旅と春風と辞書

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旅と春風と辞書

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 クゥエス・コンクラーヴェの窓際の席には今日もきらきらと光が降り注いでいた。
 春にしては少し寒い朝。けれどもこのカフェはそれなりに賑わっている。モーニングセットはどれも1000円を超えるのに、その中身が絶品だからだ。ちょっとした贅沢をしたい時と、テスト前なんかで気合をいれるときに来ることにしている。
 目の前のエッグベネディクトに上のフレッシュサーモンとディルの香り、それからちょうど良くとろけたポーチドエッグと濃厚だけれど主張しすぎないオンディーヌソースが絶妙なハーモニーを醸し出している。それに芳しき珈琲と素晴らしい配合のヴィネガードレッシングのサラダ。

 贅沢な朝。
 一通り食べ終えてスマホを開く。そして辞書アプリを開いて、編集履歴を覗く。そして【告白】の項目を開く。ふぅ、と一つ、ほろ苦い珈琲と同じ温度のため息をついた。
 やはり同じ。格言が一つ追加されていた。

『一度も愛したことがないよりは、愛して失った方が、どれほどましなことか。(Alfred, Lord Tennyson)』

 テニスンを検索すると、ヴィクトリア朝時代のイギリスの詩人、らしい。そしてこの格言自体も、実在する本物だ。だから削除するべきじゃない。

 最近の懸案はこれだ。
 このDicsという辞書アプリは大学の文芸サークルの先輩方が作ったアプリ。
 この普通の辞書とはちょっと違い、小説を書く時に使えそうな言い回しを代々のメンバーが登録してきた。そして先代への恩返しとして次の代が管理して新しい言葉を追加することになっている。今の代は三年生になったばかりの私が担当。
 だからこんな例文が増えることはとても歓迎すべきこと。

『愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんて、構える必要はない。きみの体全体が愛の告白なのだ。(岡本太郎)』

 【告白】で一番最初に登録されたのはこの言葉だった。それが大体3ヶ月弱前。
 けれどもそこから、【告白】の項目の異常は増大していった。
 他の単語はせいぜい、1~3個くらいの格言しか並んでいないのに、【告白】だけもう80個を超えている。それも1日1つずつ増え続けている。
 他の単語とのバランスをみて削除するべきかとか、けれどもあるにこしたことはないから残しておくべきかとか、サークルでも少し話題になっていた。
「ねぇ、本当に誰も心当たりはないの?」
「ないよ、ねえ実森みもり、やっぱりユーザーの履歴からはわからないの?」
「ユーザー登録していないからね」
 何度も確かめた。サークルのメンバーならユーザー登録をして気軽に追加しているけれど、【告白】の追加者はいつもanonymous匿名。つまりデフォルトの名前で、それが誰だかはわからない。けれども追加時間もだいたい固定だし、同じ人物だろうなとは思う。
「【告白】のところだけ編集できないようにすれば?」
「どういう理由で?」
 それも考えたけれど、辞書の用例の追加自体は歓迎すべきことなのだ。
 ただ、その量が多すぎて、少し気持ちが悪いだけで。
 ずらっと並んだ【告白】に関する用例を眺める。それは確かに告白に関連する格言をひいたもので、それぞれは流麗で美しい言葉ではあるものの、この「かくしていた心の中を、打ち明けること」という単純な語彙の説明の下に兵隊が並ぶが如く一列に大量の並べてたてられてしまうと、一種異様なというか、一抹の圧迫感というか、そんなものを感じてしまう。プレッシャー?
 だから結局前回のサークルの打ち合わせで議題にはのぼったけれど、結局保留にして次の回が開かれる、を繰り返していた。そしてそれがもうすぐ3回目。

 告白。告白か。
 私には好きな人がいる。だから余計に、その言葉たちが突き刺さる。
 たくさんの言葉をながめ見て、結局はこれらは過去を振り返る言葉か未来を思うものなのだなと気がついた。

『チャンスが二度も扉をたたくと思うな。(Nicolas Chamfort)』
『後悔はやってしまったことにするものじゃなくて、やらなかったことにするものよ。だから私はチャンスがきたら必ずトライするの。(Cameron Diaz)』

