俺魔王だけど、悪魔の執事に溺愛されてたくさんエッチなことされて美味いもんたらふく食わされてます

野良猫のらん

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第十四話 執事に襲われる!*

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「さて魔王様。今夜は色んなところを開発してしまいましょうね」

 抱いていた疑問は吹き飛んだ。
 セバスチャンが俺に向ける想いについて思考を巡らせている場合ではなくなった。

「な、なんでだよ!? イったんだからもう終わりだろ!?」

「無駄ですよ魔王様。私は名付けをされた身ですから、魔王様が本気で拒絶すれば私は指一本たりとも魔王様に触れることはできないはずなのです。それがこうして触れるということは……」

 セバスチャンははらりと俺の服を脱がせてしまうと、くにっと彼の指が俺の乳首を抓む。桃色の乳首が潰れ、刺激が走る。

「魔王様は嫌がっていないということです」
「ひゃあ……っ!」

 指の腹で乳首を捏ねられ、俺は高く悲鳴を上げた。

「おやいい反応ですね。私の知らぬ間にこちらも弄ってご自分を慰めていらっしゃったのですか?」
「そ、そんなこと、してない……っ」

 乳首なんか感じないんだからそんなとこで自慰なんかできない。
 なのに彼の指に捏ね繰り回されるとビリビリと刺激が走るのだった。

「これはいかがでしょう?」

 彼はほくそ笑むと、長い舌を出して乳首を舐め上げる。
 そして舌先で乳首を圧するのだった。

「ひゃあ……っ!? あン……っ!」

 指先でくにくにと抓られ、舌先で擽られる。
 その感触に自身はすっかり硬さを取り戻して再び先走り液を垂らしてしまっていた。

「えっちで可愛いですね魔王様は。淫乱さは魔族の美徳でございます」

 信者の敬虔さを讃える神父のような口調でセバスチャンは微笑む。

「あぁっ、えっちなんかじゃ……っ、ぁ、ちが……っ」

 否定しようとする傍から嬌声が漏れそうになる。
 乳首を彼に弄られるのが気持ち好くて感じてしまう。

「あぁンっ、だめぇ……っ! イキたい、のに……っ! イかせてぇ……っ!」

 自身は脈打って先走りを垂らしているのに、絶頂の達するための直接的な快感が足りない。そのことが切なくて腰を揺らめかせる。

「そのうち胸だけでイケるようになりましょうね。今日は可愛く素直におねだりできたのでご褒美です」

 ご褒美、と口にして彼は再び陰茎に手を添える。
 それだけで快感への期待に涎を垂らしてしまいそうになる。

「あぁ……ッ! あぁぁぁぁ……ッ!」

 そのまま激しく自身を扱き上げられる。
 それだけで頭の中が白くなっていく。

「だめぇ、イクっ! イクぅ……ッ!」

 にゅるん、と。
 湿った感触が自身を包み込む。彼が咥内に陰茎を納めたのだ。
 彼が茎を口蓋と舌で挟み込んで先端を圧する。

「あぁぁぁぁ……ッ!!!!」

 耐えられるワケもなく、彼の口の中にあっけなく発射してしまった。
 彼は嫣然と笑いながら喉仏を上下させた。口の中に出されたものをすべて嚥下してしまったのだ。

「はひゅう……」

 途方もない快感の連続に俺はすっかり放心してベッドに倒れ込んだ。

「今日はお疲れのようですから、一発だけにいたしましょうか?」

 衣擦れの音が響く。
 セバスチャンがスラックスを脱いでいるのだ。
 何故脱いでいるのだろう……?

