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おまけ 迎えに行くと言うけれど
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仕事中にスマホがぺぽんと音を立てた。なにかが着信したらしい。
元彼の教訓から仕事中でも何時間かごとに確認するようになって、持ち歩くようになったのだが滅多にならない。
先ほどまで会議をしていて、ちょうど終わったところだった。会議室から自分の席に戻ろうかという移動のタイミング。歩きながらでも通知内容をチラ見してもいいかなと取り出したのが間違いだった。
「……迎えに来るって!?」
スマホを片手に私は思わず言いだしてしまった。
「え? なに?」
と好奇心満載の同僚が言ったが、他に後輩と上司が眼前にいる。どちらも何事かと言いたげに見ていた。
幸いというべきか会議室からはまだ出ていない。出ていないからまだ上司たちがいたのだが、廊下で言いだすよりはマシと思いたい。
「プライベートなので」
「仕事中にそれはダメでしょ」
「仕事中にはメッセージを送ってこないひとから来たので何事かと確認したんですよ……」
「誰から?」
「……婚約者です」
渋々、白状することにした。
なぜか、上司たちがふたたび会議室の椅子に座り、私も座るように促された。
「戻らなくていいんですか?」
「あと十分会議の時間が残ってるよ。
それで、あの大きな怖そうなイケメンがどうしたの」
わくわくしたような同僚の佐々木さん。同い年既婚子持ちでこのブラック企業を生きている。すごいお人だ。仕事はアレだけど金払いはいいから私が大黒柱と言っている。仕事ばかりしてと旦那さんに怒られているらしいので最近、定時退社し始めた。
子供可愛いが子供四六時中はしんどいと最近こぼしている。
「この間からのストーカーの件があって、最寄り駅から家まで送ってくれることになってるんです」
「毎日ですか? 仕事、大丈夫ですか?」
後輩が妙に心配そうに言いだした。
彼は天使様にあったことがあるから気にはなるらしい。
「今、長期休暇中なので」
「本職ボディーガードがついていれば心強いじゃない」
天使様はこちらでの職はボディーガードということになってしまいました。その強面と体格、それから居場所は話ができないということから両親が勘違いしたところから公式採用されました。要人警護なのでまとまった休みの時しか会えないということもおかしくないですし。
「そもそも君一人で撃退できない?」
上司が身もふたもないことを言いだした。まあ、合ってる。
「と思いますけど、せっかくなので仕事帰りにデートしてます。楽しいです」
「……否定してよ」
「犯罪者にならない程度の正当防衛についてはきちんと調べてます。警察には知り合いもいますし」
「ストーカーを物理で撃退できると確信しているあなたたちもどうかと思うのだけど」
「普通に警察にお任せしておいたほうが良くないですか?」
私と上司は顔を見合わせて肩をすくめた。最近なんだか通じ合っている気がしている。
「通報はしましたし、巡回ルートにも入れてもらっているようなので対処はしてますよ。
それはいいんですけど、最近帰りが早くなったじゃないですか」
「そうだねぇ。上からのお達しでホワイトでクリーンな職場をというお題目が来たね。
代わりに朝早い出社とか、休日出勤にまみれてるけど」
毒をさらりと吐く上司。お子さんはもう大きく反抗期後と反抗期中と反抗期前らしい。それなりに大きいから休日に家族の外出もしないため、休日出勤が増加している。代わりに平日のお休みがあるがこれは奥さんとのデートに使うらしい。
「帰りが早いということはあの満員電車に詰め込まれるんですよ」
「ああ、そうだったね。今日もちょっと残業しようかな」
「心折れますよね。あれ」
「俺は順調に残業なんですけど」
「それは期待の新人だからだよ」
後輩よ。それは詭弁だぞと言わなくても白い目で上司を見ていた。独身で若いだけで使い潰してやろうという心持がこの会社にはある。離職しそうなものだけど、ボーナスで釣っている。基本給はそれほどでもないが年に一度三か月分とかくるとやはり頑張ろうと思うらしい。
サービス残業分じゃないかな。それ、とは思っても口にしてはいけない。
「で、満員電車が心配と会社まで迎えに行っていいかというお伺いが……」
「なにが問題なの?」
「がっつりガードしてくれるんですけどね」
皆さんなにが問題なの?と言いたげだ。
安心感の代わりに人としての尊厳が危ぶまれる。という説明はしがたい。今後の社会生活に影響しそうだ。
「夜ごはん食べて帰ろうかな」
まあ、それが昼過ぎの話だった。
そこからなぜか前取り写真の衣装合わせになるとは思ってもみなかったのである。
聞いてみたらたまたま空いていたらしいんだけど、本当かな?
