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第5話 依頼の結末
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屋敷の主、バークリーは大きな袋を抱え、隠し通路から下水道に出て、そこを走っていた。
「くそ、奴等は何者なんだっ……ここの警備では駄目だ。早く安全な場所に逃げなければッ」
ここは彼がコソコソと悪巧みをするために作った屋敷。彼はここを何時でも破棄出来るようにしていた。そのため警備は最小限にとどめていたのだ。
息を切らしながら走っているとバークリーは転倒した。つまづいたからでは無い。右足のふくらはぎに氷の針が刺さっていたからだ。
「ぐああああああああ!」
原因を理解した途端、より強い激痛が走る。少し離れた場所から足音が聞こえる。そこから声が聞こえた。
「こいつだな」
恐怖に満ちた表情。バークリーはその方角を見る。姿が見えるようになると彼は大声で叫ぶ。
「お、お前達は誰だ……っ。アッシュ! ロイド! 居ないのか!? 侵入者だぞッ。早く奴等をっ!」
「バークリー卿……残りはお前だけだ」
「ひぃっひぃぃぃ。お、お前達ッ……私に手をかける事がどういう意味か分かっているのかッ」
「……お前の様な出来た人間が犯罪者だ。民は驚くだろうな」
「!? 分かったッ。大人しく掴まる! 罪を償う! 憲兵にも知っている情報を全て話すっ。だからっ」
「お前ほどの権力があれば、情報操作や隠蔽は容易い。国の腐敗部分がお前を許す……もう、諦めろ。どうせ反省する気はないんだろ?」
「ッ……も、目的は何だっ? 金か? 私に出来る事なら何でもしよう!」
「お前の始末。俺達は受領した依頼を実行するだけだ」
「依頼ッ!? ならばっ、その倍は払おう! いや、五倍でもいい!」
「残念だが、依頼主はこっちで選ぶ……さようならだ」
「や、やめっ」
そして、バークリーは事切れた。二人は再び地下へと続く扉に来ていた。そして、凍った扉を戻す。彼等はこの時、既に別の誰かに変装をしていた。
「ん? ルディ、何処へ?」
「もう一度、屋敷全体の様子を見て来る。生き残りが居たら無駄な被害が出る」
「ついでに殲滅も依頼内容に入ってるしな、頑張れよ。じゃっ、俺はちょっくら英雄になってくるわ!」
「言ってろ……」
こうしてルーベンだけが地下の牢に下りて行った。彼は階段に下りた瞬間に全員に聞こえる様に言う。
「みんなぁ! 服をくすねて来たから着ると良いよ」
彼は通路に持って来ていた服をぶちまけると牢を手際よく開錠していく。それを全て終えると通路の丁度中間あたりでクルクル回りながら叫ぶ。欲に目がくらんだのか男は状況説明を忘れていた。
「さあ怖かっただろ! 早く俺の胸に飛び込んでおいで!」
彼女等は誰一人として出て来ない。鍵が掛かっていないと言うのに誰も動けないのだ。それほどまでに彼女等は気力を失っていた。
その時、ギルド所属の少女が静かに牢から出て来ると、もの凄い加速と体重を乗せた最高のタックルをルーベンにお見舞いした。それを受けた彼は軽く転がった。
「ぐあ!」
少女は勇ましく他の女性達に言う。
「今だよ皆! こいつを倒して脱出するよ!」
ルーベン達が駆け付けた事により見張りが居ない時間が出来た。彼女等はそれを好機とばかりに話し合いをしていた。鍵を奪って逃げる計画。しかも、運の良い事に一斉に鍵を開ける間抜けがそこに居た。結果は見ての通りだ。
「あ、いや。俺は君達の味方だよ」
倒れた男を見て彼女等はこの好機を逃すまいと一斉に出て来る。彼を袋叩きにした後、彼女達は服を来て階段を上って行く。最初は怯えていたが、彼女の勇気がみんなの心を動かしたのだ。
ボロボロになったルーベン。倒れたまま、その勇ましい女性達を見送りながら言う。
「ィテテテテ。まあ……元気があって何よりだ……」
ルディは屋敷の見回りを終えた後に地下に繋がる階段に待機していた。階段を登って来た女性達はそこで止まる。勇敢な女性が前に出て来た。彼は自分を鋭く睨んでくる女性に言う。
