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第9章 止めろと言うのは振りらしいですよ⁈
121話 追跡者達
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オモカツタの北門入り口に、大罪教団の人員が集まっていた。彼等の衣装は黒衣がほとんどなので、一見すると魔術士の集団にも見える。
彼等の前には、複数のスノードックが調教士によりソリに繋がれている。いわゆる犬ソリだ。ソリは全部で3台。1台に6頭のスノードックで牽かせる。
この時期には、昔からの移動手段として犬ソリは使われているのだ。
「いいか?くれぐれも、悪い印象を与えるな。彼等は用心深い。あくまでも下手に出て教団に足を運んで貰うように仕向けるのだ」
ベルフェルは、今回、追跡を任せる3人の団員に注意するように念を押す。
「それぞれが違うルートに向かう訳だが、お互いにコールで連絡を取り合い、彼等を見つけた者のサポートに、他の者は直ぐに駆け付けるようにするのだ。行き先が特定でき次第、後続班を送る」
「「「ハッ‼︎」」」
構成員の中で彼等が選ばれた理由が、コールのLV5持ちという情報伝達に優れた者達だからだ。
彼等は調教士とソリに乗り込むと、積雪が残る街の外へと一斉に走り出した。
そして直ぐにある分岐路で、3つのルートにそれぞれ別れて行く。
「全くよう、まさか昼食後直ぐに出発してくれとはなぁ」
雇われ調教士がこぼす小言に、構成員は無言で道先を見ているだけだ。
走る風圧に構成員のフードが外れると、隠れていた長い黒髪が風になびいた。
(なんだ、女だったのか。しかも上玉じゃないか。割りに合わない依頼だったが、流せば儲けになりそうだな)
調教士はほんの少しずつルートから離れ、ある目的地へと向かう。
「……」
犬ソリは、道から逸れた丘の影にある洞窟の前で止まった。調教士は素早くソリから降りると、隠し持っていた小さな笛を吹いた。
「珍しいな、大罪教団の女か。そんな薄着だと寒いだろ?温めてやろうか?」
洞窟の中からぞろぞろと、獣皮の服を着た野盗が現れる。どうやら人身売買も行っているらしい。何人かがロープを持ち、じりじりと距離を詰めてくる。
「グヘヘ、悪いな。運賃だけじゃ大した稼ぎにならないんだ」
調教士の男はそう言いつつも、少しも悪びれていない。
「いや、もう稼ぐ必要は無いでしょう?」
気が付くと、周りにいた野盗達が首の頚動脈から血飛沫を上げて倒れた。構成員の女の手には、鍔の無いナイフが握られている。
恐怖を覚えた刹那、女が真っ二つに割れて見えたと感じると、調教士はそのまま倒れた。
「何だこの女⁉︎多少の傷は構わん!押さえつけろ!」
武装した野盗達が襲い掛かるも、彼女の速さに対応できない。すれ違い様に四肢の関節を斬られて、野盗達は為す術もなく積雪に埋もれる事となった。
「ちっ!スノードックは全て逃げてしまった。これではだいぶ遅れてしまう」
彼女は野盗達のアジト内を物色して、役に立ちそうな物を探す。すると、ソリに取り付けられているような板が幾つも並んでいる事に気付いた。板には中央に金具と紐が付いている。どうやら、靴に板を括り付けていたらしい。
板の近くに同じ様に並べてあった杖を手に取り、積雪の上を滑り出した。
「なるほど、割と速度が出せるのね」
滑り方を理解した彼女は、普通とは違う身体能力で滑って行く。それでも、上り斜面や平坦な場所では速度が少し落ちる。
日が落ち始めた頃、彼女は積雪の薄い場所に気付いた。一定の幅で、一度溶けた後に雪が積もった様だ。
直感で、これを辿る事に決めた彼女は、移動の速度を上げた。
「…⁉︎あれは…?」
進み行く先に、丸い雪山が現れた。近くに寄り、山の雪を退かすと岩肌が見えた。
「これは鉱石?」
山の周りを一周すると、入り口らしき大きめの穴があった。
中に入ると、彼女は思わず目を見開いた。
「まさか⁉︎コレは、魔鉱石で作られた半円型の野営地なの⁈」
中央にある焚き火の跡と、馬用に出されたと思われる干し草の食べカス、穴に溜められたその馬達の糞。馬車が停まっていた車輪の跡等、明らかにこの場所で一時休憩を取っていた証拠だ。
『こちらハウンド1、目標の野営地らしき場所を発見!目標の目的地はガーンブル村だと思われる!』
コールの技能で別ルートの2人に思念を飛ばして繋げる。
『…間違いないか?』
『馬車の痕跡等が確認できる。何よりも、こんな野営地は見た事が無い。司教様の話す彼等でまず、間違い無いだろう』