稚児ややこをこさえましょうね、魔王様」

 ぼろん、と彼の真っ黒なソレが姿を現す。
 思わずごくりと唾を飲んだ。

「む、ムリムリムリっ! 今日はもう二回もイったじゃん!」

 俺が拒否すると、セバスチャンは本当に残念そうな顔をしてこう言う。

「おや。それなら今日はやめにいたしましょうか。残念ですね。今頃リュウはソラへの魔力補給のために腰を振っている最中ですよ」
「え……?」

 セバスチャンの言葉に思わず彼らがまぐわっている様を想像してしまう。

「彼らのことが羨ましくなったのではないのですか? 彼らと同じことがしたいと思ったのでは?」
「そ、それは……」

 口ごもったところで彼にはお見通しだ。
 俺の逡巡をじっくり味わうかのように彼は目を細める。

「ほら。もう少しで挿入ってしまうのですが……シたくないなら仕方ありませんね」

 つん、と黒槍の先端で彼は後ろの入口をつつく。
 セバスチャンのモノの形を覚えたそこはすっかり性器と化してしまったかのように口をぱくぱくとさせている。
 解さなくとも彼のモノを咥えられるであろうことが何故か分かった。

 セバスチャンとまぐわったのはたった一晩だけだったのに、その一晩で俺の身体はすっかり彼に造り変えられてしまっていた。
 そのことを今さらながらに理解した。

「シ……シたいっ! セバスチャンのおチンポがほしいっ、おチンポでめちゃくちゃにされたいよぉ……ッ!」

 彼を見上げ、潤んだ瞳でやぶれかぶれに叫んだ。

「────っ」

 まさかそこまで赤裸々な欲望を俺が口にするとは思わなかったのか、セバスチャンは目を丸くさせて本気で驚いている。
 一拍後、彼は満面の笑みを浮かべた。

「ああああ嬉しいですっ、魔王様……ッ! そこまで本気で求めていただけるなんてっ、感激です! ああ、今のすごくえっちで可愛かったですよ魔王様、お望み通り一晩かけてたっぷりめちゃくちゃにして差し上げますからね────」

 ずぷり。
 肉棒が一気に沈み込んだ。

「あぁ……ッ!」

 彼の質量でナカが埋め尽くされただけで悦びでいっぱいになる。
 セバスチャンの目には挿入した瞬間に俺の魂にパッと桃色の花弁が散ったように見えたに違いない。

 彼に手を伸ばし、その背中に手を回してぎゅっと抱き着く。
 抱擁した弾みにぐりっと奥まで剛直を捻じ込まれ、接合が深くなった。

「あぁッ、ぁ……っ、あぁ……ッ!」

 肉を打つ乾いた音が響くほどに激しくピストンされる。
 引いては奥まで一気に穿たれる。

「あ゛ッ、あぁ……ッ! イイ……ッ!!」

 甘い喘ぎ声をあげる余裕もない。
 全力で善がり、彼の背中に爪を立ててしまう。
 痛いだろうにセバスチャンは気にする様子もなく腰を打ち付け続ける。
 彼のオールバックが乱れ、一筋、二筋と白銀の毛が額に垂れ、それが宙に踊っている。

「あッ、あぁ……ッ! そこぉ、きもぢい……っ!」

 最奥を穿たれ、彼の背中を掻き毟るほど善がる。
 そこが急所だと気が付いたのか、彼は何度も何度もそこに剛直を打ち付ける。
 処理し切れないほどの快感の波に訳も分からず涙が溢れ出る。
 望み通り身体の内側まですべて彼に滅茶苦茶にされるかのようだ。

「あぁぁっ、イぐ、イぐぅ……ッ!!」

 どのくらいの間腰を打ち付けられ続け、絶叫を漏らしていたのか。
 永遠に近い間のようにも、一瞬のようにも思える。
 快感に晒され続けた身体が絶頂の予感を訴えていた。
 それに応えるように、一際激しく、彼は剛直を最奥へと捩じり込んだ。

「――――ッ!!!!」

 経験したことがないほどの、快感。

 つま先がピンと張り、背が反る。
 身体がおかしくなってしまったかのように内側の肉襞が勝手に収縮して彼のモノを引き絞っている。
 ビクビクと身体を震わせる俺の内側に彼が容赦なく精を放つのを感じた――――。

「ああ……愛しいですよ、魔王様」
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