 どれもこれも、告白の効果に関するもので、告白をするかっていう悩み自体を示す言葉はない。この不安定でぐらぐらとする気持ちを後押しはしてくれそうだけれど、この気持自体に名前を付けるものではなさそうだ。
 まあ、それはそう。
 告白というのは一瞬で、そしてその一瞬で全てを未来か過去に振り分けるものなのだろうから。
 先々週のサークルの新人歓迎会を思い浮かべた。

「へぇ、実森先輩は橋が好きなんだ。変わってますね」
 変わってますね、か。私はその時、話題選びを間違ったと思った。
「まぁ、なんていうかな。谷とか川とか海の間とか、別々にわかれちゃった世界を繋いでるのってなんか、その」
 柴垣くんは1つ下の新2年生だ。
 少し酔っ払った私は自分の口が回り続けるのを止めることができなかった。
 私は確かに橋が好きで、そこにロマンを感じるものの、客観的には自分でも変な趣味だと思っていた。そして大抵この話題に突っ込みすぎると引かれてしまうこともわかっていた。でも酔っ払った自分は柴垣しばがき君との会話を途切れさせることの方が嫌だった。
 柴垣くんはかっこいい。いや、容姿もかっこいいけれど、なんだか透き通っている。私がよく知る中高一貫校で慣れきった、どこか雑な男子たちとは違って、なんていうのかな、何かの境界線上に経っているような、少しの危うさといつも遠くを見ているようなその視線が、なんだかかっこよかった。
 私はこのサークルで小説を書いている。けれどもそれは、多分この現実から逃避するためなんだ。主人公が私のかわりに、私にできない様々な冒険や探検や恋愛をする話。
 けれども柴垣君は多分、そんなこととは全然関係なくて、純粋に新しい世界を作り出している。その世界と現実の間のフラットな境界線上に生きている、そんな感じがした。そうか、柴垣君自体が2つの世界をつなぐ橋なのかもしれない。
 とても不確かな人で、そこに惹かれている、んだと思う。

「橋かぁ。俺が生まれたのは愛媛なんですよ。しまなみ海道が通ってる」
「いいな。一度行ってみたいと思ってるんだけど、なかなかね」
「何何? 実森先輩と柴垣、旅行の計画でもたててんの?」
 そこに丁度声をかけてきたのは柴垣くんの多分親友の岡部おかべ君だった。
「違うよ。先輩が橋が好きっていうから話してただけ」
「ああ、そういや香川だっけ?」
「違うってば、愛媛だよ」
「へぇ、俺も行ったことないや。行っていい? てか行こうぜ。ゴールデンウィークとか。俺も彼女連れてく」
 岡部君の彼女も同じサークルの新2年で、少し離れた席で飲んでいた。
「お前ね。俺はお前らに挟まれてどうしたらいいのさ」
「実森先輩も一緒にいけばいじゃん? 橋好きなんでしょ?」
「え?」
 酔っ払った私はその唐突な呼びかけに、何故だかOKを出してしまった。
 そして岡部君はその場でレンタカーと宿の予約をとってしまった。
「え? 駄目なんすか? もう直近だから、先輩の分キャンセル料出ますよ?」
 翌日岡部君に申し出てみたけれど、なんだか全てが後の祭りだ。
「まあいいんじゃないすか? 橋好きなんでしょ?」
「それは、まぁ」
「あ、勿論部屋は男女別でとりましたよ」
「いや、それはまあ一緒にされても困るけど」
 結局のところ、私と柴垣君との間にかけられてしまったこの橋を、とりあえずは渡ってみようかという程度の勇気、というより恋の惰性が私の四国行きを決定づけてしまった。

 結局、連休というのはすぐにやってきた。
 私は【時間】の項目に『光陰矢の如し(李益)』を追加する。
 そうして【告白】の項目を見れば、やはりその日も追加されていた。

『てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。(太宰治)』

 その言葉にドキリとした。
 振られるのが怖い。つまりそういうこと。やっぱり柴垣くんは同じサークルだし、振られてしまって関係が悪くなってしまったら、それは嫌だし。でもそれ以上に私は振られるのは嫌だった。