軽食を食べてからそれほど混んでないと言われる経路で店までたどり着く。
あれよあれよという間に着替えさせられているのだから手際が良すぎる。移動中に着たいドレスの選定はしてあったにしてもである。
「藍里はどれもきれいだから困る」
「…………そぉ、ですかぁ」
ドレスというものは着慣れている。ただし前の体で。
しかし、それを褒められるというのは慣れていない。似合わないと元夫に言われたことはある。そのあと採寸しなおされ、オーダーで作ったドレスは袖を通すこともなかった。夜会用のドレスは普段着ではない。
……。
それはそれとして姉様のほっそりとした引き締まった体型にはタイトなドレスが似合い。ちょっと油断してぷにっとしたところもあるんですけど、許容範囲内。と思いますよ。多分。
私のほうは二択まで減らし、天使様の衣装に合わせて決めようというところで問題が起きた。
失念していたのだ。
天使様、大きくて、体格が良いのである。それ自体はとても良いが、一般的日本人離れしている。日本人でもないし、それも仕方ないけれど。
「申し訳ございませんが、取り寄せになります……」
ですよね……。
当の天使様が気まずそう。お店にあったジャケットで一番大きなサイズが入ったんだけど、きつそう。
いまさらながらお店のチョイスを間違えたような気がしてきた。そう言えばパンフレットの男性モデル。意外と細身だった。
もっと大きいのはあるにはあるけど、数点を各店舗で使いまわしているそうだ。そこまで大きい男性というのはやはり少ないらしい。
「日程もそれほど残ってないんですよね……。
いっそ和装にします?」
「それは良いですね。お待ちください」
天使様が同意する前に動かれた。まあ、この件に関しては為すがままであるのは間違いない。なんだかしょんぼりしたように上着を脱いでいた。
「破りそうで怖い」
「一着オーダーしておきましょうか。スーツとかそのあたり一式。
お店に行ってもサイズないですとか言われそうですよ」
「もう少し小さくしておけばよかった。
電車のドアに頭ぶつけないし、つり革がぶつかってくることもなかった」
そう悲し気に言われる。電車に普通の乗ろうとしてぶつかるらしい。額が痛いと嘆いていた。
私と乗るときはそうでもないのは無意識に下を向いているかららしい。
シャツは自前なので小さそうではない。パンツのほうは大きめサイズがそれなりに揃っているらしくきついまではいっていないらしい。ただし、足の長さが微妙に足りてない。
「工夫すればそれなりにとれそうですけど。
撮影の人と相談ですね。写真、送っておきます」
という口実で自分用にも確保する。
「お待たせしました」
ほどなく和装の用意を整えられ、天使さまが攫われていった。どういうことなの?と言いたげな天使様を見送る。おそらく、自分で着替えられると思っていた。着物は初心者向けではない。そのうえ、羽織袴は普通一人で着れない。
「…………ひどい」
戻ってきた天使様はそれはそれは良い出来栄えでした。憔悴したような表情でしたけどね。
「素敵です。結婚してください」
「するけどさ。
なにこのきつい服。拷問?」
「着崩れしないためには仕方ありません。私も着ますし、一緒に耐えましょう」
微妙な表情をされた。
私は無難な白無垢を選び、打ち掛けを羽織るくらいで衣装合わせを終えた。疲れたけれど、良い日だったと帰るところまでは良かった。
残念ながら帰りの電車で爆睡するという失態を犯したのだった。天使様の肩に寄りかかっていたらしい。しかも起こしても起きなかったから抱きかかえられて駅のホームの椅子で目覚めるという。
そのうえ、お詫びの珈琲も断られ速やかに帰宅することになった。
「また明日」
「じゃ、会社まで行くからね? 終わったら連絡して」
「あ、はい?」
……その問題は残ったままだった。
明日の私の理性はどこまで残っているだろうか。
元彼の教訓から仕事中でも何時間かごとに確認するようになって、持ち歩くようになったのだが滅多にならない。
先ほどまで会議をしていて、ちょうど終わったところだった。会議室から自分の席に戻ろうかという移動のタイミング。歩きながらでも通知内容をチラ見してもいいかなと取り出したのが間違いだった。
「……迎えに来るって!?」
スマホを片手に私は思わず言いだしてしまった。
「え? なに?」
と好奇心満載の同僚が言ったが、他に後輩と上司が眼前にいる。どちらも何事かと言いたげに見ていた。
幸いというべきか会議室からはまだ出ていない。出ていないからまだ上司たちがいたのだが、廊下で言いだすよりはマシと思いたい。
「プライベートなので」
「仕事中にそれはダメでしょ」
「仕事中にはメッセージを送ってこないひとから来たので何事かと確認したんですよ……」
「誰から?」
「……婚約者です」
渋々、白状することにした。
なぜか、上司たちがふたたび会議室の椅子に座り、私も座るように促された。
「戻らなくていいんですか?」
「あと十分会議の時間が残ってるよ。
それで、あの大きな怖そうなイケメンがどうしたの」
わくわくしたような同僚の佐々木さん。同い年既婚子持ちでこのブラック企業を生きている。すごいお人だ。仕事はアレだけど金払いはいいから私が大黒柱と言っている。仕事ばかりしてと旦那さんに怒られているらしいので最近、定時退社し始めた。
子供可愛いが子供四六時中はしんどいと最近こぼしている。
「この間からのストーカーの件があって、最寄り駅から家まで送ってくれることになってるんです」
「毎日ですか? 仕事、大丈夫ですか?」
後輩が妙に心配そうに言いだした。
彼は天使様にあったことがあるから気にはなるらしい。
「今、長期休暇中なので」
「本職ボディーガードがついていれば心強いじゃない」
天使様はこちらでの職はボディーガードということになってしまいました。その強面と体格、それから居場所は話ができないということから両親が勘違いしたところから公式採用されました。要人警護なのでまとまった休みの時しか会えないということもおかしくないですし。
「そもそも君一人で撃退できない?」
上司が身もふたもないことを言いだした。まあ、合ってる。
「と思いますけど、せっかくなので仕事帰りにデートしてます。楽しいです」
「……否定してよ」
「犯罪者にならない程度の正当防衛についてはきちんと調べてます。警察には知り合いもいますし」
「ストーカーを物理で撃退できると確信しているあなたたちもどうかと思うのだけど」
「普通に警察にお任せしておいたほうが良くないですか?」
私と上司は顔を見合わせて肩をすくめた。最近なんだか通じ合っている気がしている。
「通報はしましたし、巡回ルートにも入れてもらっているようなので対処はしてますよ。
それはいいんですけど、最近帰りが早くなったじゃないですか」
「そうだねぇ。上からのお達しでホワイトでクリーンな職場をというお題目が来たね。
代わりに朝早い出社とか、休日出勤にまみれてるけど」
毒をさらりと吐く上司。お子さんはもう大きく反抗期後と反抗期中と反抗期前らしい。それなりに大きいから休日に家族の外出もしないため、休日出勤が増加している。代わりに平日のお休みがあるがこれは奥さんとのデートに使うらしい。
「帰りが早いということはあの満員電車に詰め込まれるんですよ」
「ああ、そうだったね。今日もちょっと残業しようかな」
「心折れますよね。あれ」
「俺は順調に残業なんですけど」
「それは期待の新人だからだよ」
後輩よ。それは詭弁だぞと言わなくても白い目で上司を見ていた。独身で若いだけで使い潰してやろうという心持がこの会社にはある。離職しそうなものだけど、ボーナスで釣っている。基本給はそれほどでもないが年に一度三か月分とかくるとやはり頑張ろうと思うらしい。
サービス残業分じゃないかな。それ、とは思っても口にしてはいけない。
「で、満員電車が心配と会社まで迎えに行っていいかというお伺いが……」
「なにが問題なの?」
「がっつりガードしてくれるんですけどね」
皆さんなにが問題なの?と言いたげだ。
安心感の代わりに人としての尊厳が危ぶまれる。という説明はしがたい。今後の社会生活に影響しそうだ。
「夜ごはん食べて帰ろうかな」
まあ、それが昼過ぎの話だった。
そこからなぜか前取り写真の衣装合わせになるとは思ってもみなかったのである。
聞いてみたらたまたま空いていたらしいんだけど、本当かな?
軽食を食べてからそれほど混んでないと言われる経路で店までたどり着く。
あれよあれよという間に着替えさせられているのだから手際が良すぎる。移動中に着たいドレスの選定はしてあったにしてもである。
「藍里はどれもきれいだから困る」
「…………そぉ、ですかぁ」
ドレスというものは着慣れている。ただし前の体で。
しかし、それを褒められるというのは慣れていない。似合わないと元夫に言われたことはある。そのあと採寸しなおされ、オーダーで作ったドレスは袖を通すこともなかった。夜会用のドレスは普段着ではない。
……。
それはそれとして姉様のほっそりとした引き締まった体型にはタイトなドレスが似合い。ちょっと油断してぷにっとしたところもあるんですけど、許容範囲内。と思いますよ。多分。
私のほうは二択まで減らし、天使様の衣装に合わせて決めようというところで問題が起きた。
失念していたのだ。
天使様、大きくて、体格が良いのである。それ自体はとても良いが、一般的日本人離れしている。日本人でもないし、それも仕方ないけれど。
「申し訳ございませんが、取り寄せになります……」
ですよね……。
当の天使様が気まずそう。お店にあったジャケットで一番大きなサイズが入ったんだけど、きつそう。
いまさらながらお店のチョイスを間違えたような気がしてきた。そう言えばパンフレットの男性モデル。意外と細身だった。
もっと大きいのはあるにはあるけど、数点を各店舗で使いまわしているそうだ。そこまで大きい男性というのはやはり少ないらしい。
「日程もそれほど残ってないんですよね……。
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「それは良いですね。お待ちください」
天使様が同意する前に動かれた。まあ、この件に関しては為すがままであるのは間違いない。なんだかしょんぼりしたように上着を脱いでいた。
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そう悲し気に言われる。電車に普通の乗ろうとしてぶつかるらしい。額が痛いと嘆いていた。
私と乗るときはそうでもないのは無意識に下を向いているかららしい。
シャツは自前なので小さそうではない。パンツのほうは大きめサイズがそれなりに揃っているらしくきついまではいっていないらしい。ただし、足の長さが微妙に足りてない。
「工夫すればそれなりにとれそうですけど。
撮影の人と相談ですね。写真、送っておきます」
という口実で自分用にも確保する。
「お待たせしました」
ほどなく和装の用意を整えられ、天使さまが攫われていった。どういうことなの?と言いたげな天使様を見送る。おそらく、自分で着替えられると思っていた。着物は初心者向けではない。そのうえ、羽織袴は普通一人で着れない。
「…………ひどい」
戻ってきた天使様はそれはそれは良い出来栄えでした。憔悴したような表情でしたけどね。
「素敵です。結婚してください」
「するけどさ。
なにこのきつい服。拷問?」
「着崩れしないためには仕方ありません。私も着ますし、一緒に耐えましょう」
微妙な表情をされた。
私は無難な白無垢を選び、打ち掛けを羽織るくらいで衣装合わせを終えた。疲れたけれど、良い日だったと帰るところまでは良かった。
残念ながら帰りの電車で爆睡するという失態を犯したのだった。天使様の肩に寄りかかっていたらしい。しかも起こしても起きなかったから抱きかかえられて駅のホームの椅子で目覚めるという。
そのうえ、お詫びの珈琲も断られ速やかに帰宅することになった。
「また明日」
「じゃ、会社まで行くからね? 終わったら連絡して」
「あ、はい?」
……その問題は残ったままだった。
明日の私の理性はどこまで残っているだろうか。
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