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第一章 異世界マーラへようこそ
第6話 鶴姫
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「初任給貰ったらソープ行こうぜ!
三浦2士!」
彼女のいない三浦と、
私の両隊員は二人で誓いあった。
彼女のいる同期もいるし、いない人もいる。
筆おろししてきた人も来ていない人もいる。
漫画『気まぐれミカンロード』や、
『めぞんいっとき』に憧れていた私は、
大体高校生で純愛して
好きな人と結ばれるもんだと思っていたけど、現実はそうはうまくいかなかった。
このまま一生童貞で終わるかもと焦る我々は
初任給で仙台で一番老舗のソープ。
仙台鶴姫に行くことにしたのだ。
日曜日、意を決して二人で店に飛び込んだ。
その年地下鉄サリン事件が起きた年。
神戸の震災が起きた年。
からくも鶴姫に行ったその日は、
横浜異臭騒ぎが起きた日でもあった。
すずめちゃんと言った。
27歳と言っていた。
今でこそ若い子だと思うが、
当時の18才の私からしたら、
とんでもなくお姉さんに見えた。
じゃあ脱いで…。
すずめちゃんの指示で私は脱いだ。
女の人の前で裸になるなんて
人生初めての経験。そして私は蝶になるのか?
あー、これで男になるのだ。
そう思い二人でシャワーを浴びる。
「じゃあ、そのマットで横になってて」
すずめちゃんがシャワーを浴びる。
私は、彼女の胸や秘部に触ろうと試みたが、
手を撥ねられた。
そ、そんな。なんで?
もっと、よく見せてよ、その観音様を!
私は声を大にして心の声を上げた。
(言えないよ)
当然だ、すずめちゃんには届かなかった。
「じゃあイクよ」
え?前戯とか無いの?
私初めてなんですけど。
すずめちゃんは私のモノを口に含んでくれた。
お陰様で、有り難いことに私のソレは
しっかりと熱り立つ事が出来た。
彼女は騎乗位で私を責める。
おっ! う、うぉー。
なんて気持ちえーんやー!
私は6秒でイッてしまった。
なんてゆう敗北感。
すずめちゃんは私を慰める。
「最初は起たない人もいるの。
そんなもんよ。大丈夫、大丈夫」
大丈夫じゃねーよ!
私の頭の奥で大演歌歌手の
『いつ来たのヒロシ』さんが
あんのー人はイッて、イッてしまったー♪
あんのー人はイッて、イッてしーまったー♪
もうかえらなーいー
ってずーっと聞こえてた。
敗北の鶴姫。
三浦に聞いたら、
「全然イカなかったんだ俺」
ってしょげてた。
まじ?早漏じゃなく、遅漏かよ。
だから咄嗟に「勿論俺もそうだった!」
って口裏合わせたさ。
6秒で果てたなんて言えるわきゃねーだろ!
泣いたよ、ほんと。
そんな若き自衛官時代の思い出を、
セシアの家のベッドで考える。
寝こみを襲ったところで、
セシアなら許してくれるんじゃないかな?
セシアの乳房はたわわで、
もてあましてるから、
おじさんが少し柔らかくする必要が
あるのではないのか?
とゲスい考えもよぎったけど、
取り敢えずシコッて寝ようっと。
こうして召喚された日の夜は耽り、
朝を迎える。
マーラでの始めての朝日。
セシアはコーヒーを出してくれた。
こちらの世界でも、コーヒーと言うらしい。
コーヒー豆からドリップして、
地球のコーヒーと遜色ない。
昨日のモヤモヤした夜を
払拭するような清々しい朝。
スズメに似た鳥がチュンチュンと鳴いている。
窓から太陽の光が暖かく射してくる。
あー、いい日だな。
なんて素敵な世界なんだと。
さあ、出発の時。
アヤカシの王であるスマターを倒すのだ!
三浦2士!」
彼女のいない三浦と、
私の両隊員は二人で誓いあった。
彼女のいる同期もいるし、いない人もいる。
筆おろししてきた人も来ていない人もいる。
漫画『気まぐれミカンロード』や、
『めぞんいっとき』に憧れていた私は、
大体高校生で純愛して
好きな人と結ばれるもんだと思っていたけど、現実はそうはうまくいかなかった。
このまま一生童貞で終わるかもと焦る我々は
初任給で仙台で一番老舗のソープ。
仙台鶴姫に行くことにしたのだ。
日曜日、意を決して二人で店に飛び込んだ。
その年地下鉄サリン事件が起きた年。
神戸の震災が起きた年。
からくも鶴姫に行ったその日は、
横浜異臭騒ぎが起きた日でもあった。
すずめちゃんと言った。
27歳と言っていた。
今でこそ若い子だと思うが、
当時の18才の私からしたら、
とんでもなくお姉さんに見えた。
じゃあ脱いで…。
すずめちゃんの指示で私は脱いだ。
女の人の前で裸になるなんて
人生初めての経験。そして私は蝶になるのか?
あー、これで男になるのだ。
そう思い二人でシャワーを浴びる。
「じゃあ、そのマットで横になってて」
すずめちゃんがシャワーを浴びる。
私は、彼女の胸や秘部に触ろうと試みたが、
手を撥ねられた。
そ、そんな。なんで?
もっと、よく見せてよ、その観音様を!
私は声を大にして心の声を上げた。
(言えないよ)
当然だ、すずめちゃんには届かなかった。
「じゃあイクよ」
え?前戯とか無いの?
私初めてなんですけど。
すずめちゃんは私のモノを口に含んでくれた。
お陰様で、有り難いことに私のソレは
しっかりと熱り立つ事が出来た。
彼女は騎乗位で私を責める。
おっ! う、うぉー。
なんて気持ちえーんやー!
私は6秒でイッてしまった。
なんてゆう敗北感。
すずめちゃんは私を慰める。
「最初は起たない人もいるの。
そんなもんよ。大丈夫、大丈夫」
大丈夫じゃねーよ!
私の頭の奥で大演歌歌手の
『いつ来たのヒロシ』さんが
あんのー人はイッて、イッてしまったー♪
あんのー人はイッて、イッてしーまったー♪
もうかえらなーいー
ってずーっと聞こえてた。
敗北の鶴姫。
三浦に聞いたら、
「全然イカなかったんだ俺」
ってしょげてた。
まじ?早漏じゃなく、遅漏かよ。
だから咄嗟に「勿論俺もそうだった!」
って口裏合わせたさ。
6秒で果てたなんて言えるわきゃねーだろ!
泣いたよ、ほんと。
そんな若き自衛官時代の思い出を、
セシアの家のベッドで考える。
寝こみを襲ったところで、
セシアなら許してくれるんじゃないかな?
セシアの乳房はたわわで、
もてあましてるから、
おじさんが少し柔らかくする必要が
あるのではないのか?
とゲスい考えもよぎったけど、
取り敢えずシコッて寝ようっと。
こうして召喚された日の夜は耽り、
朝を迎える。
マーラでの始めての朝日。
セシアはコーヒーを出してくれた。
こちらの世界でも、コーヒーと言うらしい。
コーヒー豆からドリップして、
地球のコーヒーと遜色ない。
昨日のモヤモヤした夜を
払拭するような清々しい朝。
スズメに似た鳥がチュンチュンと鳴いている。
窓から太陽の光が暖かく射してくる。
あー、いい日だな。
なんて素敵な世界なんだと。
さあ、出発の時。
アヤカシの王であるスマターを倒すのだ!
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