たとえ世界を敵に回したとしてもOREの病いは治らない

刀根光太郎

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24.黒い鎧  ~おまけ 現状の想像魔法一覧~

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 グリム一行は街を探しながら歩いていた。リーパーが唸りながら考えていた事を言う。

「もし俺が竜化して、こけた時に思わず殴ったらどうなる?」

「殴り返す」

「違うっ。風呂場の話だ」


「まだ、やってのかよ」

「馬鹿か、重要な事だろ。安全のためだ!」


「それは想定済みだ。お前の攻撃じゃもろともしない仕様だ」

「ちっ……じゃなかった。イイコトダ」


(まあ、本当は数回で壊れる。しかし、魔素を追加で補充すれば強化は可能。でもそれは言わない)


 変なトカゲは置いておいて、新しい魔法を生成中だ。想像魔法は予想以上に素晴らしい。何度生成してもワクワクが止まらない。


 最近よくあるのが、昼食の一時間後、無言でリッスが近くにちょこんと座る。ロストもまあ近くにぴょこっと座る。

 そして、運動後のミリウが真正面の木に寄っかかるか、筋トレをしながらこちらを凝視する。サリナが寝そべって背中をペチペチと蹴り始める。


「あー、お風呂にするか」


「え! 魔素は大丈夫なんですか!?」

「ああ……大丈夫だ」


「うむ。グリムがそう言うのなら」

「そうじゃな」「そうですねー」

「早く―」

 こうして無言の圧をかけてくる。一人の直接攻撃を除いて。魔法回収マジックキャンセルでも魔素は戻って来ないので、魔素管理能力が自然と向上していった。

 その辺りからリーパーは静かに消え、あらゆる方法で忍ぶ込もうとする。一度も成功した事は無い。



 精神ケアに成功し、旅を進めていると数日後に街へと着いた。グリムとリーパーで街へと入る。少し離れた場所にお風呂場を設置する。交代で入るようだ。それを見てリーパーが安全のために残ると言い出すも、無理やり連れて来た。

