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第十三章 最終決戦
第99話 魔将軍アスタロットとの闘い②
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魔将軍アスタロットから
ユラユラと只ならない瘴気が揺らいでいる。
「物凄い瘴気……。」
瘴気が強過ぎて、魔将軍と魔竜の姿すらも揺らいで見える。
手には汗が滲む。
チラリと周りを見渡すと、
皆一様に緊張してるようだ。
セシアなんかは額に汗が滴っているのが見える。
「ハサン様!前!」
ジンタンの声!
巨大な魔竜の口から衝撃波が放たれる。
メイが咄嗟にアンチマジックフィールドを発動させる。
「我の名に於いて命ずる!
アンチマジックフィールド!」
ピキーーン!!
バババ……。
防いだ!と思ったのも束の間、
パキッ!バキッ!ピキーーン!!
アンチマジックフィールドの壁は壊された。
その瞬間に衝撃波は、一斉に
キマイラとグリフィンに襲いかかる。
「うわー!」
「おわっ!」
「ギューーーン!!」
キマイラは避けたが、グリフィンは魔竜の衝撃波を受けて、背に乗っていたセシア、ジンタン、メイ、ブブキは落ちていく。
俺とハデルは空を飛び交わす。
「ハデル!貴皇帝を呼べ!
行くぞ!ノウマクサーマンダー……」
「あたぼうよ!来い!貴皇帝!」
俺は直地に印を組んで化身の術を発動。
眩い光が辺りを覆う。
不動明王となった俺と、貴皇帝の鎧を瞬着したハデル。
「ハサン!ここは俺にやらせてくれ!」
ハデルが真貴皇帝の鎧を発動させた。
お、おお……!
思わず唸るようなソウルパワーの増大。
破邪の剣も真破邪の剣としてパワーアップしている。
「喰らえ!ハデル!ダイナミック!!!」
神光に光り輝き突進するハデル。
「させるか!ボーチャン炎を吐きな!」
魔将軍アスタロットは魔竜に炎を吐けと命令を下す。
あの魔竜の名前「ボーチャン」って言うんだ。何か可愛いな。
なんて思う間もなく、
魔竜の口から、火炎が放たれる。
赤い神光に光り輝くハデルには炎如きでは止まらない!
「くっ!止まらぬか!では我が最大の奥義を送ろう!『インディペンデントターミナル』!!」
魔将軍アスタロットは天を仰ぐようなポーズを取ると、瞬時に大きな黒い重力波を作り、ハデルへと発射する。
遅い。しかし重い重力波の一撃。
流石のハデルも突進が止まり、
天から落ちてくる巨大な重力波をガードする。
「インディペンデントターミナルは、只の重力波では無いわ!」
何と重力波の黒い重力の渦から巨大な腕がハデルを掴み引き入れようとする。
「何!?」
「ハデル!逃げろ!」
ヌゥーーーー!
「い、いかん!その重力の中はブラックホール。引きずり込まれたら二度と戻って来れぬぞ!」
俺は直感で叫び、ハデルの側面に回り、
波動スラッシュでハデルを吹っ飛ばす!
「真打ち登場!ハデル!このハサンに任せろ。」
「けっ!カッコつけやがって」
お手並み拝見とばかりにサムズアップで任せたぞと意志を見せるハデル。
『ヒュッ!!』
俺は奥義ミステリアンウェーブを瞬時に放つ。
「あいつ!いつの間に瞬時に奥義を!」
軽く振った倶利伽羅剣から、とんでも無く大きな月輪が10輪迸る!
10の波動スラッシュは圧巻だった。
インディペンデントターミナルの巨大な手をいとも簡単に切り裂く。
「ドギャーー!」
どこからともなく断末魔が起こる。
異空間に通じたインディペンデントターミナルの腕の持ち主の最後の叫びなのか……。
魔将軍アスタロットに向き直り、
俺は倶利伽羅剣を握りしめる。
「次の一撃が我らの最後の一撃となろう。」
「ほざけ。貴様もインディペンデントターミナルで二度と復活させぬように異空間へ送ってやるわ!」
奴が話し終わるか、終わらないかの間に、
俺は魔竜の目の前に躍り出る!
「ハサンクラッシュッッ!」
巨大な斬魔刀と化した倶利伽羅剣!
「な!でかい!」
ドバシャーーッッ!!
正攻法。そして魔竜へ渾身の一撃を喰らわす!
魔竜の首は一撃の元、胴と離れ血飛沫を上げた後に金色の粒子となり消えていく。
「よ、よくも!ボーチャンを!」
と述べた時、
光の刃が魔竜の一撃を貫いて、既にアスタロットをも貫いていた。
「あ、ああ……!速い!スマター様!
私は勝てなかっ……」
アスタロットも金色の粒子となり、天界に送られる。
「やった!!」
背後からキマイラ隊のシマジや、メリー、サマンサが喜んでいる。
ハデルもやったな!と抱きつく。
眼下を見ると、グリフィン隊のセシア達も無事なようだ。
勝った!恐らく次は……。
魔将軍ザンだ!