『…了解した。こちらハウンド2・3は直ちにガーンブル村へと直行する』
『ハウンド3は、こちらに向かってはいただけないだろうか?』
『…どういう事だ?』
『調教士が不慮の事故により死亡した。私には今、交通手段が無いんだ』
『…優先順位は、彼達の確保が最優先だ。ハウンド1、すまないが君の回収は後回しにする後続班には連絡しておく』
『…了解。こちらは自力で何か対策を考えるとしよう』
コールの技能を解除して、深く溜め息をついた。自分が招いた失敗だから仕方がないが、あの場面では調教士を生かしていても意味がないと判断したのだ。スノードックに逃げられるのは予定外だったが。
「こんな雪が降る地域での馬車の移動だから、直ぐに追い付くと思っていたのに…」
陽も完全に落ちて外は暗くなった。今日はこの野営地で夜を過ごすしかない。焚き火に再び火を付けて、唯一の入り口の前に向かう。
足元の土を見ると、僅かな魔力の残滓があるのが分かる。天井部を見ると、所々に換気口らしき小さな横穴が空いている。どうやら土属性魔法のアースクラウドで入り口を塞いで、密室にしていた様だ。
「バブルショット、アイス」
土属性魔法は使えない彼女は、入り口に泡の氷壁を作り塞いだ。
「それにしても、目標の彼等はかなりの魔力量の持ち主らしいな。この野営地もだが、おそらくは馬車が進む路面も魔法で溶かしているみたいだし」
焚き火の前に座り、火に当たりながら小さなポシェットを枕にして横になる。
明日は早く出発しよう。これ以上、差が開くのは避けたい。彼女は夕食も取らずに睡眠を取る事にした。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「ん~、ちょっと積雪の高さが出てきて、車輪じゃ進みにくくなってきたね」
アラヤは新たな野営地で、馬車の車輪の痛み具合を確認していた。夜の間にも、雪は降っているので更に少し積もるかもしれない。
「馬車を、ソリ型に変えたらどうでしょうか?」
「あっ!なるほど!」
アラヤは亜空間収納から木材を取り出して、ソリの加工を始める。その横でカオリが、板の反り具合による抵抗の違いや、曲がり易さの調整を本の知識を元に説明している。
「では、私達は車輪外しですね」
アヤコ達は、外の雪を亜空間収納に入れて持ち帰り、馬車の下に取り出して馬車を持ち上げた。
浮いた馬車から車輪を取り外しに掛かる。工具は棟梁の手伝いをして覚えたアラヤの手作りなのだが、アラヤは亜空間収納に工具の他にも、魔鉱石、製作途中の魔力電池や毒薬等を入れている。
今や全員が亜空間収納を持っている。
サナエは、アラヤから全て食材や調味料、食器等、料理に関する品物は受け取っている。
クララは、日用品や家具などを預かっている。
カオリとアヤコだけが、未だ担当が無い状態だ。アヤコはふと、自分にも荷物を任されたいと思った。
「私にも、何か無いでしょうか?」
「ん~、今出た削りクズとか?着火や馬達の寝床に使えるんだけど…。ごめん、そんな物じゃないよね?」
ちょっと膨れっ面になるアヤコに、アラヤは慌てて作業を中断した。
「私は仮死状態あるから気にしてないけど、確かにアヤコさんにも何かを任せるべきだと思うわ」
「うん。それなら、行商をする上での商品を任せようかな。今まで、ただ自分達の物ばかり購入していたわけだけど、そろそろちゃんと行商人らしい仕事をしないと、行く先々で怪しまれるからね。交渉事は断然、俺よりアヤコさんのが向いている気がするし、村等に行った際の行商事と品物管理はアヤコさんに任せるよ。とりあえず、食材を省いた今あるカードは、魔鉱石、魔力電池、ドライヤー、コンロだね」
「この地域での需要を考えたら、魔力電池絡みのドライヤーとコンロは村には高過ぎて買わないかもよ?もっと安値で買える便利な品物は無いの?」
言われてみればそうだね。村で需要があるもの…。
「あの、玩具用としてスノーボードとかは?」
「何でスキーじゃなくてボードなの?」
「前世でも、寒冷地では古くからソリの普及があったので、この世界でも既にある気がしました。ソリがあるのなら、スキーがあってもおかしくないです。ただ、スノーボードはまだ近年に流行った物だと思ったので、この世界には無いかも…って考えました」
「分かった。じゃあ、スノーボードと、とりあえず、折り畳み式の椅子や机も量産しておくかな。足りない木材も、外の木を切ってシェルター内で乾燥させておこうか」
「はい。木材は私達で集めて来ますね」
