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第十三章 最終決戦
第98話 魔将軍アスタロットとの闘い①
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「魔王城はサシマ国の外れにある鬼岩に囲まれたトーチンボウと言われる場所にある。」
ドナとパサージュは俺達の元から姿を消した。
魔王軍から裏切り者として追手から逃亡する生活となるだろう。
しかし、あの二人なら大丈夫。
よし!決まった。
「皆!よく聞いてくれ!
これから魔王城を目指す!」
おぉーー!!!!
ブブキ村の人間達を含め歓声が上がる!
2日休みを取り、思い思いに最後かもしれない休日を過ごす。
この時にハデル一行も合流出来た。
荷造りと余分に回復薬を詰め込み、
ブブキ配下のグリフィンとキマイラに乗り込み、いざ進軍である!
グリフィンとキマイラがイカつき過ぎるので、どっちが魔王軍か分からない様相ではあるが(笑)。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
一方魔王城。
俺(魔将軍ザン)は、魔王城に呼び出された、魔将軍アスタロットと共に。
魔王スマター様が
溜息をついている。
「魔将軍パサージュが裏切った」
・・・・・!
馬鹿な!
何故に!
魔将軍へ昇格したばかりのパサージュが裏切ったのである。
「魔王様。いかがしましょうか。
裏切り者には死を。早速追手を……」
アスタロットがパサージュ暗殺の追手を差し向けようとした矢先に、
スマター様は
「いや、いい。捨て置け」
とパサージュを赦したのである。
俺は訝(いぶか)しげる。
御方はどういうつもりなのか。
これでは配下の者に示しがつかない。
すると、スマターはこう言い放つ。
「聖騎士共が魔王軍に攻め入ってくる!
我々全軍を以て迎え討つ!!」
・・・・・!!
アスタロットと俺は目を合わせる。
まじか?!
百年ぶりの聖騎士来襲である。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
トーチンボウの岸壁と岸壁の間に聳《そび》える黒鉄の城が見える。
「見えた!」
汗が滲む。ついに捉えた。
魔王の居城だ。
すると、一斉にガーゴイルやグレムリン、ドラゴニュート、バーチやバットン、空の戦場を得意とするアヤカシの大群が一斉に襲ってきた。
グリフィンは業火の火炎を吐く!
ゴゴゴォォォォ・・・!!!
「ギャーーーー!」
「キュイーーー!」
すると燃え盛る火には対抗出来ず、
次々に眼下の海に燃えながら落ちていくアヤカシ。
追撃とばかりに、キマイラが雷撃を見舞う!
ビカビカビカビカ!!!
「グッ!」
「ガッ!」
こちらも雷撃に身を焦がし、
海原にどんどん落ちていく。
メイも負けてはいない。
特大呪文「大火炎嵐《ビッグファイヤーストーム》」をアヤカシに放つ。
あ!でかい!かなりの大きな炎の玉が
大きく大きく、まだまだ大きくなっていく。
「我が名において命ずる!全てを、焼き焦がせ!『大火炎嵐《ビッグファイヤーストーム》ゥゥゥゥゥゥ!!』」
ゴゴゴゴゴゴ・・・
巨大すぎる炎の球は生き物のように
嵐のようにアヤカシを追尾していく。
ボボボッッ・・・・・・!!!
「ギャー!」
「熱い!!」
「助けて!!」
「ギューーーン」
人語を喋れるダークエルフのような種族はいささか同情を禁じえない燃え方で、
どんどん海原に落ちていく。
「おのれ!!!」
空の大群を指揮していたのは
魔竜に乗った魔将軍アスタロット。
「聖騎士共が!血祭りに上げてくれる!」
ドナとパサージュは俺達の元から姿を消した。
魔王軍から裏切り者として追手から逃亡する生活となるだろう。
しかし、あの二人なら大丈夫。
よし!決まった。
「皆!よく聞いてくれ!
これから魔王城を目指す!」
おぉーー!!!!
ブブキ村の人間達を含め歓声が上がる!
2日休みを取り、思い思いに最後かもしれない休日を過ごす。
この時にハデル一行も合流出来た。
荷造りと余分に回復薬を詰め込み、
ブブキ配下のグリフィンとキマイラに乗り込み、いざ進軍である!
グリフィンとキマイラがイカつき過ぎるので、どっちが魔王軍か分からない様相ではあるが(笑)。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
一方魔王城。
俺(魔将軍ザン)は、魔王城に呼び出された、魔将軍アスタロットと共に。
魔王スマター様が
溜息をついている。
「魔将軍パサージュが裏切った」
・・・・・!
馬鹿な!
何故に!
魔将軍へ昇格したばかりのパサージュが裏切ったのである。
「魔王様。いかがしましょうか。
裏切り者には死を。早速追手を……」
アスタロットがパサージュ暗殺の追手を差し向けようとした矢先に、
スマター様は
「いや、いい。捨て置け」
とパサージュを赦したのである。
俺は訝(いぶか)しげる。
御方はどういうつもりなのか。
これでは配下の者に示しがつかない。
すると、スマターはこう言い放つ。
「聖騎士共が魔王軍に攻め入ってくる!
我々全軍を以て迎え討つ!!」
・・・・・!!
アスタロットと俺は目を合わせる。
まじか?!
百年ぶりの聖騎士来襲である。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
トーチンボウの岸壁と岸壁の間に聳《そび》える黒鉄の城が見える。
「見えた!」
汗が滲む。ついに捉えた。
魔王の居城だ。
すると、一斉にガーゴイルやグレムリン、ドラゴニュート、バーチやバットン、空の戦場を得意とするアヤカシの大群が一斉に襲ってきた。
グリフィンは業火の火炎を吐く!
ゴゴゴォォォォ・・・!!!
「ギャーーーー!」
「キュイーーー!」
すると燃え盛る火には対抗出来ず、
次々に眼下の海に燃えながら落ちていくアヤカシ。
追撃とばかりに、キマイラが雷撃を見舞う!
ビカビカビカビカ!!!
「グッ!」
「ガッ!」
こちらも雷撃に身を焦がし、
海原にどんどん落ちていく。
メイも負けてはいない。
特大呪文「大火炎嵐《ビッグファイヤーストーム》」をアヤカシに放つ。
あ!でかい!かなりの大きな炎の玉が
大きく大きく、まだまだ大きくなっていく。
「我が名において命ずる!全てを、焼き焦がせ!『大火炎嵐《ビッグファイヤーストーム》ゥゥゥゥゥゥ!!』」
ゴゴゴゴゴゴ・・・
巨大すぎる炎の球は生き物のように
嵐のようにアヤカシを追尾していく。
ボボボッッ・・・・・・!!!
「ギャー!」
「熱い!!」
「助けて!!」
「ギューーーン」
人語を喋れるダークエルフのような種族はいささか同情を禁じえない燃え方で、
どんどん海原に落ちていく。
「おのれ!!!」
空の大群を指揮していたのは
魔竜に乗った魔将軍アスタロット。
「聖騎士共が!血祭りに上げてくれる!」
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