ユラユラと只ならない瘴気が揺らいでいる。
「物凄い瘴気……。」
瘴気が強過ぎて、魔将軍と魔竜の姿すらも揺らいで見える。
手には汗が滲む。
チラリと周りを見渡すと、
皆一様に緊張してるようだ。
セシアなんかは額に汗が滴っているのが見える。
「ハサン様!前!」
ジンタンの声!
巨大な魔竜の口から衝撃波が放たれる。
メイが咄嗟にアンチマジックフィールドを発動させる。
「我の名に於いて命ずる!
アンチマジックフィールド!」
ピキーーン!!
バババ……。
防いだ!と思ったのも束の間、
パキッ!バキッ!ピキーーン!!
アンチマジックフィールドの壁は壊された。
その瞬間に衝撃波は、一斉に
キマイラとグリフィンに襲いかかる。
「うわー!」
「おわっ!」
「ギューーーン!!」
キマイラは避けたが、グリフィンは魔竜の衝撃波を受けて、背に乗っていたセシア、ジンタン、メイ、ブブキは落ちていく。
俺とハデルは空を飛び交わす。
「ハデル!貴皇帝を呼べ!
行くぞ!ノウマクサーマンダー……」
「あたぼうよ!来い!貴皇帝!」
俺は直地に印を組んで化身の術を発動。
眩い光が辺りを覆う。
不動明王となった俺と、貴皇帝の鎧を瞬着したハデル。
「ハサン!ここは俺にやらせてくれ!」
ハデルが真貴皇帝の鎧を発動させた。
お、おお……!
思わず唸るようなソウルパワーの増大。
破邪の剣も真破邪の剣としてパワーアップしている。
「喰らえ!ハデル!ダイナミック!!!」
神光に光り輝き突進するハデル。
「させるか!ボーチャン炎を吐きな!」
魔将軍アスタロットは魔竜に炎を吐けと命令を下す。
あの魔竜の名前「ボーチャン」って言うんだ。何か可愛いな。
なんて思う間もなく、
魔竜の口から、火炎が放たれる。
赤い神光に光り輝くハデルには炎如きでは止まらない!
「くっ!止まらぬか!では我が最大の奥義を送ろう!『インディペンデントターミナル』!!」
魔将軍アスタロットは天を仰ぐようなポーズを取ると、瞬時に大きな黒い重力波を作り、ハデルへと発射する。
遅い。しかし重い重力波の一撃。
流石のハデルも突進が止まり、
天から落ちてくる巨大な重力波をガードする。
「インディペンデントターミナルは、只の重力波では無いわ!」
何と重力波の黒い重力の渦から巨大な腕がハデルを掴み引き入れようとする。
「何!?」
「ハデル!逃げろ!」
ヌゥーーーー!
「い、いかん!その重力の中はブラックホール。引きずり込まれたら二度と戻って来れぬぞ!」
俺は直感で叫び、ハデルの側面に回り、
波動スラッシュでハデルを吹っ飛ばす!
「真打ち登場!ハデル!このハサンに任せろ。」
「けっ!カッコつけやがって」
お手並み拝見とばかりにサムズアップで任せたぞと意志を見せるハデル。
『ヒュッ!!』
俺は奥義ミステリアンウェーブを瞬時に放つ。
「あいつ!いつの間に瞬時に奥義を!」
軽く振った倶利伽羅剣から、とんでも無く大きな月輪が10輪迸る!
10の波動スラッシュは圧巻だった。
インディペンデントターミナルの巨大な手をいとも簡単に切り裂く。
「ドギャーー!」
どこからともなく断末魔が起こる。
異空間に通じたインディペンデントターミナルの腕の持ち主の最後の叫びなのか……。
魔将軍アスタロットに向き直り、
俺は倶利伽羅剣を握りしめる。
「次の一撃が我らの最後の一撃となろう。」
「ほざけ。貴様もインディペンデントターミナルで二度と復活させぬように異空間へ送ってやるわ!」
奴が話し終わるか、終わらないかの間に、
俺は魔竜の目の前に躍り出る!
「ハサンクラッシュッッ!」
巨大な斬魔刀と化した倶利伽羅剣!
「な!でかい!」
ドバシャーーッッ!!
正攻法。そして魔竜へ渾身の一撃を喰らわす!
魔竜の首は一撃の元、胴と離れ血飛沫を上げた後に金色の粒子となり消えていく。
「よ、よくも!ボーチャンを!」
と述べた時、
光の刃が魔竜の一撃を貫いて、既にアスタロットをも貫いていた。
「あ、ああ……!速い!スマター様!
私は勝てなかっ……」
アスタロットも金色の粒子となり、天界に送られる。
「やった!!」
背後からキマイラ隊のシマジや、メリー、サマンサが喜んでいる。
ハデルもやったな!と抱きつく。
眼下を見ると、グリフィン隊のセシア達も無事なようだ。
勝った!恐らく次は……。
魔将軍ザンだ!
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