「外に憲兵が集まっている。そいつらに保護してもらえ」
それを聞いて多くの女性は喜んだ。だが一人だけは違った。
「……怪しい男を信用しろと?」
彼女等はそれを聞いてハッとする。彼は憲兵ではない口ぶりだ。油断した所を殺される可能性もあると。先頭の女性が戦闘態勢に入る。
「……私は……もう何にも屈しない」
「争う気はない。それとお前、ソフィアだろう?」
「ッ……!? 何故それを?」
「手紙を預かっている」
ルディがそれを上手く投げると警戒しながらも、床に落ちたそれを拾う。そこには待ち合わせ場所と言葉が書いてあった。
「これはっ……」
「そいつは心配していた。憲兵からの事情聴取が終わったら会いに行ってやれ」
「……地下の男も貴方の仲間?」
「そうなるな」
「ッ……も、申し訳ございません。彼に暴行を加えてしまいました。命に別状はありません。それとッ。指示をしたのは私。全ての責任は取りますので……」
するとルディは感心した様に言う。
「良い判断だ」
「え?」
「こっちの話だ。気にするな。さあ、早く行け」
彼女はルディに対して素早くカーテシーをしたのち走り去って行った……。
ボロボロのルーベンが起き上がると開いてない扉が奥に一つだけあった。そこに行くと尻もちをついて怯えた女性が一人。
「こ……来ないで……」
ルーベンはそれを無視して牢に入る。彼女が足で地面を蹴るが後ろは既に壁である。彼は優しい声で落ち着かせようとする。
「大丈夫だ。君を傷つける奴はもういない」
「いや……来ないでっ……」
ルーベンは剣を牢の端に置き、彼女に近づき過ぎない程度の位置に短剣を置いた。そして、彼はもう一度距離を取った。
「ほら大丈夫だろ? 何もしない」
次の瞬間、彼女は最後の力を振り絞ぼる。素早く短剣を取って抜くとルーベンの腹部にそれを突き立てた。嫌な感触。女性は顔をしかめながら男の顔を見る。すると彼女は心から驚いた。そこには憎悪も怒りもなく、柔らかい笑顔があったからだ。
「……大丈夫だって。何もしないから」
徐々に冷静さを取り戻す女性。自分のした事に恐怖を覚えていた。手から力が抜けて血の付いた短剣が落ちる。彼女は一歩二歩と後ずさりをした。
「ぁ……あ、ごめん、なさい……こんなつもりじゃ……」
逆に彼は近づいて震える手を握るともう片方の手で彼女を優しく抱きしめた。
「この程度の傷。君が受けて来た痛みに比べればどうってことない」
それを聞いて彼女は少し脱力した。それに身を任せた。しばらくすると彼女の震えが徐々に消えていく。
「早く外に出るんだ。もう動けるだろ?」
「……はい」
ルーベンは牢の外まで女性を優しくエスコートする。
「そこに服がある……着たら上に行きな。それと男がもう1人いる。そいつは敵じゃない。俺の相棒だ」
「……貴方は?」
「用事がある……後から行く」
彼女は言われたとおりに外に向かって走り出す。足音が聞こえなくなってきた頃、ルーベンは呟いた。
「普通に刺される事あんのぉ……?」
どうやら彼の思い描いたストーリーとは異なっていたようだ。彼のわき腹から結構な血がドクドクと出ていた。しかし、臓器が傷つくのは避けていた。幸いにも傷は見た目に反して浅い。
ルーベンが複雑な表情をしながら剣を拾うと丁度ルディが下りて来た。彼はさっきまで気が付かなかったが、ある事に気が付いた。目を少し細めて訝しげに聞く。
「あの男。そこまで強かったのか?」
短剣を使っていた男の事だ。ルディは傷を凝視していた。ルーベンの目が一瞬泳ぐ。そして、左の掌で片目を覆い隠しながら少し低めの声で言う。
「ああ……危なかった……」
「ん?」
しかし、すぐにルディは自分が間違っていた事に気が付いた。出血量。床の血痕。遅れて走って来た女性。泳いだ目。ルーベンの性格。彼は牢の中にある、血の付いた短剣を見る事無く真実に辿り着いた。
「馬鹿か、お前……」
「うっせー」
「そんな事より憲兵が来てるぞ」
ルーベンは応急処置を終わらせる。
