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第七章 邪神の秘密を追え
第47話 剣の心
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魔将軍ダロムの配下である
ダークエルフのパサージュは
剣の使い手である。
タンレン流剣法の使い手である
タンレンの息子ジンタンも相当の手練。
数多くのアヤカシを、
その剣で屠って来たことから、
『剣鬼』の二つ名がある。
ハサン一向のみあらず、
マーラ随一と言ってもよい剣士ジンタンが
パサージュを打ち倒せない。
キンッ!
キンッ!!
剣が交差する金属音が鳴り響く。
やがて、ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
高速の剣さばきによる風切り音と、
交差する金属音が交互に鳴る。
ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
かれこれ息を呑む展開が、数分続く。
初手を誤れば、指先又は腕が飛んでも
不思議ではない剣速。
ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
だんだん音に慣れてきて
なんだかリズムゲームみたいに思えてきた。
ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、キン!
ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
一人で『ズコーッ』っと突っ込んで見る。
「くっ!貴様やるな。名は何と言う。」
ジンタンの切っ先を最後に避けて
パサージュは剣を引く。
「ハサン聖騎士の従者にして
剣鬼ジンタンとは私の事だ。
覚えておくがよい」
レイピアの突先を避けて、
剣を鞘に収めるジンタン。
「ジンタン、覚えておこう。
では峡谷は今回は通そう。これから先は
瘴気が強く色濃い。心してかかるが良い」
パサージュは風のように消える。
恐ろしい。あの剣速、私で勝てるか?
ハサンは思う。
力に任せた化身の術に頼った攻撃では、
いつしかジリ貧に陥る。
剣の修行も行わなければ。
「ジンタンよ。私にお前の剣を教えてくれ」
それから、旅の道中ハサンは
ジンタンに剣の稽古を受ける。
ハサンは、以前よりまして
剣に前向きに向き合うようになった。
自分の未熟で一行を
危険に晒す訳にはいかない。
助けられるだけではだめだ。
日々剣を振る。来る日も来る日も。
人間の頃は、努力に無縁だった。
何をするにも3日坊主。
今は命を落とす危険な旅路である。
しかし却って命を張る
今の聖騎士としての人生の方が
前向きでいれるのである。
シッポリ国は既に冬を迎えている。
峡谷を超えて麓に辿り着く頃には
一段と寒さが厳しさを増していた。
ハサン達は、かつての首都エギョマを目指す。
古代魔法の秘密。
邪神を封じる方法が
サマンサが唱える古代魔法にある。
聖騎士ハデルにサマンサ王女がいるとなれば
邪神や魔王も放っておく筈が無い。
まあ、ハデルなら大丈夫だろう。
廃墟と化したエギョマに近づくにつけ、
瘴気が色濃く発生してくる。
並の人々は近づけないだろう。
まるで原発事故後の地域のように、
瘴気に長時間当てられると、
最初は吐き気や咳、そしてネガティブな考えに侵され、やがて心身共に病んでいき、
やがてアヤカシと化していく。
瘴気とはネガティブな想いから生まれてくる
マイナスエネルギーの一種だとメイは言う。
どうやら、大賢者パティーンは後に書に残し、瘴気とアヤカシの関係性を
研究していたらしい。
エギョマに近づくにつれて、
アヤカシの強さも増していく。
アヤカシは瘴気に触れると逆に攻撃力や体力、凶暴性が上がるみたいだ。
雪が激しく吹雪く。
あと数キロでエギョマであるが、
視界が最早白くて前へは進めなかった。
「あそこに朽ち果てているが休めそうな廃墟がある。今日はここで休もう」
ハサンは壁が一部崩れてはいるが、
廃屋を探して一同を誘導する。
炎の呪文でメイが枯れ木に火を点ける。
パチパチ……。
火の燃える音。
これが温かく、そして良い音色となって
眠気を誘う。
びしょ濡れの装具や衣服を乾かして、
セシアは魔法陣を張り、
即席の対物シールドを魔法で造り、
風と吹雪から身を守る。
薄着で、やや濡れたセクシーなセシアの姿に
少しうっとりしながら、やがてハサンも
『うつらうつら』と船を漕ぐ。
ウォーン……。
獣の声か。狼か。
遠くで嘶く遠吠え……。
アイツらもさぞかし
お腹を空かしているのであろう。
眠い。パチパチ……。
やがて吹雪は収まり、風も穏やかになる。
どれくらい寝ていたのか。
ジンタンの声で目を覚ます。
「ハサンさん!起きて!敵襲!敵襲です!」
はっ!!
一気に目が覚め、三鈷剣を構える。
対物シールドを目掛け突っ込む黒い影。
オオカミ?否、オオカミより遥かに大きい
オオカミ型のアヤカシ、
『ウルフィー』である。
対物シールド目掛けて、
形振り構わずに突っ込んでくる。
ドンッ!
ドンッ! ピキッ!
ピキピキッ!
シールドにヒビが入る。
対物シールドが破壊されるか、
されないかを見計らいハサンは
波動スラッシュをウルフィーに複数叩き込む。
ところが、ウルフィーは、
波動スラッシュを硬い毛並みで跳ね返す。
な、なんて硬い毛なのだ。
「只のウルフィーではありませんね。
ここいらの山の主かもしれません」
メイは先読みして敵の思考を探る。
次回へ続く
ダークエルフのパサージュは
剣の使い手である。
タンレン流剣法の使い手である
タンレンの息子ジンタンも相当の手練。
数多くのアヤカシを、
その剣で屠って来たことから、
『剣鬼』の二つ名がある。
ハサン一向のみあらず、
マーラ随一と言ってもよい剣士ジンタンが
パサージュを打ち倒せない。
キンッ!