皆んな、多数技能持ちになりテキパキと役をこなしていける様になったね。安心していろいろと任せる事ができる。人間離れしてしまった感はあるけれどね。
ともあれ、ガーンブル村に向けての初日は、馬車のソリの取り付けと同時に終わりを迎えたのだった。
彼等の前には、複数のスノードックが調教士によりソリに繋がれている。いわゆる犬ソリだ。ソリは全部で3台。1台に6頭のスノードックで牽かせる。
この時期には、昔からの移動手段として犬ソリは使われているのだ。
「いいか?くれぐれも、悪い印象を与えるな。彼等は用心深い。あくまでも下手に出て教団に足を運んで貰うように仕向けるのだ」
ベルフェルは、今回、追跡を任せる3人の団員に注意するように念を押す。
「それぞれが違うルートに向かう訳だが、お互いにコールで連絡を取り合い、彼等を見つけた者のサポートに、他の者は直ぐに駆け付けるようにするのだ。行き先が特定でき次第、後続班を送る」
「「「ハッ‼︎」」」
構成員の中で彼等が選ばれた理由が、コールのLV5持ちという情報伝達に優れた者達だからだ。
彼等は調教士とソリに乗り込むと、積雪が残る街の外へと一斉に走り出した。
そして直ぐにある分岐路で、3つのルートにそれぞれ別れて行く。
「全くよう、まさか昼食後直ぐに出発してくれとはなぁ」
雇われ調教士がこぼす小言に、構成員は無言で道先を見ているだけだ。
走る風圧に構成員のフードが外れると、隠れていた長い黒髪が風になびいた。
(なんだ、女だったのか。しかも上玉じゃないか。割りに合わない依頼だったが、流せば儲けになりそうだな)
調教士はほんの少しずつルートから離れ、ある目的地へと向かう。
「……」
犬ソリは、道から逸れた丘の影にある洞窟の前で止まった。調教士は素早くソリから降りると、隠し持っていた小さな笛を吹いた。
「珍しいな、大罪教団の女か。そんな薄着だと寒いだろ?温めてやろうか?」
洞窟の中からぞろぞろと、獣皮の服を着た野盗が現れる。どうやら人身売買も行っているらしい。何人かがロープを持ち、じりじりと距離を詰めてくる。
「グヘヘ、悪いな。運賃だけじゃ大した稼ぎにならないんだ」
調教士の男はそう言いつつも、少しも悪びれていない。
「いや、もう稼ぐ必要は無いでしょう?」
気が付くと、周りにいた野盗達が首の頚動脈から血飛沫を上げて倒れた。構成員の女の手には、鍔の無いナイフが握られている。
恐怖を覚えた刹那、女が真っ二つに割れて見えたと感じると、調教士はそのまま倒れた。
「何だこの女⁉︎多少の傷は構わん!押さえつけろ!」
武装した野盗達が襲い掛かるも、彼女の速さに対応できない。すれ違い様に四肢の関節を斬られて、野盗達は為す術もなく積雪に埋もれる事となった。
「ちっ!スノードックは全て逃げてしまった。これではだいぶ遅れてしまう」
彼女は野盗達のアジト内を物色して、役に立ちそうな物を探す。すると、ソリに取り付けられているような板が幾つも並んでいる事に気付いた。板には中央に金具と紐が付いている。どうやら、靴に板を括り付けていたらしい。
板の近くに同じ様に並べてあった杖を手に取り、積雪の上を滑り出した。
「なるほど、割と速度が出せるのね」
滑り方を理解した彼女は、普通とは違う身体能力で滑って行く。それでも、上り斜面や平坦な場所では速度が少し落ちる。
日が落ち始めた頃、彼女は積雪の薄い場所に気付いた。一定の幅で、一度溶けた後に雪が積もった様だ。
直感で、これを辿る事に決めた彼女は、移動の速度を上げた。
「…⁉︎あれは…?」
進み行く先に、丸い雪山が現れた。近くに寄り、山の雪を退かすと岩肌が見えた。
「これは鉱石?」
山の周りを一周すると、入り口らしき大きめの穴があった。
中に入ると、彼女は思わず目を見開いた。
「まさか⁉︎コレは、魔鉱石で作られた半円型の野営地なの⁈」
中央にある焚き火の跡と、馬用に出されたと思われる干し草の食べカス、穴に溜められたその馬達の糞。馬車が停まっていた車輪の跡等、明らかにこの場所で一時休憩を取っていた証拠だ。
『こちらハウンド1、目標の野営地らしき場所を発見!目標の目的地はガーンブル村だと思われる!』
コールの技能で別ルートの2人に思念を飛ばして繋げる。
『…間違いないか?』
『馬車の痕跡等が確認できる。何よりも、こんな野営地は見た事が無い。司教様の話す彼等でまず、間違い無いだろう』
『…了解した。こちらハウンド2・3は直ちにガーンブル村へと直行する』
『ハウンド3は、こちらに向かってはいただけないだろうか?』
『…どういう事だ?』
『調教士が不慮の事故により死亡した。私には今、交通手段が無いんだ』
