10 / 20
第8章110話 掃討戦前の下準備
しおりを挟む
オモカツタの街の宿屋街は、前日の魔物騒動で閑散としていた。
今も、鳥の魔物が何処かに潜んでいるという噂もあり、人々は外出を控えていた。
アラヤ達が入った宿屋も、ロビーには誰も見当たらない。
「すみません、誰か居ませんかー?」
すると、鍋を頭に被った状態の受付のおばさんが、カウンターけらひょっこりと顔を上げ、アラヤ達を見て素早く鍋を脱ぎ置いた。
「い、いらっしゃい。お泊まりですか?」
「ええ。大部屋があればそこを。無ければ、2部屋借りたいです」
「ベッド無しの部屋でしたら、大部屋が空いてますが、どうされますか?」
「ええ、そこで構いません。寝具は手持ちが有りますので」
アラヤ達は料金を支払うと、ぞろぞろと大部屋へと移動して亜空間収納からベッドを取り出して置いた。
「これで準備良し…って、技能コピーの為とはいえ、雰囲気も何もあったもんじゃないね…」
「それは私のセリフよ。仮死状態から起きて直ぐに、体を求められるって…ま、まぁ、夫婦としては、有りっちゃ、有りかもだけど…」
周りを見渡すと、当然アヤコ達もいるわけで。和かな笑顔で、床にクッションを置きこちらを観察している。
「ちょっと、視姦されるのはまだ抵抗が強いんだけど…」
そう言いながらも、カオリは顔を染めながら服のボタンを外し始める。意外とノリノリなんじゃないか?
「ほら、アラヤも早く脱ぎなさいよ。カオリさん1人脱いだって始まらないでしょ?」
やはり見せつけられるのは好きで無いらしく、サナエは少し機嫌が悪いようだ。
「何言ってるのさ?皆んなも脱ぐんだよ?カオリさんには、皆んなの技能をコピーするつもりなんだから」
見物していたサナエを引き寄せて、服をたくし上げる。
「ちょ、ちょっと!あんっ、変なとこ触ってるわよ。もう、自分で脱ぐわ」
後に続く様にして、アヤコとクララも脱ぎ始める。アラヤは、ベッドで待つカオリの元に行きキスをする。
「カオリさんは、感覚共有したらダメだからね?夜には戦いになるんだから」
「わ、分かってるわよ」
前回の失敗を念押しする。快楽に負けて戦闘に間に合わないなんて事は、絶対に避けなければならない。
戦闘が短時間で済む予定なら、キスだけで間に合うのだろうけど、長期戦もあり得るなら本番までして1日のコピー効果を持たせるのが無難だ。
「今回は短めにするからね?」
「分かってるってば」
アラヤはバッと、カオリにベッドに押し倒された。直ぐに、他の嫁達もアラヤを取り押さえに掛かる。こういう時の嫁達は、連帯感が高いらしく場所の取り合いにはならない。
アラヤはあっという間に服を剥がされて、体の上に保護粘膜のローションを掛けられる。冷たい感覚が一瞬で体を強張らせるが、その後に触れる彼女達の柔肌や指が、アラヤの快感を急速に上げる。
「んんっ、俺だけ責められるのはおかしくない?今回はカオリさんがメインだよ?」
何とか体を起こしたアラヤは、カオリの背後を取ると、軽い愛撫をしただけでイキる息子を当てがった。
いつもの事ながら、1番感度があるカオリの秘部は愛蜜で満たされている。なので侵入は容易であり、最奥まで突くものなら彼女は簡単に絶頂を迎えてしまう。
サドっ気のあるアヤコは、カオリの耳の中を舌で責め、サナエは妬みを込めた様に胸を揉んでいる。
クララは銀狼に変身すると、アラヤとカオリの結合部を舐め上げた。
「うっ、今回はそろそろ良いかな?」
夜の事を考えると、初回で止めておかないといけない。
感覚を共有しているアヤコ達を見ると、多少の物足りなさを感じている様だが、今回は仕方無いと理解している。
カオリに至っては、4度目の絶頂を迎えそうななっている様なのでそのタイミングに合わせるとしよう。
「それじゃあ、もうイクよ…!」
ピストンの速度を上げて、絶頂を迎え様としたその時。
ガチャッ…。
「お客様、夕飯もあるん…です…けど…」
受付のおばさんと目が合うアラヤ達…。
何とか抜き出す事は間に合ったアラヤの息子が、カオリの背中をビクンビクンと汚している。
まるで時が止まった様に固まっていたおばさんは、クルリとそのまま身を翻してパタンと扉を閉めた。
しまった、鍵を掛けて無かった。もしかして、 ジャミングもしてなかったかも?
「見られちゃったね?」
「ううっ、恥ずかしいわ」
「ノックしないのが悪いのです。ここは一つクレームを…」
「いや、それも恥ずかしいから止めて?」
なんだかおかしな雰囲気で終わった営みだが、目的であるカオリのコピーは達成できた。
用意してある夕飯を取りに向かった時、おばさんとは目が合わない様にしたよ。
ただ、おばさんの方は気まずい雰囲気を出す事無く、妙にアラヤ達を見る視線が興味に変わっている気がしたけど、まさかね?
