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6.追手
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日が暮れる時間が迫って来る。俺はずっと逃げていた。矢や魔法、様々な攻撃が飛んで来る。噂は広がり、俺は街中のハンターたちに狙われていた。
(やばいッ。多すぎる!?)
路地や屋根。今出来るあらゆる手段を使って追手を巻こうとするが上手くいかない。
(このままじゃ埒が明かない。一旦森林に避難しないと)
俺はひたすらに走っては隠れを繰り返した。完全に日が落ちたこともあり、何とか巻けたようだ。
(日頃からランニングしてて良かった……)
暫くすると微かに人の声が聞こえる。どうやら近くまで来ているようだ。茂みにジッと潜み、気配を消して警戒する。
(これで一週間生き延びた。嘗めるなよ!)
その時、真上で枝と何かが擦れる音がした。上を向くや否や、人が落下してきた。勢いよく転がってそれを回避する。
「ちっ……避けられたか!」
急いで立ち上がり身構えると、ゾロゾロと人が出て来た。どうするか考えているとハンターが優しい声で言う。
「安心しろ。殺しはしない。だから大人しく捕まってくれやぁ」
「……笑わせる。国家反逆の罪だ。捕まった後どうなるか、子供でも容易に想像が付く」
「はぁー、どちらにしろ逃げ切れねーよ。だからさ……せめて俺たちに捕まえさせてくれねぇか?」
「それなら仕方ない……」
ハンターたちはその返答に満足し喜んだ。
「とはいかないんだよッ」
しかし、彼等もそれは承知のようだった。特に動揺する様子も見せずに側面の男がファイアーボールを放つ。それを最小の動きで避ける。魔法が戻って来ると考えたからだ。だが、炎の球は背後の木に当たり、焦げただけで消滅した。
この世界の木はその辺の炎の魔法では簡単に燃えない。何故ならこの世界の生物は魔素を持つ。だからこそ生物は魔法に対する耐久性が多少なり備わっているため、燃えにくいようだ。普通の火でも同じようだ。
とはいえ、驚いたのはそこでは無く。ファイアーボールを操らない事だった。しかしそれを見て、彼等を格下だと判断したのが不味かった。完全に油断してしまう。
彼等の恐ろしいところは連携だった。魔法を撃った後、別の男が間入れずに剣を振る。俺が死なないようには気を使うだろうが、腕の一本や二本は持っていく気なのかもしれない。
(しまった。甘かったッ。ファイアーランスを撃つ暇が無い)
俺は慌てて剣の鞘が付いたまま受ける。動きが止まったのを見て、三人目の男が雷系の魔法を発動させた。剣の男が俺から離れる。一方俺はそれに反応出来ずに直撃してしまう。
「ぐぁぁああ!」
「悪いが足を一本もらうぜ!」
痺れた俺に対し、止めの一撃を放とうとする。だが、男の剣はグリムに当たらずに空ぶった。
「な……に……?」
男は驚きの声が漏れた。グリムは既にそこに居なかったからだ。
(間に合った……)
ギリギリで生成出来た身体強化魔法。偽りの勇士を発動させた。薄っすらと体から粒子が見える。
(良し!? 想像した通りだッ)
反撃開始だと意気込むが、相手が動揺した時に成功したのは魔導師一人の片足を傷つけるまでだった。皆すぐに、どれほど強化したかを予測し、それに見合った距離をとって順応する。
まだ残り四人いる。何度か接近するも上手くいなされる。負ける気はしないが、勝てる保証も無い。かなり手ごわい相手だ。
このままでは不味いと俺は一旦逃げに徹することにした。これで少しでもバラバラに散ってくれればいいのだが。
しかし、その願いは叶わなかった。急ブレーキをかけて停止すると背後を向く。崖だ。かなり高く、容易に死を想像出来る。リーダーらしき男が話し出した。