 宿屋で六災害や魔王、最近の話題について聞いた。魔族は各地で活発的に動いているらしく、まるで何かを探している様だと言っていた。

 最近の話題は鍛冶屋の息子が王都から帰って来ているそうだ。袋一杯に詰めた魔物やハーブなどを換金し、鍛冶屋をに行こうと街を歩き回るが、一向に辿り着かない。


「なぁ。何故辿り着かないと思う?」

「今は時期じゃ無かったって事じゃ無いか?」

「さっき鍛冶屋の位置聞いてなかったか?」

「いやぁ? 知らんなぁ」


「金ならある」

「てか伝説の大鎌を拾えばいいだろっ」

「その前に準最強装備だろ!」

「付与魔法があるから大丈夫だってのッ」


「節約生活……お前とRPGをすると絶対に脳が破壊される気がするな」

「はぁ。何を言ってるのか分かんねぇぜ。だが宝の持ち腐れになるのは分かってる」


 そんなやり取りをしていると、酔っ払いの男がぶつかって来た。

「気を付けろ!」

「すみません!」

 彼はそのまま、歩き出す。

「ったくぅ! 親父の奴ー。ケチりやがって、クソ! 俺は最高の鍛冶屋だぞぉヒャック」


 折角鍛冶屋に辿り着かない様に動いていたのに向こうから来てしまったようだ。リーパーは顔を変えずに言う。

「帰ろうぜ。サリナたちが待ってる」

「クク、一人で帰ってろ方向音痴めが!」


 彼はその男を追い始める。

「誰がだ……てか真面目にやめろよ。業務妨害か?」

「俺は良客だ」


 鍛冶屋と言った男は焦った。何かこっちに来ている。そして、さっきぶつかった奴をよく見ると大鎌を持っている。恐怖を感じ、自然と早歩きになった。

 男は我慢できずに叫び声を上げながら家に入る。するとトントンとドアをノックする音が聞こえた。

「ひぃぇぇえええ! 何だあんたらは! さっきの事なら謝る!」

「怒ってないですよー! ここを開けてくださいよぉー」


「か、帰ってくれ! 俺には妻と娘と息子と親父と母上と弟子とターミネートフォースがいるんだ!」

「ククク、円満そうで良いですねっ。養うためにはさぞお金がかかるでしょう! 開けてください!」


「うわぁぁああ!? 許してくれ! もう酒と裸踊りはしねぇと誓う! だからお願いだ! 神様!」

「お願いします。開けてください! 最強の大鎌を作って欲しんです!」


 ガチャとドアが開く音が聞こえた。

「話を聞こうか」


「今の流れでよく開けたな……」



 部屋に招かれると、テーブルに着く。リーパーは娘さんが来ないか奥を覗いていた。男は言う。

「結論から言うと無理だ」

「ええ! 先ほど最高の鍛冶屋だと!」


「確かに最高の鍛冶屋だが……ミスリル鉱石は勿論、アダマンタイト鉱石がないんだ」

 簡単に言うと鉄よりも軽く硬い金属を生成出来る鉱石だ。純度が高いと魔素や魔力伝導率が良くなる。

「何故です!?」

「最近、鉱山に亡霊が出るらしい……そのせいで王都への物流が止まってるんだ。だから親父に鉱石を分けてくれと頼みに来たんだが……」


 そこで中年男性の怒鳴り声が響いた。

「ヴァラック! 貴様、まだいたのか!?」

「親父! 鉱石を分けてくれよ!」

「未熟者に渡す鉱石は無い! 帰れ! ……ん? 誰だ貴様は」


「名もなき黒衣の傭兵……」

「けっ、名が無いとは未熟者か。そんな奴に作る武器はねぇ」


「名などという飾りは不要だ。必要なのは俺について来れる武器のみ」

「……かっ、ここは俺の家だ。出て行け!?」

 そう言って自分の部屋に戻って行った。


「すまねぇな。昔からああなんだ」

「ククク、それでこそ職人だ」


「ふむ。あんたは見どころがある」

「?」


「未熟者って言われて、取り繕わないところを見るとあんたも相当頑固だな」


 何時の間にかリーパーが消えていた。奥に行くと娘さんと飲み物を作っていた。

「お客様にお手伝いをさせてしまうとは。でも、助かりました。ありがとうございます」

「こんなことで良ければ何時でも手伝うぜ」

 飲み物をヴァラックさんと自分の所に置く。リーパーを見ると、ヤバイと言った表情になった。そこで娘さんが慌てて入って来て飲み物を置く。グリムは怒らず黙ってリーパーを短い間、凝視していた。彼を責めると娘さんが責任を感じてしまうからだ。