『…優先順位は、彼達の確保が最優先だ。ハウンド1、すまないが君の回収は後回しにする後続班には連絡しておく』
『…了解。こちらは自力で何か対策を考えるとしよう』
コールの技能を解除して、深く溜め息をついた。自分が招いた失敗だから仕方がないが、あの場面では調教士を生かしていても意味がないと判断したのだ。スノードックに逃げられるのは予定外だったが。
「こんな雪が降る地域での馬車の移動だから、直ぐに追い付くと思っていたのに…」
陽も完全に落ちて外は暗くなった。今日はこの野営地で夜を過ごすしかない。焚き火に再び火を付けて、唯一の入り口の前に向かう。
足元の土を見ると、僅かな魔力の残滓があるのが分かる。天井部を見ると、所々に換気口らしき小さな横穴が空いている。どうやら土属性魔法のアースクラウドで入り口を塞いで、密室にしていた様だ。
「バブルショット、アイス」
土属性魔法は使えない彼女は、入り口に泡の氷壁を作り塞いだ。
「それにしても、目標の彼等はかなりの魔力量の持ち主らしいな。この野営地もだが、おそらくは馬車が進む路面も魔法で溶かしているみたいだし」
焚き火の前に座り、火に当たりながら小さなポシェットを枕にして横になる。
明日は早く出発しよう。これ以上、差が開くのは避けたい。彼女は夕食も取らずに睡眠を取る事にした。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「ん~、ちょっと積雪の高さが出てきて、車輪じゃ進みにくくなってきたね」
アラヤは新たな野営地で、馬車の車輪の痛み具合を確認していた。夜の間にも、雪は降っているので更に少し積もるかもしれない。
「馬車を、ソリ型に変えたらどうでしょうか?」
「あっ!なるほど!」
アラヤは亜空間収納から木材を取り出して、ソリの加工を始める。その横でカオリが、板の反り具合による抵抗の違いや、曲がり易さの調整を本の知識を元に説明している。
「では、私達は車輪外しですね」
アヤコ達は、外の雪を亜空間収納に入れて持ち帰り、馬車の下に取り出して馬車を持ち上げた。
浮いた馬車から車輪を取り外しに掛かる。工具は棟梁の手伝いをして覚えたアラヤの手作りなのだが、アラヤは亜空間収納に工具の他にも、魔鉱石、製作途中の魔力電池や毒薬等を入れている。
今や全員が亜空間収納を持っている。
サナエは、アラヤから全て食材や調味料、食器等、料理に関する品物は受け取っている。
クララは、日用品や家具などを預かっている。
カオリとアヤコだけが、未だ担当が無い状態だ。アヤコはふと、自分にも荷物を任されたいと思った。
「私にも、何か無いでしょうか?」
「ん~、今出た削りクズとか?着火や馬達の寝床に使えるんだけど…。ごめん、そんな物じゃないよね?」
ちょっと膨れっ面になるアヤコに、アラヤは慌てて作業を中断した。
「私は仮死状態あるから気にしてないけど、確かにアヤコさんにも何かを任せるべきだと思うわ」
「うん。それなら、行商をする上での商品を任せようかな。今まで、ただ自分達の物ばかり購入していたわけだけど、そろそろちゃんと行商人らしい仕事をしないと、行く先々で怪しまれるからね。交渉事は断然、俺よりアヤコさんのが向いている気がするし、村等に行った際の行商事と品物管理はアヤコさんに任せるよ。とりあえず、食材を省いた今あるカードは、魔鉱石、魔力電池、ドライヤー、コンロだね」
「この地域での需要を考えたら、魔力電池絡みのドライヤーとコンロは村には高過ぎて買わないかもよ?もっと安値で買える便利な品物は無いの?」
言われてみればそうだね。村で需要があるもの…。
「あの、玩具用としてスノーボードとかは?」
「何でスキーじゃなくてボードなの?」
「前世でも、寒冷地では古くからソリの普及があったので、この世界でも既にある気がしました。ソリがあるのなら、スキーがあってもおかしくないです。ただ、スノーボードはまだ近年に流行った物だと思ったので、この世界には無いかも…って考えました」
「分かった。じゃあ、スノーボードと、とりあえず、折り畳み式の椅子や机も量産しておくかな。足りない木材も、外の木を切ってシェルター内で乾燥させておこうか」
「はい。木材は私達で集めて来ますね」
皆んな、多数技能持ちになりテキパキと役をこなしていける様になったね。安心していろいろと任せる事ができる。人間離れしてしまった感はあるけれどね。
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