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3.そっちがそのつもりなら
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就寝時間、俺はテーブルに着いていた。窓を開け、月明かりに照らされる。美しい月を眺め、誓うのだ。
「力が要る……英雄を欺ける力がっ」
思い出すのは昼間の出来事である。
「お前等が悪いんだ……俺に本気を出させたお前等がッ」
現状の魔法では太刀打ちできない。かと言って強力な魔法は生成出来ないだろう。残された時間はあと半月。静かに先を見据える。
「条件を付ける……死んだふりをするために、汎用性全てを犠牲にして作れば……フフ、フフフフ! ハーッハッハッハッ!?」
合理性を捨ててでも彼にはやり遂げたい事がある。その時、ドアをノックする音が聞こえた。開けてみると見覚えはある程度の女子がいた。
「あの……笑い声が五月蠅くて、もう少しだけ静かにしてください……」
「ごめんなさい」
それを聞くとドアがパタンと閉じた。そして、魔法を生成する。生成するは前代未聞の大魔法になるだろう。
☆☆☆☆☆
条件:
一、一度しか使えない。
二、魔素を8割消費する。
三、疲労する(例えば20㎞のランニングする疲労感)。
四、発生場所の自由指定。ただし、30メートル以内。
五、この魔法を使うと丸一日、全ての魔法の使用不可。
☆☆☆☆☆
完成するまでの時間、魔法の特訓をする。魔法を沢山使う事で魔素量を増やし、力を込める事で魔力を徐々に高め、細かい操作が出来るように魔法を自由に操作して遊ぶ。
(待てよ……日頃から走り込んでないのにそんな条件にしたらやばくないか?)
俺はゾッとした。山の中で動けずに一人になることを想像する。そして、大人しくランニングをするのであった。
【二度目の魔物狩りの日】
29日目、何人かに貫禄が見え始めた。
俺は剣を持つ。そして、初日に支給された硬貨を持つ。さらに短剣。獣の革で作った水筒。それ等を茶色のローブの中へと隠した。
今回要の魔法は二日前に完成してある。準備万端だ。出る時にお世話になったこの部屋に一礼をする。ドアを開ける前に呟いた。
「勝利を我が手に……」
先日とは違う山。しかし、教官から情報を聞き、下調べはしてある。そして、俺たちは山へと誘われた。
皆の様子を静かに観察する。そろそろ自身の強さに過信する頃だが。それが運よく見られるか。それ次第でも成功率が変わる。
後は教官だ。最初の頃に比べて数が減っているから一見楽に思える。だが、逆に言うと彼等がそれだけ力を付けたと言う事だ。現に彼等は効率よく魔物を処理していく。
終に、落下ポイントに差し掛かる。後は魔法を発動させるだけ。俺は目を瞑る。
(まだだ……感じろ。魔物の足音、気配……焦るな。ベストを狙え……)
そこで魔物が現れた。同時に俺は叫んだ。
「ぐぁぁあああ!? ま、魔力が暴走する!?」
数人がこちらを見た。ここで発動させる。炎、風、光、闇属性を合させた特別な魔法である。
(《偽装演出》!?)
俺から怪しげな光が発せられた。同時にそよ風も使い地面が無い方へ、不自然に大きく跳躍する。
すると、それに気が付いた数人が超反応で俺へと接近しようと踏ん張る。何故近づけないかには理由がある。
(無駄だっ。俺を中心に四方八方に発生する強力な風。それが向かい風となり、君たちをこちらに寄せ付けない!?)
そして、あと数秒で俺は爆発する。
(だが、位置指定!? 俺は爆発では死なない。爆発を受ける前に崖の下へと空間転移するからだッ)
その時、数人の風使いが俺の風を相殺し始める。恐ろしい判断力だ。そして、聖剣の乙女が俺の方へと飛んだ。
(馬鹿な!? 死ぬ気か!?)
幾ら彼女でも後五メートルは足りない。それは彼等の身体能力や妨害を考慮した距離。
普通ならこちら側に来ずに諦めるはずだった。しかし、彼女はあと数十センチという位置まで来ていた。強い瞳。限界を超えようとする強い意思を感じた。
このままでは彼女は爆発に巻き込まれるばかりか、落下する。
(駄目だ。君は死ぬべきじゃない。強く正しい英雄になるべきだ)
俺は四方八方に放出している風を一点に集めた。そのまま彼女の方へと収束させ、追い返す。この操作こそ特訓の成果。
「きゃっ!?」
彼女は元の場所へと帰った。それでも俺を助けようとするが、他の者たちに無理やり止められる。そして、俺は最後に大切な一言を叫ぶ。
「九重ーーーーーっ!!」
俺が自爆する寸前、九重はかなり遠くにいた。自慢の鈍器で何度も魔物を殴打し、ひたすらに狩っていた。実に楽しそうだった。
(あ……こっちに気付いて無い……)
時間が来た。俺は空中で盛大に爆発した。さらに死角へと空間転移する。偽装の魔法は成功した。しかし、茂みの中でぐったりとしていた。
息切れだ。頭もクラクラする。嫌な汗が出て来る。まるで動けない。力が入らない。
これがこの魔法の疵瑕条件だ。その代わり、途轍もない性能を見せてくれた。
(これは中々きつな……ハハ……予想外……)
【崖の上】
大爆発を目撃した者たちは地に手をついて伏していた。地面にポタポタと水が滴る。
「守れなかった……」
「くそぉ!? 何でぇ!?」
「彼……最後は私を守ろうと……ぅぅ……」
九重たちが魔物を倒し終えると近づいて来た。
「どうした?」
「……鈴本が……死んだ……」
彼等の嗚咽が交差する中、九重は眼を細める。
(誰だぁそいつ?)