「……鉱石さえあれば武器を作ってもらえますか?」

「それは構わないが……例の亡霊はかなりやばいらしいぞ。幸い対応が早かったおかげで、死人は出てねぇが。戦士ギルドでも手を焼いてるそうだ」

「俺には頼れる同士がいますので」


 リーパーが鼻の下を伸ばし、奥の娘さんに手を振っていた。ヴァラックは困った表情をしていた。

「……色々心配だな」


「鉱山からの発掘許可はどうなってますか?」

「戦士ギルドには所属してるか?」

「ええ、一応」

「こう見えて俺は顔が聞く。特別な依頼を出させよう。それを受けてくれれば、後はギルドが色々と整えてくれるだろう」



 一旦、皆の元に戻り準備をする。自身の武器のための依頼。事情を話すと皆は快く受けようと言ってくれた。

「それにしても、亡霊ですか」

「ギルドから聞いたが二足歩行の黒いのが、夜な夜な現れるらしい」

「ぬぅ……」


「どうしたミリウ? まさか怖いのか~」

「……」


「え? マジか?」


「亡霊は精霊と同じ、筋肉で対応出来ないと聞く……」

「多分、あだ名みたいなものと思うがな」


「それならば……良しとしよう」


 ギルドから特別依頼を受注し、早速鉱山に向かう事となった。


 人が何度も通ったであろう道を使い進んで行く。皆は警戒しながらだったが、特に何も起こらずに目的地の入口へと到着した。

 いざ入ろうとするとリッスが皆を止めた。耳がピコピコと動いていた。


「ちょっと待ってください。奥から音が聞こえます」


 耳を澄ませ、暫く経つと僅かに金属音が聞こえて来た。それは徐々に大きくなる。一旦茂みに戻って隠れる。ミリウは一つ背後に木に隠れ直した。

 姿を現したのは、全身を覆う金属板甲冑。全身が黒く、馴染む様に赤いラインが入っている。そして、大剣を携えていた。可笑しな事にその大剣とは別に風呂敷を背負っていた。

 グリムとロストが無意識に身を乗り出しそうになるが、リッスとリーパーが必死で止める。入口から少し離れ、それを広げる。すると鉱石と小さな魔石が入っていた。


「あれをどうするつもりだ……」


 黒い甲冑は鉱石を腕に当てた。それを見て驚く。鉱石が甲冑に取り込まれて行く。同じく魔石を持つと素早く兜の中へと放り込む。リーパーが冷や汗をかく。

「ああやって自身を強化しているくせぇな……」

「それで鉱山を占領しているんですね」

 そこでこちらに気が付いた甲冑が立ち上がり、大剣を構えた。それを受けて皆が茂みから出て来る。リーパーが尋ねた。


「俺たちはギルドで依頼を受けてここに来た。お前は何者だ? 何故人を襲う?」

「……」


 黒い甲冑は無言で、ジリジリと動く。彼等も警戒を強め、少しづつ広がる。そして、黒い甲冑が急接近して来た。大剣を豪快に振るう。ミリウが前に出てそれを手のひらで止めた。甲冑はミリウよりも数センチ大きく二メートルを超えていた。


「実体があるのなら恐れる事は無い」


 リッスが足を縛ろうと植物の魔法を発動させると、素早く背後に跳んだ。リーパーとグリムの連携魔法、スプラッシュと雷の欠片エトスブロンテをヒットさせる。しかし、甲冑はまるで怯まず、すぐに動き出す。