「鬼ごっこは終わりかな? イチロォー・スゥズキィ」
丁度その時、俺の体から白い粒子が消え始める。
「その強化魔法は中々強力だが……持続力がないようだな……」
「……お前たち相手に、これは必要ないと判断したまでだ」
「ハッ、そうかよっ」
(不味い……この崖の高さは流石に飛び降りるのは無理だ。それに強化魔法も時間切れ。連続で使えない疵瑕条件を付けた……)
微妙な強化では意味が無いと考え、現状で精いっぱいの強化するために、時間制限を付けていた。リーパーとの一対一の戦いを意識して、複数人の事を考えていなかった。
「さて、喋れなくなる前に一つ聞いておきたい。仲間は居るか?」
「何故、そう思う?」
「国から追われているんだ。協力者がいても、別段おかしな事でも無かろう」
「仲間を捕まえたら報酬が上乗せなんだよ、ククク」
「余計な事を喋るな」
(なるほどな……それが本音か)
「残念ながらいないね。仲間なんて……」
「……本当か? 隠してもすぐに分かるぞ。後から分かった時、どうなるか分かってるだろうな。無駄に痛い目にあいたくはないだろう?」
「はっ……居たとしても言うのはごめんだね。昔からそう決めてある……そして、これからもな」
「ちっ。おい、死なない程度に痛めつけた後に、捕まえろ」
(強化魔法の方向性を外したか。フフ、でもそれも良い。それが俺の選択。短い間だが中々楽しかった……巡り合わせが悪かった。ただそれだけだ……)
ん? 俺は目を細める。何かおかしい人間が混じっている感じがしたのだ。ここでその男は初めて口を開いた。
「よく考えたらさー。俺、人族そこまで好きじゃなかったんだった。あ、美女は別な」
リーダーらしき男が若干困惑した様子でその男を見た。
「なーんで人族の協力をせんとならんのだ、ってな」
「何を……言っている? 新入り?」
しかし、その男はその問いに答えない。俺の方を見て語り掛ける。
「逆だよな。奴等に住みかを荒らされたんだ。仕返しに国に嫌がらせをするのも……悪く無い……ッ」
「だ、だからお前は何を言っているんだ……ウッパぁ!」
(は、ここに来て……おせぇよ……)
俺は今、多分、きっと。笑っているのだろう。その男を見つめて感想を聞く。
「この方が心が躍るだろ?」
「ははっ、場合による」
「そ、そいつ等を取り押さえろ!」
しかし、それは叶わない。動き出す前に大量の水、スプラッシュが彼等を襲う。そして、その隙に追撃をする。
「お前等なら死にはしないだろ。《ファイアーランス》」
彼等を戦闘不能にした後に急いで逃走する。しかし、一人では無い。今度は二人でだ。暫く走った。追われない距離まで来ると俺たちは歩き出す。
「まったく。おせぇぞリーパー」
「はぁ? 黒いフードを買って来てやったのに、そんな態度で良いのか?」
「嘘つけよ、どうやって買ったんだよ」
「前金もらったからな。だがまあ、成功報酬は諦めろ」
俺が呆れた表情をしていると、さらに続ける。
「それと、ほら。ついでに仮面もだ。顔が売れてると街で困るだろ」
「おお! よくやったリーパー!」
「まったく。世話の焼ける死神だぜ」
俺たちはまた二人で旅を続けることとなった。
(やばいッ。多すぎる!?)
路地や屋根。今出来るあらゆる手段を使って追手を巻こうとするが上手くいかない。
(このままじゃ埒が明かない。一旦森林に避難しないと)
俺はひたすらに走っては隠れを繰り返した。完全に日が落ちたこともあり、何とか巻けたようだ。
(日頃からランニングしてて良かった……)
暫くすると微かに人の声が聞こえる。どうやら近くまで来ているようだ。茂みにジッと潜み、気配を消して警戒する。
(これで一週間生き延びた。嘗めるなよ!)
