天気輪の丘

ーこの見えない空は果てしない銀河に繋がっている。

僕は目が見えない。だから不完全な月を愛でる十三夜の会の出席は免除されていた。けれども女中の久子は僕の手を引っ張るのだ。月を見に行きましょうと。

全1話。『恒久の月』書籍化記念、発売日まで1日1作短編公開キャンペーン中。5/21の更新。
24h.ポイント 0pt
0
小説 195,380 位 / 195,380件 ライト文芸 7,827 位 / 7,827件

あなたにおすすめの小説

振ったくせに騒々しい

果桃しろくろ
ライト文芸
幼馴染である、翔くんに振られた。 その裏側で、色んなことが起こっていた。

あの夏の日に戻れない

瀬戸森羅
ライト文芸
学生時代を何気なく過ごしてしまったことが、何よりの後悔だった。 心躍る青春を、胸高鳴る恋愛を充実させることができなかった。 そんな後悔ばかりしている生活を送る悠は、やはり現在の生活に納得がいっていなかった。 仕事で疲れ、周りの人間にも認めてはもらえない。 あの時選択を間違えていなければ、僕はもっと充実していたはずなのに。 そんなことばかり考えていた。

夜明けまでにキスをして

しおりの人
ファンタジー
私たちは、曇り空の下、ある森で出会った。 その日から、運命は少しずつ動き出す。

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 だが夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

夜のショッピングセンターのぬいぐるみ冒険記

O.K
ファンタジー
「夜のショッピングセンターのぬいぐるみ冒険記」は、迎えに来るまでゲームセンターで待っていた少年がUFOキャッチャーで大きなぬいぐるみを取ると、そのぬいぐるみが夜になると追いかけてくるという不思議な出来事が起きます。店員や客もぬいぐるみに変身してしまい、少年は彼らと共に冒険をすることになります。彼らは協力して怖い影のぬいぐるみと戦い、勝利を収めます。最終的に、ぬいぐるみたちはただのおもちゃに戻り、少年とぬいぐるみたちは絆を深めながら夜のショッピングセンターでの冒険を楽しんでいきます。

Black Day Black Days

かの翔吾
ライト文芸
 日々積み重ねられる日常。他の誰かから見れば何でもない日常。  何でもない日常の中にも小さな山や谷はある。  濱崎凛から始まる、何でもない一日を少しずつ切り取っただけの、六つの連作短編。  五人の高校生と一人の教師の細やかな苦悩を、青春と言う言葉だけでは片付けたくない。  ミステリー好きの作者が何気なく綴り始めたこの物語の行方は、未だ作者にも見えていません。    

悪役は裏舞台で悶える

果桃しろくろ
ライト文芸
ヒロインの影には、必ずといっていい程いる「悪役」 それ、私がすすんでなってあげます。 だって、ヒロインには幸せになって欲しいから。

はうとゅーえんじょいおぶとろぴかるないと

有箱
大衆娯楽
クーラーが故障し、暑い夜を一晩乗り切らなくてはならなくなった女の子二人のお話。