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5章 等比的に増加するバグと、とうとう世界に現れた崩壊の兆し
ゲームでは描かれていなかったこの国を取り巻く状況
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セバスチアンの、何か隠すべきことなのでしょうかと尋ねる瞳を見ると、私の正体はすでに気づかれているのだろう。
けれども私の今世の記憶でも前世のゲームの知識でも、ウォルターはわんこ系ポンコツ天然だったはず。
それと相反する事実が目の前にある。セバスチアンが広げる地図に予定されている建築予定を眺めると、それはとても合理的な開発予想図だった。『幻想迷宮グローリーフィア』でお手本といわれるほどの都市設計。
やろうと思っても普通はこんなにうまくはいかない。
「どうやってるの? こんなに一度に土地が売りに出るはずがないでしょう?」
「そりゃぁもう『俺は王様の子どもだぞ!』ですよ」
「王様の子ども?」
「えぇ。廃嫡されましたから王子ではありませんが、現王のお子様であられることにはかわりはありませんからね。それになにより王家でなくても伯爵家であることには間違いありません。農民は混乱して、適切な対価か代替地が提示されると逆らえなくなってしまいます。確かに程よくイカレられて、いえ、失礼」
セバスチアンは実に愉快そうにくくくと笑った。
そのセバスチアンの語るウォルターの姿はやはり、私の記憶ともゲームの姿とも全く違っていた。ウォルターに一体何があったんだろう。私がエンディングを拒否したせいで最も大きなバグが発生するのであれば、その影響を1番に受けるのはエンディング相手のウォルターのはずだ。それが王国の発展に都合よく繋がっている……のかもしれない。
その後は以前より人通りが増えた大通りをまたいでトンカンと金槌の盛んな職人街を見回りながらアレグリット商会を訪れた。
「よう、武器はまだできてねぇよ」
「ええ、もちろん。他の武器や防具も見せていただこうと思って」
「そうかい。でも今日は店長いねぇからなぁ。特殊なやつは俺はわかんねぇぞ」
「ダンジョンですか?」
「多分な。つぅか店長はめったに店にはいねぇんだ」
アレグリット商会を見回ると、ダンジョンから産出される鉱石や皮革などの資源で開発されるゲームでいうところの技術ツリー上に発生する装備と、それとは異なる変わったものがたくさんあった。たくさんの小さな刃や道具のついたマルチツール、つまり万能ナイフ。それから小さな筒に詰められた発火材、つまり火炎瓶のようなものや煙幕弾のようなもの。それはファンタジーの世界ではなく、寧ろ私の前世に繋がるようなもの。
何故こんなものがここに? 思わず手を取る。
「んあ、嬢ちゃん、それはダンジョンでは使えねぇよ」
「そうなんですか?」
「ああ、そいつは純粋物理具だ。魔法の力を使うわけじゃねぇ。だからこの領域なら誰でもどこでも使えるが、そいつの作り出すものは魔法みたいに消えたりせずにそこに残るんだ。嬢ちゃんもオープンフィールドじゃないと火なんて炊いたりしないだろ?」
そういえばダンジョンに潜る前、ギルド職員から普通のダンジョンフィールドでは決して火を炊いてはならない、ダンジョンの作用で死毒が発生するからと口を酸っぱく注意された。だからダンジョンに持ち込める明かりは魔法のカンテラなんかの魔法の明かりだけ。
狭い空間で火を炊くと一酸化炭素中毒になる、という前世の知識から違和感はなかったのだけど、これもゲームのチュートリアルになかった情報。
だから改めて目を向けてはいなかったけれど、ゲームには存在しないけれどもそもそもこの世界にはこのようなものがあったのかもしれない。歯ブラシや石鹸なんかの日常品が売られているのと同様に。
「純粋物理具、ですか?」
「そうだ。嬢ちゃんは知らねぇか。この領域の外にも色々な領域があってな。魔法が使えない領域もある。そういうところで使われるものだ。まぁこの領域では普通に魔法が使えるからこんなものを買う奴はあまりいないんだけどよ、店長がものは試しと置いたんだよ。店長は吟遊詩人だからそんな領域にもいたことがあるのかもしんねぇな。その燃えるやつは使い切りだからそんなでもねえが、その他の道具は意外と買ってくやつがいる。魔道具は魔力や魔石なんかの燃料がないとそもそも使えんが、純粋物理具なら使うのに魔力や魔石がいらねぇからな。それでそっちの道具は店長の伝手の別の職人が別の工房でつくったのを置いてる」