残念ながら、彼等は名前を間違えて覚えていた。
「魔力の暴走で……くそッ」
取り合えず九重は慰めの声をかけた。
「お前等のせいじゃねぇ……まあなんだ。そいつの分まで頑張ってやれ」
「ああ……俺は自分を許せない……もっと強くなるんだ。今度は誰も死なせないために……ッ」
そこで、男子の山田が言う。
「魔力ってやつは暴走すると爆発するものなのか?」
教官が少し考えた後にそれに答える。
「魔素を込め過ぎると魔法が暴発する事もある……魔力はむしろそれを抑え込むことが出来る」
「ほう、魔導師がそれを魔力の暴走と口走った……怪しいな……そいつは前回も崖に落下しそうになっていた奴だろ?」
泣いている男たちが鈴木を庇う。
「お前は【パクリ王】っ」
「彼は最弱だぞ。うっかり落ちかけても何の不自然さは無い!」
「仮に何か企んでいたとしても、ここまでして何が得られるのか……それに緊急時だったんだ。言い間違えもあるだろう……」
怪しいと声を上げた男は小さくパクリ言うな、と切れぎみに呟いていた。教官は引っかかっていたことがあった。そして、その違和感に気が付いてそれを口にする。
「しかし……あれほどの暴発……かなりの魔素量を有していることになる。彼は本当に最弱なのだろうか?」
それには誰も答える事が出来なかった。そもそも半数近くの人は彼の爆破を見ていない。
誰が爆ぜたのだろうと疑問に思っていたが、全員知ってるだろうの雰囲気だったので、とても言い出しにくかった。
そして数日後、九重はトイレをしている時、鈴木がいない事にふと気が付いた。
「力が要る……英雄を欺ける力がっ」
思い出すのは昼間の出来事である。
「お前等が悪いんだ……俺に本気を出させたお前等がッ」
現状の魔法では太刀打ちできない。かと言って強力な魔法は生成出来ないだろう。残された時間はあと半月。静かに先を見据える。
「条件を付ける……死んだふりをするために、汎用性全てを犠牲にして作れば……フフ、フフフフ! ハーッハッハッハッ!?」
合理性を捨ててでも彼にはやり遂げたい事がある。その時、ドアをノックする音が聞こえた。開けてみると見覚えはある程度の女子がいた。
「あの……笑い声が五月蠅くて、もう少しだけ静かにしてください……」
「ごめんなさい」
それを聞くとドアがパタンと閉じた。そして、魔法を生成する。生成するは前代未聞の大魔法になるだろう。
☆☆☆☆☆
条件:
一、一度しか使えない。
二、魔素を8割消費する。
三、疲労する(例えば20㎞のランニングする疲労感)。
四、発生場所の自由指定。ただし、30メートル以内。
五、この魔法を使うと丸一日、全ての魔法の使用不可。
☆☆☆☆☆
完成するまでの時間、魔法の特訓をする。魔法を沢山使う事で魔素量を増やし、力を込める事で魔力を徐々に高め、細かい操作が出来るように魔法を自由に操作して遊ぶ。
(待てよ……日頃から走り込んでないのにそんな条件にしたらやばくないか?)
俺はゾッとした。山の中で動けずに一人になることを想像する。そして、大人しくランニングをするのであった。
【二度目の魔物狩りの日】
29日目、何人かに貫禄が見え始めた。
俺は剣を持つ。そして、初日に支給された硬貨を持つ。さらに短剣。獣の革で作った水筒。それ等を茶色のローブの中へと隠した。
今回要の魔法は二日前に完成してある。準備万端だ。出る時にお世話になったこの部屋に一礼をする。ドアを開ける前に呟いた。
「勝利を我が手に……」
先日とは違う山。しかし、教官から情報を聞き、下調べはしてある。そして、俺たちは山へと誘われた。
皆の様子を静かに観察する。そろそろ自身の強さに過信する頃だが。それが運よく見られるか。それ次第でも成功率が変わる。
後は教官だ。最初の頃に比べて数が減っているから一見楽に思える。だが、逆に言うと彼等がそれだけ力を付けたと言う事だ。現に彼等は効率よく魔物を処理していく。
終に、落下ポイントに差し掛かる。後は魔法を発動させるだけ。俺は目を瞑る。
(まだだ……感じろ。魔物の足音、気配……焦るな。ベストを狙え……)
そこで魔物が現れた。同時に俺は叫んだ。
「ぐぁぁあああ!? ま、魔力が暴走する!?」
数人がこちらを見た。ここで発動させる。炎、風、光、闇属性を合させた特別な魔法である。
(《偽装演出》!?)