「さっさと逃げるか……そうだ、ルディ。短剣と血の処理を頼む」
「離れろ。天井ごとやる」
「りょーかい」
二人はそこから脱出するのであった……。
「くそ、奴等は何者なんだっ……ここの警備では駄目だ。早く安全な場所に逃げなければッ」
ここは彼がコソコソと悪巧みをするために作った屋敷。彼はここを何時でも破棄出来るようにしていた。そのため警備は最小限にとどめていたのだ。
息を切らしながら走っているとバークリーは転倒した。つまづいたからでは無い。右足のふくらはぎに氷の針が刺さっていたからだ。
「ぐああああああああ!」
原因を理解した途端、より強い激痛が走る。少し離れた場所から足音が聞こえる。そこから声が聞こえた。
「こいつだな」
恐怖に満ちた表情。バークリーはその方角を見る。姿が見えるようになると彼は大声で叫ぶ。
「お、お前達は誰だ……っ。アッシュ! ロイド! 居ないのか!? 侵入者だぞッ。早く奴等をっ!」
「バークリー卿……残りはお前だけだ」
「ひぃっひぃぃぃ。お、お前達ッ……私に手をかける事がどういう意味か分かっているのかッ」
「……お前の様な出来た人間が犯罪者だ。民は驚くだろうな」
「!? 分かったッ。大人しく掴まる! 罪を償う! 憲兵にも知っている情報を全て話すっ。だからっ」
「お前ほどの権力があれば、情報操作や隠蔽は容易い。国の腐敗部分がお前を許す……もう、諦めろ。どうせ反省する気はないんだろ?」
「ッ……も、目的は何だっ? 金か? 私に出来る事なら何でもしよう!」
「お前の始末。俺達は受領した依頼を実行するだけだ」
「依頼ッ!? ならばっ、その倍は払おう! いや、五倍でもいい!」
「残念だが、依頼主はこっちで選ぶ……さようならだ」
「や、やめっ」
そして、バークリーは事切れた。二人は再び地下へと続く扉に来ていた。そして、凍った扉を戻す。彼等はこの時、既に別の誰かに変装をしていた。
「ん? ルディ、何処へ?」
「もう一度、屋敷全体の様子を見て来る。生き残りが居たら無駄な被害が出る」
「ついでに殲滅も依頼内容に入ってるしな、頑張れよ。じゃっ、俺はちょっくら英雄になってくるわ!」
「言ってろ……」
こうしてルーベンだけが地下の牢に下りて行った。彼は階段に下りた瞬間に全員に聞こえる様に言う。
「みんなぁ! 服をくすねて来たから着ると良いよ」
彼は通路に持って来ていた服をぶちまけると牢を手際よく開錠していく。それを全て終えると通路の丁度中間あたりでクルクル回りながら叫ぶ。欲に目がくらんだのか男は状況説明を忘れていた。
「さあ怖かっただろ! 早く俺の胸に飛び込んでおいで!」
彼女等は誰一人として出て来ない。鍵が掛かっていないと言うのに誰も動けないのだ。それほどまでに彼女等は気力を失っていた。
その時、ギルド所属の少女が静かに牢から出て来ると、もの凄い加速と体重を乗せた最高のタックルをルーベンにお見舞いした。それを受けた彼は軽く転がった。
「ぐあ!」
少女は勇ましく他の女性達に言う。
「今だよ皆! こいつを倒して脱出するよ!」
ルーベン達が駆け付けた事により見張りが居ない時間が出来た。彼女等はそれを好機とばかりに話し合いをしていた。鍵を奪って逃げる計画。しかも、運の良い事に一斉に鍵を開ける間抜けがそこに居た。結果は見ての通りだ。
「あ、いや。俺は君達の味方だよ」
倒れた男を見て彼女等はこの好機を逃すまいと一斉に出て来る。彼を袋叩きにした後、彼女達は服を来て階段を上って行く。最初は怯えていたが、彼女の勇気がみんなの心を動かしたのだ。
ボロボロになったルーベン。倒れたまま、その勇ましい女性達を見送りながら言う。
「ィテテテテ。まあ……元気があって何よりだ……」
ルディは屋敷の見回りを終えた後に地下に繋がる階段に待機していた。階段を登って来た女性達はそこで止まる。勇敢な女性が前に出て来た。彼は自分を鋭く睨んでくる女性に言う。
「外に憲兵が集まっている。そいつらに保護してもらえ」
それを聞いて多くの女性は喜んだ。だが一人だけは違った。