「なに!?」

 怯むことを前提で大きく跳び込んだロストが、険しい表情をする。甲冑は彼女の剣を避けた。両手に力を込め、その大剣を振るう。

 しかし、それはロストに当たる事は無かった。突然、彼女が吹き飛ばされたからだ。茂み付近でうつ伏せで転がる者の仕業だろう。

 上手く接近したミリウが拳を突きだすと大剣でそれを止める。そこでグリムの影の刃が甲冑を捉えた。が、彼は目を細めた。


「余り効いて無いか……」


 グリムは魔法回収マジックキャンセルで闇の付与魔法を回収した。ロストは起き上がると少しだけ怒っていた。

「我も嘗められたものじゃな。今の一撃……我では無く、剣を狙ったな……」

「……」


 ロストが剣を収めると、血の剣に切り替える。それを凝視していた隙に、リーパーが背後から竜の拳を叩きこむ。

 振り向いて大剣でそれを何とか防いだ。ミリウも頭部を狙って拳を振った時、黒い甲冑は大剣を手放して背後に大きく跳んだ。


「馬鹿め!? 貰ってくぜ!」


 リーパーが大剣を回収して離れた。武器を失った甲冑にリッスが植物の蔦を伸ばす。

「皆さん援護します!」

 接近する者たちのデコイ代わりに巻いた魔法。しかし、何時もとは違いグリムたちは接近をしなかった。何故かと言えば、勘である。武器を容易に手放した事への違和感だ。


「え……」

 そして、それは正しかった。甲冑の背中付近。そこから無数の赤い光の筋が出現した。その光は凄まじい曲線を描いて曲がり、

 蔦に当たる。グリムたちも跳んで回避する。リッスだけがそれに反応出来ずに立ち尽くす。思わず目を閉じる。


「避けろリッス!?」


 彼女の前に小さな光が現れた。そして、ほぼ同時に強い風が出現する。その風と光が赤い光を捻じ曲げる。そのおかげでリッスの頬を掠っただけで済んだ。


 黒い甲冑がゆっくりとサリナを見た。

「なんでこっち見るのー」

 彼女は芋虫のような動きで茂みに入って行った。

「……」

 甲冑は彼女を無視してグリムたちに集中する。


 グリムがふと蔦を見ると燃えていた。

「ククク、炎の性質を持った光……素晴らしい」


 彼等が離れた隙に甲冑は空間を歪めていた。赤い光のせいで迂闊に近づけなかった。

 そして、甲冑の手前の空間から黒と赤が交わる大剣が現れた。その大剣には闇のもやがかかっていた。さらに左右からは二つの黒い大盾が出現した。その盾は宙に浮いていた。


「フフフ……我の血の剣とそちらの黒の大剣どちらが本物か勝負ッ」

「盾もあるんだから向こうが本物だろ」


 赤い光でミリウを牽制して、近づきにくくする。その後は意外だった。リッスを狙うのかと思えば、グリムの方へ来た。

 彼は嬉しそうに黒い大剣を変化する盾セヘルスクードで止める。防ぐ事は出来たが、ヒビが入り砕けた。

「受け続けるのは無理そうだ」

 グリムは離れながら、ファイアーランスを同時に二つ放った。甲冑はそれを大盾を上手く操作し14本の炎の針を全て防ぎきる。


彼方かなたへととどろけ。いつわりの雷名らいめい。《雷火紫炎ヴァノスフロガ》」


 紫の雷が恐ろしい速度で向かって来た。それすらも大盾で防ぐ。しかし、甲冑はその場から離れようとした。その雷に触れた瞬間に盾から火柱が上がる。

 さらにその雷は消えず、甲冑の周辺を飛び、何度も接触して来た。逃げられずに、帯電しながら火だるまになる。だが、甲冑は倒れない。火が消えも尚も剣を構える。

 接近していたミリウがそこで殴る。大盾で防ぐとリーパーが反対側から竜の拳で殴る。それも二つ目の大盾で防ぐ。

 ロストが血の刃を放っていた。甲冑はそれを黒大剣を振り、闇で消し飛ばす。リッスが右腕を植物で掴んだ。逃がさないように硬直を狙った。そして、全てを一点に集結させて切られない様にする。


「闇に呑まれろ。《虚構の闇ダークスフィア》」

 グリムが一メートルほどの黒く禍々しい球体を出した。甲冑は慌てて片腕を伸ばして止める。

「ぇっ……」

 その時、皆は驚いた。初めて甲冑の声を聞いたからだ。それはこもった声。だが、しっかりと分かった、女性だ。しかし、一番驚いたのは彼女だろう。


 グリムは最初の攻撃で闇の魔法がほぼ効かないと悟った。だからこそこれを撃った。油断して必ず受ける。この魔法は闇魔法に見えて闇の性質では無く、無属性むぞくせいである。