「そういえばここはお店には職人さんがいるのね」
「おおよ、直しの依頼もあるからな。せっかく作ったのに雑に使われちゃ溜まったもんじゃねぇ。俺の打った武器はまだ俺にしか直せねぇ。俺は住み込みってことで働いてるし別に隠すものもねぇが、特殊なものは他所で工房をたてて作ってるって聞いてるよ」
他の領域。
この国以外にも国があるのか。
当然といえば当然で。そういえばアレクはキウェリアという国の出身と言っていた。ゲームではバーヴァイア王国だったはず。ソルはこの国ではないどこかの賢者の塔からやってきた。そして賢者の塔というのは複数あるようだ。
これまで考えていなかったこの世界の姿と広がり。ゲームの『幻想迷宮グローリーフィア』で出てくる世界はエスターライヒ王国だけだった。『その他の国』という存在はそれぞれの登場人物のプロフィールでチラと示されるだけの場所や、いくつかのトゥルーエンドで訪れることになるどこにあるのかもわからない一枚絵くらいしかなかった。
ここはゲームではない、とすると当然ながらエスターライヒ以外の国もあるはずだ。
「他の国というのはたくさんあるの?」
「そりゃぁもちろんさ。まあ普通の人間は生まれた場所を動いたりしねぇからな。俺はこの領域の外からやってきたんだよ。たくさんの海を渡ってな。ドワーフってのはまぁ美味い酒があるっていう噂につられて海と領域を渡るものなのさ」
「海?」
「おお? そりゃそうだ。このマギカ・フェルムは大きな島だからな。やって来るには海を渡らないと」
当然のような返事に混乱する。
マギカ・フェルム? 大きな島?
けれどもたしかに、今世の私は小さい頃に世界の形を学んだことをぼんやりと思い出した。
そうだ。ここは大きな島。そしてエスターライヒ王国はこの大きな島の南に位置する国。それほど大きくは、ない。その周りはどうだったっけ。そういえば確かにいくつか国があったはず。その名前は上手く思い出せない。考えようとすると頭が少しふわふわする。
けれども一つだけ思い出した。この国が存在する領域の名前。
それが『泥濘とカミツレ』。
けれども私の今世の記憶でも前世のゲームの知識でも、ウォルターはわんこ系ポンコツ天然だったはず。
それと相反する事実が目の前にある。セバスチアンが広げる地図に予定されている建築予定を眺めると、それはとても合理的な開発予想図だった。『幻想迷宮グローリーフィア』でお手本といわれるほどの都市設計。
やろうと思っても普通はこんなにうまくはいかない。
「どうやってるの? こんなに一度に土地が売りに出るはずがないでしょう?」
「そりゃぁもう『俺は王様の子どもだぞ!』ですよ」
「王様の子ども?」
「えぇ。廃嫡されましたから王子ではありませんが、現王のお子様であられることにはかわりはありませんからね。それになにより王家でなくても伯爵家であることには間違いありません。農民は混乱して、適切な対価か代替地が提示されると逆らえなくなってしまいます。確かに程よくイカレられて、いえ、失礼」
セバスチアンは実に愉快そうにくくくと笑った。
そのセバスチアンの語るウォルターの姿はやはり、私の記憶ともゲームの姿とも全く違っていた。ウォルターに一体何があったんだろう。私がエンディングを拒否したせいで最も大きなバグが発生するのであれば、その影響を1番に受けるのはエンディング相手のウォルターのはずだ。それが王国の発展に都合よく繋がっている……のかもしれない。
その後は以前より人通りが増えた大通りをまたいでトンカンと金槌の盛んな職人街を見回りながらアレグリット商会を訪れた。
「よう、武器はまだできてねぇよ」
「ええ、もちろん。他の武器や防具も見せていただこうと思って」
「そうかい。でも今日は店長いねぇからなぁ。特殊なやつは俺はわかんねぇぞ」
「ダンジョンですか?」
「多分な。つぅか店長はめったに店にはいねぇんだ」