その時、真上で枝と何かが擦れる音がした。上を向くや否や、人が落下してきた。勢いよく転がってそれを回避する。
「ちっ……避けられたか!」
急いで立ち上がり身構えると、ゾロゾロと人が出て来た。どうするか考えているとハンターが優しい声で言う。
「安心しろ。殺しはしない。だから大人しく捕まってくれやぁ」
「……笑わせる。国家反逆の罪だ。捕まった後どうなるか、子供でも容易に想像が付く」
「はぁー、どちらにしろ逃げ切れねーよ。だからさ……せめて俺たちに捕まえさせてくれねぇか?」
「それなら仕方ない……」
ハンターたちはその返答に満足し喜んだ。
「とはいかないんだよッ」
しかし、彼等もそれは承知のようだった。特に動揺する様子も見せずに側面の男がファイアーボールを放つ。それを最小の動きで避ける。魔法が戻って来ると考えたからだ。だが、炎の球は背後の木に当たり、焦げただけで消滅した。
この世界の木はその辺の炎の魔法では簡単に燃えない。何故ならこの世界の生物は魔素を持つ。だからこそ生物は魔法に対する耐久性が多少なり備わっているため、燃えにくいようだ。普通の火でも同じようだ。
とはいえ、驚いたのはそこでは無く。ファイアーボールを操らない事だった。しかしそれを見て、彼等を格下だと判断したのが不味かった。完全に油断してしまう。
彼等の恐ろしいところは連携だった。魔法を撃った後、別の男が間入れずに剣を振る。俺が死なないようには気を使うだろうが、腕の一本や二本は持っていく気なのかもしれない。
(しまった。甘かったッ。ファイアーランスを撃つ暇が無い)
俺は慌てて剣の鞘が付いたまま受ける。動きが止まったのを見て、三人目の男が雷系の魔法を発動させた。剣の男が俺から離れる。一方俺はそれに反応出来ずに直撃してしまう。
「ぐぁぁああ!」
「悪いが足を一本もらうぜ!」
痺れた俺に対し、止めの一撃を放とうとする。だが、男の剣はグリムに当たらずに空ぶった。
「な……に……?」
男は驚きの声が漏れた。グリムは既にそこに居なかったからだ。
(間に合った……)
ギリギリで生成出来た身体強化魔法。偽りの勇士を発動させた。薄っすらと体から粒子が見える。
(良し!? 想像した通りだッ)
反撃開始だと意気込むが、相手が動揺した時に成功したのは魔導師一人の片足を傷つけるまでだった。皆すぐに、どれほど強化したかを予測し、それに見合った距離をとって順応する。
まだ残り四人いる。何度か接近するも上手くいなされる。負ける気はしないが、勝てる保証も無い。かなり手ごわい相手だ。
このままでは不味いと俺は一旦逃げに徹することにした。これで少しでもバラバラに散ってくれればいいのだが。
しかし、その願いは叶わなかった。急ブレーキをかけて停止すると背後を向く。崖だ。かなり高く、容易に死を想像出来る。リーダーらしき男が話し出した。
「鬼ごっこは終わりかな? イチロォー・スゥズキィ」
丁度その時、俺の体から白い粒子が消え始める。
「その強化魔法は中々強力だが……持続力がないようだな……」
「……お前たち相手に、これは必要ないと判断したまでだ」
「ハッ、そうかよっ」
(不味い……この崖の高さは流石に飛び降りるのは無理だ。それに強化魔法も時間切れ。連続で使えない疵瑕条件を付けた……)
微妙な強化では意味が無いと考え、現状で精いっぱいの強化するために、時間制限を付けていた。リーパーとの一対一の戦いを意識して、複数人の事を考えていなかった。
「さて、喋れなくなる前に一つ聞いておきたい。仲間は居るか?」
「何故、そう思う?」
「国から追われているんだ。協力者がいても、別段おかしな事でも無かろう」
「仲間を捕まえたら報酬が上乗せなんだよ、ククク」
「余計な事を喋るな」
(なるほどな……それが本音か)
「残念ながらいないね。仲間なんて……」
「……本当か? 隠してもすぐに分かるぞ。後から分かった時、どうなるか分かってるだろうな。無駄に痛い目にあいたくはないだろう?」
「はっ……居たとしても言うのはごめんだね。昔からそう決めてある……そして、これからもな」
「ちっ。おい、死なない程度に痛めつけた後に、捕まえろ」
(強化魔法の方向性を外したか。フフ、でもそれも良い。それが俺の選択。短い間だが中々楽しかった……巡り合わせが悪かった。ただそれだけだ……)
ん? 俺は目を細める。何かおかしい人間が混じっている感じがしたのだ。ここでその男は初めて口を開いた。
「よく考えたらさー。俺、人族そこまで好きじゃなかったんだった。あ、美女は別な」
リーダーらしき男が若干困惑した様子でその男を見た。
「なーんで人族の協力をせんとならんのだ、ってな」
「何を……言っている? 新入り?」
しかし、その男はその問いに答えない。俺の方を見て語り掛ける。
「逆だよな。奴等に住みかを荒らされたんだ。仕返しに国に嫌がらせをするのも……悪く無い……ッ」
「だ、だからお前は何を言っているんだ……ウッパぁ!」
(は、ここに来て……おせぇよ……)
俺は今、多分、きっと。笑っているのだろう。その男を見つめて感想を聞く。
「この方が心が躍るだろ?」
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しかし、それは叶わない。動き出す前に大量の水、スプラッシュが彼等を襲う。そして、その隙に追撃をする。
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「はぁ? 黒いフードを買って来てやったのに、そんな態度で良いのか?」
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