47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!

のんたろう

文字の大きさ
上 下
109 / 119
第十二章 大波乱サシマ国

第95話 魔王軍強襲!

しおりを挟む
ゴゴゴゴ……。
ボボッボボッ………

豪炎?炎?
燃えている。

みわたす限り火の海。
どこだ?!

見覚えのある風景。

ん?!
あ!

東京タワーが、
スカイツリーが炎上している。

新宿都庁に隕石が、落ちる!

な、何だ!
東京が、かつて知ったる東京の首都が火の海に包まれている。

俺は空を飛んでいる。
そして斜向かいに佇む巨大な影があった。

「はっ!」

夢だ。なんて夢。
寝汗でぐっしょりとなる。

魔王スマター!いや、邪神アドヴァン。

どちらだ?どちらにせよ、必ず倒す!

外は雨。サー……静かな雨足が、
窓のガラスを叩く。

おー。気付かなかった。
ここの宿はガラスなんだ。

オークキングのブブキの計らいでブブキ村で休むハサン一向。

正夢なのか、魔王からの挑発なのか
最近同じ夢を見る。

見ると、ジンタンは腹を出して布団を這いで寝ている。

しょうがねーなー。
お腹のシャツを入れて布団を掛けてやる。

よく長男と長女にも布団を掛けてあげた。
あの夢が正夢なら、俺は東京に戻れるのか?

まだもう一寝入りしよう。
今日もやる事は多い。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

「ハサン!ハサン!起きて!」
セシアがベッドにダイブしてくる。

あー柔らけー。
胸に顔を埋めながら、脇をぷにぷにする。

「脇腹をぷにぷにすなぁー!」
朝からドテチンに、突進される私(笑)。

そこかよ!胸に触るな!
ハサンのエッチ!
じゃないのね。

「ハサン。魔王軍よ!」

・・・・・っ!!

先程迄の和やかな雰囲気は一転
緊張が走る。

早すぎる!

魔王騎馬軍団、アヤカシの大群が
ブブキの村に攻めてきている。

装具に身を固めて倶利伽羅剣を取る。

「村の非戦闘員を隔離せよ。
後方はブブキ、幽鬼愚連隊に任せる!
総力特集だ!ジンタン、メイ、フィット、セシアは俺と来てくれ!
ブブキ後払い任せたぞ」

「おう!恩に着る!聖騎士殿!
さあ!村の男共は後方支援!
村には猫一匹入れるな!」

かつてない魔王軍の脅威が迫る!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
魔王軍に先回りして転移する
俺とメイとジンタンとセシア。

メイが瞬時に極大魔法【大地震ビッグマグニチュード】を仕掛けると、

ドゴゴ・・・・・・・!!!

大地が裂けて、巨大地震が起こる。
そるだけじゃなかった。

大地震狂想曲ビッグマグニチュードシンフォニー】の名の下に、
裂けた大地から燃え盛るマグマのカーテンが地中から上空に突上がる。

「ギャーーー!」
「あ、アヅイーー!」
「ウガーーー!」

甲冑を付けた魔兵騎馬軍団は、
馬諸共、大業火に包まれる。

マグマの火で肉まで焦げ燃え尽きる。

それでも突っ込んでくる魔兵騎馬軍団に、
ヒババンゴとレオナルドが重い一撃を見舞う。

ドッゴーン!
ボッゴーン!

ヒババンゴとレオナルドの一撃の度に、
騎馬軍団が吹っ飛ばされる。

挙げ句には、ウルフィーの王=ガンウルフが光球と化して、
天狼罰当牙牙テンロウバチアタリガガ】を仕掛ける!

ドッカーーン!
ボッカーーン!!

「よし!皆どけ!」
配下の者共だけにいい思いはさせないぜ!

取って置きをお見舞いしてやる!

ハァァァァ!!!
俺は倶利伽羅剣に最大の想いを込める!

「倶利伽羅剣!秘奥義!大地讃頌だいちさんしょう!!!」 

母なる大地をァァァ!!!

とてつもない大きな、
それはもう!