予定の時間になるまで武器の手入れや、クララの毛繕いをしていたら、魔導感知におばさんの反応があった。
隣の部屋の壁にピッタリとくっ付き、聞き耳を立てているみたいだ。
どうやら、彼女には刺激が強かったみたいだね。
今も、鳥の魔物が何処かに潜んでいるという噂もあり、人々は外出を控えていた。
アラヤ達が入った宿屋も、ロビーには誰も見当たらない。
「すみません、誰か居ませんかー?」
すると、鍋を頭に被った状態の受付のおばさんが、カウンターけらひょっこりと顔を上げ、アラヤ達を見て素早く鍋を脱ぎ置いた。
「い、いらっしゃい。お泊まりですか?」
「ええ。大部屋があればそこを。無ければ、2部屋借りたいです」
「ベッド無しの部屋でしたら、大部屋が空いてますが、どうされますか?」
「ええ、そこで構いません。寝具は手持ちが有りますので」
アラヤ達は料金を支払うと、ぞろぞろと大部屋へと移動して亜空間収納からベッドを取り出して置いた。
「これで準備良し…って、技能コピーの為とはいえ、雰囲気も何もあったもんじゃないね…」
「それは私のセリフよ。仮死状態から起きて直ぐに、体を求められるって…ま、まぁ、夫婦としては、有りっちゃ、有りかもだけど…」
周りを見渡すと、当然アヤコ達もいるわけで。和かな笑顔で、床にクッションを置きこちらを観察している。
「ちょっと、視姦されるのはまだ抵抗が強いんだけど…」
そう言いながらも、カオリは顔を染めながら服のボタンを外し始める。意外とノリノリなんじゃないか?
「ほら、アラヤも早く脱ぎなさいよ。カオリさん1人脱いだって始まらないでしょ?」
やはり見せつけられるのは好きで無いらしく、サナエは少し機嫌が悪いようだ。
「何言ってるのさ?皆んなも脱ぐんだよ?カオリさんには、皆んなの技能をコピーするつもりなんだから」
見物していたサナエを引き寄せて、服をたくし上げる。
「ちょ、ちょっと!あんっ、変なとこ触ってるわよ。もう、自分で脱ぐわ」
後に続く様にして、アヤコとクララも脱ぎ始める。アラヤは、ベッドで待つカオリの元に行きキスをする。
「カオリさんは、感覚共有したらダメだからね?夜には戦いになるんだから」
「わ、分かってるわよ」
前回の失敗を念押しする。快楽に負けて戦闘に間に合わないなんて事は、絶対に避けなければならない。
戦闘が短時間で済む予定なら、キスだけで間に合うのだろうけど、長期戦もあり得るなら本番までして1日のコピー効果を持たせるのが無難だ。
「今回は短めにするからね?」
「分かってるってば」
アラヤはバッと、カオリにベッドに押し倒された。直ぐに、他の嫁達もアラヤを取り押さえに掛かる。こういう時の嫁達は、連帯感が高いらしく場所の取り合いにはならない。
アラヤはあっという間に服を剥がされて、体の上に保護粘膜のローションを掛けられる。冷たい感覚が一瞬で体を強張らせるが、その後に触れる彼女達の柔肌や指が、アラヤの快感を急速に上げる。
「んんっ、俺だけ責められるのはおかしくない?今回はカオリさんがメインだよ?」
何とか体を起こしたアラヤは、カオリの背後を取ると、軽い愛撫をしただけでイキる息子を当てがった。
いつもの事ながら、1番感度があるカオリの秘部は愛蜜で満たされている。なので侵入は容易であり、最奥まで突くものなら彼女は簡単に絶頂を迎えてしまう。
サドっ気のあるアヤコは、カオリの耳の中を舌で責め、サナエは妬みを込めた様に胸を揉んでいる。
クララは銀狼に変身すると、アラヤとカオリの結合部を舐め上げた。
「うっ、今回はそろそろ良いかな?」
夜の事を考えると、初回で止めておかないといけない。
感覚を共有しているアヤコ達を見ると、多少の物足りなさを感じている様だが、今回は仕方無いと理解している。
カオリに至っては、4度目の絶頂を迎えそうななっている様なのでそのタイミングに合わせるとしよう。
「それじゃあ、もうイクよ…!」
ピストンの速度を上げて、絶頂を迎え様としたその時。
ガチャッ…。
「お客様、夕飯もあるん…です…けど…」
受付のおばさんと目が合うアラヤ達…。
何とか抜き出す事は間に合ったアラヤの息子が、カオリの背中をビクンビクンと汚している。
まるで時が止まった様に固まっていたおばさんは、クルリとそのまま身を翻してパタンと扉を閉めた。
しまった、鍵を掛けて無かった。もしかして、 ジャミングもしてなかったかも?
「見られちゃったね?」
「ううっ、恥ずかしいわ」
「ノックしないのが悪いのです。ここは一つクレームを…」
「いや、それも恥ずかしいから止めて?」
なんだかおかしな雰囲気で終わった営みだが、目的であるカオリのコピーは達成できた。
用意してある夕飯を取りに向かった時、おばさんとは目が合わない様にしたよ。
ただ、おばさんの方は気まずい雰囲気を出す事無く、妙にアラヤ達を見る視線が興味に変わっている気がしたけど、まさかね?
予定の時間になるまで武器の手入れや、クララの毛繕いをしていたら、魔導感知におばさんの反応があった。
隣の部屋の壁にピッタリとくっ付き、聞き耳を立てているみたいだ。
どうやら、彼女には刺激が強かったみたいだね。
0
お気に入りに追加
116
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる