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第3章 大量不審死事件
少しの覚悟 物質と非物質
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目的の再確認をしよう。
大目的は家の呪いを解くこと。小目的は不審死事件の呪いを解くこと。バイアスの消滅。
仮に橋屋家と同じ構造とすれば、橋屋家の時と同じように死者を家から外に出せばバイアスが消滅するのだろう。だから家は俺に、開口部がリビングにあると教えた。とすれば、何を追い出せばいい?
越谷泰斗はその対象に含まれる気はする。何故なら小籐亜李沙の隣にも中是秋名の隣にも、越谷泰斗はいた。小籐亜李沙と中是秋名の死亡時期は異なる。にもかかわらず両方に存在するということは、この一連の事件に越谷泰斗が長期的に関わっていることを示唆する。それ以前に、これはそもそも不審死なのだろうか。
越谷泰斗は中是秋名を引きずっていた。そして小籐亜李沙は足を折られたという。だからこれは越谷泰斗による連続殺人事件ではないのだろうか。作為を感じる。腐敗すれば死因の解明は困難となる。だから発覚していないだけでは?
けれども今検討すべきは、事件の全容じゃなく、俺が何をしなければならないか、だ。目的はこのバイアスを解くことだから。
越谷泰斗と小藤亜李沙の2人とは、一応は会話が成立した。
けれどもその他は腐乱死体、なんだろう? 腐乱死体を説得?
腐乱死体と会話ができるのだろうか。物理的に脳が正常に動いれいるとは思えない。けれども腐乱死体の幽霊と考えれば、幽霊はそもそも物理的に脳は有していないだろう。
……だんだん自分が何を考えているのかよくわからなくなってきた。
2階の光景を思い出す。
そもそも2人の前に積み重なった死体、からは声が聞こえたが、それは家から出す対象に含まれるのだろうか。
……仮に含まれるとして、ゾンビやスケルトンを家の外に出せるのか。ゾンビやスケルトンを説得できるとは思えない。正直どうしていいのかよくわからないな。
うん? 公理さんが『扉』の中で見た中是秋名は腐乱していたはずだ。動いている腐乱死体と動かず積み重なっている腐乱死体。これは何が違うんだろう。それから『夢』の中で中是秋名は血を流していたらしいから、腐乱していなかったんだろう。
それはそうか。俺は中是秋名が死ぬ直前を願ったんだから。
「ハル、橋屋さんの事件の時はどうだったの」
「家は死んだ人間が同じ日をくり返すと言っていた。それを止めてほしいって。止めた後にみんなをリビングの窓から逃がすんだ」
「何で?」
「何で? 何でかな……。呪いの家から逃げたから、解けたのかもしれない。はっきりとはわからないが、橋屋家の時は逃がしたら終わった」
「ふうん。変なの。そうすると今の事件も逃したら終わるのかな」
「そういう性質の呪いなら、おそらく」
橋屋家と同じものと考えていたが、性質が違う可能性があるわけだ。
そもそも、死んだ日という前提は成り立つんだろうか。18人の死者がいて、全員がそれぞれ死んだ日をくり返している、のだろうか。ああそうか、気になっていた点はそこだ。橋屋のバイアスが消滅した時、すでに死体が腐乱してたことだ。
それぞれが個別に死んだ時を繰り返すならば、死んだ時の姿が保たれるのが道理だろう。ゾンビにはならない。姿が異なるのは解せないな。
やはり今回の呪いと解除の条件について、改めて家に確認する必要がある。この呪いの中心が越谷泰斗かについても、貝田弘江の時とは違って、俺と公理さんで意見が分かれている。
次点で必要なのは解除ルートの確認だろう。
1階のリビングから出られるとしても、1度は現況を確認する必要がある。試して実は開かなかったじゃ元も子もない。今、急いで見る必要はあるのだろうか。目を上げれば、公理さんはじっと俺を見ていた。
最終段階でわかっていればいい。
家は昼に来るのがいいと言っていた。
『スクープOK』には越谷泰斗は20歳とあった。大学生か社会人だろう。昼にはこの家にいないのかもしれない。その時間にあわせて慎重に調査したほうがいい。早く解決はしたいが、危険は冒せない。この家はまさにブラックボックスだ。危険性が計れない。
「調査は明日の昼にしよう」
「俺やるよ?」
「早いに越したことはないけどね」
「だからさ」
「家は夜は危険だと言っていた。だから調査は明日の昼から頼みたい。公理さんにはクラブを調べて欲しいんだ。そっちも必要だろ?」
クラブで柚に関連して行方不明になった者がいるかどうか。その調査は必要だろう。あの家に入る以外で調べられることは少ない。
「でもハルは起きられないとやばいでしょ?」
「目覚ましでなんとかするよ。お互いにやれることをやろう。一つずつな」
「うん」
公理さんは一応はそれで納得したようで、2時には帰ってくると言って出て行った。
出かけ際に、念のためにと言って鍵を1本預かった。
……さて、俺も出かけるか。
時刻は22時40分。ギリギリ北辻に行って終電で帰って来れる時間だろう。
公理さんが何故かやけにやる気を出しているが、素面の公理さんのメンタルはあまり強くはない。無理してるとしか思えない。無茶をして早々に潰れられては困る。だから俺も1人でできることは終わらせてたい。時間を無駄にする気はない。
1人でいる以上、『夢』は見れないし『扉』を覗くのもリスキーだ。だから気になっていたこと、呪いが変わったかどうかを確かめたい。
その方法が1つだけある。直接この目で見ることだ。俺は幽霊は見えない。だから見えるところに行く。
そう思った途端首筋がざわめき始めた。予想通り、だ。
気は進まないが仕方がないな。そもそも最初から気が進まなかったと思い直せば、気は紛れる。
公理さんのマンションは辻切ヒルズの高台にあり、そこを出て駅に向かう。ここから見る世界は未だ明るい。
正面右手に16階建ての辻切ツインタワーがそびえ、そこから左手側に駅ビル、南口の華やかな商業施設と歓楽街に向けてなだらかに光の粒が流れていく。ネオンの煌めき、人の息遣い。この華やかな人いきれは少し苦手だ。
空を見上げても、残念なことに星は夜景に押されてほとんど見えなかった。辻切の夜は寮のある大学近くと違って騒がしい。少しだけため息をついた。
足早に喧騒を通り過ぎ、人の少なくなった電車に乗って最初の駅を降りる。しばらく歩いて見上げたあの家に続く坂道。夜でもわかるあのオーロラのように紫色に歪んだ景色の下に、あの家がある。あの家に近づくつもりはない。あの家が見える角まで行かなければ安全だろう。その少し手前で引き返す。
北辻を降りた時点で首筋の違和感が強まった。最初に来たときより少し反応は強いだろうか。
相変わらず坂道を黒い物が蕩々と滑り落ちて来る。
ただ、以前感じた流れ落ちる闇の間に妙にザワついたものがまじり、ヴヴヴというノイズが響いている。あの家で感じた通りなら、恐らくはこれはあの家で見た蝿なのか。不快だな。家に近づけばノイズが増した。
呪いの性質は変わったのだろうか。
ヤバくなったらすぐ引き返す。そう思ってもう少しだけ坂を上る。家はまだまだ遠い。以前より首筋のざわめきが大きい。歩を進めるとヴヴヴという違和感が強まる。手のひらを見る。夢で見たような黒い粒が手のひらの上を漂い、手のひらの上にひたと乗る。やはり不快だ。
『逃げて』
その瞬間、頭の中で割れるように異音が響き、膝をつく。姿勢が下がり、流れ落ちるノイズと汚泥に囲まれる。
その瞬間、額の古傷が強い警告を発する。
弾かれたように膝を上げた。呪いの性質の変化と自分の勘違いに気付く。
『逃げて』
先ほどとは段違いの殴られるような頭痛が襲う。氷を奥歯で噛み締めるような不協和音がこめかみに響く。黒い粒に少しだけ皮膚を齧られた、ことに驚愕し、一目散に逃げだした。
チカチカと途切れかけそうな意識を奮い立たせる。
ヤバい。この呪いはヤバい。
食われる。俺も。
早くここから離れないと。
チクリとまた表面が齧られた。
見ると下半身が黒い粒に覆われ始めていた。
あの越谷泰斗のように。
『夢』と違い、黒い粒を振り落とすことができない。体に滞留して離れない。ズキリと額の傷の熱が増す。
それでもなんとか全速力で北辻駅に向けて走る。走りすぎて息が切れる。けれどもそんなこと言ってられない。止まれば死ぬ。そんな確かな予感がする。
逃げろ。
嫌だ! 怖い!
早く逃げろ。
もっと早く!
助けて! 誰か!
途中、視線を感じて一瞬目を上げた。久里手柚。けれどもそんなことを気にする余裕は全くなかった。チクリ。柚の脇をすり抜けた時、背中に視線を感じた気がした。そうだスマホ。
「公理さん!? どこにいる。急ぎだ」
「ん? はれ? ハル外?」
「急いでマンションに戻ってほしい、下手踏んだ」
「はぁ? らにやってんの!? ふざけんな!」
タクシーに飛び込みマンションに急ぐ。入り口で公理さんと落ち合って部屋に飛び込み、冷凍庫のジンを煽った。
大目的は家の呪いを解くこと。小目的は不審死事件の呪いを解くこと。バイアスの消滅。
仮に橋屋家と同じ構造とすれば、橋屋家の時と同じように死者を家から外に出せばバイアスが消滅するのだろう。だから家は俺に、開口部がリビングにあると教えた。とすれば、何を追い出せばいい?
越谷泰斗はその対象に含まれる気はする。何故なら小籐亜李沙の隣にも中是秋名の隣にも、越谷泰斗はいた。小籐亜李沙と中是秋名の死亡時期は異なる。にもかかわらず両方に存在するということは、この一連の事件に越谷泰斗が長期的に関わっていることを示唆する。それ以前に、これはそもそも不審死なのだろうか。
越谷泰斗は中是秋名を引きずっていた。そして小籐亜李沙は足を折られたという。だからこれは越谷泰斗による連続殺人事件ではないのだろうか。作為を感じる。腐敗すれば死因の解明は困難となる。だから発覚していないだけでは?
けれども今検討すべきは、事件の全容じゃなく、俺が何をしなければならないか、だ。目的はこのバイアスを解くことだから。
越谷泰斗と小藤亜李沙の2人とは、一応は会話が成立した。
けれどもその他は腐乱死体、なんだろう? 腐乱死体を説得?
腐乱死体と会話ができるのだろうか。物理的に脳が正常に動いれいるとは思えない。けれども腐乱死体の幽霊と考えれば、幽霊はそもそも物理的に脳は有していないだろう。
……だんだん自分が何を考えているのかよくわからなくなってきた。
2階の光景を思い出す。
そもそも2人の前に積み重なった死体、からは声が聞こえたが、それは家から出す対象に含まれるのだろうか。
……仮に含まれるとして、ゾンビやスケルトンを家の外に出せるのか。ゾンビやスケルトンを説得できるとは思えない。正直どうしていいのかよくわからないな。
うん? 公理さんが『扉』の中で見た中是秋名は腐乱していたはずだ。動いている腐乱死体と動かず積み重なっている腐乱死体。これは何が違うんだろう。それから『夢』の中で中是秋名は血を流していたらしいから、腐乱していなかったんだろう。
それはそうか。俺は中是秋名が死ぬ直前を願ったんだから。
「ハル、橋屋さんの事件の時はどうだったの」
「家は死んだ人間が同じ日をくり返すと言っていた。それを止めてほしいって。止めた後にみんなをリビングの窓から逃がすんだ」
「何で?」
「何で? 何でかな……。呪いの家から逃げたから、解けたのかもしれない。はっきりとはわからないが、橋屋家の時は逃がしたら終わった」
「ふうん。変なの。そうすると今の事件も逃したら終わるのかな」
「そういう性質の呪いなら、おそらく」
橋屋家と同じものと考えていたが、性質が違う可能性があるわけだ。
そもそも、死んだ日という前提は成り立つんだろうか。18人の死者がいて、全員がそれぞれ死んだ日をくり返している、のだろうか。ああそうか、気になっていた点はそこだ。橋屋のバイアスが消滅した時、すでに死体が腐乱してたことだ。
それぞれが個別に死んだ時を繰り返すならば、死んだ時の姿が保たれるのが道理だろう。ゾンビにはならない。姿が異なるのは解せないな。
やはり今回の呪いと解除の条件について、改めて家に確認する必要がある。この呪いの中心が越谷泰斗かについても、貝田弘江の時とは違って、俺と公理さんで意見が分かれている。
次点で必要なのは解除ルートの確認だろう。
1階のリビングから出られるとしても、1度は現況を確認する必要がある。試して実は開かなかったじゃ元も子もない。今、急いで見る必要はあるのだろうか。目を上げれば、公理さんはじっと俺を見ていた。
最終段階でわかっていればいい。
家は昼に来るのがいいと言っていた。
『スクープOK』には越谷泰斗は20歳とあった。大学生か社会人だろう。昼にはこの家にいないのかもしれない。その時間にあわせて慎重に調査したほうがいい。早く解決はしたいが、危険は冒せない。この家はまさにブラックボックスだ。危険性が計れない。
「調査は明日の昼にしよう」
「俺やるよ?」
「早いに越したことはないけどね」
「だからさ」
「家は夜は危険だと言っていた。だから調査は明日の昼から頼みたい。公理さんにはクラブを調べて欲しいんだ。そっちも必要だろ?」
クラブで柚に関連して行方不明になった者がいるかどうか。その調査は必要だろう。あの家に入る以外で調べられることは少ない。
「でもハルは起きられないとやばいでしょ?」
「目覚ましでなんとかするよ。お互いにやれることをやろう。一つずつな」
「うん」
公理さんは一応はそれで納得したようで、2時には帰ってくると言って出て行った。
出かけ際に、念のためにと言って鍵を1本預かった。
……さて、俺も出かけるか。
時刻は22時40分。ギリギリ北辻に行って終電で帰って来れる時間だろう。
公理さんが何故かやけにやる気を出しているが、素面の公理さんのメンタルはあまり強くはない。無理してるとしか思えない。無茶をして早々に潰れられては困る。だから俺も1人でできることは終わらせてたい。時間を無駄にする気はない。
1人でいる以上、『夢』は見れないし『扉』を覗くのもリスキーだ。だから気になっていたこと、呪いが変わったかどうかを確かめたい。
その方法が1つだけある。直接この目で見ることだ。俺は幽霊は見えない。だから見えるところに行く。
そう思った途端首筋がざわめき始めた。予想通り、だ。
気は進まないが仕方がないな。そもそも最初から気が進まなかったと思い直せば、気は紛れる。
公理さんのマンションは辻切ヒルズの高台にあり、そこを出て駅に向かう。ここから見る世界は未だ明るい。
正面右手に16階建ての辻切ツインタワーがそびえ、そこから左手側に駅ビル、南口の華やかな商業施設と歓楽街に向けてなだらかに光の粒が流れていく。ネオンの煌めき、人の息遣い。この華やかな人いきれは少し苦手だ。
空を見上げても、残念なことに星は夜景に押されてほとんど見えなかった。辻切の夜は寮のある大学近くと違って騒がしい。少しだけため息をついた。
足早に喧騒を通り過ぎ、人の少なくなった電車に乗って最初の駅を降りる。しばらく歩いて見上げたあの家に続く坂道。夜でもわかるあのオーロラのように紫色に歪んだ景色の下に、あの家がある。あの家に近づくつもりはない。あの家が見える角まで行かなければ安全だろう。その少し手前で引き返す。
北辻を降りた時点で首筋の違和感が強まった。最初に来たときより少し反応は強いだろうか。
相変わらず坂道を黒い物が蕩々と滑り落ちて来る。
ただ、以前感じた流れ落ちる闇の間に妙にザワついたものがまじり、ヴヴヴというノイズが響いている。あの家で感じた通りなら、恐らくはこれはあの家で見た蝿なのか。不快だな。家に近づけばノイズが増した。
呪いの性質は変わったのだろうか。
ヤバくなったらすぐ引き返す。そう思ってもう少しだけ坂を上る。家はまだまだ遠い。以前より首筋のざわめきが大きい。歩を進めるとヴヴヴという違和感が強まる。手のひらを見る。夢で見たような黒い粒が手のひらの上を漂い、手のひらの上にひたと乗る。やはり不快だ。
『逃げて』
その瞬間、頭の中で割れるように異音が響き、膝をつく。姿勢が下がり、流れ落ちるノイズと汚泥に囲まれる。
その瞬間、額の古傷が強い警告を発する。
弾かれたように膝を上げた。呪いの性質の変化と自分の勘違いに気付く。
『逃げて』
先ほどとは段違いの殴られるような頭痛が襲う。氷を奥歯で噛み締めるような不協和音がこめかみに響く。黒い粒に少しだけ皮膚を齧られた、ことに驚愕し、一目散に逃げだした。
チカチカと途切れかけそうな意識を奮い立たせる。
ヤバい。この呪いはヤバい。
食われる。俺も。
早くここから離れないと。
チクリとまた表面が齧られた。
見ると下半身が黒い粒に覆われ始めていた。
あの越谷泰斗のように。
『夢』と違い、黒い粒を振り落とすことができない。体に滞留して離れない。ズキリと額の傷の熱が増す。
それでもなんとか全速力で北辻駅に向けて走る。走りすぎて息が切れる。けれどもそんなこと言ってられない。止まれば死ぬ。そんな確かな予感がする。
逃げろ。
嫌だ! 怖い!
早く逃げろ。
もっと早く!
助けて! 誰か!
途中、視線を感じて一瞬目を上げた。久里手柚。けれどもそんなことを気にする余裕は全くなかった。チクリ。柚の脇をすり抜けた時、背中に視線を感じた気がした。そうだスマホ。
「公理さん!? どこにいる。急ぎだ」
「ん? はれ? ハル外?」
「急いでマンションに戻ってほしい、下手踏んだ」
「はぁ? らにやってんの!? ふざけんな!」
タクシーに飛び込みマンションに急ぐ。入り口で公理さんと落ち合って部屋に飛び込み、冷凍庫のジンを煽った。
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