『愛して勝ち取るのが一番よい。その次によいのは愛して敗れること。(William Makepeace Thackeray)』

 これは旅行の前日に追加された格言。
 その只中にある私には、告白という行為がこのもやもやとした気持ちの一区切りにはなることはわかっていても、よしとは決して思えなかった。
「実森先輩、おはようございます」
「ええ。おはよう、柴垣君」
 愛媛に親戚がいるらしく、柴垣君は先発して、私たちを愛媛空港で待っていた。広々とした高いガラス窓を背に、柴垣くんはさながら雲に浮くようだ。
「空港にポンジュースが出る蛇口があるんですよ」
「え、まじで? どこよそれ」
 愛媛は少しだけ温かい。
 運転は柴垣君で、岡部君たちがさっさと後部座席に乗ってしまったものだから、私は流れ的に助手席に座る。その席はふかりと柔らかい。
 最初に道後温泉によってランチに鯛めしを食べ、午後はしまなみ海道を進む。
 しまなみ海道はいくつかの島を渡る自動車道路で、穏やかな波間に諸島が浮かんでいる。青と緑の艶やかな景色を車窓から、時には運転している柴垣君ごしに眺めた。旅行というのは何か特別で、波間に光が反射して眩しかった。
 いくつかの観光地とご当地ソフトクリームに舌鼓をうち、広島の尾道にたどり着いて予定通り一泊する。いわゆる素泊まり民宿。夕飯は尾道ラーメンを食べに行く。醤油ベースに背脂が浮いた透き通ったスープ。
「ねぇ、岡部君と上島うえしまさんって高校の頃からつきあってたの?」
「そうっすよ。地元が同じなんで」
 上島さんはいかにも文芸という感じの子だ。そう考えれば岡部君はスポーツ系のサークルが向きそうなタイプで不思議だったのだけれど、上島さんが入るというからうちのサークルに入ったらしい。他にテニサーにも入っているという。
「この人、よくテニサーの合コンにも行ってるんですよ」
「行くけどナンパしたりしねぇし」
 笑い合う2人の仲はとてもよさそうだ。私はどうだろう。酷く緊張していた。隣に柴垣君が座っているからだと思う。そして安易に隣を振り向くのも緊張するから、もっぱら正面の岡部君と上島さんとばかり話していた。だから告白、その機会はますます遠ざかる。でも2人になるタイミングもない。
 だから意を決して隣を振り返ると目が合った。
「柴垣君も同じ高校だったんでしょう?」
「そうですよ。だいたいいつもつるんでて」
 私の知らない柴垣君の話。柴垣君は高校の時は帰宅部だったらしい。

 翌日は岡山から瀬戸大橋を渡った。しまなみ海道は蛇行しつつ柔らかく各島をつなげていたけれど、瀬戸大橋はほぼ直線的に各島に架橋され、力強く岡山と香川を繋いでいる。瀬戸の海はやはり穏やかで、遠くの島々が薄い青に霞んでいた。
 到着して坂出の町から眺めあげると、魔法のように巨大な橋脚がそびえ立っていた。
「先輩、写真でもとります」
「いいの?」
「せっかくですし」
 柴垣君がスマホを構え、私を後押しするように背中から吹いてきた風が髪の毛を吹き飛ばす。見れば岡部君と上島さんは少し離れたところで同じように自撮り棒でスマホを構えていた。今なら告白できる、のかな。この強そうな橋が力をくれそうだ。
 見上げた橋は堂々と大きく、黒い影で明るい空を切り取っている。

『恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意志だと思う。(太宰治)』

 今朝追加された言葉。
 チャンスではなく意思。告白する機会。それを決めるのは私の意思。
「先輩、もうちょっと笑って」
「おい柴垣、次は俺たち撮れよ。風が強くて自撮り棒じゃうまく撮れねえ」
「わかったよ、ちょっと待って」
 にこりと表情を形作るようには、私の意思うまく形にならなかった。
「先輩と柴垣のも撮るからさ」
 今日は随分急ぎ足で、香川でうどん屋を何店かはしごして夕飯に徳島ラーメンを食べて鳴門大橋を兵庫までわたり、関空から戻る予定だ。
 移動距離を考えれば結構な弾丸ツアー。
 だから結局慌ただしくて、やっぱり機会は失われてしまう。
 鳴門大橋の展望台からは、眼下にぐるぐると巻く渦は、暮れなずむ光を受けてところどころ暗く不思議な色合いを世界に撒き散らしていた。
「それにしても俺ら、麺ばっか食ってんな」
「美味しいし安いからいいんじゃない? それより上島さん、ずっと車だけど楽しめた?」
「私、麺類好きなんですよ。普通の旅行って観光地行かないとだめじゃないですか。大満足です」
 確かに後部座席からはずっと楽しそうな会話が広がっていた。私は時折柴垣君に話しかけるくらいで、あまり会話は成立しなかった。何を話していいのか、よくわからなかった。柴垣君も私に特別には話しかけてこなかった。つまりこの橋は、きっと渡り切る程近くはないんだ。
 鳴門大橋を渡るころは世界は不思議に藍色で、小さな星が瞬いていた。関空についてレンタカーを返す時はもう真っ暗。みんなで飛行機に乗って、空港についたらあとは三々五々に解散。
 結局私はこの嵐のような旅行の最中、告白する機会なんてなかった。いや、あったけれど、結局できなかった。よく考えれば格言というのは、当然のことは書きやしない。だからきっと、そううまくはいかない。
 だからきっと最後に浮かべた笑顔はきれいに形作られたはず。