「ククク、見える物だけが真実ではないッ」

 大盾と力比べをするリーパーは悟った。

「……お前それ、絶対非効率な魔法だろ?」

「……」

「沈黙は肯定だったか?」

「……今は戦闘中」


「こんな所でッ……私は倒れる訳にはいかないッ」

 腕の金属が剝がれていく。その時、グリムはある事に気が付いて指をパチっと鳴らす。すると虚構の闇ダークスフィアが消滅した。

「何やってんだグリム!?」


「……え」


 一番驚いたのは甲冑の女性であった。グリムが影で鉱石を取り、差し出す。

「クク、我は黒衣の死神グリム」

「言ってる場合か!? 皆離れろ!」


「死人は出て無いんだったな。あの時もロストの剣を狙った。先に手を出したのは人族か?」

「……」

「サリナを見ていたのは感謝からか?」

「どういう事ですか?」


「あの時、リッスが回避出来ないとは思って居なかった」

「……むぅ。私が弱いって意味ですか?」

「……リ、リッスはまだまだ想定外の事態に弱い」

「それはお前みたいに日頃からミスってないからな」


「私は……貴方は私の言葉を信じてくれるのか?」

「無論だ。多勢で襲ったお詫びに、出来る事があれば協力しよう」

「はぁ? こんな訳ありの協力なんて嫌だぞ。その身長から中身は想像出来るし、何より怪しすぎる」


「でもリーパー。彼女は強いよ」

 ロストがサリナの時とは違い、逆に庇う。そこで黒い大剣や大盾を収納した。敵意が無いと示したのだろう。

「私は、その……記憶が殆ど無い……名前は思い出せない」

「共に行こう……」


「はえーよ。ていうか怪しすぎだろ」


「漆黒を操り、記憶が無いとか完璧だろ」

「何がだよ……」

 グリムを気にせずにリーパーは尋ねる。

「てか何で死ねないんだ? 思い出したのか?」


「訳も分からず、森を歩いていたら人族と会って……事情を話そうと思ったのだが……」

「なるほど、怪我をさせてしまい。それで騒ぎが大きくなった」

「その通りだ……」


「記憶は完全に無いと言うよりも断片的で色々と混濁してる……ただその中で、六災害を殺せと……怒りが湧きあがって来るのだ」

「!?」


「それは奇怪な」

「凄く可笑しいというか」


「……その反応も当然。私自身、そう思う。そんな事、不可能だ……」

「いえ、そうでは無くてですね。奇遇にも私たちの狙いも六災害なんですよ」


「!? ……本当かッ?」


 グリムが周りを見ると皆が頷く。


「ククク、一緒に来るか?」

「是非……連れて行ってくれ……」


「名が思い出せないか……そうだな、共に動くなら何かと不便だ。我の昔の名を授けよう。汝の名はアンノウン・グリモワール・J・アンゲルス」

 甲冑の女性はジッと見つめた後に言う。

「……ちょっと長い」

「しかもだせー」

「けれど……それがある事はとても嬉しいもの。有難く頂戴します」

 片膝を付き、祈る様に言う。立ち上がる彼女にリーパーが普通に大剣を返す。どうやら持ってる理由はロストと同じ。魔素の節約のためだ。


 サリナが居ない事に気が付き、茂みに入ると彼女はスヤスヤと寝息をたてていた。リーパーの作戦で彼女を黒い甲冑の女性、アノが起こす。

 起きると同時に叫んだ。それを予測していたリーパーが恰好よく助ける。やられた振りをして、仲間になると言う台本を実行する前に、サリナは眠そうに言う。

「あ、こっち側に来たんだー。よろしくー甲冑さん」

 リーパーとグリムの性質を理解し、超速理解した彼女は再びスヤスヤと寝始めた。

「……」

「……個性的な方々の集まりだな」

「……だろ?」





☆☆☆☆☆
おまけ

魔法生成した順
()は実際に使用した場面

(最初の実験)
偽装魔法フュサリス
発火魔法パルムトーチ
みのロゼ
そよ風アウラー
氷の粒ザミル
弱電流ウィス
砂魔法サブルム
ライト
ファイアーボール
ファイアーランス

(九重が見て無かったあれ。これで王都逃亡した。一度きりの魔法)
偽装演出ジバポート

(リーパー、初めての逃亡)
偽りの勇士シラ・フォルト

(南の洞窟、蝙蝠から逃げる時に初使用)
雷の欠片エトスブロンテ

(フェンリルが絶望から一変、最後に困難に立ち向かう)
甘美なる誘惑アイト・ファルチェ

(ロストと出会う付近で生成)
尋常な治癒エクスヒール
毒抜きアンチポイズン

(暴走したロストの攻撃を防ぐため)
黒焔くろほむら

(ロストの為だけの封印魔法)
永遠の慈愛トリステスカシェ

(魔法が強力になって来たから。ジェナとの戦闘で初使用)
魔法回収マジックキャンセル

(ボスオークに初使用したが魔素が足りず失敗)
色褪せぬ罪咎デリットリスィ
闇の魂ネラエニエル

(レベルが上がったので下級魔法の生成速度実験)
闇の霧アーテルフォグ

(ボスオークの際に使用)
森人の探求エル・フォルト

(スタンピード時に披露)
異界の力マギ・クラフティア
変化する盾セヘルスクード

(アノ戦)
雷火紫炎ヴァノスフロガ
虚構の闇ダークスフィア

(お風呂用 メソッド魔法)
人工源泉リラクゼーション
温風ドライケア
冷風クールケア
静かな明かりバスライト
ささやかな感知ブラックルーム
一時の休息ルーム
微振動パルウェーブ

(お風呂場生成魔法。サリナのメンタルケア)
先人の叡智グラテスソウル
 闇の霧アーテルフォグ(緊急時に体の一部に黒いもやがかかる)


喪失の鎌炎→ちょっと前から生成中


☆☆☆☆☆

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