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この気持ちをどう形容したらいいのか?
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真琴と一つになった次の日俺が方が先に目が覚めた。
「ん、水・・・・・・」
確か寝る前に枕の近くに置いたような気がして起き上がり探す。
「!・・・・・・っ痛ぅ」
セックス自体は一回しかしてないし俺もしっかり事後処理して貰ったがそれでも腰への負担は相当なものだったんだろう、動きが一瞬停止する。
「いや、喉乾いているんだ!」
改めて水の入ったペットボトルを探して見つける。メキメキと蓋を開けて、ゴクゴクと三分の一ほど飲み干し一息入れた。
「真琴とヤっちゃった・・・・・・」
急に照れ臭くなり真琴の方を見やる。
「ぐー・・・・・・」
若干イビキをかきながら真琴の目蓋は閉じたままで真琴の整った顔がそこにあり急に恥ずかしくなった。
「大好き」
俺はそう呟いて真琴の寝顔にキスを落とした。真琴はまだ起きなくて暫く眺めていた。
「あんまり見られると照れるんだけど?」
「え?」
急に真琴の目蓋より先に口が開いて喋り出すもんだからビックリして、思わず離れてしまう。
「い、いつから起きてたの?」
「水探している辺りかな?」
「ほぼ最初!?寝たふりするなよ~」
「ごめん、真白が何するか匂いで感じてた」
真琴は本当に目より鼻が良くて匂いで何しているかが分かるようだった。まぁ俺も音とかで大体分かるけど。鼻は真琴ほど良くないし。
「恥ずかしいって!」
「ごめん。腰大丈夫か?」
「う~ん、大丈夫だとは思うけど」
「まぁ、これは一概に真白が可愛いのも悪いんだし・・・・・・」
「こら!」
なんか俺のせいにしようとしてて軽く真琴の眉間を小突いた。
「ごめん。でも間違ったことは言ってないし。昨日の真白は本当に可愛か、った!ぶっ!」
「~~~~っ!」
恥ずかしくなって今度は枕投げました。昨日の自分は自分でも分からなくなるほど普段の自分じゃないのが分かった。今思い起こせば本当に恥ずかしい。
「真白!」
「なに?」
「朝にキス」
「え?んっ!んんーっ」
もう真琴が朝から盛り付いているんじゃないかと言うほど普段より甘えてくる。キスもどんどん深みを増して。
「ふっ、ぁ!んふ・・・・・・っ!」
放してと言う風に呼吸すら儘ならなくなり真琴の胸をトントンと叩く。
「可愛いな?」
「今は朝だよ!」
「ごめん」
「全く!」
付き合っているとはいえお互いの距離って大事にしたい。甘えたいけど甘々で来られるのは苦手だから。
「取り敢えず!朝ご飯にしよう!」
「そうだな!」
***
「ない・・・・・・」
真琴が冷蔵庫を開けてなにか落ち込んでいる。
「どうしたの?」
俺が歩み寄ると少し暗い顔をしている真琴。
「いや、あのな・・・・・・朝はベーコンエッグでも焼いてあげようかな?って思ったんだ」
「それで?」
「卵が一個足りない!」
「え?でも三個あれば十分じゃん?」
「ベーコンエッグの卵は二個づつだろ!」
なんだよその拘り(笑)
「大丈夫だよ?俺そんなに一杯食べれないから卵一個で?」
「ごめん、真白」
そう言うと体格の良い真琴が小さくなって見えてまるで落ち込んだ子犬に見えて。俺は笑いを堪えるのが本当に大変だった。
「大丈夫、気にしないで?昨日風呂入る前に米研いでいたのはベーコンエッグのためね?」
「ベーコンエッグは断然米派だから!」
「はいはい」
真琴はフライパンにベーコン八枚敷いて卵を一個割り落とし焼いていく。
「真琴ご飯盛りたいけどお茶碗ある?」
「俺ご飯どんぶりだから真白の分の茶碗は前に買ったよ。そっちの戸棚!」
「これか!」
この茶碗も真琴サイズで結構でかいな。
「そろそろ真白の焼けるから!」
「了解」
俺は炊飯器を開けて自分の分のご飯を盛る
「はい!真白の分な!先に食べてて?」
「え?良いの?」
「腹!減っているだろう?」
真琴が俺にそう言ってくる確かに昨日の晩運動したし。腹は減っているけど。
「い、いただきます」
「食べててな~」
半熟の目玉焼きに醤油をかけてベーコンとトロトロにして食べる。
「うまっ!」
そうこうしている内に真琴も来る。大盛りご飯と半熟でベーコンカリッで!美味そう!