とてつもない大きな、
倶利伽羅龍王の光となり、
やがてうねりは波のように、
そして津波のように巨大な波動として、
騎馬軍団を飲み込んでいく。

「あぁ……なんて」
「心地良いのだ……」
「ありがとう……」
「ありがとう……」

飲み込まれた大多数の騎馬軍団は
感謝を述べて金の粒子となり消えていく。

「俺は赦す!聖騎士ハサンだぁ!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

魔石と神器の物語 ~アイテムショップの美人姉妹は、史上最強の助っ人です!~

エール
ファンタジー
 古代遺跡群攻略都市「イフカ」を訪れた新進気鋭の若き冒険者(ハンター)、ライナス。  彼が立ち寄った「魔法堂 白銀の翼」は、一風変わったアイテムを扱う魔道具専門店だった。  経営者は若い美人姉妹。  妹は自ら作成したアイテムを冒険の実践にて試用する、才能溢れる魔道具製作者。  そして姉の正体は、特定冒険者と契約を交わし、召喚獣として戦う闇の狂戦士だった。  最高純度の「超魔石」と「充魔石」を体内に埋め込まれた不死属性の彼女は、呪われし武具を纏い、補充用の魔石を求めて戦場に向かう。いつの日か、「人間」に戻ることを夢見て――。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

強制フラグは、いりません! ~今いる世界が、誰かの二次小説の中だなんて思うかよ! JKと禁断の恋愛するなら、自力でやらせてもらうからっ!~

ハル*
ファンタジー
高校教師の俺。 いつもと同じように過ごしていたはずなのに、ある日を境にちょっとずつ何かが変わっていく。 テスト準備期間のある放課後。行き慣れた部室に向かった俺の目の前に、ぐっすり眠っているマネージャーのあの娘。 そのシチュエーションの最中、頭ん中で変な音と共に、俺の日常を変えていく声が聞こえた。 『強制フラグを、立てますか?』 その言葉自体を知らないわけじゃない。 だがしかし、そのフラグって、何に対してなんだ? 聞いたことがない声。聞こえてくる場所も、ハッキリしない。 混乱する俺に、さっきの声が繰り返された。 しかも、ちょっとだけ違うセリフで。 『強制フラグを立てますよ? いいですね?』 その変化は、目の前の彼女の名前を呼んだ瞬間に訪れた。 「今日って、そんなに疲れるようなことあったか?」 今まで感じたことがない違和感に、さっさと目の前のことを終わらせようとした俺。 結論づけた瞬間、俺の体が勝手に動いた。 『強制フラグを立てました』 その声と、ほぼ同時に。 高校教師の俺が、自分の気持ちに反する行動を勝手に決めつけられながら、 女子高生と禁断の恋愛? しかも、勝手に決めつけているのが、どこぞの誰かが書いている某アプリの二次小説の作者って……。 いやいや。俺、そんなセリフ言わないし! 甘い言葉だなんて、吐いたことないのに、勝手に言わせないでくれって! 俺のイメージが崩れる一方なんだけど! ……でも、この娘、いい子なんだよな。 っていうか、この娘を嫌うようなやつなんて、いるのか? 「ごめんなさい。……センセイは、先生なのに。好きに…なっちゃ、だめなのに」 このセリフは、彼女の本心か? それともこれも俺と彼女の恋愛フラグが立たせられているせい? 誰かの二次小説の中で振り回される高校教師と女子高生の恋愛物語が、今、はじまる。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。

罪咎の騎士と死塔の魔女

平原誠也
ファンタジー
大罪人シン・エルアスは死刑よりも恐ろしいとされる刑に処される事となった。 その名も死塔流し。魂を喰らう魔女が住む「死塔」へと送られる刑罰である。 死塔に送られた罪人は魂を喰われ、輪廻の輪から外れてしまう。そうなると魂は再びこの世に戻ることができない。 故に死塔流しは死刑よりも恐ろしい。 しかし、シンが死塔で出会ったのは少女だった。そして少女は死の呪いに侵されていた。 死の呪いとは周囲に死を振り撒く恐ろしい呪いである。 しかしシンは死ななかった。 この出会いでシンの運命は変わる事となる。 そして大罪の真実を知り、成すべきことを成すために戦いへと身を投じていく。 これは処刑から始まる物語。

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

処理中です...