キンッ!!
剣が交差する金属音が鳴り響く。
やがて、ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
高速の剣さばきによる風切り音と、
交差する金属音が交互に鳴る。
ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
かれこれ息を呑む展開が、数分続く。
初手を誤れば、指先又は腕が飛んでも
不思議ではない剣速。
ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
だんだん音に慣れてきて
なんだかリズムゲームみたいに思えてきた。
ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
ヒュン、キン!
ヒュン、キン!
ヒュン、ヒュン、キン!
一人で『ズコーッ』っと突っ込んで見る。
「くっ!貴様やるな。名は何と言う。」
ジンタンの切っ先を最後に避けて
パサージュは剣を引く。
「ハサン聖騎士の従者にして
剣鬼ジンタンとは私の事だ。
覚えておくがよい」
レイピアの突先を避けて、
剣を鞘に収めるジンタン。
「ジンタン、覚えておこう。
では峡谷は今回は通そう。これから先は
瘴気が強く色濃い。心してかかるが良い」
パサージュは風のように消える。
恐ろしい。あの剣速、私で勝てるか?
ハサンは思う。
力に任せた化身の術に頼った攻撃では、
いつしかジリ貧に陥る。
剣の修行も行わなければ。
「ジンタンよ。私にお前の剣を教えてくれ」
それから、旅の道中ハサンは
ジンタンに剣の稽古を受ける。
ハサンは、以前よりまして
剣に前向きに向き合うようになった。
自分の未熟で一行を
危険に晒す訳にはいかない。
助けられるだけではだめだ。
日々剣を振る。来る日も来る日も。
人間の頃は、努力に無縁だった。
何をするにも3日坊主。
今は命を落とす危険な旅路である。
しかし却って命を張る
今の聖騎士としての人生の方が
前向きでいれるのである。
シッポリ国は既に冬を迎えている。
峡谷を超えて麓に辿り着く頃には
一段と寒さが厳しさを増していた。
ハサン達は、かつての首都エギョマを目指す。
古代魔法の秘密。
邪神を封じる方法が
サマンサが唱える古代魔法にある。
聖騎士ハデルにサマンサ王女がいるとなれば
邪神や魔王も放っておく筈が無い。
まあ、ハデルなら大丈夫だろう。
廃墟と化したエギョマに近づくにつけ、
瘴気が色濃く発生してくる。
並の人々は近づけないだろう。
まるで原発事故後の地域のように、
瘴気に長時間当てられると、
最初は吐き気や咳、そしてネガティブな考えに侵され、やがて心身共に病んでいき、
やがてアヤカシと化していく。
瘴気とはネガティブな想いから生まれてくる
マイナスエネルギーの一種だとメイは言う。
どうやら、大賢者パティーンは後に書に残し、瘴気とアヤカシの関係性を
研究していたらしい。
エギョマに近づくにつれて、
アヤカシの強さも増していく。
アヤカシは瘴気に触れると逆に攻撃力や体力、凶暴性が上がるみたいだ。
雪が激しく吹雪く。
あと数キロでエギョマであるが、
視界が最早白くて前へは進めなかった。
「あそこに朽ち果てているが休めそうな廃墟がある。今日はここで休もう」
ハサンは壁が一部崩れてはいるが、
廃屋を探して一同を誘導する。
炎の呪文でメイが枯れ木に火を点ける。
パチパチ……。
火の燃える音。
これが温かく、そして良い音色となって
眠気を誘う。
びしょ濡れの装具や衣服を乾かして、
セシアは魔法陣を張り、
即席の対物シールドを魔法で造り、
風と吹雪から身を守る。
薄着で、やや濡れたセクシーなセシアの姿に
少しうっとりしながら、やがてハサンも
『うつらうつら』と船を漕ぐ。
ウォーン……。
獣の声か。狼か。
遠くで嘶く遠吠え……。
アイツらもさぞかし
お腹を空かしているのであろう。
眠い。パチパチ……。
やがて吹雪は収まり、風も穏やかになる。
どれくらい寝ていたのか。
ジンタンの声で目を覚ます。
「ハサンさん!起きて!敵襲!敵襲です!」
はっ!!
一気に目が覚め、三鈷剣を構える。
対物シールドを目掛け突っ込む黒い影。
オオカミ?否、オオカミより遥かに大きい
オオカミ型のアヤカシ、
『ウルフィー』である。
対物シールド目掛けて、
形振り構わずに突っ込んでくる。
ドンッ!
ドンッ! ピキッ!
ピキピキッ!
シールドにヒビが入る。
対物シールドが破壊されるか、
されないかを見計らいハサンは
波動スラッシュをウルフィーに複数叩き込む。
ところが、ウルフィーは、
波動スラッシュを硬い毛並みで跳ね返す。
な、なんて硬い毛なのだ。
「只のウルフィーではありませんね。
ここいらの山の主かもしれません」
メイは先読みして敵の思考を探る。
次回へ続く
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