アレグリット商会を見回ると、ダンジョンから産出される鉱石や皮革などの資源で開発されるゲームでいうところの技術ツリー上に発生する装備と、それとは異なる変わったものがたくさんあった。たくさんの小さな刃や道具のついたマルチツール、つまり万能ナイフ。それから小さな筒に詰められた発火材、つまり火炎瓶のようなものや煙幕弾のようなもの。それはファンタジーの世界ではなく、寧ろ私の前世に繋がるようなもの。
何故こんなものがここに? 思わず手を取る。
「んあ、嬢ちゃん、それはダンジョンでは使えねぇよ」
「そうなんですか?」
「ああ、そいつは純粋物理具だ。魔法の力を使うわけじゃねぇ。だからこの領域なら誰でもどこでも使えるが、そいつの作り出すものは魔法みたいに消えたりせずにそこに残るんだ。嬢ちゃんもオープンフィールドじゃないと火なんて炊いたりしないだろ?」
そういえばダンジョンに潜る前、ギルド職員から普通のダンジョンフィールドでは決して火を炊いてはならない、ダンジョンの作用で死毒が発生するからと口を酸っぱく注意された。だからダンジョンに持ち込める明かりは魔法のカンテラなんかの魔法の明かりだけ。
狭い空間で火を炊くと一酸化炭素中毒になる、という前世の知識から違和感はなかったのだけど、これもゲームのチュートリアルになかった情報。
だから改めて目を向けてはいなかったけれど、ゲームには存在しないけれどもそもそもこの世界にはこのようなものがあったのかもしれない。歯ブラシや石鹸なんかの日常品が売られているのと同様に。
「純粋物理具、ですか?」
「そうだ。嬢ちゃんは知らねぇか。この領域の外にも色々な領域があってな。魔法が使えない領域もある。そういうところで使われるものだ。まぁこの領域では普通に魔法が使えるからこんなものを買う奴はあまりいないんだけどよ、店長がものは試しと置いたんだよ。店長は吟遊詩人だからそんな領域にもいたことがあるのかもしんねぇな。その燃えるやつは使い切りだからそんなでもねえが、その他の道具は意外と買ってくやつがいる。魔道具は魔力や魔石なんかの燃料がないとそもそも使えんが、純粋物理具なら使うのに魔力や魔石がいらねぇからな。それでそっちの道具は店長の伝手の別の職人が別の工房でつくったのを置いてる」
「そういえばここはお店には職人さんがいるのね」
「おおよ、直しの依頼もあるからな。せっかく作ったのに雑に使われちゃ溜まったもんじゃねぇ。俺の打った武器はまだ俺にしか直せねぇ。俺は住み込みってことで働いてるし別に隠すものもねぇが、特殊なものは他所で工房をたてて作ってるって聞いてるよ」
他の領域。
この国以外にも国があるのか。
当然といえば当然で。そういえばアレクはキウェリアという国の出身と言っていた。ゲームではバーヴァイア王国だったはず。ソルはこの国ではないどこかの賢者の塔からやってきた。そして賢者の塔というのは複数あるようだ。
これまで考えていなかったこの世界の姿と広がり。ゲームの『幻想迷宮グローリーフィア』で出てくる世界はエスターライヒ王国だけだった。『その他の国』という存在はそれぞれの登場人物のプロフィールでチラと示されるだけの場所や、いくつかのトゥルーエンドで訪れることになるどこにあるのかもわからない一枚絵くらいしかなかった。
ここはゲームではない、とすると当然ながらエスターライヒ以外の国もあるはずだ。
「他の国というのはたくさんあるの?」
「そりゃぁもちろんさ。まあ普通の人間は生まれた場所を動いたりしねぇからな。俺はこの領域の外からやってきたんだよ。たくさんの海を渡ってな。ドワーフってのはまぁ美味い酒があるっていう噂につられて海と領域を渡るものなのさ」
「海?」
「おお? そりゃそうだ。このマギカ・フェルムは大きな島だからな。やって来るには海を渡らないと」
当然のような返事に混乱する。
マギカ・フェルム? 大きな島?
けれどもたしかに、今世の私は小さい頃に世界の形を学んだことをぼんやりと思い出した。
そうだ。ここは大きな島。そしてエスターライヒ王国はこの大きな島の南に位置する国。それほど大きくは、ない。その周りはどうだったっけ。そういえば確かにいくつか国があったはず。その名前は上手く思い出せない。考えようとすると頭が少しふわふわする。
けれども一つだけ思い出した。この国が存在する領域の名前。
それが『泥濘とカミツレ』。
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