「……怪しい男を信用しろと?」
彼女等はそれを聞いてハッとする。彼は憲兵ではない口ぶりだ。油断した所を殺される可能性もあると。先頭の女性が戦闘態勢に入る。
「……私は……もう何にも屈しない」
「争う気はない。それとお前、ソフィアだろう?」
「ッ……!? 何故それを?」
「手紙を預かっている」
ルディがそれを上手く投げると警戒しながらも、床に落ちたそれを拾う。そこには待ち合わせ場所と言葉が書いてあった。
「これはっ……」
「そいつは心配していた。憲兵からの事情聴取が終わったら会いに行ってやれ」
「……地下の男も貴方の仲間?」
「そうなるな」
「ッ……も、申し訳ございません。彼に暴行を加えてしまいました。命に別状はありません。それとッ。指示をしたのは私。全ての責任は取りますので……」
するとルディは感心した様に言う。
「良い判断だ」
「え?」
「こっちの話だ。気にするな。さあ、早く行け」
彼女はルディに対して素早くカーテシーをしたのち走り去って行った……。
ボロボロのルーベンが起き上がると開いてない扉が奥に一つだけあった。そこに行くと尻もちをついて怯えた女性が一人。
「こ……来ないで……」
ルーベンはそれを無視して牢に入る。彼女が足で地面を蹴るが後ろは既に壁である。彼は優しい声で落ち着かせようとする。
「大丈夫だ。君を傷つける奴はもういない」
「いや……来ないでっ……」
ルーベンは剣を牢の端に置き、彼女に近づき過ぎない程度の位置に短剣を置いた。そして、彼はもう一度距離を取った。
「ほら大丈夫だろ? 何もしない」
次の瞬間、彼女は最後の力を振り絞ぼる。素早く短剣を取って抜くとルーベンの腹部にそれを突き立てた。嫌な感触。女性は顔をしかめながら男の顔を見る。すると彼女は心から驚いた。そこには憎悪も怒りもなく、柔らかい笑顔があったからだ。
「……大丈夫だって。何もしないから」
徐々に冷静さを取り戻す女性。自分のした事に恐怖を覚えていた。手から力が抜けて血の付いた短剣が落ちる。彼女は一歩二歩と後ずさりをした。
「ぁ……あ、ごめん、なさい……こんなつもりじゃ……」
逆に彼は近づいて震える手を握るともう片方の手で彼女を優しく抱きしめた。
「この程度の傷。君が受けて来た痛みに比べればどうってことない」
それを聞いて彼女は少し脱力した。それに身を任せた。しばらくすると彼女の震えが徐々に消えていく。
「早く外に出るんだ。もう動けるだろ?」
「……はい」
ルーベンは牢の外まで女性を優しくエスコートする。
「そこに服がある……着たら上に行きな。それと男がもう1人いる。そいつは敵じゃない。俺の相棒だ」
「……貴方は?」
「用事がある……後から行く」
彼女は言われたとおりに外に向かって走り出す。足音が聞こえなくなってきた頃、ルーベンは呟いた。
「普通に刺される事あんのぉ……?」
どうやら彼の思い描いたストーリーとは異なっていたようだ。彼のわき腹から結構な血がドクドクと出ていた。しかし、臓器が傷つくのは避けていた。幸いにも傷は見た目に反して浅い。
ルーベンが複雑な表情をしながら剣を拾うと丁度ルディが下りて来た。彼はさっきまで気が付かなかったが、ある事に気が付いた。目を少し細めて訝しげに聞く。
「あの男。そこまで強かったのか?」
短剣を使っていた男の事だ。ルディは傷を凝視していた。ルーベンの目が一瞬泳ぐ。そして、左の掌で片目を覆い隠しながら少し低めの声で言う。
「ああ……危なかった……」
「ん?」
しかし、すぐにルディは自分が間違っていた事に気が付いた。出血量。床の血痕。遅れて走って来た女性。泳いだ目。ルーベンの性格。彼は牢の中にある、血の付いた短剣を見る事無く真実に辿り着いた。
「馬鹿か、お前……」
「うっせー」
「そんな事より憲兵が来てるぞ」
ルーベンは応急処置を終わらせる。
「さっさと逃げるか……そうだ、ルディ。短剣と血の処理を頼む」
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