俺から怪しげな光が発せられた。同時にそよ風も使い地面が無い方へ、不自然に大きく跳躍する。
すると、それに気が付いた数人が超反応で俺へと接近しようと踏ん張る。何故近づけないかには理由がある。
(無駄だっ。俺を中心に四方八方に発生する強力な風。それが向かい風となり、君たちをこちらに寄せ付けない!?)
そして、あと数秒で俺は爆発する。
(だが、位置指定!? 俺は爆発では死なない。爆発を受ける前に崖の下へと空間転移するからだッ)
その時、数人の風使いが俺の風を相殺し始める。恐ろしい判断力だ。そして、聖剣の乙女が俺の方へと飛んだ。
(馬鹿な!? 死ぬ気か!?)
幾ら彼女でも後五メートルは足りない。それは彼等の身体能力や妨害を考慮した距離。
普通ならこちら側に来ずに諦めるはずだった。しかし、彼女はあと数十センチという位置まで来ていた。強い瞳。限界を超えようとする強い意思を感じた。
このままでは彼女は爆発に巻き込まれるばかりか、落下する。
(駄目だ。君は死ぬべきじゃない。強く正しい英雄になるべきだ)
俺は四方八方に放出している風を一点に集めた。そのまま彼女の方へと収束させ、追い返す。この操作こそ特訓の成果。
「きゃっ!?」
彼女は元の場所へと帰った。それでも俺を助けようとするが、他の者たちに無理やり止められる。そして、俺は最後に大切な一言を叫ぶ。
「九重ーーーーーっ!!」
俺が自爆する寸前、九重はかなり遠くにいた。自慢の鈍器で何度も魔物を殴打し、ひたすらに狩っていた。実に楽しそうだった。
(あ……こっちに気付いて無い……)
時間が来た。俺は空中で盛大に爆発した。さらに死角へと空間転移する。偽装の魔法は成功した。しかし、茂みの中でぐったりとしていた。
息切れだ。頭もクラクラする。嫌な汗が出て来る。まるで動けない。力が入らない。
これがこの魔法の疵瑕条件だ。その代わり、途轍もない性能を見せてくれた。
(これは中々きつな……ハハ……予想外……)
【崖の上】
大爆発を目撃した者たちは地に手をついて伏していた。地面にポタポタと水が滴る。
「守れなかった……」
「くそぉ!? 何でぇ!?」
「彼……最後は私を守ろうと……ぅぅ……」
九重たちが魔物を倒し終えると近づいて来た。
「どうした?」
「……鈴本が……死んだ……」
彼等の嗚咽が交差する中、九重は眼を細める。
(誰だぁそいつ?)
残念ながら、彼等は名前を間違えて覚えていた。
「魔力の暴走で……くそッ」
取り合えず九重は慰めの声をかけた。
「お前等のせいじゃねぇ……まあなんだ。そいつの分まで頑張ってやれ」
「ああ……俺は自分を許せない……もっと強くなるんだ。今度は誰も死なせないために……ッ」
そこで、男子の山田が言う。
「魔力ってやつは暴走すると爆発するものなのか?」
教官が少し考えた後にそれに答える。
「魔素を込め過ぎると魔法が暴発する事もある……魔力はむしろそれを抑え込むことが出来る」
「ほう、魔導師がそれを魔力の暴走と口走った……怪しいな……そいつは前回も崖に落下しそうになっていた奴だろ?」
泣いている男たちが鈴木を庇う。
「お前は【パクリ王】っ」
「彼は最弱だぞ。うっかり落ちかけても何の不自然さは無い!」
「仮に何か企んでいたとしても、ここまでして何が得られるのか……それに緊急時だったんだ。言い間違えもあるだろう……」
怪しいと声を上げた男は小さくパクリ言うな、と切れぎみに呟いていた。教官は引っかかっていたことがあった。そして、その違和感に気が付いてそれを口にする。
「しかし……あれほどの暴発……かなりの魔素量を有していることになる。彼は本当に最弱なのだろうか?」
それには誰も答える事が出来なかった。そもそも半数近くの人は彼の爆破を見ていない。
誰が爆ぜたのだろうと疑問に思っていたが、全員知ってるだろうの雰囲気だったので、とても言い出しにくかった。
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