あぁ・・・・・・この形。好きな人と傍に居て毎朝同じ後釜のご飯を食べて同じ時を共有する。何て幸せなんだろう。俺にはこの幸せの形をどう言葉に形容すれば良いのか分からない。
明日からまた仕事だ。でも体も重い。それでも明日真琴と同じ様に起きて同じ会社に向かうそれだけで幸せだった。
それにもう少しでGWも始まる。当初だと一緒にキャンプでも良いかって思ってたけどまた予定が変わるかももう真琴とは恋人同士なんだからせめてもう一回はエッチしたいし。
「真白?」
「なんでもない」
「そう言えばさ」
「ん?」
「キャンプ辞めて。温泉旅行にしようかGWさ!」
「良いけど」
「流石に地面に寝ながらセックスは真白痛いだろ?」
「バカ!」
「ん、水・・・・・・」
確か寝る前に枕の近くに置いたような気がして起き上がり探す。
「!・・・・・・っ痛ぅ」
セックス自体は一回しかしてないし俺もしっかり事後処理して貰ったがそれでも腰への負担は相当なものだったんだろう、動きが一瞬停止する。
「いや、喉乾いているんだ!」
改めて水の入ったペットボトルを探して見つける。メキメキと蓋を開けて、ゴクゴクと三分の一ほど飲み干し一息入れた。
「真琴とヤっちゃった・・・・・・」
急に照れ臭くなり真琴の方を見やる。
「ぐー・・・・・・」
若干イビキをかきながら真琴の目蓋は閉じたままで真琴の整った顔がそこにあり急に恥ずかしくなった。
「大好き」
俺はそう呟いて真琴の寝顔にキスを落とした。真琴はまだ起きなくて暫く眺めていた。
「あんまり見られると照れるんだけど?」
「え?」
急に真琴の目蓋より先に口が開いて喋り出すもんだからビックリして、思わず離れてしまう。
「い、いつから起きてたの?」
「水探している辺りかな?」
「ほぼ最初!?寝たふりするなよ~」
「ごめん、真白が何するか匂いで感じてた」
真琴は本当に目より鼻が良くて匂いで何しているかが分かるようだった。まぁ俺も音とかで大体分かるけど。鼻は真琴ほど良くないし。
「恥ずかしいって!」
「ごめん。腰大丈夫か?」
「う~ん、大丈夫だとは思うけど」
「まぁ、これは一概に真白が可愛いのも悪いんだし・・・・・・」
「こら!」
なんか俺のせいにしようとしてて軽く真琴の眉間を小突いた。
「ごめん。でも間違ったことは言ってないし。昨日の真白は本当に可愛か、った!ぶっ!」
「~~~~っ!」
恥ずかしくなって今度は枕投げました。昨日の自分は自分でも分からなくなるほど普段の自分じゃないのが分かった。今思い起こせば本当に恥ずかしい。
「真白!」
「なに?」
「朝にキス」
「え?んっ!んんーっ」
もう真琴が朝から盛り付いているんじゃないかと言うほど普段より甘えてくる。キスもどんどん深みを増して。
「ふっ、ぁ!んふ・・・・・・っ!」
放してと言う風に呼吸すら儘ならなくなり真琴の胸をトントンと叩く。
「可愛いな?」
「今は朝だよ!」
「ごめん」
「全く!」
付き合っているとはいえお互いの距離って大事にしたい。甘えたいけど甘々で来られるのは苦手だから。
「取り敢えず!朝ご飯にしよう!」
「そうだな!」
***
「ない・・・・・・」
真琴が冷蔵庫を開けてなにか落ち込んでいる。
「どうしたの?」
俺が歩み寄ると少し暗い顔をしている真琴。
「いや、あのな・・・・・・朝はベーコンエッグでも焼いてあげようかな?って思ったんだ」
「それで?」
「卵が一個足りない!」
「え?でも三個あれば十分じゃん?」
「ベーコンエッグの卵は二個づつだろ!」
なんだよその拘り(笑)
「大丈夫だよ?俺そんなに一杯食べれないから卵一個で?」
「ごめん、真白」
そう言うと体格の良い真琴が小さくなって見えてまるで落ち込んだ子犬に見えて。俺は笑いを堪えるのが本当に大変だった。
「大丈夫、気にしないで?昨日風呂入る前に米研いでいたのはベーコンエッグのためね?」
「ベーコンエッグは断然米派だから!」
「はいはい」
真琴はフライパンにベーコン八枚敷いて卵を一個割り落とし焼いていく。
「真琴ご飯盛りたいけどお茶碗ある?」
「俺ご飯どんぶりだから真白の分の茶碗は前に買ったよ。そっちの戸棚!」
「これか!」
この茶碗も真琴サイズで結構でかいな。
「そろそろ真白の焼けるから!」
「了解」
俺は炊飯器を開けて自分の分のご飯を盛る
「はい!真白の分な!先に食べてて?」
「え?良いの?」
「腹!減っているだろう?」
真琴が俺にそう言ってくる確かに昨日の晩運動したし。腹は減っているけど。
「い、いただきます」
「食べててな~」
半熟の目玉焼きに醤油をかけてベーコンとトロトロにして食べる。
「うまっ!」
そうこうしている内に真琴も来る。大盛りご飯と半熟でベーコンカリッで!美味そう!
あぁ・・・・・・この形。好きな人と傍に居て毎朝同じ後釜のご飯を食べて同じ時を共有する。何て幸せなんだろう。俺にはこの幸せの形をどう言葉に形容すれば良いのか分からない。
明日からまた仕事だ。でも体も重い。それでも明日真琴と同じ様に起きて同じ会社に向かうそれだけで幸せだった。
それにもう少しでGWも始まる。当初だと一緒にキャンプでも良いかって思ってたけどまた予定が変わるかももう真琴とは恋人同士なんだからせめてもう一回はエッチしたいし。
「真白?」
「なんでもない」
「そう言えばさ」
「ん?」
「キャンプ辞めて。温泉旅行にしようかGWさ!」
「良いけど」
「流石に地面に寝ながらセックスは真白痛いだろ?」
「バカ!」
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