ようやくまともに向き合った。あの転移から半年以上の月日が経ったというのに、この男は何も変わっていない様だ。
「仕方ない。押しかけた客だろうと、一応もてなしてやるのがマナーってものだな」
イトウがそう言って手を叩くと、奥の扉が開いて男が2人机と椅子を運んで来た。その後に別の者が来てお茶の準備を始める。どうやらイトウに付けられた配下の者達の様だ。
「では…、少々億劫だが…世間話といこうか?」
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