「先輩、レンタカーに忘れ物があったって連絡があって、うちに送ってもらいました。先輩のだと思います」
 柴垣君からその電話があったのがつい昨日の夕方だ。
 形を聞けば、尾道で買った小さなキーホルダ。確かに私のだと思う。だから今日、このクウェス・コンクラーヴェで待ち合わせをしていた。そうしてピコンと通知が届いた。

『待っていてはだめだ。完璧な好機など永遠に来ない。(Oliver Napoleon Hill)』

 一日に二度登録されるのは初めてかもしれない。
 この毎日送られてくる格言は、私を後押ししている、ような気もする。私はたしかに、旅行の途中で告白できないか考えていた。けれどもできなかった。
 でもやろうと思えばどこでだってできたはずだ。タイミングが悪いとか、そんなことを考えて、けれども本当は何かを待っていたのかもしれない。もっといい、何かを。
「待たせちゃいました?」
「ううん、大丈夫」
 見上げれば柴垣君と目があった。
「朝ごはんはもう食べた? ここ、ちょっと高いけど美味しいの」
「そうなんですね、でもちょっと金欠で、急な旅行だったから」
「あ。ごめんね。私があんなこと言わなきゃ」
「いえ、とても楽しかったです」
 柴垣君はいつもどおり、柔らかく微笑んだ。
「俺は運転好きなんですよ。でも今まで特に目的っていうのもなかったし新鮮でした。食い倒れもね」
「そうなの?」
 それは私にとってとても意外だった。何故なら柴垣君は運転してる時、ほとんど喋らなかったからだ。
「ええ。橋っていうのもなかなか面白かったです。今まであんまり考えたことがなかったけど。いいタイミングでしたね」
 タイミング。
「そうだ」
 柴垣君はカバンからキーホルダーと、それから一枚の写真を机に並べた。
 それは青い空と海、それから瀬戸大橋を背景に柴垣君と一緒に映っている写真。
 そして驚いた。そこに写る自分が、びっくりするほど幸せそうなことに。
「柴垣君。私も旅行楽しかった」
「よかったです」
 だから。付き合って下さい。けれどもその先の言葉がやっぱりうまく形にならない。けど。
「好きです。付き合って下さい」
 予想外の言葉に思わず顔をあげると、柴垣くんと目があった。いつもと同じ柔らかい笑顔だけど、少しだけ目がさまよっていた。
「あの? えっと」
「好きです。結構前から」
「えっと、なんで」
 少なくともそんな素振りはこれまでなかったと思う。旅行中も。
「なんでかはよくわかりません。けれども好きでした。それでこの写真を見て、ようやく決心しました。待っていてはだめだ。完璧な好機なんて永遠に来ないから」
 それは確かに直前に追加された言葉。思わず目を瞬かせる。
「ずっと好きだって言いたいと思ってた。景気づけに最初に格言を追加して、でも言い出せなくって、結局増えすぎてしまった。言い出せなくて、迷惑かけてすみません」
「あの、私も、好きです……」
「よかった」
 柴垣君は一瞬固まって、ホッとするように凄く大きく息を吐き出した。
「本当によかった。凄く不安だった」
 そうして柴垣くんは今までみたことがないような笑顔で、本当に嬉しそうに微笑んだ。そしてまた、ドキリとした。
「次はどの橋を見に行きたいですか? どこへでも運転しますので」

Fin
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