機械仕掛けな僕等の世界

奏響_(:3」∠)_

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黄色い少女の独り言

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ここは研究所。

ガラクタの山の片隅に地味ぃに建ってる、キィ達の住処。

今はガラクタの山になってるけど大昔は普通に家があったみたいで。

数十年前までは病院と研究所と食堂だけは残ってた建物で機能してたらしい。

ここ数年は医者も研究者もいなくてただの廃墟になっていた。

食堂だけが、ガラクタの山出身の冒険者の集会所みたいになってて、食べ物を分けてくれたりする。


でも実は研究者、いるんだよね。

前研究者の息子、シロくん。

シロくんは天才だ。

ガラクタの山から使えるものを見つけ出し、いろんなものを作ることができる。


 たとえば、そう……キィの脚、とか。


研究所に住んでるのは数日前に新しく住むことになった緑色ちゃんを含めて5人。

キィとキィより年下のくせに生意気なアカ、新参者の緑色ちゃん、研究者のシロくんとその双子の弟、クロちゃん。

あれ、弟? 妹? ……まあ、生物学的には、弟。

見た目は女の子だけど。


キィ達はシロくんのお手伝いをしてるの。

 みんな、シロくんに助けられたから。

毎日、山に機械の材料になるものを探しに行く。

この世界では魔法が絶対で、科学なんて廃れてしまったって思われてるみたいだけど。

でもここに住んでた人達はずっと科学の力で魔法に勝てる未来を夢見てたの。

シロくんはそんなお父さん達の研究を引き継いで、魔力がなくても魔法が作れる装置を開発中。

それができれば魔力がないからって捨てられる子どもはいなくなるはずだから。


今までの研究で魔力マソ、つまり魔力のもとは空気中にも含まれてることがわかったの。

それを体内で加工して魔法にするんだって。

加工前の魔素は体内に取り込んでも害はない。

敵にダメージを与えるのはあくまで加工後の魔力なんだって。

だから、空気中の魔素を魔法に変換する装置を開発してるみたい。

キィも魔力ないから早く完成してほしいなーって願ってる。

シロくんがくれたこの脚も相当な威力があるから体術でも結構強いんだけどねっ! (どやぁ)


ここで怪我して両脚を失ったキィに脚をくれたのがシロくん。

弟のクロちゃんにも腕を作ってあげたんだよ、優しいよね。

だからキィはシロくんがだーいすきですっ! なんて(笑)


将来はこのメンバーでPT組んで冒険に出られたらいいな……。




「キィ! 腹減った、飯!」

「わかった、今行くね、クロちゃんっ!」

「クロちゃんって呼ぶなああああ」

「えー、いいじゃーんクロちゃん! 可愛いよ(笑)」

「全っ然可愛くねぇし可愛さなんて求めてねぇよ!!」

「えーっ、じゃあなんでそんな格好して髪伸ばしてんのさー。」

「……秘密!!」

「えぇーっ」

ここは今日も平和です(`・ω・´)




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